今ではコンビニで普通に買える「ビニール傘」。特に外出先で急な雨に見舞われたときには重宝します。お値段もそれほど高くないので、なくしてもそれほどショックが大きくないのもありがたいことです。一方で、耐久性にそれほど期待できないのは致し方ないところでしょうが、台風や台風並みの大雨の翌日、ゴミ捨て場にビニール傘が死屍(しし)累々と積み上がっている姿を見るとちょっと悲しくなります。そこで、こんなモノを購入してみました。
「+TIC(プラスチック)」というユニークな商品名のビニール傘です。ビシッと真っすぐストレートなデザインもステキです
筆者が購入したのは、株式会社サエラの「+TIC」というオールプラスチック製の傘。金属を一切採用していないのでサビることなく末永く使えるのが特長です。でも、「壊れたらいっしょじゃないの?」というご質問は当然。サビないだけでなく、プラスチック製ならではの柔軟性を生かした壊れにくい構造になっています。さらに、もし傘生地が破れてしまっても、張り替えが可能。これなら末永く使うことができそうです。
重量は350g。実際に持ってみると「軽い」と感じます
骨から柄の部分まですべてプラスチックでできています
強風時に傘がこんなことになると、すぐに壊れてしまいますが、「+TIC」なら大丈夫そう
傘が風で飛ばされると先端の石突き部分は危険この上ないですが、「+TIC」では先端を平べったく加工してあります
取っ手部分は一般的なJ型ではなく直線型。ストラップを手首にかけてしっかり持てるように工夫されています
柄は色違いの「カラーライン」が5種類と、模様の入った「グラフィックライン」が5種類の全部で10種類。筆者は「グラフィックライン」の「グラフチェック」を選択
コンビニで販売されているビニール傘と比べると高価ですが、耐久性とデザインの両面で満足できる製品を開発するまで10年の歳月を費やしたとのこと。その努力とご苦労には頭が下がります。当分は「+TIC」を使おうと心に決めた筆者でした。なお、原稿執筆段階ではまだ交換用の傘生地は販売されておりませんでした。傘生地を交換することで気分を変えて傘を差せそうだし、これはこれで楽しそうです。今少し待つことにいたしましょう。