最近、筆者の母親が、ひざの痛みで歩きにくくなってしまいました。今までが人の3倍くらい元気な人だっただけに、さっさと歩けないのがなんだかもどかしそう。「寄る年波には勝てないね」なんて言いながらも、自分の親が老いていくのはちょっと悲しいものがあります。そんな時にこの商品を見つけたので、さっそくプレゼントしてみました。
こちらのウォーキングシューズ、2006年発売開始以来、シリーズ累計販売数は、なんと80万足。なぜこんなに売れているのか、その秘密は、シューズのソールのかかと部分にありました。
実はこの商品、2年半の時間をかけて約260名の検証・臨床試験を行い、整形外科病院、大学とアサヒ社にて共同研究開発された、世界初のSHM®機能を備えた靴なのです。
世界初とはいっても、SHM®機能ってなんじゃ? って思いますよね、筆者もそうでした。ご説明しましょう。正常な歩行では、かかとが地面に着く時、自然とひざ下が外側に回旋して、ひざ関節へダイレクトに衝撃がいかないように働いています。ところが、この働きがうまくいかなかったり、衝撃の方が大きすぎたりするとひざが痛くなってしまうのです。
そこで、ひざの外旋運動を補助し、衝撃を和らげる役目をするパーツをかかとに埋め込んだ…という訳。それが、スクリュー構造のSHM®機能なのです。
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オレンジの部分がSHM®機能。なぜスクリューなのかは続きを読んでください |
この機能には2つの役割があります。
まず1つは、踵部に設置されたスクリュー構造が、着地時の体重圧でたわみ、踏み込んでいくと、かかとを中心につま先がやや外へと回旋します。これでひざ関節の動きをコントロールし、安定感のある、ひざにやさしい歩き方へ導いてくれるということ。
そして2つめは、ひざへの大きな負担となる着地時のかかとの衝撃が直接ひざへ伝わらぬよう、踵の着地時の衝撃をゴムの弾力で吸収。ここまでは今までも普通にエアソールなどでありましたが、さらに、新しいのが、その衝撃をスクリューの回転力で分散するということ。スクリューですよ、スクリュー。単にクッション性のいい靴というだけではないのです。
筆者の母も履いたその日から「歩いていないみたいにひざが軽い!」とビックリしていました。それ以来、たくさん歩く外出時には、このシューズじゃなきゃ出かけられない! というくらい愛用しています。
ちなみに、アサヒメディカルウォークを履いて歩くと、人間が持つ本来の膝の動きを実現することができ、今まで眠っていた太ももの筋肉を目覚めさせ、鍛えることも可能だとか。(個人差はあります)
すでにひざが痛い人なら、履いてすぐによさを実感できる靴ですが、もちろんひざへの不安がまだない方でも、着地した時の「あれ!?」という不思議な感覚はぜひ味わってほしいもの。
この春はひざ関節を守って、正しいウォーキングを始めてみませんか?
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ファスナー開閉で足入れもラクラク♪ |
(回遊舎/番場由紀江)