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あのクレジットカード、人気なのはなぜ?

価格.comのクレジットカード人気ランキング、人気の理由をプロが解説!(2020年10月版)

クレジットカードを、さまざまな特徴別に比較できる価格.comのクレジットカードカテゴリ。その中でも人気のコンテンツのひとつが、クレジットカードの人気ランキングです。ランキングではどんなクレジットカードがユーザーの支持を集めているのか、ひと目でわかるため、カード選びの参考にする人も多いでしょう。

とはいえ、クレジットカード初心者にとって「このカードって何で人気なの?」「こっちのカードと比べて何が違うの?」と、疑問に思うことも多いのでは?

そんな疑問に答えるべく、2020年10月版のランキング(2020年10月1日更新)上位のクレジットカードについて、専門家が人気の理由をくわしく分析して紹介し、おすすめの使い方なども解説します。
(本記事内の価格表記は基本的に税込です)

2020年10月版のクレジットカード人気ランキングは?

人気の価格.comのクレジットカード人気ランキング。2020年10月版の一般カードとゴールドカードの順位は以下のとおりでした。(この記事は2020年10月1日に更新されたランキングを基に作成しており、現在のHP上のランキングと異なる場合があります

一般カードランキング上位の5カード

1位:楽天カード
2位:JCB CARD W
3位:dカード
4位:Orico Card THE POINT
5位:三井住友カード

ゴールドカードランキング上位の5カード

1位:dカード GOLD
2位:Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
3位:楽天ゴールドカード
4位:三井住友カード ゴールド
5位:ダイナースクラブカード

「一般」「ゴールド」両部門を合わせクレジットカードの総合人気ランキングや、各部門の6位以下も含めた人気ランキングは、下記リンクよりご覧ください。

2020年10月版の一般カードランキングは、トップ5の顔ぶれは変わりませんでしたが、一部で順位変動がありました。「楽天カード」は1位をキープしましたが、9月版で3位だった「JCB CARD W」が2位に、4位だった「dカード」が3位とそれぞれひとつ順位を上げました。いっぽうで、2位だった「Orico Card THE POINT」は4位に順位を下げました。

ゴールドカードランキングも、一部で順位が変わりました。「dカード GOLD」が1位を、格安ゴールドカードとして人気の「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が2位をそれぞれキープ。いっぽうで、9月版で5位だった「楽天ゴールドカード」が3位浮上を果たし、「ダイナースクラブカード」が5位に入り、2か月ぶりにトップ5入りを果たしました。

一般カード人気ランキング上位のカード

【1位】楽天カード

楽天のサービスをフル活用すれば高還元率に
年会費無料で高還元の「楽天カード」が12か月連続で首位の座を守りました。長期にわたって支持される理由は、年会費無料のカードでありながら、圧倒的にポイントを貯めやすい点にあります。基本的なポイント還元率は1%ですが、楽天市場で利用すれば、ポイント3倍にアップ。楽天銀行や楽天トラベルなど、楽天グループのさまざまなサービスを組み合わせて利用すれば、10%を超える還元率とすることも可能です。金融、レジャー、ファッションなど多様なサービスを展開する楽天グループならではのメリットと言えるでしょう。

「楽天カード」を組み合わせると、メリットが大きくなるのがスマホ決済の楽天ペイ。「楽天カード」から残高にチャージし(0.5%還元)、その残高から支払うと(1%還元)、合計1.5%という高いポイント還元率が実現します。「楽天カード」は、楽天ポイントを抜きには語れませんが、有効期限が短い期間限定ポイントも、楽天ペイで利用可能です。大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)はもちろん、大手の家電量販店や飲食チェーンも加盟店になっており、使える店舗がかなり幅広くなってきている印象です。

さらに2020年5月から、楽天ペイのアプリ上でJR東日本の電子マネー・Suicaの発行やチャージ、利用が可能になりました。これによって、楽天ペイがあれば、全国の鉄道やバスの利用が可能になるうえ、「楽天カード」から楽天ペイのSuicaにチャージすると、200円ごとに1Pの楽天ポイントも付与されるので、必然的に楽天カードへの注目度も一層高まることが考えられます。首位の座をキープしているのも、こうした点が評価されたからでしょう。

◎楽天カードの人気の理由と賢い使い方
・年会費が無料のうえ、ポイント還元率が高い
・楽天グループのサービスをフル活用すれば、ポイント還元率10%超えも可能に
・楽天ペイなら、有効期限が短い期間限定ポイントの利用も可能

【2位】JCB CARD W

JCBが発行する「JCB CARD W」が9月版からひとつ順位をあげ2位となりました。JCBのブランド力に加えて、年会費無料でありながら常に還元率が1%と、ほかの高還元カードに負けない高いコストパフォーマンスが人気を集めています。

39歳以下限定で申込可能。還元率は常に1%
「JCB CARD W」は39歳以下限定で申し込めるカードですが、一度入会すれば40歳以降も利用し続けることができます。何といってもその魅力は高い還元率。JCBのほかのカードと比べて、常時2倍のポイントをもらうことができ還元率は1%。優待対象店であるセブン-イレブンでは2%還元、「スターバックス カード」へのオンライン入金は5.5%と非常に高い還元率に。また、Amazonでの買い物も「Oki Dokiモール」を経由することで2%還元となります。旅費をカードで支払うことが条件の「利用付帯」ではありますが、最高2000万円の海外旅行保険も付帯しています。

「JCB CARD W」の基本機能に加え、女性向けの保険を手頃な価格で追加できる「JCB CARD W plus L」もあるので、気になる方はこちらのカードもチェックするとよいでしょう。

◎JCB CARD Wの人気の理由と賢い使い方
・39歳以下限定で申し込める年会費無料のカード
・還元率がJCBのほかのカードの2倍にあたる常時1%
・優待対象店であるセブン-イレブンなどでは、さらに還元率がアップ

【3位】dカード

NTTドコモ発行の「dカード」は順位をひとつあげ3位になりました。常時1%の高い還元率があるうえ、コンビニなどでの特典が付帯しているのが特徴で、ドコモユーザー以外にもメリットのあるカードです。

ローソンでの特典が魅力だが、一部が2020年11月末で終了
年会費は無料で、100円の利用ごとに「dポイント」が1P貯まります。特徴のひとつはローソンでこのカードを決済・提示すると、料金が3%オフになったうえに、1.5〜2%分のdポイントが貯まる点にあります。ただ、このうち3%オフの特典は2020年11月末で終了することが発表されたのは残念なところ。このほか、マツモトキヨシでも、4%分のdポイントが貯まるほか、ENEOS、JALなども特約店になっており、ポイントが追加で付与されます。電子マネー「iD」も搭載されており、コンビニなどの少額決済にも手軽に利用できるのもメリットでしょう。

なお、購入1年以内の携帯電話を紛失、あるいは壊して修理不能となり、新たに購入する際に最大10,000円が補償されるサービスがありますが、再購入する携帯が以前と同一機種・同一カラーであることなど、細かく条件が設定されているので、利用の際はよく確認しましょう。

所定のプランを契約するドコモユーザーが、携帯料金を「dカード」払いにすると月額170円オフとなる特典もあります。ただ、利用料金が一定以上のドコモユーザーなら、後ほど紹介する「dカード GOLD」のほうが多くのポイントを獲得できる場合もあるので、比較してみたほうがよいでしょう。

◎dカードの人気の理由と賢い使い方
・1%と常に高い還元率
・マツモトキヨシで4%分のポイントを獲得できる
・毎月の利用料金が一定以上のドコモユーザーは、「dカード GOLD」のほうがメリットがある場合も

【4位】Orico Card THE POINT

「Orico Card THE POINT」は2つ順位を落とし4位に。順位は落ちましたが、ポイント還元率の高さと、貯めたポイントの交換先が幅広い点は多くの人気を集めています。

ポイントの交換先多数!
年会費無料ですが、基本のポイント還元率が1.0%(100円=1オリコポイント)。さらに、オリコが運営するECサイト「オリコモール」を経由してアマゾン(Amazon)で買い物すると、還元率が2%にアップ。ちなみに、Amazon公式の「Amazon Mastercardクラシック」は還元率が1.5%(Amazonプライム会員は2%)です。「オリコモールを経由する」という手間をかければ、本家を上回る還元率となります。さらに、入会後6か月間は還元率が2倍にアップする特典もユーザーを引きつけています。

貯めたポイントはAmazonギフト券やEdyギフトなどであれば、即時に交換可能。即時ではありませんが、ANAマイルやJALマイルのほか、楽天ポイントといった共通ポイントと交換することもでき、使い道に困ることがありません。

年会費無料の「Orico Card THE POINT」の還元率の高さとポイントの使いやすさは魅力的です。ただし、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」で頻繁にネットショッピングをする人にとっては、「楽天カード」や「Yahoo! JAPANカード」を選んだほうがより高い還元率を得られるので、これらのカードを検討したほうがよいでしょう。

◎Orico Card THE POINTの人気の理由と賢い使い方
・ポイント還元率が高く、「オリコモール」経由なら1.5%以上も
・「オリコモール」経由で、アマゾン利用の際に2%還元
・Amazonギフト券やANA・JALマイルなど、貯まったポイントの交換先が幅広い

【5位】三井住友カード

「三井住友カード」は9月版と同じく5位をキープ。1980年に日本初のVisaカードを発行した歴史あるカード会社のひとつ、三井住友カードが発行するクレジットカードとして知名度の高い1枚です。

年会費は1,375円で、初年度は無料(インターネットからの入会が条件)。最高2000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯(旅費などを事前にクレジットカードで決済すれば保険が適用される)として付いているほか、iDなどの電子マネーでの支払いもスムーズです。基本のポイント還元率は0.5%(200円利用で1P)と並のレベルですが、大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドではポイント5倍になるサービスを行っています。

こうしたポイントプログラムに加え、海外旅行保険がしっかりと付帯していることもあり、クレジットカード初心者が初めて作るカードに適した1枚と言えます。「Visa=三井住友カード」というイメージが定着しており、ナンバーワン国際ブランドである「Visa」のブランド力が人気の下支えとなっている面もあるでしょう。

30年ぶりにカードデザインを刷新、「Visaのタッチ決済」を標準搭載
三井住友カードは約30年ぶりに、カードデザインを刷新しました。2020年2月3日発行分から、カード番号や有効期限などを裏面に集約したほか、「Visaのタッチ決済」を標準搭載するようになり、使い勝手も向上しています。

◎三井住友カードの人気の理由と賢い使い方
・歴史あるカードとしての高いブランド力
・最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)など付帯サービスが充実
・iD、Apple Payなどに対応し電子マネーの支払いがスムーズ

ゴールドカード人気ランキング上位のカード

【1位】dカード GOLD

ドコモの利用料金の10%をポイント還元
NTTドコモ発行の「dカード GOLD」が13か月連続の1位。2019年1月版から2020年10月版の22回のランキングで、1位を逃したのはわずか2回のみということからも、圧倒的な人気がうかがい知れます。最大の魅力は、ドコモのスマートフォンやドコモ光などの利用料金(基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料)1,000円ごとに10%分のdポイントが貯まるところにあります。毎月10,000円支払っていれば、1年間で12,000ポイント貯まります。年会費は11,000円かかりますが、ドコモの利用状況によっては、年会費分のポイントを獲得することも可能です。ドコモの契約件数は約8000万件で、ドコモユーザーの分厚い存在がそのまま「dカード GOLD」の人気につながっています。

海外旅行保険、携帯電話の補償など充実の保険
10%還元だけではありません。海外旅行保険の死亡後遺障害の補償金額が1億円(自動付帯5000万円、利用付帯5000万円)まで付帯されています。また、携帯電話の破損や紛失の際に、最大10万円まで再購入費の補償を受けられるなど、保険が充実しており、万が一に備えたい人にとって作っておいて損はないでしょう。

ただし、ドコモユーザーに手厚いサービスのクレジットカードのため、ソフトバンクやauなどほかのキャリアを使っている人は十分なメリットが得られません。

プロのひと言
「dカード GOLD」は2018年4月に会員数400万人を達成し、2020年1月には640万人になったとのことです。これだけの短期間に240万人の会員を集めるゴールドカードというのは、私の経験ではこれまで見たことがありません。ドコモユーザーなら利用料金の10%還元、というサービスがわかりやすく、インパクトがあることの証明でしょう。

私も友人への説明がしやすく、理解も早いので、何かと言えばこの話を引き合いに出していましたが、そのうち友人たちもこのカードを持って、ほかの友人に同じ説明をするようになりました。
ドコモは共通ポイント「dポイント」の加盟店の拡大にも力を入れ、利便性もアップ。スマホ決済「d払い」でもメルカリとAmazonと連携して大型キャンペーンを打っていますから魅力は倍増しています。

◎dカード GOLDの人気の理由と賢い使い方
・ドコモのスマホや光回線の利用料金の10%分のポイント還元
・海外旅行保険の自動付帯、携帯電話が壊れた際の補償など保険も充実
・ドコモユーザー以外にはメリットが少ない

【2位】Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

オリコモール経由ならポイント還元率2%+α
9月版で久々にトップ5入りを果たした「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が2位をキープしました。年会費は一般カード並みの1,986円。一般カード4位の「Orico Card THE POINT」も高還元率カードですが、使い方次第ではさらに高い還元を受けられる点が、このカードの魅力になっています。

基本のポイント還元率は、「Orico Card THE POINT」と同じ1%。違うのは、オリコモールを経由したときと、「iD」「QUICPay」といった電子マネーで支払いしたときの還元率です。オリコモール経由ならアマゾンで2.5%還元、電子マネーは1.5%の還元率となります。それぞれ「Orico Card THE POINT」よりも0.5%多くもらえます。ほかにも、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されており、実用性に富んだクレジットカードと言えるでしょう。

ただ、「Orico Card THE POINT」の上位カードにあたりますが、高いステータス性はありません。コンシェルジュや空港ラウンジのようなサービスなどもなく、「ステータスカードを1枚は持っていたい」という人の期待に応えるのは難しいでしょう。

◎Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの人気の理由と賢い使い方
・年会費が安いうえ「オリコモール」経由でポイント還元率が2%+αと高い
・最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
・旅館やホテル、レジャー施設が割引価格で利用できるなどサービスが充実

【3位】楽天ゴールドカード

「楽天ゴールドカード」は2つ順位をあげ3位となりました。年会費2,200円の格安ゴールドカードですが、楽天グループのサービスを使えば、楽天ポイントがザクザク貯まる楽天ユーザー必携とも言えるゴールドカードです。

このクレジットカードを使って楽天市場で買い物をすると、ポイント5倍に。さらに楽天の各種サービスを併用すれば、10%を超える還元率も実現可能です。

貯まったポイントは、楽天の各種サービスで使えたり、ANAマイルに交換できたりします。格安ゴールドカードであるにもかかわらず、国内主要空港だけでなくハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国・仁川国際空港ラウンジを年間2回、無料で利用できます。

プロのひと言
長い間、楽天は「楽天カード(年会費無料)」と上位の「楽天プレミアムカード(年会費11,000円)」の2本立てでやってきましたが、その間の価格帯(年会費2,200円)で、リーズナブルなゴールドカードとして登場したのが、この「楽天ゴールドカード」です。「楽天カード」のサービスでは物足りないが、「楽天プレミアムカード」よりも手頃に利用したい、というユーザーのニーズをうまくすくい取っています。

ポイント還元率が高いうえ、国内主要空港ラウンジを年間2回、無料で利用できるというコストパフォーマンスの高さが、人気を集めているのでしょう。

◎楽天ゴールドカードの人気の理由と賢い使い方
・楽天市場でいつでもポイント5倍など、ポイント還元率が非常に高い
・年会費が安いにもかかわらず、空港ラウンジが年間2回、無料利用できる

【4位】三井住友カード ゴールド

国内主要空港のラウンジ無料利用など、充実のサービス
「三井住友カード ゴールド」は、順位をひとつ落とし4位になりました。ただ、三井住友カードが発行するゴールドカードで、充実したサービスには安定した人気があります。国内主要空港のラウンジが無料で使えるほか、一流ホテル・旅館を厳選した宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」で予約をする際は、初回7%オフ、2回目以降5%オフで利用できます。国内外の旅行傷害保険は自動付帯と、利用付帯合わせて最大5000万円が補償されます。

このカードは通常、200円ごとに「Vポイント」が1ポイント貯まります。大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドでポイント5倍になるのは「三井住友カード」と同様です。貯めたポイントは、楽天ポイントやdポイント、ANAマイルに交換可能です。ただし、基本の還元率は「0.5%」と、決して高い数字とは言えません。年会費が11,000円(インターネットからの入会で初年度無料)と、ゴールドカードの中では決して高い部類には入らないので、還元率よりもサービス優先、ステータス優先の場合は問題ありません。しかし、お得さやコストパフォーマンスを最優先とする場合は、別のカードも検討したほうがよいでしょう。

◎三井住友カード ゴールドの人気の理由と賢い使い方
・歴史あるカード会社のゴールドカードで信頼感・知名度は抜群
・空港ラウンジ無料、高級宿泊施設の料金割引などサービス面は充実

【5位】ダイナースクラブカード

「ダイナースクラブカード」が5位に入り、2か月ぶりにトップ5に入ってきました。1961年に日本で初めて発行されたクレジットカードとして知られており、三井住友トラストクラブが発行しています。年会費は24,200円です。

高級レストランを2名以上予約で1名分が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」
ダイナースクラブカードの魅力は「ダイニング」にあります。高級レストランで2名以上のコースを利用すると、1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」を利用できます。最近はほかのゴールド・プラチナカードも追随して、同様のサービスを展開していますが、「ダイナースクラブカード」は対象レストランが全国各地の300店超と、店舗数でほかのカードを上回っています。

旅行やレジャーでも、このカードは強みを発揮します。国内と海外計1,000か所以上の空港ラウンジが無料で利用できるほか、最高1億円の傷害死亡・後遺障害保障の海外旅行保険も付帯されており(自動付帯5000億円+利用付帯5000億円)、帰国後には空港からの手荷物宅配サービスも行っています。ただ、基本のポイント還元率は0.4%で、高いとは言えません。

プロのひと言
「ダイナースクラブカード」会員は「エグゼクティブ ダイニング」を利用し、高級レストランを2名で予約すると、1名分は無料になります。対象レストランのコース料理はひとり1万円前後はかかるので、年間2回利用すれば2万円分のサービスが受けられることになり、年会費24,200円のもとは十分に取れるでしょう。接待はもちろん、夫婦や恋人など大事な人との食事には重宝します。ラウンジの無料利用や海外旅行保険も充実しており、旅好きや出張で海外を飛び回るビジネスマンにはメリットを得られるカードです。

ただし、「グルメ」や「旅」にさほど興味がなく、還元率の高さを求めるユーザー向けのカードではありません。日常で使えるようにほかの高還元率カードを持っておき、非日常の旅やグルメを満喫するために「ダイナースクラブカード」を使う、という使い方はアリかもしれません。

◎ダイナースクラブカードの人気の理由と賢い使い方
・高級レストランで2名以上のコース利用で、1名分が無料となる「エグゼクティブ ダイニング」
・国内外1,000か所以上の空港ラウンジが無料利用で、最高1億円の海外旅行保険が付帯

2020年10月版人気ランキングまとめ

一般部門では、2位浮上の「JCB CARD W」に注目
一般カードランキングで、12か月連続1位となった「楽天カード」の人気はまだまだ続きそうです。ポイントを貯めやすいカードであることはもちろん、貯めたポイントをカード支払い代金に充当できたり、投資信託の購入にあてられたりと、ポイントを使うという面でもさまざまな工夫が施されています。さらに、「楽天ペイ」アプリ上で「Suica」の発行や利用が可能になり、「楽天カード」からチャージすると、0.5%分のポイントが還元されるのも魅力のひとつです。いっぽう、2位浮上を果たした「JCB CARD W」。トップ5常連のカードではありますが、2位にまで順位をあげるのは初めてのこと。新規申込みは39歳以下限定という縛りのあるカードですが、年会費無料でありながら常に1%還元となるうえ、セブン-イレブンやAmazonといった利用頻度の高い店舗・サイトで高還元になる点が人気の理由になっています。

ゴールド部門では「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」に注目
ゴールドカードランキングでは、「dカード GOLD」が13か月連続で1位と独走状態。また、9月版で久々にトップ5入りを果たした「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」も2位をキープしました。「Orico Card THE POINT」と比べると、オリコモール経由時と電子マネー使用時のポイント還元率が「+0.5%」となり、海外旅行保険も自動付帯。年会費も2,000円に満たず、コスパに優れたカードとして人気があるので、今後も上位をキープできるか注目です。

また、最近はとかく、スマホ決済事業者が大型のキャンペーンを展開する傾向があります。この影響がクレジットカードにも及んでおり、d払いと好相性の「dカード」「dカード GOLD」、そして楽天ペイと好相性の「楽天カード」の人気は今後も続くと考えられます。

マイナポイント事業の還元がスタート
2020年6月で国によるポイント還元事業が終了しましたが、9月からはマイナポイント事業の還元が始まっています。この事業は、マイナンバーカードにひも付けたQRコード決済やクレジットカード、電子マネーを使って決済(あるいはチャージ)をすると、国から25%分、最大5,000円分の還元が受けられるというもの。決済サービスによっては、国の還元に加えて500〜2,000円程度、独自に上乗せするところもあるので、ひも付ける決済サービスを決める際はそれらの点にも着目するとよいでしょう。

いまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルスは、クレジットカード業界にも影響を与えています。国境を越えての移動ができなくなったため、航空系カードなどは打撃を受けているいっぽうで、巣ごもり消費が進み、楽天やアマゾンなどのネットショッピング系のカードは活躍しています。カードの特徴によって、影響はさまざまですが、キャッシュレス決済全体で見ると、新型コロナウイルスの感染防止のため「現金を触りたくない」という人は確実に増えており、現金を触らずに決済ができるキャッシュレスには、追い風が吹いていると感じています。この追い風を受け、どういったカードが支持を伸ばしていくのか、注目していきたいと思います。

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※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

岩田昭男

岩田昭男

クレジットカード評論家・早稲田大学を卒業後、月刊誌の記者を経て独立。クレジットカードのオピニオンリーダーとして30年にわたり活動しています。

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