お店でお酒を飲むのは気が引ける(地域によってはできない)昨今。でもこれから暖かくなってくるし、家飲みでもおいしいビールが飲みたいという人も多いですよね。
缶ビールでもいいけど、やっぱり生ビールが恋しくなることも
そんなときは、お店の生ビールを自宅に持ち帰って飲むのはどうでしょうか? もちろん、ジョッキに入れてもらった生ビールを持ち帰るわけじゃありません。ぬるくなるし、炭酸も抜けちゃうだろうし。
ちゃんと、生ビールを持ち運ぶ専用のグッズがあるんです。
「STANLEY クラシック真空グロウラー 1L」
見た感じ、ちょっとゴツイ魔法瓶といった感じですが……。普通の魔法瓶は、飲み物を保冷することはできても、容器が破裂する可能性があるなどの理由から炭酸飲料を入れるのはNG。
その点、グロウラーはビールや炭酸飲料にも対応しています。
フタがガッチリと厳重に閉じられているのがポイント!
さて、ビールを買いに行きましょう!
この「グロウラー」という容器でビールをテイクアウトするのは、欧米では割と一般的な販売方法なんだとか。近ごろは日本でも、クラフトビールのブルワリーやビアバーなどで、お客さんの持ち込んだ容器やお店の専用容器などにビールを入れて売ってくれる「ビールの量り売り」という形態が流行しつつあるんです。
お店に行ってビールを選んだら、あとは入れてもらうだけ!
※ネットで「量り売りをしている」と情報が出ている店でも、時期によって販売を終了・休止しているケースがあります。事前にお店へ確認してから行くのがおすすめです。
「量り売り」ではあるものの、炭酸が抜けないようにするためには容器ギリギリまで入れる必要があるため、基本的に容器の容量分のビールをまとめて買う必要があります。
それじゃ家に持って帰って酒盛りだ!
ということで家に着きましたが、すぐに飲めるわけじゃないんです
持ち運び時の揺れなどで炭酸が安定していない状態なので、炭酸が落ち着くまで30分〜1時間程度放置してから飲んだほうがいいようです。
……ということで30分後。
持ち帰りに約1時間、それから30分放置と、合計1時間30分たっているわけですが、温度&炭酸の状態はどうなってるんでしょうか?
温度は7℃
そして炭酸は……
お店で飲むときのようなモリモリの泡!
うん、ウマ〜イ!
カッキンカッキンの冷たさとまではいきませんが、温度も炭酸もお店で飲むのと遜色ないクオリティ! このレベルで生ビールを飲めるのならば、わざわざ持ち運ぶ価値アリです。
口が大きく開いているので洗い物も簡単。タンブラー用のスポンジなどを使うと便利そうです
お店から持ち帰ってすぐに飲む場合、温度も炭酸もキープできていることがわかりましたが、このキープ力はどのくらいの時間持続するもんなんでしょうか?
炭酸水で試してみました。
冷蔵庫から出したばかりの炭酸水は5℃
グロウラーに注ぎます
フタぎりぎりまで……
このとき、炭酸が抜けないように容器を傾けてそーっと注ぐのがポイントです。
さて、ここから12時間放置してみました。
温度は……12.2℃
保冷力はまあまあという感じでしょうか。ギリギリ「冷たい」の範囲内に入る程度の温度はキープしています。
炭酸は……シュワシュワーッ!
これなら、「量り売りビール」を持ち帰って飲むときでも、半日くらいならなんとかなりそうな性能でした。
ただし、中身が減るとドンドン炭酸が抜けていってしまうので、「半分飲んで残りはあとで……」みたいな使い方はおすすめできません。買って帰ったら一気に全部飲もう!? ちなみにボクの持っている1Lサイズのほか、1.9Lサイズのグロウラーもありますよ。
今はお店でワイワイ飲み会を開くことはできませんが、自宅でおいしいクラフトビールをぼっち飲みするというのもオツじゃないでしょうか?(もちろんオンライン飲み会でも!)
なんなら、コロナ後の世界ではビールの量り売りがメジャーになっているかもしれません!