レビュー
1kgを切る軽さとバッテリー駆動17時間を実現!

「LG gram」第2世代の14型モデルは処理能力、重量、バッテリーのバランスが絶妙だった!

LGエレクトロニクス・ジャパンは昨年2016年9月、同社にとって日本市場初となるノートパソコン「LG gram」(15Z960-G)を発売。同モデルは、15.6型液晶を搭載しながら980gという軽さが話題となった。そしてこの3月10日より、その軽さに加え、長時間駆動を実現した新モデルとして、15.6型の「15Z970-GA77J」と「15Z970-GA55J」、14型「14Z970-GA55J」、13.3型「13Z970-ER33J」の3サイズ4モデルが発売された。ここでは、最大17時間という長時間のバッテリー駆動を実現した14型モデル「14Z970-GA55J」を、実際に触ってレビューする。

重量約970gの14型モデル「14Z970-GA55J」は、片手でも軽々持てる

重量約970gの14型モデル「14Z970-GA55J」は、片手でも軽々持てる

中身が入っているか心配になるほど軽いのに約17時間駆動を実現!

「14Z970-GA55J」は、14型液晶を搭載したノートパソコン。そのスペックで一番注目すべき点は、バッテリーだ。LG化学製の60Whの高密度大容量バッテリーを採用し、10時間前後が相場である14型モデルとしては破格の約17時間(Mobile Mark2014測定結果)の連続駆動を実現。高速充電にも対応しており、わずか20分間の充電で2時間以上、1時間の充電で最大7時間も駆動する。そんな大容量バッテリーを搭載しながらも、ボディ素材に軽くて強いマグネシウム合金を採用することで、重量約970gという1kgを切る軽さを実現した。

実測値は949g。実際に持ち上げてみると、中身が入っているのか心配になるほど軽かった

実測値は949g。実際に持ち上げてみると、中身が入っているのか心配になるほど軽かった

軽いだけでなく薄いのもポイント。厚さはわずか16.5mm

軽いだけでなく薄いのもポイント。厚さはわずか16.5mm

額縁(ベゼル)には、上部が約8.5mm、左右が約6mmと幅が細い「スーパースリムベゼル」を採用。これにより、設置面積(フットプリント)は323.4(横)×211.8(縦)mmと特に縦方向がコンパクトで、ほぼA4サイズに収まっている

ちなみに、フレームの上部が細いためかWebカメラはヒンジの中央部に搭載。ユーザーの顔が下から斜め45度の角度で映し出されることになる

初代LG gramからの細かいグレードアップが多数!

2016年9月に発売された初代LG gram「15Z960-G」と本機を比べると、スペックが着実にアップしている。CPUは、「Core i5 6200U(2.3GHz)」から「Core i5 7200U(2.5GHz)」に強化。メモリー容量は8GBのままだが、DDR3LからDDR4Lへと変わっており、データ転送速度は約1.3倍速くなった。

「CrystalDiskMark 5.2.1x64」でストレージの速度を測定。本機が搭載するSerialATA 3.0接続のSSD(256GB)は、読み込み速度550.9MB/s、書き込み速度406.5MB/sと数値は平均的だが、必要十分な性能といえる

PCの総合的性能を計測するベンチマークソフト「PC Mark 8 Professional Edition」(Futuremark)のHome acceleratedの結果。「14Z970-GA55J」のスコアは3000超えと平均以上の数値を記録した。実際、Webページの閲覧から動画の簡単な編集まで、基本用途はストレスなくこなせた

また、本機は、実際的な使い勝手に関わる便利機能も追加されている。ディスプレイの表示モードでは、目の負担になるブルーライトを抑えて長時間作業の疲労を軽減する「リーダーモード」を初代から継承しつつ、明るい場所で輝度やコントラストを調整して見やすくする「デイライトモード」を新たに搭載。キーボードにはバックライト(明るさは3段階)が追加された。これらの設定がファンクションキーの組み合わせで素早く変更できるのも便利だ。

ディスプレイの通常表示モードの状態

ディスプレイの通常表示モードの状態

ブルーライトを軽減する「リーダーモード」をオンにした状態。写真だとわかりにくいが、見づらくはない

ブルーライトを軽減する「リーダーモード」をオンにした状態。写真だとわかりにくいが、見づらくはない

「デイライトモード」をオンにした状態。通常モードより輝度を上げることで、明るい屋外などでも視認性が良くなる

キーボードにもバックライトを搭載。これは一番明るい状態。暗所でも打ち損じなく文字が打てた

キーボードにもバックライトを搭載。これは一番明るい状態。暗所でも打ち損じなく文字が打てた

インターフェイス関連で特筆すべきは、高速なUSB3.0 Type-Cポートが搭載されていること。ケーブル1本で映像をディスプレイに表示させながら急速充電やデータ転送も行える。このポート用にLANケーブルが繋げられる変換コネクター(写真)も付属

英語キーボードに慣れる必要あり

「14Z970-GA55J」で採用されるキーボードは、英語キーボードだ。日本で主流のJISキーボードと異なる点は、キー上にひらがな表記がないのはもちろん、「@」などの記号の配置が異なったり、日本語入力モードの切り替えが「Alt」+「〜」だったりと、いくつかある。このため、最初はやや慣れが必要になるかもしれない。また、よく使うEnterキーのサイズが小さいのが気になった。慣れていない人にとって打ち損じやすいことは否定できない。いっぽうで、1つひとつのキーはそれ自体に硬さを感じないうえに、浅めでやわらかく快適に打つことができた。ちなみに、初代モデル(15.6型)にはあったテンキーは非搭載。

キーボードの右下には、日本語変換早見表のシールが貼ってある

キーボードの右下には、日本語変換早見表のシールが貼ってある

まとめ

「LG gram」の第2世代モデルは、スペック表から当初予想していた通り、パフォーマンス的には申し分なく、一般的なビジネスパーソンが行う作業は快適にこなすことができる製品だ。そして、半日以上ももってしまうバッテリーや、14型液晶搭載のノートパソコンとしては軽い1kgを切る軽量・コンパクトな筐体により、“外出先での作業のための1台”としてはほぼ完璧なモデルと言える。ただし、やや慣れが必要な英語キーボードの採用とMicrosoft Officeが非搭載な点には注意したい。価格は151,992円(価格.com最安価格)で相場としては少々高めだが、上述の通り押しなべてスペックが高めであり、14型モデルで1kgを切るモデルは現状本機しかないと考えれば、十分納得できるのではないだろうか。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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