おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望

“2親等内でつながる”と還元率アップ!三井住友カード「家族ポイント」スタート

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済……。めまぐるしく変化を続けるキャッシュレス決済の動向をコンパクトに伝える連載企画「おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望」。最近のキャッシュレス関連のニュースの中から、マネー編集部員やマネー担当ライターが気になったニュースをピックアップしてお届けします。記事内や記事の最後には、記事公開時点で参加可能なキャンペーン情報も掲載していますので、こちらもぜひチェックを。この連載は、毎月月初の公開予定です。

今月は、三井住友カードが始めた新たなポイント還元サービス、「家族ポイント」の話題からお伝えします。

三井住友カードが「家族ポイント」という新たなポイント還元サービスをスタート。その内容とは?

三井住友カードが「家族ポイント」という新たなポイント還元サービスをスタート。その内容とは?(画像は三井住友カードのプレスリリースより)

つながった家族の人数×1%分ポイント還元率がアップ!三井住友カードの 新サービス「家族ポイント」

実家に帰省したり、久しぶりに家族と連絡を取ったりと、年の初めはあらためて家族の存在を意識する時期ではないでしょうか? そんなタイミングで、三井住友カードから「家族ポイント」というユニークなサービスが始まっています(サービス実施は2021年12月22日より)。

カード本会員と「家族としてつながる」とポイント還元率が上がる

三井住友カードの家族ポイントは、三井住友カードの本会員同士が「家族としてつながる」ことで、つながった人全員、一部の加盟店でのポイント還元率がアップするサービスです。家族として登録できるのは、本人と2親等内の最大9人(合計10人)まで。家族の中で誰かひとりが代表者となり、登録したいほかの家族を招待する仕組みで、生計が異なる家族でも登録できます。

家族ポイントでポイント還元率が上がる加盟店は、コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドです。利用金額200円ごとに、通常のVポイントに加え、「家族ポイントに登録した人数×1%」のVポイントが上乗せされます。

上乗せされるポイント還元率は最大で「5%」。たとえば、代表者に家族2人を登録すると「+2%」、5人を登録すると「+5%」となり、6人以上登録しても「+5%」は変わりません。また、1か月あたりのVポイントの付与上限は1カードあたり5万ポイントまでになります。

家族ポイントでは、つながった家族数に応じて最大5%の上乗せ還元が目指せます

家族ポイントでは、つながった家族数に応じて最大5%の上乗せ還元が目指せます(画像は三井住友カードのプレスリリースより)

「三井住友カード(NL)」など最大10%還元となるカードも

この家族ポイントを利用する際、利用するカードによっては最大で「10%還元」も目指せます。たとえば、「三井住友カード(NL)」や「三井住友カードゴールド(NL)」など、コンビニ3社やマクドナルドの利用で「最大5%還元」のカードを家族ポイントで登録すると、ここに最大で「5%」が上乗せされるので、計算上は計10%還元が実現します。対象の加盟店が限られているとはいえ、これは驚異的な水準でしょう。

家族ポイントの登録は、カード会員向けのアプリ「Vpass」から行います。代表者が2親等内の家族をVpass上で招待し、招待された家族が承諾すると登録完了です。登録する家族はあとからも追加で招待できるので、たとえば、成人した家族が三井住友カードの本会員となったタイミングで新たに登録者を増やす、といった使い方もできます。

ひとつ注意したいのが、「ひとりの会員が登録できるのはひとつの家族のみ」という点です。たとえば「代表者A」が「子どもの配偶者」を登録し、これを「家族A」とします。この場合、「子どもの配偶者」が「家族A」とは別に、「自分の親」を代表者とする「家族B」に加わるといったことはできないようです。2親等の範囲は思いのほか広いため、利用する際は誰が代表者となるか、誰とつながるかなどを慎重に決める必要があるでしょう。

「家族カード」とはまったく異なるコンセプト

家族向けのクレジットカードのサービスといえば「家族カード(家族会員)」がよく知られている存在です。これは、本会員と生計をともにする配偶者や満18歳以上の子ども、両親など「1親等内の家族」を対象とするサービスで、本会員と同等、もしくはそれに近いポイントプログラムや付帯特典を利用できるというもの(カード会社によって詳細は異なります)。年会費も家族会員は無料、あるいは本会員より安いケースが一般的でした。

今回、三井住友カードが打ち出した家族ポイントというサービスは、家族カードと同じく「家族」という名称こそ使っているものの、その中身はかなり異なります。「コンビニやマクドナルドでのおトクなポイント還元」と「家族内の既存の本会員からの後押し」を武器にした、新たな本会員獲得がこのサービスの本質と言えます。ユーザーの側も、家族カードとはまったく別のサービスとして利用を検討したほうがよさそうです。

「家族ポイント」を登録すると1,000円相当がもらえるキャンペーンを実施中(4月30日まで)

三井住友カードは現在、家族ポイントの開始を記念したキャンペーンを実施中です。期間中に家族ポイントに登録すると、代表者、招待者ともに1,000円相当のVポイントギフトがもらえます。ただし、代表者が複数人を家族登録しても、ギフトプレゼントは1,000円までとなります。

キャンペーン期間:開催中〜2022年4月30日
公式サイト:https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo7242633.jsp

探し物トラッカー「Tile」を搭載したクレジットカードが三井住友カードから登場

三井住友カードは、2022年1月中旬より、探し物トラッカー「Tile(タイル)」を搭載したクレジットカード、「三井住友カード Tile」の発行をスタートします。

基本スペック
名称:三井住友カード Tile
国際ブランド:Visa
カード発行手数料:5,500円(新規発行後に利用代金とあわせて引き落とし)
年会費:1,375円(初年度無料)
ポイント還元率:0.5%/大手コンビニ3社・マクドナルドの利用で+2%
海外旅行傷害保険:最高2,000万円

スマホ経由で音が鳴らせるので、紛失時にみつけやすい

このカードの最大の特徴は、前出のとおり、探し物トラッカーのTileを搭載している点です。TileはスマホアプリとBluetoothでつながり、スマホアプリから音を鳴らしたり、最後にBluetooth接続した場所をスマホで確認できるデバイスです。主にキーホルダーなどに使うことが想定されており、見当たらないときに音を鳴らして探せます。また、逆にTileからスマホの音を出すこともでき、スマホが見つからないときにも使えます。

スマホと連動して音を鳴らせる、探し物トラッカーの「Tile」(写真中央の黒いデバイス。写真はTileのプレスリリースより)

スマホと連動して音を鳴らせる、探し物トラッカーの「Tile」(写真中央の黒いデバイス。写真はTileのプレスリリースより)

クレジットカードの三井住友カード Tileにも物理スイッチとスピーカーが搭載されています。スマホアプリとカードをBluetoothでつないだうえで、スマホのディスプレイに表示されるボタンを押すとカードから音が鳴り、反対にカードのスイッチを押すとスマホが鳴ります。また、カードとスマホが最後にBluetooth接続した場所をアプリ内の地図に表示することも可能です。

Bluetooth接続したスマホアプリを使って、カードに内蔵のスピーカーから音が鳴ります。また、カード下のボタンを押すとスマホから音を出すこともできます

Bluetooth接続したスマホアプリを使って、カードに内蔵のスピーカーから音が鳴ります。また、カード下のボタンを押すとスマホから音を出すこともできます(画像は三井住友カードのプレスリリースより)

カード自体にTile機能を使うためのバッテリーも内蔵されており、付属の専用充電器でフル充電すると最長で半年間の利用が可能です。万が一バッテリーが切れても、クレジットカード機能の利用には影響しません。0.76ミリの薄いカードに収まっているので故障なども気になるところですが、リリースによると1,000回以上の屈曲テストもクリアしているそうです。ただし、物理スイッチとスピーカーを搭載しているからか、ATMや券売機といったカードを出し入れする端末には利用できないようです。

探し物トラッカーは世の中のトレンド、クレカにも広がるか?

一風変わったクレジットカードの三井住友カード Tileですが、初回は1,500枚の限定発行で、すでに先行予約は終了。2022年1月中旬以降に順次発行が開始される予定です。自宅などのカギや財布、定期入れ、スマホなど、日常で持ち歩くアイテムが増えたことを背景に、近年はアップルの「Air Tag」など、探し物トラッカー(スマートトラッカーとも)が続々と登場しています。そんな中で登場した三井住友カード Tile。かなり実験的なクレジットカードとの印象を受けますが、今後、「探し物トラッカー付き」がクレカの1ジャンルとなるのか、注目の1枚と言えるでしょう。

PayPayの「ボーナス運用」が3月24日から一部有料化へ

各種決済サービスやクレジットカードなどの利用で貯まったポイントを疑似的に運用できる「ポイント運用」がここ数年で人気を高めています。なかでも、2020年4月にPayPayが始めた「ボーナス運用」は、2021年12月時点でユーザー数が500万人を超えるなど、高い人気を誇っています。

ボーナス運用は、手持ちのPayPayボーナスを実際の金融商品で疑似的に運用できるというサービス。1ポイントから運用に回せ(運用ポイントに交換)、連動する金融商品の値動きにともなってポイントが増減します。もちろんポイントが減る場合もありますが、増えた分は引き出して支払いにも使えるため、実質的にポイントを増やせる可能性があります。そのおトクさがウケて、ここまで順調にユーザーを増やしてきました。

順調にユーザー数を増やしているPayPayのボーナス運用

順調にユーザー数を増やしているPayPayのボーナス運用(画像はPayPayのプレスリリースより)

手数料無料がウリだったが……

これまで、ボーナス運用を利用する際に手数料は一切かからず、それも人気の理由のひとつになっていました。しかし昨年末、2022年3月24日よりサービスの一部が有料化されることがPayPayから発表され、ユーザーからは「改悪」との声が上がっています。

手数料が発生するようになるのは、PayPayボーナスを運用ポイントに交換する場面です。PayPayボーナス100円相当未満ならこれまでどおり手数料はかかりませんが、100円以上になると1.0%分が手数料として引かれるようになります。たとえば100円のPayPayボーナスを交換した場合、1円相当が手数料として引かれ、運用できるのが99円になる計算です(運用先に選んだ資産の状況により金額は異なります)。

筆者もボーナス運用を利用するひとりですが、完全無料で使えていたことと比べると魅力が減じる感は否めません。ただ、運用ポイントから引き出す際には依然として手数料はかからず、また、前出のとおり100円未満の金額であれば無料で運用に回すこともできます。今後のPayPayの動きには引き続き注視が必要とは思いますが、現時点では、「使い方によっては、まだまだ魅力のあるサービス」との見方もできそうです。

まだ間に合う! 今月のキャッシュレス関連キャンペーンまとめ

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードでQUICKPay利用分5%相当を還元(1月31日まで)

期間中に公式ページからセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(プラスチック/Digital)に入会のうえ、QUICPay加盟店で、「Apple Pay」「 Google Pay 」「セゾンQUICPay」のいずれかで買い物をすると、利用合計金額5%相当(永久不滅ポイント10倍)が還元されます。

キャンペーン期間:開催中〜2022年1月31日
https://www.saisoncard.co.jp/amex/pearl-cs/

横浜市でレシートなどの撮影+アンケート回答で5%還元の「レシ活チャレンジ」開催中(2月28日まで)

期間中に横浜市内の対象飲食店で、「1:店内飲食」「2:テイクアウト」「3:デリバリー」を利用時に「レシート買取アプリ ONE」で「レシート・感染防止対策取組書等を撮影」+「アンケートに回答」すると、飲食店の利用金額の5%分がONEのウォレットに還元されます。

価格.comマネー編集部

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投資・資産運用・保険・クレジットカード・ローン・節約に至るまで、マネーに関する情報を毎日収集。「知らないで損するなんてもったいない」をモットーに、読者のためになる記事を制作します!

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