日本の伝統と先端技術がまさかの融合

水を包める!? “超撥水”を実現した最新風呂敷の実力がすごすぎる

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物を包んで持ち運ぶときに使う風呂敷(ふろしき)。物を包む布としては、古くは正倉院宝物に衣装包みとして用いられたものが残っているそうです。風呂敷は、いろんなものを包めて、時にはショールやテーブルクロスとしても活躍、何度も使えて、しかも軽くてかさばらない。なのに、世間ではあんまり使われていない。こんなステキなものが使われないなんて、もったいない。そこで今回は、筆者が“これだ!”と思うステキな風呂敷をみなさんにご紹介しましょう。

それがこちら。その実力は相当なものですぞ

それがこちら。その実力は相当なものですぞ

いろんなものを風呂敷でオシャレに包もう

ご紹介するのは、朝倉染布株式会社から販売されている「超撥水風呂敷 ながれ」。柄はもちろんですが、生地や大きさなど非常に豊富なバリエーションが用意されています。筆者が購入した柄は、古くからある「市松模様」。赤がアクセントになっているためかモダンな印象を受けます。また、生地は“平織”と呼ばれるもので、ブラウスにも使われる肌触りのいいポリエステルを使用した、「ながれ」の定番タイプです。
ほいかにも、なめらかで光沢のある“サテン”、糸によりを加えしぼを作り、和のスタイルによく合う“ちりめん”、凸凹感のある梨地(梨の皮のようなぶつぶつがあることから)の“アムンゼン”、少し凸凹がある“クレープ”といった生地が用意されています(素材はいずれもポリエステルです)。

筆者が購入したサイズは96×96cm。“平織”ではほかにも70×70cm、105×105cmがあります

筆者が購入したサイズは96×96cm。“平織”ではほかにも70×70cm、105×105cmがあります

この箱を包んでみましょう(実測で22×14×5cm)。まずは「平包み」という包み方。結び目がなく最もシンプルな包み方ですが、実は一番格の高い包み方です

こちらは、真結びすることで中身をしっかりと安定させる「お使い包み」

こちらは、真結びすることで中身をしっかりと安定させる「お使い包み」

風呂敷は日本酒やワインなどの瓶を包むのにも適しています。ワインと風呂敷なんてオシャレですよね。これは「瓶包み」

大きけりゃいいってもんじゃない! ことがわかりました…

ここまで使ってみてわかったのは、96×96cmは結構大きな箱や一升瓶が包めます。「大は小を兼ねる」と思っていたのですが、大きな風呂敷で小さなものをキレイに包むのは筆者にはかなり難易度が上がりました。ワインや小さめのものを包む機会が多そうな場合は70×70cmのほうがよさそうで、要は「適材適所」。大きさの違う風呂敷を何枚か用意しておくのがベストです。
なお、風呂敷は結び方を工夫すれば、物を包むだけでなく、バッグとしても使えます。取扱説明書にはいろんな結び方が紹介されているので、いろんな場面で風呂敷を使ってみましょう!!

水もはじきまくる“超撥水”

さて、ざっと風呂敷の紹介が終わりましたが、ここまでならどの風呂敷でも同じ。もちろん、あえて「ながれ」を選んだのは理由があります。それは、「ながれ」の生地に施された撥水(はっすい)加工『dewelry(デュエリー)』。元々は赤ちゃんのオムツカバーに使われていた技術を発展させたものですが、今では、世界トップスイマーの水着にも利用されている技術です。「ながれ」では、その高い撥水性で“超撥水”(水滴が面に対しておおよそ150度を超える接触角で接する現象)を実現しております。「ながれ」の上に落ちた水滴は、まるで水玉のように生地の上を転がります。さらに、洗濯耐久性も高いので、長期間“超撥水”の効果が持続します。

試しに水をこぼしてみましょう。水滴が水玉となって生地の表面をコロコロと転がります。もちろん、軽く振るだけで水滴はあっという間になくなります

不意の雨でも頭からちょっとかぶるだけで雨よけになります。自宅のシャワーで試してみましたが、「ながれ」の中ならぬれることはありません。これはスゴイ!!

なんと水を包める!?

超撥水でも十分にすごいのですが、「ながれ」はなんと水を包んで運べるのです(最も水が運べるのは“平織”、“サテン”と“アムンゼン”は運べる量が少なくなり、“ちりめん”では運べません)。日常的に水を運ぶなんてことはないかもしれませんが、工夫次第で風呂敷をアウトドアでオシャレに使うなんてことができそうですね。一方で、災害時には緊急のバケツとして使うことも考えられます。

水を運ぶのに便利な結び方はこちらの「ハンドバッグ(バケツ)」。筆者が購入したサイズのものならだいたい10Lの水を包めます

生地はあくまで水をはじくだけで防水機能はありません。そのため、ギュッと絞って圧力をかければ生地を通して水滴が染み出してきます。むかし、ガーゼを使って同じようなことをやった経験はありませんか?

木などにつるして頭の上でやれば簡易シャワーになりそうですね♪ もちろん、これで超撥水効果が落ちるなんてことはないのでご安心を

筆者も風呂敷を使うのはずいぶん久しぶりです。改めて使ってみると、風呂敷のすばらしさを実感できます。先人の知恵と工夫が詰まった日本の伝統に、最新技術が加わった「ながれ」。久しぶりに着物を着て出かけることにした筆者でした。

わたる

わたる

主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。

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2017.12.12 更新
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