「かんじき」はご存知ですか? 筆者が小学生の頃、社会の授業で「靴やわらじなどの下に取り付ける道具で、雪道などを歩く時に使うもの」と教わった記憶があります。『かんじきを付けて、雪の上を歩いたらどんな感じなんだろうか・・・』と思いをめぐらしていた子供の頃の筆者、この素朴な疑問が40年以上の時を経てようやく解消されることになりました。
筆者が住む東京でも時たま雪が降り積もることがあります。そのため、以前から備えていたのがすべり止め用の「携帯スパイク」、いわゆる「かんじき」です。靴の上から装着するだけなので、簡単に使えて、雪が降ればいつでも「かんじき」として活躍します。
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裏面に10本の金属製のスパイクが埋め込まれており、雪道でもさくさくと歩けそうです |
「携帯スパイク」本体はゴム製で、スニーカーやビジネスシューズなどなら簡単に着脱ができます。ただし、スリッパやハイヒールなど、特殊な形状の靴ではうまく取り付けることができません。
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つま先とかかとにゴムを引っ掛けるだけでOKです |
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たまたまですが、筆者のスニーカーでは、取り付けてもあまり目立ちませんでした |
気になる使い心地ですが、雪の上では、スパイクががっちり食い込んで、安心して歩けました。いままで、雪道はおっかなびっくりで歩いていましたが、そんな必要もなく普通に歩き進めます。過信は禁物ですが、これなら雪が積もっても安心して出かけられそうです。なお、「携帯スパイク」を取り付けた状態でタイルや石の床を歩くと、カチカチと大きな音がするだけでなく、逆に歩きにくくなるのでご注意ください。
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気持ちよく雪道を歩けました。個人的には、長年気になっていた“かんじき”も体験でき大満足でした |