FP山崎俊輔のマネーリテラシー向上委員会

衝動買いを抑え「いいモノを安く」買うための秘訣とは?

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「気に入ったら高くてもつい買ってしまう」「給料日まで日があるのに財布が心もとない」。そんな経験はありませんか? お金は無限ではありません。上手な使い方を身に付けないと、長い人生を楽しむゆとりがなくなってしまいます。「お金の知恵を身に付けて賢く生きよう」。そんな言葉をモットーに講演活動や各メディアへの寄稿を続ける消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんが、読者のマネーリテラシー向上をお手伝いします!第1回目は「安く買う」です。

「いいモノを安く」は買い物の醍醐味

あなたは「買い物」を楽しんでいますか? 連載の第一声は、そんな質問から始めてみたいと思います。

「いいモノ」を買うことは、買い物の醍醐味の1つです。高機能の商品や新機能を秘めた商品などをネットや雑誌でチェックしている人は多いと思います。

私もガジェット大好き人間なので、ネットや雑誌でいつも新製品をチェックしています。2002年にはCASIOのデジタルカメラのEXILIMシリーズ第1弾を「名刺サイズ」「即時起動」に感動して初日買いしていますし、06年にはiPhoneより早くW-zero3[es]からスマホ歴をスタートさせていたりします。単体のGPSロガーが出始めたころは、持ち歩いては移動ログを取って悦に入っていましたし、両面フィードスキャナのScanSnapも10年以上前から愛用しています。

「いいモノ」を「人よりも早く」使いこなして喜ぶのは、買い物の醍醐味の1つです。

もう1つ、同じモノを買うなら「安く買う」ということも買い物の醍醐味です。同じ満足を「買う」と考えたら、より安く買えたほうが満足度は高まってくるからです。

10,000円で買うより9,500円で買えたほうが、当然ですがコスパが高くなります。

安く買うための心得は「待ち」

メーカーの人には申し訳ないのですが、安く買うための第一の心得は「待ち」です。基本的に商品の価格は時間を追うごとに値下がりしていきます。

価格.comの商品紹介ページには時系列の価格推移をグラフでチェックできる機能があります。以下の「OM-D E-M10 Mark II EZダブルズームキット」のように、発売すぐが一番値が高く、徐々に値段が下がっていくグラフが多いはずです。ときどきプレミアムが生じることもありますが、ごく例外です。

OM-D E-M10 Mark II EZダブルズームキット [シルバー]

OM-D E-M10 Mark II EZダブルズームキット [シルバー]

OM-D E-M10 Mark II EZダブルズームキット [シルバー] の価格推移グラフ

OM-D E-M10 Mark II EZダブルズームキット [シルバー] の価格推移グラフ

もし、あなたの中で「いま急いで買わなくてもいい」という心の余裕があるなら、待ったほうがあなたはお得になる可能性が高まります。仕事が忙しくていま買ったところで使う時間がないというケースなら、なおさら「未開封の箱積み」は避けて、仕事が落ち着いたら買うべきです。余裕ができたとき買いに行ったら単純に5%値下がりしているかもしれません。

自分にいますぐ必要がないなら、「待つ」ことはあなたのコスパを確実に高めてくれる賢い買い物術ということになります。

待つことは買い物の期待度を高め、失敗も避けられる

その商品を買うことに迷いが生じているなら、これも「待ち」を選択してよいと思います。この場合、「待つ」ことは単に安値を待つだけの話ではありません。むしろ満足度を高めることになるかもしれません。

買い物を実際にするのは一瞬ですが、「待ち」をしているあいだは、買ったあとの楽しみを想像してワクワクすることができます。この「ワクワク感」というのはコスパを形成する一部だと思えば、待つことは安く買える以上の満足度につながるかもしれません。

「ご褒美をお預け」して、仕事のプロジェクトが終わったとか、試験が終わったあとに買う人がいますがこれは「待ち」を上手に使っている人です。やはり賢い買い物方法といえます。

ところで、買い物の失敗を避ける方法としても「待つ」ことの効果が期待できます。

私たちは買い物を待つあいだ、その商品についてつい調べてしまいます。公式ホームページの商品説明ページをチェックしたり、利用レポートを書いているレビュワーのブログなどで感想を読んだりして「自分の買いたいモノがいいモノなのは間違いなさそうだ」と確信を深めることができれば、満足度は一気に上がるでしょう。

逆に、必要な機能が欠けているなど、自分が求めているニーズに合致していないことを購入直前で気がついて回避することができれば「待ち」の姿勢で結果としてハズレを引かずに済んだことになります。これもやはり待つ姿勢が買い物をプラスに導いたことになります。

私のこれまでの経験でいっても、家電量販店に通い詰め、悩みに悩んだあげく買った高額消費には、あまりハズレがありません。むしろ、その場の勢いで買ったモノほど失敗があるような気がします。

価格.comのマイページを活用しながら「安値を待つ」習慣を身に付けよう

安値を待つのに、最安値の変化をいちいちネットで検索するのは面倒です。価格.comの商品ページにアクセスするたび「まだ下がっていないか…」と思うのも手間です。

そこでアドバイスしたいのは「最安値チェックの自動化」です。

価格.comのIDを作成し、興味がある商品について「お気に入り登録」をします。するとマイページに移動しますので「¥最安・変動価格通知」のタブから「最安変動お知らせ」か「値下がりお知らせ」にチェックを入れて設定をします。

お気に入り製品登録画面の「¥最安・変動価格通知タブ」

お気に入り製品登録画面の「¥最安・変動価格通知タブ」

私がよく使うのは「最安変動お知らせ」で、100円もしくは500円の変動があった場合、スマホにメールが来るように設定してあります。いまは7つほどの「待ち」商品リストがあって、安値更新の連絡を待っています。

ショップが在庫調整の必要などから一時的に大きな値下げをした場合なども、メールですぐキャッチできるので便利です。必要ならすぐスマホを立ち上げて購入画面に移動することもできます。

購入を悩んでいる理由の1つが「ちょっと高い」だった場合は、値下がりがそのためらいを取り払うことにより、気持ちよく購入できるでしょう。

安値待ちはどこか「釣り」に似ているように思います。潮目が変わったり、魚が活動し始めたりするまでじっと待てる人は、満足のいく釣果を得ます。自分が納得いく価格まで待てる人も同じ、というわけです。

あなたの「買い物」がもっと楽しいものとなるような、賢いお金の使い方についてお話ししていきたいと思います。次回もお楽しみに。

※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

山崎俊輔

山崎俊輔

フィナンシャル・ウィズダム代表。ファイナンシャルプランナーとして、現役世代のお金と幸せのバランスについてユニークな視点でアドバイスする。日本経済新聞電子版「人生を変えるマネーハック」など連載多数。アニメもゲームも愛するオタクで、マンガの蔵書は約4,000冊。

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2017.9.14 更新
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