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あのクレジットカード、人気なのはなぜ?

価格.comのクレジットカード人気ランキング、人気の理由をプロが鋭く分析!(11月版)

価格.comマネーカテゴリで人気のクレジットカードランキング。ユーザーがどんなクレジットカードを選んでいるのか、ひと目でわかるため、人気のカードをチェックしたり、ほかのカードと比較したりするなど、カード選びの参考にする人も多いでしょう。

とはいえ、クレジットカード初心者にとって「このカードって何で人気なの?」「こっちのカードと比べて何が違うの?」と、疑問に思うことが多いのでは?

そんな疑問に答えるべく、11月1日更新のランキング上位のクレジットカードについて、専門家が人気の理由をくわしく分析して紹介。おすすめの使い方なども解説します。

11月のクレジットカード人気ランキングは?

人気の価格.comのクレジットカード人気ランキング。11月の一般カードとゴールドカードの順位は以下のとおりでした。(この記事は2018年10月2日〜10月31日集計のランキングを基に作成しており、現在のHP上のランキングと異なる場合があります)

一般カードランキング上位の5カード

1位 Orico Card THE POINT
2位 楽天カード
3位 エポスカード
4位 三井住友VISAクラシックカード
5位 イオンカードセレクト

ゴールドカードランキング上位の5カード

1位 三井住友VISAゴールドカード
2位 Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
3位 dカード GOLD
4位 楽天ゴールドカード
5位 ミライノ カード GOLD

6位以下も含めた人気ランキングは、下記リンクよりご覧ください。

一般カードでは順位に変動はなく、先月初のランクインを果たした「イオンカードセレクト」が5位をキープしました。一方のゴールドカードでは変化がありました。「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が2位の座を奪い返し、「dカード GOLD」が3位に逆戻り。そして、5位に「ミライノ カード GOLD」が初のランクインを果たしました。一般カード、ゴールドカードそれぞれのランキング上位のクレジットカードについて、人気の理由やスペック、賢い使い方などを見ていきましょう。

一般カード人気ランキング上位のカード

【1位】Orico Card THE POINT

「Orico Card THE POINT」はランキング集計開始の2017年11月以来、一般カード部門13か月連続の1位を守っています。揺るぎない人気の秘密は、ポイント還元率の高さです。どんな使い方でもたまる基本のポイント還元率が1.0%(100円=1オリコポイント)。さらに、オリコが運営するECサイト「オリコモール」を経由してアマゾン(Amazon)で買い物すると、還元率が2%(オリコポイント1.5%+アマゾンのポイント0.5%)にアップします。

一般カードの平均的な還元率は0.5%程度。ゴールドカードでも1.0%ほどにとどまる中、年会費無料のOrico Card THE POINTの還元率がいかに高く、お得であるかは明らかです。

ポイントの交換先多数! アマゾンポイントへの交換は本家カードを上回る還元率
ためたポイントはアマゾンのギフト券やANA・ JALのマイル、Tポイントなどとリアルタイムで交換可能。ちなみに、アマゾンでお得に買い物できるAmazon Mastercardクラシックは還元率が1.5%(Amazonプライム会員以外)。「オリコモールを経由する」という手間をかければ、本家を上回る還元率となります。

ただし、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」でネットショッピングをする人にとっては、楽天カード、Yahoo! JAPANカードを選んだほうがより高い還元率を得られます。

プロのひと言

ジャックスの高還元率カードが軒並みポイント還元率ダウンや新規発行停止など「終焉(しゅうえん)」したのに対し、同じ高還元率カードのこのクレジットカードが生き残った理由は何だったのでしょう。それは、ジャックス系カードが還元率の高さに執着した一方、このカードはポイント交換の早さ、使いやすさなど「高還元率+α」で工夫しました。後発だったことを逆手に取り、「シンプリシティ」にこだわったところに先見の明があったといえます。

◎Orico Card THE POINTの人気の理由と賢い使い方
・ポイント還元率の高さが魅力。「オリコモール」経由なら1.5%以上も
・貯まったポイントは、アマゾンのギフト券やマイルなどに即時交換できる
・アマゾンユーザーなら、Amazon Mastercardクラシックよりもお得
・楽天カード、Yahoo! JAPANカードの還元率には及ばない

【2位】楽天カード

8か月連続2位の座をキープしている「楽天カード」。楽天グループでお得に使えるクレジットカードとしてスタートしましたが、いまでは楽天市場や楽天ブックスなどのネット上はもちろん、ガソリンスタンドなどのリアルの店舗でも十分使えるカードに成長しました。

楽天のサービスをフル活用すれば驚異の高還元率10%超えにも!
高い人気を支えているのは、使い勝手のよさと高いポイント還元率。基本的な還元率はクレジット払いで1.0%ですが、楽天市場や楽天ポイント加盟店で利用すれば、還元率は一気に3.0%にアップ。銀行や旅行など、楽天のさまざまなサービスを併せて利用すれば、10%を超えることも可能です。多様なサービスを展開する楽天ならではのメリットといえるでしょう。

ポイントの有効期限には注意
注意したいのがポイントの有効期限。楽天スーパーポイントの有効期限は原則1年ですが、キャンペーンで貯まるポイントの一部は、ポイントを受け取った月の翌月末に消滅します。また、大量のポイントを参加者に配分する「山分けキャンペーン」も、1人が受け取れるポイント数には上限が設定されており、思ったほどポイントが受け取れないことも多いです。仕組みをよく理解して使いましょう。

プロのひと言

楽天カードといえば、やはり楽天スーパーポイントでしょう。「お得」を標榜(ひょうぼう)して、日本人のポイントライフをリードしてきたといえます。庶民派カードの代表といわれてきた楽天カードですが、ここにきて、高級カードの代表のアメリカン・エキスプレスと連携して、「楽天カード・アメリカン・エキスプレスカード」の発行を開始しました。日本一の庶民派カードが高級カードのサービスを貪欲に取り入れようとしています。楽天カードがどう変化していくのか、大いに楽しみです。

◎楽天カードの人気の理由と賢い使い方
・年会費が無料のうえ、ポイント還元率が高い
・楽天のサービスをフル活用すれば、ポイント還元率10%超えも可能に
・キャンペーンで貯まるポイントは有効期限が短い場合も

【3位】エポスカード

5か月連続で3位の「エポスカード」。若者向けファッションブランドなどが多く出店する「マルイ」を運営する丸井のグループ会社、エポスカードが発行しています。還元率は普段使いで0.5%と高くはありませんが、年4回開催のマルイのセールでは10%オフで買い物できます。年会費無料のため、マルイユーザーから人気を集めていることがこの順位につながっています。

「食べる」「遊ぶ」などのサービスが豊富
レジャー施設やレストラン、カラオケ店などが割引価格で利用できるなど「食べる」「遊ぶ」「鑑賞する」などのサービスが豊富です。エポスカードのポイントアップモールを経由して買い物すればポイントが2〜30倍になる点も、見逃せません。

とはいえ、基本の還元率は「並」。マルイユーザー以外にはメリットが少ないといえます。割引優待などを受けられる店舗が首都圏中心なのも気になるポイントで、お得感が存分に得られるユーザーは限られるかもしれません。

プロのひと言
根強い人気があるのは、その特典のユニークさです。以前はこうした独自加盟店での割引優待などは多くのカード会社で実施していましたが、すっかり影をひそめています。ネットの世界に収れんする傾向がある中、「友だちとお得にワイワイ楽しめる」など、リアルな生活を充実させるためのサービスを安価で提供していることが、ウケている理由ではないでしょうか。

◎エポスカードの人気の理由と賢い使い方
・マルイのセールでは10%オフで買い物できる
・レジャー施設やカラオケ店の割引利用など、若者向けサービスが充実
・ポイントアップモールを使えばポイントが2〜30倍に
・優待を受けられる店舗は首都圏に偏りがち

【4位】三井住友VISAクラシックカード

5か月連続で4位をキープした「三井住友VISAクラシックカード」は、1980年に日本初のVISAカードを発行した老舗カード会社の1つ、三井住友カードのクレジットカードです。安心感にもつながる高いブランド力に加え、付帯サービスなどの使い勝手のよさが人気の理由といえそうです。

付帯サービスは、最高2000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯(旅費などを事前にクレジットカードで決済すれば保険が有効になる)として付いているほか、iD、Apple Pay、WAON、PiTaPa、Visa payWaveに対応しており、電子マネーでの支払いもスムーズです。

ポイント還元率は渋い。あくまでクレジットカード初心者向け
ただし、基本のポイント還元率は0.5%と渋め。普段使いでポイントをガツガツ貯めるには物足りない印象です。初めてクレジットカードをつくる人がまずこのオーソドックスなカードに慣れる、程度の使い方はアリではないでしょうか。

プロのひと言
スペックはともかく、ナンバーワン国際ブランドであるVisaのブランド力が人気を押し上げています。このカードは、新卒社会人など若い人の入会が増える春先に順位が上がる傾向があり、テレビCMなどでの露出アップも効いているのかもしれません。そうした点も踏まえ、この順位を見る必要があると思っています。

◎三井住友VISAクラシックカードの人気の理由と賢い使い方
・老舗カードとしての高いブランド力
・最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)など付帯サービスが充実
・iD、Apple Pay、WAON、PiTaPaなどに対応し電子マネーの支払いがスムーズ
・基本のポイント還元率は0.5%と、やや物足りない

【5位】イオンカードセレクト

10月に初のランクインを果たしたイオンカードセレクトが5位をキープしました。毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」には、買い物代金が5%OFFになるなど、イオンで使うとお得なカードであることは言うまでもありません。

「オートチャージ」&「支払い」でポイントの二重取りも可能に
しかし魅力はそれだけではありません。 このカードは、「(クレジットカードの)イオンカード」「(イオン銀行の)キャッシュカード」 「(電子マネーの)WAON」という3つの機能が1枚に集約されています。 通常の還元率は0.5%にとどまりますが、イオンで買い物をすると、 オートチャージの際に200円で1ポイント、支払いの際にも200円で1ポイントと、 ポイントの二重取りが可能となり、還元率は1%にアップします。

このほか、イオン銀行の普通預金金利が年0.12%(2018年11月7日現在)と、 優遇されるのも魅力の一つになっています。

プロのひと言
イオンカードは流通大手のイオングループが発行する流通系カードですから、とにかく買い物だけさせるカードの印象があります。しかし、実際は物販の他にも車やガソリン、娯楽などさまざまな分野のサービスを提供する生活総合カードになっています。その点では楽天カードによく似た存在と言えるでしょう。しかし、今年の後半になってそのカードが突然ランキングに入ってきた理由は何でしょうか。

それは、今話題のキャッシュレス化が関係しているのではないかと思います。3月ごろから首都圏では、中堅の飲食チェーン店が電子マネーの共通端末を設置するようになっています。その端末には「WAON」も入っていることが多くて、利用できる店がどんどん増えているように見えます。それにつれて、もっと得をしようという人たちが、もっと電子マネーにチャージできるクレジットカードを選んで持つようになっているのではないのでしょうか。

私はこの点が影響していると思っています。イオンカードセレクトは同じグループが発行する電子マネー「WAON」との関係が深く、「WAON」にオートチャージができる唯一のカードとして知られています。しかもチャージしたときのポイントの貯まりも早くなっていますから、その使い勝手の良さが評価されたのではないかと思います。

今後キャッシュレスの大波が来れば、こうした電子マネーで得するクレジットカードは存在感を高めていくのではないでしょうか。
例えばライバルの「nanaco」にチャージして得する「セブンカードプラス」や、「Suica」にチャージして得する「ビューカード」「JREカード」などは、もっとランクを上げてもおかしくないと個人的には思っています。

◎イオンカードセレクトの人気の理由と賢い使い方
・イオンでの買い物で、オートチャージ設定にすると還元率1%に
・イオン銀行の普通預金金利の優遇
・毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」はイオンでの買い物が5%オフ

ゴールドカード人気ランキング上位のカード

【1位】三井住友VISAゴールドカード

8か月連続トップの「三井住友VISAゴールドカード」。老舗カード会社の三井住友カードが発行するゴールドカードです。抜群の信頼感、知名度を誇り、首位の座を守っているのも納得できます。

もちろん、サービスも申し分ありません。国内主要空港のラウンジが無料で使えるほか、一流ホテル・旅館を厳選した会員制宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」で予約をする際は、初回7%オフ、2回目以降5%オフで利用できます。国内外の旅行傷害保険は自動付帯(クレジットカードを使う、使わないに関わらず、カード作成だけで保険が適用される)と、利用付帯分合わせて最大5,000万円が補償されます。

ポイント還元率は物足りない。お得さを優先するなら別のゴールドカードを選ぼう
ただし、一般カードの三井住友VISAクラシックカード同様、ネックは物足りないポイント還元率。1,000円で1ポイント貯まるポイントプログラム「ワールドプレゼント」のポイントは、たとえば1ポイント=ANAの3マイル(還元率0.3%)、1ポイント=楽天スーパーポイントが5ポイント(0.5%)といった具合です。2年連続50万円以上決済するとボーナスポイントが100ポイントもらえますが、この程度で満足できるかといわれれば疑問です。

年会費が10,800円(税込)と、ゴールドカードでは決して高い部類には入らないので、ポイントの還元率よりもサービス優先、ステータス優先の場合は問題ありません。しかし、「お得さ」を優先する人は、別のゴールドカードがよいでしょう。

◎三井住友VISAゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・老舗カード会社のゴールドカードで信頼感・知名度は抜群
・空港ラウンジ無料、高級宿泊施設の料金割引など申し分ないサービス
・ネックはポイント還元率の低さ

【2位】Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

オリコモール経由ならポイント還元率2%+α
「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が2位に返り咲きました。一般カード並の年会費1,950円(税込)でありながら、高いポイント還元率、というこのカードが持つ地力を発揮しました。基本のポイント還元率は、Orico Card THE POINTと同じ1%。違うのは、オリコモールを経由したときやiD、QUICPayといった電子マネーで支払いしたときの還元率です。オリコモール経由なら2%+アマゾンなどのポイント、電子マネーは1.5%の還元率となります。それぞれ、Orico Card THE POINTよりも0.5%多くもらえます。ほかにも、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯など、実用性に富んだクレジットカードといえるでしょう。

一般カードの人気ランキングでトップをひた走るOrico Card THE POINTの上位カードですが、元々が信販会社のクレジットカードですので、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのようなステータス性はありません。富裕層向けのお得なサービスなどもなく「ステータスカードを1枚は持っていたい」という人の期待に応えられるかどうかには疑問符がつきます。

◎Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの人気の理由と賢い使い方
・年会費が安いうえ「オリコモール」経由でポイント還元率が2%+αと高い
・最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
・旅館やホテル、レジャー施設が割引価格で利用できるなどサービスが充実
・アメックスのようなステータスカードならではのサービスは期待できない

【3位】dカード GOLD

一方、「dカード GOLD」は1つ順位を落とし、3位に逆戻り。とはいっても、その安定感に陰りはありません。総務省によると、2018年3月時点のドコモの事業者別シェアは38.7%。それだけ多くの人がドコモのスマートフォンや携帯電話などを持っています。多くの人にメリットがあるドコモユーザー向けのゴールドカードだけに、ランキング上位の地位を守り続けるのも納得がいきます。

ドコモユーザーなら通信費の10%分をポイント還元!
最大の魅力は通信費の10%還元。ドコモのスマートフォンや固定回線のドコモ光などの利用料金10%分がdポイントとして貯まります。毎月1万円支払っていれば、1年間で12,000ポイント貯まります。年会費は10,800円(税込)かかりますが、十分に元が取れるでしょう。

海外旅行保険、携帯電話の補償、コンビニでの割引など多彩なサービス
10%還元だけではなく、海外旅行保険の補償金額が1億円まで自動付帯されていたり、携帯電話が壊れた際に補償を受けられたりと、保険が充実している印象があり、万が一に備えたい人にとって、作っておいて損はないでしょう。コンビニのローソンで買い物すればカードの利用代請求時に3%オフの優待が受けられるなど、普段使いでも活躍します。

当然ですが、ドコモユーザーに手厚いサービスのクレジットカードのため、ソフトバンクやauなどほかのキャリアを使っている人は十分なメリットが得られません。

プロのひと言
dカードゴールドが3位に転落しましたが、さらに大きく順位を落とす心配は少なそうです。これは、ドコモのスマホ料金の10%をポイント還元するという利益実感の大きさが受けているからです。例えばスマホ料金を、家族で毎月3万円払っているとすると、何もしなくても3,000ポイント= 3,000円が貯まっていきます。その分かりやすさは抜群です。

ですから、私も友人への説明がしやすく、理解も早いので、何かといえばこの話を引き合いに出していましたが、そのうち友達たちもこのカードを持って、ほかの友人に同じ説明をするようになりました。しかもドコモは、ドラッグストアの「マツキヨ」と提携したり、「おつり積立」や「d払い」といった細かなサービスを始めているのも、支持を集める理由になってそうです。

◎dカード GOLDの人気の理由と賢い使い方
・最大の魅力はスマホや光回線など通信料金の10%分のポイント還元
・海外旅行保険の自動付帯、携帯電話が壊れた際の補償など保険も充実
・ドコモユーザー以外にはメリットが少ない

【4位】楽天ゴールドカード

7か月連続で4位の「楽天ゴールドカード」。人気の理由は、年会費2,160円(税込)とOrico Card THE POINT PREMIUM GOLD並みの格安ゴールドカードにもかかわらず、楽天のサービスでポイントがザクザク貯まる、楽天ユーザー必携のゴールドカードだからでしょう。

楽天市場でいつでもポイント還元率5%、楽天の各種サービス併用で最大15%に!
このクレジットカードを使って楽天市場で買い物をすると、いつでもポイント還元率5%になります。さらに楽天モバイル、楽天市場アプリ、楽天トラベルなど楽天の各種サービスを併用すれば、スーパーポイントアッププログラムで還元率が最大15%になります。

貯まったポイントは、楽天の各種サービスで利用したり、ANAマイルに交換したりできます。格安ゴールドカードであるにもかかわらず、国内主要空港だけでなくハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国・仁川国際空港ラウンジを無料で利用できます。そのほかにも海外旅行での特典が充実しています(Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは空港ラウンジサービスがない)。

プロのひと言
長い間、楽天は楽天カード(年会費無料)と上位の楽天プレミアムカード(年会費10,800円、税込)の二本立てでやってきましたが、その中間の価格帯(年会費2,160円、税込)で、リーズナブルなカードとして登場したのが、この楽天ゴールドカードです。ポイント還元率が高くポイント利用の場面も増え、特に空港ラウンジが無料ということもあって、一般ゴールドカード以上の特典を受けられます。それで、コストパフォーマンスが高いゴールドカードとして、人気になっているのです。

◎楽天ゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・楽天市場でいつでもポイント5倍など、ポイント還元率が非常に高い
・年会費が安いにもかかわらず、空港ラウンジの無料利用などゴールドカードのメリットをきちんと備えている
・世界38拠点のトラベルデスクを無料で利用

【5位】ミライノ カード GOLD

住信SBIネット銀行ユーザーなら還元率1%!現金でキャッシュバック

伏兵が5位にランクインしました。
住信SBIネット銀行が発行する「ミライノ カード GOLD」の年会費は、ゴールドとしては格安と言ってもよい3,240円(税込、年100万円以上利用で次年度無料)です。基本還元率は0.5%と並ですが、住信SBIネット銀行の口座を持っていると状況は変わります。カードでためたポイントは、1ポイント当たり同銀行の「スマプロポイント」2ポイントに交換できて、スマプロポイントは1ポイント当たり1円で同銀行の口座にキャッシュバックされます。つまり、1,000円の利用で10円のキャッシュバックを受けられ、還元率は1%に。1%の高還元率で、電子マネーではなく現金と交換できるのは、ほかのカードにない特長といえます。

このほか、引き落とし口座を同銀行に設定すれば振り込み手数料や出金手数料の優遇もあります。ただ、逆に言うと同銀行の口座を持っていないユーザーにとっては価値は半減します。また、ほかのゴールドカードにある「空港ラウンジ」サービスがなく、選べる国際ブランドが「JCB」のみ、という点も留意しておくべきでしょう。

プロのひと言
ターミナル駅前にあったメガバンクの店舗が、次々移転して小ぶりな支店に姿を変えています。自行のネットバンキングやネット専業銀行に押されて、リアルな店舗は縮小を迫られているのです。

そうした流れがゴールドカード選びにも表れてきたのか、今回初めてネット銀行(住信SBIネット銀行)のミライノカード GOLDが5位にランクインしました。このカードは、住信SBIネット銀行を利用している人なら、還元率が2倍の1%になるほかに、住信SBIネット銀行を引き落とし口座にすると、振り込み手数料が1ヶ月最大15回まで無料になるといった特典があります。

毎月たくさんの振り込み案件を抱える個人事業主には願ってもないカードでしょう。しかし、今回ランクインしたのは個人事業主だけではなく、一般の人もネット銀行を利用する機会が増えて、一定の支持を得るようになったからではないでしょうか。

振り込み手数料は現在、メガバンクだと約200〜600円かかり、それらが15件もタダになるなら年会費3240円(税込)は軽くクリアできるでしょう。また、このカードは補償面も優れています。格安の年会費なのに海外、国内旅行傷害保険が最大5000万円まで補償されます。さらに、自動付帯になるといいますから、力を入れているのがよくわかります。「空港宅配優待サービス」など、JCBのサービスを受けられるのもうれしい点です。ただし国際ブランドがJCBしか選べないのが少し残念。今後、選択肢が増えることを期待しています。

◎ミライノ カード GOLDの人気の理由と賢い使い方
・住信SBIネット銀行を持っている人は還元率1%に
・住信SBIネット銀行を引き落とし口座にすると、振り込み手数料が1か月最大15回まで無料
・国内・海外旅行傷害保険が最高5000万円まで自動付帯
・「空港宅配優待サービス」などJCBのサービスを受けられる反面、選べる国際ブランドはJCBのみ

11月の人気ランキングまとめ

一般カードは今回のランキングで変動はありませんでした。高い還元率で13か月間にわたって首位を守る「Orico Card THE POINT」が陥落する日は来るのでしょうか? また、キャッシュレス化を追い風にトップ5入りした「イオンカードセレクト」も5位を守りました。
ゴールドカードでは、「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が2位に返り咲き。今後も「dカード GOLD」との2位争いが見物です。そして、ネット銀行で勢いに乗る「住信SBIネット銀行」が発行する「ミライノ カード GOLD」が初のランクインを果たしました。同銀行は振り込み手数料の優遇や使いやすさなどで、顧客満足度の高いネット銀行ですが、その人気がクレジットカードにも波及した格好となりました。

アメリカンエキスプレスは順位を1つ下げ7位に。ステータスの象徴ともいえるカードが、ランキングから姿を消したのは少し寂しさがありますが、ステータスカードの中で新しい動きも出てきました。これまでは、プラチナカードを持とうとしても、招待制でしたから、なかなか難しかったのですが、10月から申し込みに近い形で持てるように変わりました。それにしても、これまで招待制を絶対に譲らなかったアメックスにとっては大きな決断だったといえます。

しかし世の中は、もうステータス一本で張り合える状況ではなくなったことも確かです。SNSだ、ビックデータだ、といった時代はやはり常に人も、カードもアクティブに動いて(使ってもらって)本領を発揮する時代になっています。ですから、それに合わせてこれまでの仕組みを変えようと大きく舵を切ったのです。

とはいってもまだ頂点には、幻のブラックカードといわれる「センチュリオンカード」という大御所がいますから、一方ではこれをプラチナカードと考えれば、それぞれがワンランクずつ下がってきたと思えばよいだけの話かもしれません。利用者としてはそういうふうに考えることができます。

こうした動きを続けていれば、アメックスはやがて復活するでしょう。今はとりあえずプロパーカードはランキングから姿を消していますが、またすぐに新しい形で帰ってくると思います。

その兆しが現れているのが、楽天プレミアムカードではないでしょうか。楽天は先日、アメリカン・エキスプレスと提携したことを発表しました。その結果、今度この楽天プレミアムカードにアメックスの遺伝子が入ることになるのです。確かにプレミアムカードはプライオリティーパスが充実しているので、アメックスと相性が悪いわけがありません。

提携によって、T&E(トラベル&エンターテイメント)周りのサービスが使えるようになれば、このカードはさらに魅力を増すでしょう。楽天ゴールドカードよりも上に行く可能性も出てきています。今後、アメリカン・エキスプレスは、プロパーカードが頑張るのはもちろんですが、他社のカード(クレディセゾン、エムアイカード、ニコス、楽天カード)の中に入って、その優れたサービスの数々を提供するといったケースも増えてくると思います。

11月の新しい動きとしては、オリコやアメリカン・エキスプレスなどが2020年の東京オリンピックに備え、来日する欧米人のおもてなしとしてコンタクトレス決済の本格的なサービスの告知を始めたことでしょうか。マクドナルドやローソンが対応を始めており、今後どの程度拡大していくか注目です。

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※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

岩田昭男

岩田昭男

クレジットカード評論家・早稲田大学を卒業後、月刊誌の記者を経て独立。クレジットカードのオピニオンリーダーとして30年にわたり活動しています。

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