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超ハイスペックな黒い「iMac Pro」も

「HomePod」や10.5型の「iPad Pro」など、今年のWWDCはハードウェアが続々登場

米アップルは2017年6月5日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼ市で開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference 2017」(WWDC2017)を開催し、音声アシスタント機能「Siri」を搭載した据え置き型スピーカー「HomePod」を12月に発売すると発表した。米国での価格は349ドル。米国、英国、オーストラリアから発売し、日本を含むそのほかの国や地域では来年2018年以降に発売する予定だ。得意の音楽再生機能や個人情報保護を強みにして、米アマゾン・ドット・コムの「Echo」や米グーグルの「Google Home」に対抗する。なお、「iOS 11」など最新OSに関しては、「『iOS 11』は個人間の送金やARに対応! 『macOS High Sierra』は新ファイルシステムを採用」をご覧いただきたい。

「HomePod」は充実の音楽再生機能と安全性がウリ

同社のデスクトップ「Mac Pro」のような高さ7インチ(約178mm)の円筒形ボディに、7つのビームフォーミングツイーター(高音域用スピーカー)とウーハー、それに6つのマイクを搭載。大音量で音楽を再生していても、音声で操作ができるという。メインプロセッサーに「A8チップ」を搭載しており、部屋の中のポジション(どこに設置しているか)を瞬時に認識し、その場所に適した音質に調整する機能を備える。

HomePod。カラーはホワイトとスペースグレイの2色

HomePod。カラーはホワイトとスペースグレイの2色

同社が提供している定額制配信サービス「Apple Music」と連携し、音楽再生中に「Hey Siri、この曲が好き」と呼びかけると、ユーザーの好みを学習し、膨大なプレイリストの中からユーザーに適した曲を再生してくれる。「Hey Siri、このドラマ―は誰?」という具合にアーティスト情報を調べることも可能だ。

iPhoneのSiriと同様、音声でメッセージを送ったり、最新のニュースやスポーツ、天気といった情報も教えてくれる。音声操作で対応する家電を操作することもできる。同社の上級副社長であるPhilip Schiller氏は、「iPodでポータブルミュージックを再発明したアップルが、家庭でのワイヤレスミュージックを再発明する」とリリースで述べている。また、セキュリティとプライバシーへの配慮も強調。ユーザーの情報をアップルのサーバーに送信するのは「Hey Siri」と呼びかけたときだけで、送信する場合も個人が特定できない匿名でやり取りされるという。

なお、HomePodを利用するには、「iOS 11」を搭載した「iPhone 5s」以降が必要となる。

HomePodのスペースグレイモデル

HomePodのスペースグレイモデル

MacProのような円筒形のボディ

Mac Proのような円筒形のボディ

噂通り! 10.5型の「iPad Pro」がお目見え

WWDC2017では、高性能なタブレット「iPad Pro」の新モデルも発表された。これまで9.7型と12.9型の2つの画面サイズをラインアップしていたが、新モデルは10.5型と12.9型の2つのタイプを用意。すでに日本のアップルストアでの取り扱いがはじまっており、6月6日の8時時点の出荷日は1〜2週間となっている。

10.5型のiPad Proと12.9型のiPad Pro

10.5型のiPad Proと12.9型のiPad Pro

10.5型のiPad Proは、9.7型のiPad Proより20%大きいディスプレイを搭載。ソフトウェアキーボードがフルサイズで表示できるようになり、使い勝手が高まっているという。本体サイズは174.1(幅)×250.6(奥行)×6.1(厚さ)mm、重量はWi-Fiモデルが469g、Cellularモデルが477g。9.7インチよりも少し大きく、重くなっている。

新型iPad Proの一番の特徴はディスプレイだ。リフレッシュレートが60Hzから120Hzにアップし、より滑らかな表示が可能となっている。タッチ操作やApple Pencilの反応もよくなっているという。表示するコンテンツによってリフレッシュレートをコントロールし、消費電力を抑える工夫も盛り込まれている。そのほかにも、明るさが600ニトに強化され、反射率も1.8%にアップし、見やすさも高まっている。ディスプレイの解像度は10.5型が2224×1668、12.9型が2732×2048。

プロセッサーには6コアの「A10X Fusionチップ」を搭載。CPUの速度は一世代前のモデルより30%、グラフィックスの処理速度は40%速くなっているという。アウトカメラは光学手ブレ補正機構付きの1200万画素。F値1.8の明るいレンズを搭載しており、4Kの動画も撮影できる。インカメラの「FaceTime HDカメラ」は700万画素で、F値は2.2。ホームボタンには指紋センサー「Touch ID」を搭載し、キーボードを装着する「Smart Connector」も引き続き備える。なお、別売のスマートキーボードには、日本語JIS配列モデルが追加される。

価格は10.5型が69,800円から、12.9型が86,800円から。

120Hzのリフレッシュレートに対応し、滑らかな表示が可能となった

120Hzのリフレッシュレートに対応し、滑らかな表示が可能となった

20msの低レイテンシーを実現したApple Pencil

20msの低レイテンシーを実現したApple Pencil

プロの名に恥じない超ハイスペックな「iMac Pro」

“Mac史上最も圧倒的な力を持つワークステーションクラスの性能を誇る”という一体型デスクトップ「iMac Pro」も発表された。最大18コアの「Xeon」やAMDの「Radeon Pro Vega」を採用。メモリーは最大128GB、ストレージは4TB SSDと、文字通りワークステーションクラスのスペックとなっている。

黒い筐体には5120×2880の5Kディスプレイを搭載。広色域のP3をサポートし、500ニトの輝度を実現。10Gb Ethernetに対応するほか、Thunderbolt 3(USB-C)ポートを4基備える。発売は今年の12月の予定で、米国での価格は4999ドルから。

黒い筐体のiMac Pro

黒い筐体のiMac Pro

キーボードやマウスも黒色に統一されるようだ

キーボードやマウスも黒色に統一されるようだ

ハイスペックなパーツを強力に冷却する構造

ハイスペックなパーツを強力に冷却する構造

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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