スマホでも、スローシャッターを使って噴水や滝を幻想的に撮影したいって人は多いんじゃないでしょうか。いわゆる白糸のような水の流れを表現でき、カッコいい写真になりますよね。
撮影する方法は、単純にシャッター速度を落として撮ればよいのですが、シャッター速度を落として撮影をすると露出オーバーになって、写真全体が白く飛んでしまうこともあります。その状態を回避してくれるのが「NDフィルター」です。
パッケージです
中にはクリップとフィルター、収納用の袋が入っていました
クリップにフィルターを装着してみました
まあ、単純にいえば暗いフィルターをかますことで、光量を抑えられるってシロモノです。
一眼レフやミラーレスなど、レンズ交換式カメラには、至極当たり前のフィルターとなっていますが、スマホ専用のフィルターもあるので、実際に使ってみました。
こんな感じでスマホに装着します
まずは、スマホでスローシャッター撮影できるようにするには、専用のアプリをダウンロードする必要があります。「Camera FV-5 Lite」や「夜撮カメラ」などが有名です。
これらのアプリを使い、スローシャッターやバルブ撮影のモードを使って、シャッター速度を遅めにして撮影をします。もしアプリを使用せずに、スマホに最初から搭載しているカメラで撮影をすると、シャッター速度が高くなって、水の粒まで止まって見えるような写真になってしまいます。これはこれでいい写真なんですが、例の“流れている感じ”の写真を撮ることはできないわけです。
そして、スローシャッターで撮影すると、今度は白飛びしてしまうことがあるので、NDフィルターを使い、光量を抑えます。
NDフィルターはクリップに装着したうえで、スマホに挟み込むだけでオッケーです。ただ、シャッター速度が低くなるので、手持ちだと確実に手ブレしますので、三脚が必要となります。
フィルターなし。水滴が見えますし、空はかなり白飛びしています
フィルターあり。水の残像感がキレイに再現されています。木漏れ日もキツくないです
フィルターなし。水しぶきがわかります
フィルターあり。フィルターなしに比べて水が柔らかく表現されています
ということで、噴水のある公園で撮影してみました。スマホ用でリーズナブルな価格のフィルターだったので、まあ、効果はそれなりかなと思っていましたが、結構、効果がありました。
これならスマホで長めのシャッター速度で撮影するのもありかもですね。