節約
東京―新函館が11,610円、東京―仙台のグランクラスが8,840円

【2021年度版】グランクラス含め新幹線が最大50%オフ! 4つのお得なJRきっぷ・商品

新幹線の片道料金が「東京―新函館(指定席)は11,610円」、「東京―仙台(グランクラス)は8,840円」とそれぞれ通常の約半額――。

これは現在(2021年7月時点)、JR東日本が期間限定で販売中の割引きっぷの一例です。今、JR東日本を含めたJR各社はコロナ禍で減少した需要を取り戻そうと、期間限定の割引きっぷを販売、あるいは計画しています。割引きっぷ自体はコロナ前から販売されていますが、現在発売中のものは特に割引率が高いのが特徴。一例で示したように、新幹線のファーストクラスと呼ばれる「グランクラス」を対象にしているものも。

そこで、JR各社から販売されている割引きっぷやツアー商品のうち、特に利用価値の高い4種類を紹介します。いずれもメリットの大きいきっぷ・商品ですが、購入方法や変更・キャンセルのルールなどはそれぞれ異なります。注意点もしっかり押さえたうえで、上手に利用しましょう。
(本記事は2021年7月時点の情報を基に掲載しています。新型コロナウイルス感染防止のため、各社のサービス内容が変更になっている可能性があります。必ず公式サイトにて最新の情報を確認するようお願いいたします。また、旅行・移動の際は、感染症対策を行うようにしましょう)

現在、JR各社で割引率の高いきっぷが販売されています

現在、JR各社で割引率の高いきっぷが販売されています

【1】JR東日本「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」:JR東・JR北の新幹線・特急料金が最大50%オフ

JR東日本が販売している「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」は、乗車20日前まで販売されている片道の乗車券と指定席特急券がセットになった割引きっぷです。列車・区間・席数・ネット限定で販売されます。2021年4月3日〜2021年9月30日までは、東北の観光復興を目的とした「東北ディスティネーショキャンペーン」の実施にあわせて、JR東日本の新幹線(東北・北海道・秋田・山形)を最大半額で利用できるほか、一部のJR東日本特急列車(在来線)も通常の半額となっています。今回は目玉企画として、「グランクラス(飲料・軽食なし)」とグリーン車指定席も最大50%オフの対象になっています。

ポイント1:グリーン車やグランクラスも今なら半額に

東京駅発着の主な区間について、通常料金(普通車指定席)と「お先にトクだ値スペシャル」の料金(普通車指定席、グリーン車、グランクラス)の料金比較を以下の表にまとめました(大人1名の場合/子どもは半額)。

たとえば、「東京—仙台(片道/大人1名)・やまびこ」の場合、「お先にトクだ値スペシャル」を使うと普通指定券は5,440円(通常価格=新幹線eチケット=:10,890円)、グリーン車は7,260円(通常価格:14,550円)、グランクラスは8,840円(通常価格:17,700円)。どれも割引率が非常に高くなっていますが、なかでもグランクラスを半額で利用できる機会はめったにないので、今回のキャンペーンを活用し、利用してみるのもよいかもしれません。

グランクラスには「飲料・軽食あり」と「飲料・軽食なし」の2種類がありますが、今回の割引きっぷの対象になるのは後者。そのため食事や飲み物のサービスはなく、アテンダントも乗車していませんが、上質なインテリアとゆったりとしたリクライニングシートを通常の指定券よりも安い価格で体験できます。

また、JR東日本の特急列車(「常磐線 ひたち」「羽越本線 いなほ」「奥羽本線 つがる」など)を対象にした「お先にトクだ値スペシャル」も販売されています。期間は2021年9月30日乗車分までで、こちらも約半額と割引率が高くなっています。

ゆったりとしたリクライニングシートが備わったグランクラス

ゆったりとしたリクライニングシートが備わったグランクラス

ポイント2:利用区間が限られているが、途中下車してもOK

「お先にトクだ値スペシャル」利用時に注意したいのは、利用できる列車や区間が限定されていること。たとえば、秋田新幹線こまち(東京―秋田)で設定された乗降駅は、東京・上野・大宮・秋田のみ。途中下車すると、きっぷはその時点で前途無効となりますが、秋田駅の2つ手前の角館駅で降りることも可能です。この場合でも、「お先にトクだ値スペシャル」の「東京―秋田」は8,950円と「東京―角館」の乗車券+指定席特急券の新幹線eチケット代金より8,000円程度安くなります。希望の場所が乗降駅に指定されていなくても、利用する価値はあるでしょう。

ポイント3:JR東日本の予約サイト「えきねっと」限定で販売、チケットレス乗車が必須

「お先にトクだ値スペシャル」のきっぷを購入できるのは、JR東日本の予約サイト「えきねっと」のみ。駅の窓口や券売機では購入できないので、まずは本人名義のクレジットカードを用意して「えきねっと」への会員登録を行いましょう。また、「お先にトクだ値スペシャル」を利用するためには、新幹線にチケットレスで乗車できる「新幹線eチケットサービス」の利用が必須。乗車までに必ず、マイページからSuicaやICOCA、PASMOなど「ICカード情報」の登録を行いましょう。

ポイント4:乗車日20日前までの購入が必要。発売日1週間前から「事前受付」

「お先にトクだ値スペシャル」の販売期間は、乗車日1か月前の午前10時〜20日前の午前1時50分。たとえば8月10日乗車分の販売期間は、7月10日午前10時〜7月21日午前1時50分となります。通常のきっぷに比べて販売期間が短く、出発の20日前までには予定を確定させる必要があります。

実は、発売開始のさらに1週間前の14時から「事前受付」を行っているのでこちらも要チェック。「事前受付」とは、発売前のきっぷをひと足先に申し込むことができる「えきねっと」限定のサービス。先着順ではなく抽選なので確実に購入できるわけではありませんが、連休や年末年始など人気のきっぷを狙うなら、ぜひ活用したいところです。第3希望まで申し込みができ、きっぷの発売時刻(乗車日1か月前の10時)になると、希望のきっぷを購入できたかどうか「えきねっと」会員ページで確認できます(メールも届きます)。もし落選してしまったらすぐに、通常販売に切り替えてトライしましょう。

ポイント5:変更は無料 、キャンセル料は320円

列車の変更は発車4分前までなら無料(JR東日本、JR北海道および北陸新幹線のエリアで利用区間が完結する場合)。「えきねっと」の会員ページから自分で操作できるので、スマホがあれば外出先での変更も簡単です。キャンセルも発車4分前までなら「えきねっと」の会員ページから操作ができ、1席につき320円の払戻手数料を差し引いた金額が、購入時に利用したクレジットカードに払い戻されます。

【2】JR東日本「えきねっとトクだ値」:特急「踊り子号」が30%オフ

ポイント1:2021年7月1日から、割引エリアが伊豆急下田駅まで拡大

もうひとつ、JR東日本の割引きっぷで注目したいのが、特急「踊り子号」が30%オフになる「えきねっとトクだ値」です。当初は2021年3月31日までの期間限定で販売されていましたが、1年間延長され2022年3月31日までとなりました。さらに対象区間についても、2021年6月30日までは「東京・新宿〜伊東」でしたが、7月1日以降は伊豆急下田駅まで拡大されました。

主な区間の料金は以下のとおりです。たとえば、通常時6,060円の「東京駅〜伊豆急下田」は4,240円となります。ただし「サフィール踊り子」号など一部列車は対象外です。

ポイント2:購入は乗車日1か月前から当日午前1時50分まで

「えきねっとトクだ値」のきっぷは、乗車日1か月前から乗車当日午前1時50分まで、えきねっと会員限定・インターネット申し込み限定で購入できます。前述した「えきねっとトクだ値スペシャル」と同様に、発売開始のさらに1週間前の14時から「事前受付」を行っているので、繁忙期にはこちらの活用がおすすめです。

「えきねっとトクだ値」の新幹線区間はチケットレスでの乗車が必須ですが、こちらはチケットレスか、またはJR東日本の指定席券売機・みどりの窓口などで紙のきっぷを受け取るか、どちらでも選択可。ただし、伊豆急行線内の各駅ではきっぷの受け取りができません(帰りのきっぷを購入した場合、出発までにJR東日本の窓口などで受け取っておく必要があります)。

ポイント3:変更は無料 、キャンセル料は320円

列車の変更は発車6分前までなら無料。「えきねっと」の会員ページから自分で操作できるので、スマホがあれば外出先での変更も簡単です。キャンセルも発車6分前までなら、「えきねっと」の会員ページから操作が可能。1席につき320円(きっぷ受け取り後は発売額に割引率を乗じた額)の払戻手数料を差し引いた金額が、購入時に利用したクレジットカードに払い戻されます。

特急「踊り子号」が30%オフになる「えきねっとトクだ値」

特急「踊り子号」が30%オフになる「えきねっとトクだ値」

【3】JR東海ツアーズ「ずらし旅」:新幹線+宿泊が格安

人混みを避ける形で旅を楽しむ「ずらし旅」も、人気を集めています。こちらは、JR東海ツアーズが2020年7月から販売しているツアー商品。旅をする場所や時間をずらすことで、混雑を回避した旅行ができる内容になっており、東海道新幹線(普通車またはグリーン車)の往復乗車券にホテルを組み合わせた「宿泊プラン」と「日帰りプラン」があります。「宿泊プラン」には密を避けながら楽しめる「選べる体験クーポン」が、「日帰りプラン」には「キオスクで使える1,000円分(税込)の利用券」が用意されます。

ポイント1:ホテル付き旅行が、往復の新幹線きっぷ単体とさほど変わらない価格で

利用期間は、宿泊プランは9月30日チェックアウト分まで。対象エリアは以下のとおりです。
新幹線+宿泊プラン:東京・横浜・熱海・三島・静岡・掛川・浜松・名古屋・伊勢・飛騨・京都・奈良・大阪・神戸
新幹線日帰りプラン:東京・横浜・熱海・三島・静岡・掛川・浜松・名古屋・伊勢・高山・下呂・京都・奈良・大阪

たとえば「ずらし旅」で、「東京―京都」の往復新幹線(普通車)に「アーバンホテル京都四条プレミアム」を組み合わせたプラン(1室2名利用)を1泊2日で予約すると、1名あたり23,300円〜となります。東海道新幹線の「東京—京都」の割引きっぷを購入する場合、乗車日21日前まで販売される「EX 早得21」が最安ですが、こちらは片道11,000円で往復22,000円。日にちにもよりますが、往復の新幹線きっぷを買うのとさほど変わらない価格で、1泊旅行が楽しめます。

ポイント2:旅先で魅力的な体験ができるクーポン付き!

「選べる体験クーポン」が付いてくるのも大きな魅力です。たとえば、京都タワーの展望室に営業開始の30分前に先行入場できたり、大阪観光のためのシェアサイクル1日パスが付いていたり、あるいは横浜中華街の完全個室のお店で中華料理を味わえたりするなど、クーポンの内容は行き先と時期によってさまざま。好みや予定にあわせて、好きな体験をひとつ選択できます。

ポイント3:JR東海ツアーズや旅行代理店で販売

「ずらし旅」は、きっぷではなくツアー商品。JR東海ツアーズの公式ホームページや窓口のほか、大手旅行代理店でのみ販売されており、変更・キャンセルの場合は、各代理店のルールが適用されます。通常の時期なら、旅行開始日の20日前からの変更・キャンセルは手数料が発生し、出発日に近づくほど高額(旅行開始後の連絡は代金の100%)になる点は注意しましょう。

シェアサイクル1日パスが付いているなど、密を避けた旅を体験できる「ずらし旅」

シェアサイクル1日パスが付いているなど、密を避けた旅を体験できる「ずらし旅」

【4】JR西日本 「どこでもきっぷ」:JR西日本全線が3日間乗り放題で22,000円。ただし、現在、発売見合わせ中

鉄道ファンの間で「破格の安値」と話題を集めているのが、JR西日本の「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」。ただし、こちらのきっぷは2021年4月16日から6月22日までの発売を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、発売開始前の4月12日に「発売を当面の間、見合わせる」と発表されました。JR西日本は続報を発表していませんが、同社広報部に問い合わせたところ「今後のことは未定」とのことでした。当初予定していた発売期限を過ぎており、実際に売り出されるかは見通せない状況ですが、どのようなきっぷなのか見ていきましょう。内容は以下のとおりです。

ポイント1:関西エリア限定で2日間乗り放題のきっぷなら10,000円

〈JR西日本 どこでもきっぷ〉
JR西日本全線が乗り放題。新幹線・特急の自由席も乗り放題で、指定席(新幹線含む)の予約は期間中6回まで可能。価格は3日間用が22,000円。旅行会社限定で2日間用18,000円も
〈JR西日本 関西どこでもきっぷ〉
JR西日本の路線のうち、関西エリア限定で自由席が2日間乗り放題で、指定席(新幹線含む)の予約は期間中6回まで可能。価格は10,000円

「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」のサービス概要(画像はJR西日本リリースより)

「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」のサービス概要(画像はJR西日本リリースより)

ポイント2:JR西日本の予約サイトなどで販売。7日前までの購入が必要

「どこでもきっぷ」「関西どこでもきっぷ」いずれも、JR西日本のネット予約サイト「e5489(いいごよやく)」のほか、JR西日本管内の主な旅行会社で販売(「どこでもきっぷ」2日間用は旅行会社のみ)。駅の「みどりの窓口」では販売されません。販売期間は、乗車日1か月前の10時から7日前分まで。「e5489」で申し込んだきっぷは、JR西日本の主要駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」であらかじめ受け取る必要があります。チケットレスではないので、注意しましょう。

ポイント3:1名から利用OK

JR西日本が2020年12月までの期間限定で販売していた「どこでもドアきっぷ」は今回と似たような内容のきっぷでしたが、2名以上の利用を条件にしていました。いっぽう、「どこでもきっぷ」「関西どこでもきっぷ」は1名から申し込みOKで、ひとり旅にも活用できます。密を避けて自分のペースでのんびり旅行を楽しみたい、という方にもおすすめです。

ポイント4:利用期間中、6回までなら追加料金なしで指定席の利用可能

自由席は乗り放題ですが、利用期間中6回までなら追加料金なしで新幹線・特急列車の普通車指定席を利用できます。指定席の予約は、きっぷ受取前は「e5489」で、受取後は「みどりの券売機」で受付。どの路線で指定席を利用するのがお得か、あれこれと考えて旅程を組み立てる楽しみもあります。

ポイント5:駅レンタカーが1日4,000円で利用できる特典も

「どこでもきっぷ」「関西どこでもきっぷ」購入者は、JRの駅ナカ、または駅付近にある「駅レンタカー」を事前に予約すると、1日4,000円(Sクラス免責補償料込み)の割引価格で利用できます。対象となるのは、購入したきっぷの乗り放題エリアにある営業所。台数には限りがあるので、早めの予約がおすすめです。

鉄道ファンからの注目度も高い「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」ですが、発売見合わせとなっています

鉄道ファンからの注目度も高い「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」ですが、発売見合わせとなっています

まとめ

以上、JR各社が期間限定で販売している4種類の割引きっぷ・商品を紹介しました。

JR東日本が発売している「お先にトクだ値スペシャル」は、最大50%オフと割引率が高いうえ、路線によってはグランクラスやグリーン車も割引対象になっているのは大きな魅力です。ただし、出発の20日前までの購入が条件。人気の日程・路線はすぐに売り切れる可能性が高いので、発売開始1週間前に申し込める「事前申込」も積極的に利用したいところです。「踊り子号」が30%オフになる「えきねっとトクだ値」は、伊豆方面に行く際には、メリットが大きいきっぷです。

JR東海の「ずらし旅」は、割引率が高くホテルの選択肢も豊富で、文字どおり通常とは「ずれた」ユニークな体験が可能です。ただし、ツアー商品なのできっぷに比べるとキャンセル料が高額になる点は注意が必要です。現段階では、販売されるかどうかは不透明ですが、JR西日本の「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」もチェックしておきたいきっぷです。6回まで新幹線を含めた指定席を利用できたり、レンタカーを1日4,000円で利用できたりと、プラスアルファのサービスも充実しています。販売予定日など、今後の予定が決まったら公式サイトなどで発表されるので、最新の情報をチェックしておくとよいでしょう。

なお、いずれのきっぷ・ツアー商品を利用する際も、“3密を避ける・車内での会話は控える・マスクを付ける”などの基本的な感染症対策をしっかりとることは忘れないようにしましょう。

渡辺裕希子

渡辺裕希子

編集者兼マイラー。JAL、ANAはもちろん、海外航空会社のマイレージにも詳しく、仕事の合間を縫って旅を楽しむ。ポイント、マイルの交換などカードの裏技にも精通。

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