防水・防塵ボディやFeliCaポートも復活!

HTC1年ぶりの新モデル、ハイエンドスマホ「HTC U11」タッチレポート

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HTCは、2017年5月17日にAndroidスマートフォンの新モデル「HTC U11」を発表した。これを受け翌日18日に開催されたファンイベント「HTCサポーターズクラブ」の場で、同製品が国内で初お披露目された。その概要をレポートしよう。

5月17日に世界市場向けに発表されたばかりの「HTC U11」。今回さわることができたのは、背面にFeliCaポートのマークがないグローバルモデルだ

約5.5インチの大画面液晶搭載のハイエンドモデル

HTC U11は、約76(幅)×154(高さ)×8.3(厚さ)mm、で重量約170gのボディに、1440×2560表示に対応する約5.5インチの液晶ディスプレイを組み合わせたAndroidスマートフォンだ。HTCの国内向け製品としては、昨年発表されたauの夏スマホ「HTC 10」以来、約1年ぶりに発表された製品となる。目にした実機はかなり大きく、「iPhone 7 Plus」くらいのボリューム感を感じた。

HTC 10は、頑丈な金属性ボディが特徴だったが、HTC U11は、背面全体が曲面ガラスで覆われており、一転して明るくやわらかで繊細な印象だ。感触も、金属や樹脂とは明らかに異なるなめらかなものとなった。なお、国内に投入されるカラーバリエーションは、アイスホワイト、アメイジングシルバー、サファイアブルー、ブリリアントブラックの4色で、グローバルモデルで展開されるレッドは国内投入の予定はない。

このボディは、IPX7等級の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様に対応する。また、国内向けモデルではFeliCaポートも搭載される予定だ。前モデルHTC 10は、グローバルモデルほぼそのままの仕様だったが、本機は一昨年までの「HTC J Butterfly」シリーズのように、再び日本市場向けに最適化された製品となっている。

5.5インチのディスプレイを採用しており、ボディはかなり大型化された

5.5インチのディスプレイを採用しており、ボディはかなり大型化された

テスト機はサファイアブルー。ガラスが反射してめまぐるしく色が変わり、非常に華やかな印象だ

テスト機はサファイアブルー。ガラスが反射してめまぐるしく色が変わり、非常に華やかな印象だ

ボディ底面のUSB Type-Cポートは、USB3.1 Gen1に対応。急速充電の規格「QuickCharge 3.0」にも対応している

ボディ底面のUSB Type-Cポートは、USB3.1 Gen1に対応。急速充電の規格「QuickCharge 3.0」にも対応している

ボディ上面にはポートやボタン類は一切配置されない

ボディ上面にはポートやボタン類は一切配置されない

ボリュームや電源のボタンは右側面に配置されている

ボリュームや電源のボタンは右側面に配置されている

ヘッドホン端子は廃されており、代わりに、USB Type-Cポートに接続する変換アダプターが同梱される

ヘッドホン端子は廃されており、代わりに、USB Type-Cポートに接続する変換アダプターが同梱される

上記の変換アダプターのほか、充電用のACアダプターもUSB Type-C用のものが同梱される

上記の変換アダプターのほか、充電用のACアダプターもUSB Type-C用のものが同梱される

基本性能を見てみよう。HTCが過去に投入してきた主力製品は、いずれもその時代を代表するようなハイエンドモデルで、日本法人である「HTC NIPPON」も、高性能であることに強いこだわりを持っている。そうしたこだわりは本機にも反映されており、CPUには、最新世代に属するQualcommのハイエンドオクタコアCPU「Snapdragon835 MSM8998」(2.45GHz×4+1.9GHz×4)が、いち早く搭載された。RAMは4GB、ストレージは64GB、microSDXCメモリーカードスロットの最大容量は200GBと、いずれも十分な容量が確保されている。搭載OSはAndroid 7.1.1だ。

握って操作する「Edge Sense」やAIレコメンド機能「Sense Companion」などの独自機能を搭載

本機の新機能および特徴的な機能を解説しよう。操作性の面では、ボディを握ることで、アプリの起動などが行える「Edge Sense(エッジセンス)」が目新しい。Edge Senseは、短時間握る、長めに握るという2種類の操作を識別して、その動作に割り当てた機能を実行できるというものだ。

また、AIを使ったレコメンド機能の「Sense Companion(センスコンパニオン)」は、ユーザーの利用状況や端末の状況を解析して、使わないアプリを自動で停止したり、地図アプリのルート案内を行う際に交通状況を考慮したり、ユーザーの好みを理解したレストラン案内などを行う。なお、AI機能としてはこのほかにも、Googleの「Google assistant」や、Amazonが準備中の「Amazon Alexa」にも対応する予定がある。

HTC独自のAIレコメンド機能「Sense Companion」は、使えば使うほど賢くなりスマートフォンを便利にしてくれる

オーディオ機能にも特徴がある。同梱される専用イヤホン「HTC U ソニック ハイレゾ」は、耳の構造を調べることで、ユーザーが聞き取れている音域と、聞き取れていない音域を識別する、自動音響調節機能を搭載する。また、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するほか、ハイレゾ音源再生にも対応している。

同梱のイヤホン「HTC U ソニック ハイレゾ」は、本機専用のもの。接続端子もUSB Type-Cだ

同梱のイヤホン「HTC U ソニック ハイレゾ」は、本機専用のもの。接続端子もUSB Type-Cだ

「HTC U ソニック ハイレゾ」で利用できる自動音響調節。内耳の聞こえる音域と音量を検知して、自動で音響調節を行う

カメラ機能は、メインカメラが約1,200万画素、サブカメラが約1,600万画素となっており、サブカメラのほうが画素数が多いというユニークな構成だ。メインカメラはF値が1.7の明るいレンズを採用し、高速オートフォーカスを行える「U ウルトラスピード・オートフォーカス」を備える。また、録音機能もユニークで、ボディの4か所に全方位マイクを配置しており、音を360°でとらえることが可能。動画撮影時にズームを行ったときに、録音するエリアも画面に合わせてズームさせる「音声フォーカス」機能を搭載しており、より臨場感のある動画撮影が行える。

メインカメラは約1200万画素。アメリカのカメラセンサーの評価団体「DxOMark」のモバイル部門では、現時点で最高のスコア90を獲得しているという

マニュアル撮影モードでは、ピント、シャッター速度、ISO感度、露出、ホワイトバランスを調節できる

マニュアル撮影モードでは、ピント、シャッター速度、ISO感度、露出、ホワイトバランスを調節できる

手持ちで夜景を撮影。明暗差が大きく、難しい構図だが、明るい場所に引きずられることもなく、暗い木々の暗部もしっかり階調が出ている。手ブレ補正もしっかり効いている

HTC U11は、グローバルモデルをベースとしつつ、日本国内でニーズの高い、防水・防塵ボディ、FeliCaポートを備えるなど、扱いやすい最新の高性能モデルだ。どの通信キャリアから発売されるのか気になるところだが、現時点で明らかになっている情報はない。いずれにせよ、5月中に開催される通信キャリア各社のスマートフォン新製品の発表会を待ちたい。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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2017.10.23 更新
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