ランニングやウォーキング、サイクリングなどのアウトドアシーンというのは、手ぶらでアクティブに活動したいもの。とはいえ、家のカギや携帯電話、お財布といった最低限の小物は持って出掛けたかったりもするものです。
ランニングが趣味の筆者は、以前は腕に巻き付けるアームバンド型のポーチを使用していました。ところが、ランニングの場合は身体が揺れるので、ポーチがだんだんと下がってしまうことがありました。それが少々気になり始めて以来、使用を止めてしまい、以降はまたポケットに小物を入れて走るスタイルに戻っていました。
ところがある日ランニングしていたところ、なんとカギを紛失するという非常事態に。後から走った場所を何往復もして探しましたが、結局カギは見つからず、警備会社を呼んで預けていたスペアキーを持って来てもらい、なんとか事なきを得ましたが、それにしてもコリゴリな思いでした。それからポケットにカギを入れるのが怖くなり、その後は屋外でのランニングはしばらく休止に。
しかし秋になって気候がよくなるにつれて、またランニングを再開したい気分に。そこで「前回の失敗はもう二度と繰り返すまい!」と、再開に向け、またまた“いいモノ”探しを開始。そして購入してみたのがこちらのアイテム。
幅はどちらも約2.5cmの同じ幅で、ポーチ部分の長さがBASICが約17cm、LARGEが22.5cmで1.5倍の容量。これ以外にベルトの長さが短い幼児向けのKIDSサイズがあります。
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ベルトは左右ともに調整ができ、カチッとはめるタイプ |
「SPIBELT」という名前が付いているので、てっきり“諜報員”を意味する“スパイ”が由来なのかと思っていましたが、スペルは“SPY”ではなく“SPI”です。しかし、見た目もまるでスパイアイテムのようで、わずか4cmほどの幅のベルト状。真ん中にファスナーがあり、その中に物が入れられる仕組みです。
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こんなに小さくて本当に入るのだろうか……? |
とはいうものの、カギぐらいならわかるけど、こんな細いベルトにいったい何が入るのか? と半信半疑でファスナーを開けて、とりあえずスマートフォンを詰め込んでみました。すると、なんとなんと、スマートフォンの幅にまで布が伸び、ポーチの部分が拡大。まったく問題なく収まってしまいました。
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まずはスマホを入れてみましたが、難なく入りました |
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そこに2つ折りタイプのガラケーも追加 |
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アレ、問題なさそうです…… |
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もちろんかさは増しますが、ファスナーも無理せず無事締まりました |
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お次はLARGEサイズ。指でちょっと広げてみました |
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公式サイトには、500mlペットボトルも入ると書いてありましたが、長さからいっても、いくらなんでも無理でしょう…… |
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アレ、入っちゃった!! |
ペットボトルの高さはポシェットの口より長いのですが、伸縮性のある生地を使用しているので、口さえ入ればかなり伸びて割とスンナリ入ります。あとはこれをベルトの要領で腰に巻き付けるだけ。
ここまでの説明だと、伸びる生地を使っただけのウェストポーチといった印象を持たれるかもしれませんが、実際に着用してみるとその違いを実感します。
まずはなんといっても身体へのフィット感です。中に詰めたものに応じて伸縮するポーチ部分は、もちろん身に着けても身体の凹凸に合わせてなじみます。そのため、走ったりしても上下に無用に動くことなく、軽快に動くことができます。また、中に入れたものに応じて、ポーチの大きさや形状が変わるため、ポーチの中にムダなすき間ができにくく、中で物がゴソゴソと動かないのも快適です。
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実際に着用した感じ。中身が厚みが出ないものであれば、ベルトのように違和感なく着用できます |
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500mlのペットボトルを入れたLARGEサイズの場合、さすがに厚みと重さがあるので、うしろ側に着用するのがベターです |
筆者宅では、子供が公園などに一人で遊びに出掛ける際には、今までウェストポーチやショルダータイプのポシェットを持たせて、キッズケータイなどを携行させていましたが、これであれば動きが阻害されずに遊ぶことができると本人からも好評。親子兼用で使っています。
サイズは、BASIC、LARGEの2展開。メッセンジャーバッグやヒップバッグのように使える容量のさらに大きいタイプなども存在します。豊富なカラーバリエーションや、プリント柄からもデザインを選べるのもスタイリッシュ。ベルトのようにファッション感覚でいくつか揃えるのもいいですね。この秋のアクティビティにいかがでしょうか?