メイクの時間に5分以上費やしたことがないくせに、なぜこのアイテムを選んでしまったのでしょう。暑さで理性が腐ったとしか思えません。今回ご紹介しますのが「VIOLENT LIPS (バイオレント リップス)」。いわゆるリップタトゥーシールの1つですが、こんな暴力的なまでのセクシーアピールがむんむんの商品が、シャイネスのかたまりのようなジャパニーズにも人気だというのだから驚きです。引っ込み思案の家元のような自分には考えられません。
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唇専用のタトゥーシール「VIOLENT LIPS (バイオレント リップス)」 |
それでも企画が通ったからにはやらないわけにはいかないので、チーター柄やらゼブラ柄やら水玉やらストライプやら、胸焼けしそうな約140種類のバリエーションの中から、比較的おとなしめのピンク・キッスタイプを注文しました。下唇部分に「KISS」と印字されていますが、ぜいたくはいってられません。
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箱の中にはシールが3枚封入されておりまして、説明はすべて英語です。和訳してもイマイチわかりづらいので、ネットでHOW TOをサーチしますと、まずははさみと水でぬらしたコットンを用意せよとのこと。もちろん、唇には何も塗ってはいけません。
やりかた自体は非常にシンプルです。上唇と下唇のパーツをくりぬき、自分の口を「あ」の字に広げ、シールをあててサイズを確認。裏面の切り取り線にそってハサミで大きさを揃え、表の透明なフィルムをはがし、「あ」の字に保ったままの唇に張り付け、コットンで上から湿らせます。
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この「あ」の形のまま保つのが意外につらい… |
これ、きれいに仕上げるのが意外に難しい! シールは3枚しかないので「絶対失敗できねえ」とプレッシャーにさいなまれながら挑んだのがいけないのでしょうか。たっぷり唇をぬらし、1分以上根気よくシールをはりつけ、じっと待つのが重要なポイントだと思われます。
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ちょっと崩れたけど及第点? メイクをさぼったつけでしょうか… |
そして、辛うじて及第点にしあがった唇がこちらです。閉じた状態だと若干いびつな印象を与えますが、話しているときなどはきれいに広がるような気もします。今回はうまく唇にフィットするサイズにカットできなかったのですが、ぴったり合わせればまるで唇にペインティングされているみたいになるんですよ。
持続時間は4〜9時間程度で飲食も問題なしでしたが、ぬれた状態で強くこすると剥がれてしまうのでくれぐれもご注意ください。落とし方は、オイルベースのメイクアップリムーバーを唇に乗せ、30秒ほどそのままの状態で放置。その後、拭き取って落としましょう。普段使いにはできませんが、オリンピックの応援やハロウィンの仮装、テーマパークでのお目立ち用に人気が出そう。せっかくだから、次はもっと派手な柄を試してみよう…。