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あのクレジットカード、人気なのはなぜ?

価格.comのクレジットカード人気ランキング、人気の理由をプロが鋭く分析!(1月版)

価格.comマネーカテゴリーで人気のクレジットカードランキング。ユーザーがどんなクレジットカードを選んでいるのか、ひと目でわかるため、人気のカードをチェックしたり、ほかのカードと比較したりするなど、カード選びの参考にする人も多いでしょう。

とはいえ、クレジットカード初心者にとって「このカードって何で人気なの?」「こっちのカードと比べて何が違うの?」と、疑問に思うことが多いのでは?

そんな疑問に答えるべく、1月1日に更新したランキング上位のクレジットカードについて、専門家が人気の理由をくわしく分析して紹介。おすすめの使い方なども解説します。

1月版クレジットカード人気ランキングは?

人気の価格.comのクレジットカード人気ランキング。12月の一般カードとゴールドカードの順位は以下のとおりでした。(この記事は2018年12月2日〜12月31日集計のランキングを基に作成しており、現在のHP上のランキングと異なる場合があります

一般カードランキング上位の5カード

1位 Orico Card THE POINT
2位 楽天カード
3位 エポスカード
4位 Yahoo! JAPANカード
5位 REX CARD

ゴールドカードランキング上位の5カード

1位 dカード GOLD
2位 三井住友VISAゴールドカード
3位 Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
4位 ダイナースクラブカード
5位 楽天ゴールドカード

6位以下も含めた人気ランキングは、下記リンクよりご覧ください。

一般カードでは、Tポイントがお得に貯められる「Yahoo! JAPANカード」が4位に入り、久々の5位圏内に。高還元率カードとして知られる「REX CARD」が5位をキープしました。
一方のゴールドカードは大きな順位変動がありました。9か月連続で首位を守ってきた「三井住友VISAゴールドカード」が2位に転落。代わりに「dカード GOLD」が初の1位を獲得しました。そして、4位には高ステータスで知られる「ダイナースクラブカード」が入り、初のトップ5入りとなりました。
それでは一般カード、ゴールドカードそれぞれのランキング上位のクレジットカードについて、人気の理由やスペック、賢い使い方などを見ていきましょう。

一般カード人気ランキング上位のカード

【1位】Orico Card THE POINT

「Orico Card THE POINT」はランキング集計開始の2017年11月以来、一般カード部門15か月連続の1位を守っています。揺るぎない人気の秘密は、ポイント還元率の高さです。どんな使い方でも貯まる基本のポイント還元率が1.0%(100円=1オリコポイント)。さらに、オリコが運営するECサイト「オリコモール」を経由してアマゾン(Amazon)で買い物すると、還元率が2%(オリコポイント1.5%+アマゾンのポイント0.5%)にアップします。

一般カードの平均的な還元率は0.5%程度。ゴールドカードでも1.0%ほどにとどまる中、年会費無料の「Orico Card THE POINT」の還元率がいかに高く、お得であるかは明らかです。

ポイントの交換先多数! アマゾンポイントへの交換は本家カードを上回る還元率
貯めたポイントはアマゾンのギフト券やANA・ JALのマイル、Tポイントなどとリアルタイムで交換可能。ちなみに、アマゾンでお得に買い物できるAmazon Mastercardクラシックは還元率が1.5%(Amazonプライム会員以外)。「オリコモールを経由する」という手間をかければ、本家を上回る還元率となります。

ただし、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」でネットショッピングをする人にとっては、楽天カード、Yahoo! JAPANカードを選んだほうがより高い還元率を得られます。

プロのひと言

ジャックスの高還元率カードが軒並み、ポイント還元率ダウンや新規発行停止など「終焉(しゅうえん)」したのに対し、同じ高還元率カードのこのクレジットカードが生き残った理由は何だったのでしょう。それは、ジャックス系カードが還元率の高さに執着した一方、このカードはポイント交換の早さ、使いやすさなど「高還元率+α」で工夫しました。後発だったことを逆手に取り、「シンプリシティ」にこだわったところに先見の明があったといえます。

◎Orico Card THE POINTの人気の理由と賢い使い方
・ポイント還元率の高さが魅力。「オリコモール」経由なら1.5%以上も
・貯まったポイントは、アマゾンのギフト券やマイルなどに即時交換できる
・アマゾンユーザーなら、Amazon Mastercardクラシックよりもお得
・楽天カード、Yahoo! JAPANカードの還元率には及ばない

【2位】楽天カード

10か月連続2位の座をキープする「楽天カード」。楽天グループでお得に使えるクレジットカードとしてスタートしましたが、今では楽天市場や楽天ブックスなどのネット上はもちろん、コンビニやガソリンスタンドなどのリアルの店舗でも十分使えるカードに成長しました。

楽天のサービスをフル活用すれば驚異の高還元率10%超えにも!
高い人気を支えているのは、使い勝手のよさと高いポイント還元率。基本的な還元率はクレジット払いで1.0%ですが、楽天市場や楽天ポイント加盟店で利用すれば、還元率は一気に3.0%にアップ。銀行や旅行など、楽天のさまざまなサービスを併せて利用すれば、10%を超えることも可能です。多様なサービスを展開する楽天ならではのメリットといえるでしょう。

ポイントの有効期限には注意
注意したいのがポイントの有効期限。楽天スーパーポイントの有効期限は原則1年ですが、キャンペーンで貯まるポイントの一部は、ポイントを受け取った月の翌月末に消滅します。また、大量のポイントを参加者に配分する「山分けキャンペーン」も、1人が受け取れるポイント数には上限が設定されており、思ったほどポイントが受け取れないことも多いです。仕組みをよく理解して使いましょう。

プロのひと言

「楽天カード」といえば、やはり楽天スーパーポイントでしょう。「お得」を標榜(ひょうぼう)して、日本人のポイントライフをリードしてきたといえます。庶民派カードの代表といわれてきた楽天カードですが、ここにきて、高級カードの代表のアメリカン・エキスプレスと連携して、「楽天カード・アメリカン・エキスプレスカード」の発行を開始しました。日本一の庶民派カードが高級カードのサービスを貪欲に取り入れようとしています。楽天カードがどう変化していくのか、大いに楽しみです。

◎楽天カードの人気の理由と賢い使い方
・年会費が無料のうえ、ポイント還元率が高い
・楽天のサービスをフル活用すれば、ポイント還元率10%超えも可能に
・キャンペーンで貯まるポイントは有効期限が短い場合も

【3位】エポスカード

7か月連続で3位の「エポスカード」。若者向けファッションブランドなどが多く出店する「マルイ」を運営する丸井のグループ会社、エポスカードが発行しています。還元率は普段使いで0.5%と高くはありませんが、年4回開催のマルイのセールでは10%オフで買い物できます。年会費無料のため、マルイユーザーから人気を集めていることがこの順位につながっています。

「食べる」「遊ぶ」などのサービスが豊富
レジャー施設やレストラン、カラオケ店などが割引価格で利用できるなど「食べる」「遊ぶ」「鑑賞する」などのサービスが豊富です。エポスカードのポイントアップモールを経由して買い物すればポイントが2〜30倍になる点も、見逃せません。

とはいえ、基本の還元率は「並」。マルイユーザー以外にはメリットが少ないといえます。割引優待などを受けられる店舗が、首都圏中心なのも気になるポイントで、お得感が存分に得られるユーザーは限られるかもしれません。

プロのひと言
根強い人気があるのは、その特典のユニークさです。以前はこうした独自加盟店での割引優待などは多くのカード会社で実施していましたが、すっかり影をひそめています。ネットの世界に収れんする傾向がある中、「友達とお得にワイワイ楽しめる」など、リアルな生活を充実させるためのサービスを安価で提供していることが、ウケている理由ではないでしょうか。

◎エポスカードの人気の理由と賢い使い方
・マルイのセールでは10%オフで買い物できる
・レジャー施設やカラオケ店の割引利用など、若者向けサービスが充実
・ポイントアップモールを使えばポイントが2〜30倍に
・優待を受けられる店舗は首都圏に偏りがち

【4位】Yahoo! JAPANカード

4か月ぶりにトップ5に入った「Yahoo! JAPANカード」は、Yahoo! JAPANを運営するヤフーの子会社ワイジェイカードが発行するクレジットカードです。共通ポイントの先駆けで、提携店舗数が最も多い「Tポイント」がお得に貯められ、人気を集めています。

通常は100円の利用で1ポイント貯まり、還元率は1%。さらに「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」で商品を購入すると、いつでも100円で3P獲得でき、これらのサイトを頻繁に利用するユーザーにとっては、メリットの大きいカードといえるでしょう。
また、ショッピング保険が付帯しているのもこのカードの大きな特長です。「Yahoo! JAPANカード」で購入した商品について、購入から90日間に破損や盗難などの被害にあった場合、最大100万円が補償されます。

Tポイントを貯めやすいカードではありますが、楽天グループのサービスを使うと、多岐にわたるポイント還元が受けられる「楽天カード」には、還元率の点で及びません。先行する楽天カードを追走してはいるものの、その差はなかなか埋まっていないのが現状です。

◎Yahoo! JAPANカードの人気の理由と賢い使い方
・「Tポイント」を効率よく貯めやすい
・通常は1%の還元率だが、「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」では3%にアップ
・カードを使って購入した商品が破損した際に補償される「ショッピング保険」が付帯

【5位】REX CARD

年会費無料でどこで使っても還元率1.25%。貯めたポイントはキャッシュバック
「REX CARD」が先月に続き、5位をキープしました。
特定のお店や特定期間のみで、高い還元率を保証するカードも多い中、このカードはどこのお店で、いつ使っても、1.25%(2,000円の使用ごとに25P)の高い還元率をキープ。「JACCSモール」を経由して買い物すると、還元率が0.5%プラスされ、1.75%にアップします。

さらに、海外旅行保険の死亡後遺障害が2000万円、賠償責任が2000万円自動付帯されるなど、年会費無料のカードとしては、非常に充実した補償内容になっています。

プロのひと言
「REX CARD」の特長は、「高還元率」と「シンプルさ」にあるといえるでしょう。「1.25%」という高い還元率が店舗や期間を問わず、いつ、どこでも適用されるのはユーザーにとって非常にわかりやすく、効率的に貯められる仕組みです。
さらにこのカードは、貯めたポイントをキャッシュバックできるのも魅力のひとつです。REXポイントを1,500P貯めると、「Jデポ」1,500円分に交換でき、カード利用代金から1,500円割引くことができます。

ただ、月間利用合計額を対象にしているとはいえ、ポイントが2,000円単位でしか貯まらないのはネックでしょう。また、貯めたREXポイントを「Jデポ」に1,500P単位でしか交換できないのは、使いやすさ、という点で課題があります。

◎REX CARDの人気の理由と賢い使い方
・還元率は店舗、時期を問わず1.25%(2,000円ごとに25P)
・充実の海外旅行保険。死亡後遺障害の2000万円が自動付帯
・ポイント付与の最低単位が2,000円と使いづらい面もある

ゴールドカード人気ランキング上位のカード

【1位】dカード GOLD

「dカード GOLD」が初の首位に輝きました。総務省によると、2018年3月時点のドコモの事業者別シェアは、携帯キャリアトップの38.7%。契約件数は7000万件を超えており、多くの人がドコモのスマートフォンや携帯電話などを持っています。ドコモユーザーにとっては必携ともいえるゴールドカードなだけに、ドコモユーザーの存在が首位の原動力になりました。

ドコモユーザーなら通信費の10%分をポイント還元!
最大の魅力は通信費の10%還元。ドコモのスマートフォンや固定回線のドコモ光などの利用料金10%分がdポイントとして貯まります。毎月1万円支払っていれば、1年間で12,000ポイント貯まります。年会費は10,800円(税込)かかりますが、十分にもとが取れるでしょう。

海外旅行保険、携帯電話の補償、コンビニでの割引など多彩なサービス
10%還元だけではありません。海外旅行保険の死亡後遺障害の補償金額が1億円(自動付帯5000万円、利用付帯5000万円)まで付帯されています。また、携帯電話の破損や紛失の際に補償を受けられるなど、保険が充実しており、万が一に備えたい人にとって作っておいて損はないでしょう。コンビニのローソンで買い物すればカードの利用代請求時に最大5%オフの優待が受けられるなど、普段使いでも活躍します。

当然ですが、ドコモユーザーに手厚いサービスのクレジットカードのため、ソフトバンクやauなどほかのキャリアを使っている人は十分なメリットが得られません。

プロのひと言
「dカード GOLD」は昨年4月に会員数400万人を達成し、今年の2月には500万人を突破する見込みの勢いのあるカードです。これだけの短期間に、100万人の会員を集めるゴールドカードというのは、これまで見たことがありません。このカードの強さの秘密は、やはり、ドコモユーザーなら10%の還元で通信代金が返ってくるというお得感にあるでしょう。たとえばスマホ料金を、家族で毎月3万円払っているとすると、何もしなくても3,000ポイント= 3,000円が貯まっていきます。そのわかりやすさは抜群です。

私も友人への説明がしやすく、理解も早いので、何かといえばこの話を引き合いに出していましたが、そのうち友達たちもこのカードを持って、ほかの友人に同じ説明をするようになりました。
ドコモは共通ポイント「dポイント」の提携店舗の拡大に力を入れ、利便性もアップしています。また、「おつり積立」や「d払い」といった細かなサービスを始めているのも、支持を集める理由になっているようです。

◎dカード GOLDの人気の理由と賢い使い方
・最大の魅力はスマホや光回線など通信料金の10%分のポイント還元
・海外旅行保険の自動付帯、携帯電話が壊れた際の補償など保険も充実
・ドコモユーザー以外にはメリットが少ない

【2位】三井住友VISAゴールドカード

「三井住友VISAゴールドカード」が9か月間守っていた首位の座を明け渡しました。老舗カード会社の三井住友カードが発行するゴールドカードで、抜群の信頼感、知名度を誇っています。ただし、一般カードの三井住友VISAクラシックカード同様、物足りないポイント還元率がネックとなっています。

1,000円で1ポイント貯まるポイントプログラム「ワールドプレゼント」のポイントは、たとえば1ポイント=ANAの3マイル(還元率0.3%)、1ポイント=楽天スーパーポイントが5ポイント(0.5%)に交換可能です。2年連続50万円以上決済するとボーナスポイントが100ポイントもらえますが、1%を超える高還元率カードに慣れたユーザーが、この程度で満足できるのかといわれれば疑問です。

一方でサービスは申し分ありません。国内主要空港のラウンジが無料で使えるほか、一流ホテル・旅館を厳選した会員制宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」で予約をする際は、初回7%オフ、2回目以降5%オフで利用できます。国内外の旅行傷害保険は自動付帯(クレジットカードを使う、使わないに関わらず、カード作成だけで保険が適用される)と、利用付帯分合わせて最大5,000万円が補償されます。

年会費が10,800円(税込)と、ゴールドカードでは決して高い部類には入らないので、ポイントの還元率よりもサービス優先、ステータス優先の場合は問題ありません。しかし、「お得さ」を優先する人は、別のゴールドカードを検討するのがよいでしょう。

◎三井住友VISAゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・老舗カード会社のゴールドカードで信頼感・知名度は抜群
・空港ラウンジ無料、高級宿泊施設の料金割引など申し分ないサービス
・ネックはポイント還元率の低さ

【3位】Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

オリコモール経由ならポイント還元率2%+α
「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が前月同様、3位となりました。一般カード並みの年会費1,950円(税込)でありながら、ポイント還元率が高い点がこのカードの魅力になっています。基本のポイント還元率は、「Orico Card THE POINT」と同じ1%。違うのは、オリコモールを経由したときやiD、QUICPayといった電子マネーで支払いしたときの還元率です。オリコモール経由なら2%+アマゾンなどのポイント、電子マネーは1.5%の還元率となります。それぞれ、「Orico Card THE POINT」よりも0.5%多くもらえます。ほかにも、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯など、実用性に富んだクレジットカードといえるでしょう。

一般カードの人気ランキングでトップをひた走る「Orico Card THE POINT」の上位カードですが、元々が信販会社のクレジットカードですので、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのようなステータス性はありません。富裕層向けのお得なサービスなどもなく「ステータスカードを1枚は持っていたい」という人の期待に応えられるかどうかには疑問符がつきます。

◎Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの人気の理由と賢い使い方
・年会費が安いうえ「オリコモール」経由でポイント還元率が2%+αと高い
・最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
・旅館やホテル、レジャー施設が割引価格で利用できるなどサービスが充実
・アメックスのようなステータスカードならではのサービスは期待できない

【4位】ダイナースクラブカード

「ダイナースクラブカード」が4位に入りました。1961年に日本で初めて発行されたクレジットカードとして知られており、三井住友トラストクラブが発行しています。

高級レストランを2名以上予約で1名分が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」
ダイナースクラブカードの特長は「ダイニング」にあります。高級レストランで2名以上のコースを利用すると、1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」を半年に1回利用できます。最近はほかのゴールドカードでも追随して、同様のサービスを展開していますが、「ダイナースクラブカード」は対象レストランが全国各地の300店超と、店舗数でほかのカードを圧倒しています。

旅行やサービスでも、このカードは強みを発揮します。国内と海外で計800以上の空港ラウンジが無料できるほか、最高1億円の傷害死亡・後遺障害保障の海外旅行保険も付帯されており、帰国後には空港からの手荷物宅配サービスも行っています。
ただポイント還元率は0.4%〜1%で、決して高いとはいえません。

プロのひと言
高ステータスの「ダイナースクラブカード」が4位に入ったのは、節約を基本としながら、「良質なものにはしっかりお金を使う」最近の流れが関係していると考えられます。「ダイナースクラブカード」は、本場の料理を堪能できる「フレンチレストランウイーク」「イタリアレストランウイーク」などに協賛してきました。この2つのイベントは一定期間、リーズナブルな価格で、全国の有名レストランで食事を楽しめますが、ダイナースの会員は先行予約ができるなどの特典が受けられます。

また「エグゼクティブ ダイニング」を利用し、高級レストランを2名で予約すると、1名分は無料になります。対象レストランのコース料理は1人1万円前後はかかるので、年間2回利用すれば2万円分のサービスが受けられることになり、年会費23,760円(税込)のもとは十分に取れるでしょう。接待はもちろん、夫婦や恋人など大事な人との食事には重宝します。
ラウンジの無料利用や海外旅行保険も充実しており、旅好きや出張で海外を飛び回るビジネスマンにはメリットを得られるカードです。

ただし、「グルメ」や「旅」にさほど興味がなく、高い還元率のみを求めるユーザー向けのカードではありません。日常で使えるようにほかの高還元率カードを持っておき、非日常の旅やグルメを満喫する際にダイナースクラブカードを使う、というのもアリかもしれません

◎ダイナースクラブカードの人気の理由と賢い使い方
・高級レストランで2名以上のコース利用で、1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」
・国内外800か所以上の空港ラウンジが無料利用で、最高1億円の海外旅行保険が付帯
・ポイント還元率は0.4%〜1%と、やや物足りない

【5位】楽天ゴールドカード

「楽天ゴールドカード」は前月より1つ順位を落として5位。とはいえ、常にトップ5をキープする理由は、年会費2,160円(税込)とOrico Card THE POINT PREMIUM GOLD並みの格安ゴールドカードにもかかわらず、楽天のサービスでポイントがザクザク貯まる、楽天ユーザー必携のゴールドカードだからでしょう。

楽天市場でいつでもポイント還元率5%、楽天の各種サービス併用で最大15%に!
このクレジットカードを使って楽天市場で買い物をすると、いつでもポイント還元率5%になります。さらに楽天モバイル、楽天市場アプリ、楽天トラベルなど楽天の各種サービスを併用すれば、スーパーポイントアッププログラムで還元率が最大15%になります。

貯まったポイントは、楽天の各種サービスで利用したり、ANAマイルに交換したりできます。格安ゴールドカードであるにもかかわらず、国内主要空港だけでなくハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国・仁川国際空港ラウンジを無料で利用できます。そのほかにも海外旅行での特典が充実しています(Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは空港ラウンジサービスがない)。

プロのひと言
長い間、楽天は「楽天カード」(年会費無料)と上位の「楽天プレミアムカード」(年会費10,800円、税込)の二本立てでやってきましたが、その中間の価格帯(年会費2,160円)で、リーズナブルなカードとして登場したのが、この「楽天ゴールドカード」です。ポイント還元率が高くポイント利用の場面も増え、特に空港ラウンジが無料ということもあって、一般ゴールドカード以上の特典を受けられます。それで、コストパフォーマンスが高いゴールドカードとして、人気になっているのです。

◎楽天ゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・楽天市場でいつでもポイント5倍など、ポイント還元率が非常に高い
・年会費が安いにもかかわらず、空港ラウンジの無料利用などゴールドカードのメリットをきちんと備えている
・世界38拠点のトラベルデスクを無料で利用

1月版人気ランキングまとめ

一般カードでは、「Yahoo! JAPANカード」が4か月ぶりにランクインを果たしました。QRコード決済「PayPay」が昨年12月、100億円還元キャンペーンを実施し話題を集めました。この「PayPay」残高にチャージできるのが「Yahoo! JAPANカード」だけだったことが、今回の結果を後押ししたといえそうです。

「PayPay」には、あらかじめ登録した預金口座からチャージすることは可能ですが、クレジットカードでそれができるのは「Yahoo!JAPANカード」だけです。このため「PayPay」の存在感が今後高まっていけば、「Yahoo!JAPANカード」の価値も高まっていくと思います。「Suica」にとっての「ビューカード」、「nanaco」にとっての「セブンカードプラス」、「WAON」にとっての「イオンカードセレクト」といった系列カードを優遇する流れが、顕著になってきたといえます。利用者からすると、手持ちのカードで自由にチャージができれば、こんなにうれしいことはないのですが、それができないなら、銀行口座からチャージすることも真剣に考えねばならないでしょう。

ゴールドカードでは、「dカード GOLD」が初の首位に輝きました。「ドコモユーザーなら、携帯利用料金の10%還元」という、「高還元率」を「分かりやすく」訴える戦略が功を奏しました。そして、もうひとつの注目点が「ダイナースクラブカード」の4位躍進。このカードが上位に入ったのは、高い年会費に見劣りしない「食」と「旅」での質の高いサービスが評価されたからではないでしょうか。「ダイナースクラブカード」が来月も上位を守ることができるのか、注目です。

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※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

岩田昭男

岩田昭男

クレジットカード評論家・早稲田大学を卒業後、月刊誌の記者を経て独立。クレジットカードのオピニオンリーダーとして30年にわたり活動しています。

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