レビュー

高コスパで人気! GOKUMIN「プレミアムスプリングマットレス」長期使用レビュー!

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睡眠の質を改善するために寝具を買い替える人が増えているが、買い替えで最も効果を期待できる製品がマットレスだろう。ここ数年さまざまな素材や構造の製品が発売されている中で、本格的な寝心地を求めるなら、複層構造で機能性の高いコイルマットレスを検討したい。

そこで今回は、コストパフォーマンスの高さで人気の国内ブランド「GOKUMIN」より、ベストセラーモデルの「プレミアムスプリングマットレス」に注目。製品の注目点や3か月間使用してみてわかった寝心地などをレポートする。

格安なのにブランド製品に見劣りしないスペック

ポケットコイルマットレスとは、複数のコイルスプリングを不織布の袋に入れて敷き詰めたものを、ウレタンフォームなどで挟むことで、体圧分散性を高めたマットレスのこと。1つひとつの独立したコイルが重さを支えるので、体にかかる圧力が特定の部位に集中しにくいのがメリットだ。

一般的にコイルスプリングを多く用いた製品のほうが体圧分散性を高められるが、素材や製造コストが高くつくため、購入時はある程度の予算を覚悟する必要がある。海外のブランド製品だとシングルサイズで7万円以上することが一般的なので、将来的に引っ越す可能性のある人にとっては、手軽に購入できないことも確かだ。

インターネット専売品なら低価格でもポケットコイルの数が多い製品はあるが、ポケットコイル上下のクッションが薄いと、寝心地が悪くなることがある。要は構造的なバランスが重要だ。そうなると、事前に寝心地が確かめられないインターネット専売品の場合、スペックが大きな目安となってくる。

「GOKUMIN」の「プレミアムスプリングマットレス」は、まずスペックの高さが目を引く。シングルサイズで約496個のポケットコイルに、高密度でへたりにくい高反発ウレタンフォームを組み合わせており、ブランド製品のエントリーモデルとそん色ない。ところが、価格はシングルサイズで20,998円(公式サイト、税込)と、ブランド製品の3分の1以下だから驚きだ。

「プレミアムスプリングマットレス」の主要スペック
【厚さ】約20cm
【コイル】並行配列のポケットコイル約496個(シングルサイズ)
【構造】コイル(線径約2mm+約2.2mm)+高反発ウレタンフォーム(密度32D/硬さ180N)
【通気加工】側面3Dメッシュ
【その他】抗菌・防臭・低ホルムアルムデヒド仕様

「プレミアムスプリングマットレス」のサイズ展開は、スリム/シングル/セミダブル/ダブル/クイーンと幅広い。カラーは、ブラックとホワイトの2色から選べる

「プレミアムスプリングマットレス」のサイズ展開は、スリム幅80cm(セミシングル)/シングル/セミダブル/ダブル/クイーンと幅広い。カラーは、ブラックとホワイトの2色から選べる

「プレミアムスプリングマットレス」は細部の作りもしっかりしている。マットレスの外周部のコイル径を約2.2mmとし、その内側のコイル径を約2mmとする「エッジサポート」加工により、マットレスの型崩れを防ぎ、側面は3Dメッシュで通気性も高めている。

お茶が入ったコップをコイル径約2mmのマットレス内周部に置き、コイル径約2.2mmのマットレス外周部分を押し込んでみた。外周部の沈み込みに対して、コップを置いた内周部はほぼフラットなままなので、経年劣化によるマットレスの型崩れがしにくいと思われる

お茶が入ったコップをコイル径約2mmのマットレス内周部に置き、コイル径約2.2mmのマットレス外周部分を押し込んでみた。外周部の沈み込みに対して、コップを置いた内周部はほぼフラットなままなので、経年劣化によるマットレスの型崩れがしにくいと思われる

筆者は約8年前に当時7万円程度だったブランド製品のマットレスを使用している。スペックは、厚さが約21cm、ポケットコイルの数は非公表、コイルの線径が約1.9mmだ。元々やわらかめのクッションだったこともありすでにへたっており、横になると腰のあたりが沈み込んで朝起きたときに重だるさを感じていた。高価なマットレスでも、いずれはへたってしまうので、「プレミアムスプリングマットレス」のような高コスパなマットレスを定期的に買い替えるのは合理的だろう。

高反発で寝返りが打ちやすいから疲れにくい

では、肝心の寝心地はどうだろうか? 筆者が3か月間、実際に寝てみた感想は、「疲れにくいマットレス」ということだ。クッションは硬めだが、2週間も寝ていると、やわらかめのクッションが好きな筆者でも慣れてきた。ややコイルの感触はあるものの、体圧分散性は高く、体の凹凸に合わせて自然にフィットする。特に気に入ったのは弾力の高さで、スムーズに寝返りが打てて、ベッドの上で姿勢を変えやすい。

人は、直立状態では首と腰の2か所にゆるやかなS字カーブを維持できると体への負担がかかりにくいが、仰向け寝の場合は、直立状態からそのまま横に倒れた姿勢を維持できると体への負担が少ない。また横向き寝の場合は、マットレスと背骨が平行に一直線になると負担が少なくなる。

睡眠中に寝返りを打ちながらも、マットレスがこうした姿勢をサポートしてくれると、肩や腰など重さが集中しやすい部分への負担が軽減する効果も期待できる。実際、上述の8年間使用してへたったブランド製品のマットレスで寝るより、「プレミアムスプリングマットレス」で寝たほうが、朝起きたときの肩や腰のだるさが軽く、スッキリと目覚められた。

仰向けに寝たところ。硬めの寝心地でコイルの感触も多少はあったが、体圧分散性は高く、マットレスが体の凹凸にフィットしているのが体感できた

仰向けに寝たところ。硬めの寝心地でコイルの感触も多少はあったが、体圧分散性は高く、マットレスが体の凹凸にフィットしているのが体感できた

マットレスの弾力が高く、寝返りが打ちやすいのも大きな特徴。この価格帯ではかなり寝返りの打ちやすい製品だと感じた

マットレスの弾力が高く、寝返りが打ちやすいのも大きな特徴。この価格帯ではかなり寝返りの打ちやすい製品だと感じた

通気性が高く衛生的だから扱いやすい

毎日心地よく眠るためにも、マットレスを長持ちさせるためにも、通気性はしっかりとチェックしておきたい。この点についても「プレミアムスプリングマットレス」はすぐれている。マットレス内部のポケットコイルが並行配列になっているのに加え、側面部分全体にメッシュ加工が用いられているため、効率的に湿気を放出してくれて不快な蒸れを感じにくい。前述のブランド製のマットレスと比べても、明らかに「プレミアムスプリングマットレス」の通気性が高く、さらりとした肌触りが得られた。

側面部分全体にメッシュ加工が施されており、通気性が高い。写真はあえて側面部の一部を写したが、1つひとつの通気孔が大きいのがわかる

側面部分全体にメッシュ加工が施されており、通気性が高い。写真はあえて側面部の一部を写したが、1つひとつの通気孔が大きいのがわかる

表地には抗菌・防臭加工が施されており、衛生的な状態を維持しやすい。ポケットコイルマットレスは重量がありメンテナンスがしにくいため、こうした加工の有無で製品の扱いやすさが大きく異なってくる

表地には抗菌・防臭加工が施されており、衛生的な状態を維持しやすい。ポケットコイルマットレスは重量がありメンテナンスがしにくいため、こうした加工の有無で製品の扱いやすさが大きく異なってくる

【まとめ】信頼できる高コスパマットレス

「GUKUMIN」ブランドは、マットレス以外にも枕などさまざまなラインアップを展開しているが、ほとんどがブランド製品のエントリーモデルに照準を定めたかのように、スペックが高い。しかも、価格はブランド製品以下のものばかり。今までブランド製品のマットレスばかり比較して選んできた筆者としては、「こういうのを待っていた」と、感慨深ささえある。

特にマットレスは、5年以上使うとへたりが気になることが多く、引っ越しのたびに廃棄するか迷うことがあった。将来的に引っ越す可能性がある人の場合、「GOKUMIN」ブランドの製品のように、買い替えやすい手ごろな価格設定は大いに歓迎されるはずだ。

「プレミアムスプリングマットレス」を実際に使用して、体圧分散性や通気性、耐久性など、あらゆる面で信頼性が高い製品であることがわかった。薄めのマットレスから買い替えて寝心地をグレードアップしたい人や、へたり始めたマットレスから乗り換えたい人、引っ越しにともなってマットレスを買い替えたいという人にとって、「プレミアムスプリングマットレス」はピッタリな製品だろう。

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2024/11/11 18:05
宮澤保生(編集部)
Writer / Editor
宮澤保生(編集部)
学生時代から価格.comのヘビーユーザーで、外資系金融機関、出版社、新聞社を経て念願のカカクコムへ。趣味はドライブ、JAZZ鑑賞、映画鑑賞。ユーザー目線に立った記事の作成を心掛けています。
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