iPhone 8/ 8 Plus / Xを買ったらこちらも試したい

新型iPhoneのワイヤレス充電と高速充電に必要なデバイスは?

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アップル「iPhone 8 /8 Plus」が2017年9月22日に発売された。今回の新しいiPhoneの進化点のひとつに、ワイヤレス充電「Qi(チー)」への対応および、「高速充電」の対応など、充電機能の強化がある。そこで、本企画では、新型iPhoneで、ワイヤレス充電や高速充電を使う場合に必要な周辺機器などを紹介しよう。

採用実績の豊富なワイヤレス充電の標準規格「Qi」に対応

新型iPhoneとなる「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」の3機種は、ケーブル不要のワイヤレス充電規格である「Qi(チー)」に対応している。このQiは、Androidスマートフォンでは2015年に発売された「Galaxy S6」や、今年発売の「Galaxy S8」シリーズで採用されており、実績は豊富。なお、NTTドコモでは、Qiを「おくだけ充電」と称しており、公共スポットや喫茶店、家具、自動車などの一部で、充電台が採用されている。

なお、iPhone 8/8 Plus、iPhone Xの製品パッケージにはワイヤレス用の充電器は同梱されていないため、Qiを使う場合、アップルストアで取り扱いのある「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」あるいは「mophie wireless charging base」を購入するか、Qiに対応した汎用の充電器を入手する必要がある。

ワイヤレス充電できるQiは便利だが、供給できる電力がACアダプターよりも小さいため充電に時間がかかるのが欠点だ。ただ、Qiの規格には供給できる電力の違により、上限が5Wの「バージョン1.0」および「バージョン1.1」と、上限が15Wの「バージョン1.2」に大別でき、バージョン1.2対応であれば、比較的速い速度で充電が行える。なお、上記のアップル純正のQi充電器はいずれも7.5Wで充電を行う。汎用充電器を選ぶ場合は5Wよりも大きな電力に対応している物がよいだろう。また、汎用のQi充電器を選ぶ場合、形状にも注意したい。特に車載のものは充電器の形状によって、充電ユニット部分がうまく重ならないこともある。

「おくだけ充電」対応製品を含めれば、Qi対応の製品は意外と多い。写真のトヨタ「プリウス」や、メルセデスベンツ「Eクラス」のように国内、海外の自動車でもオプションで用意されているものが増えている

Qiの規格上の上限出力15Wに対応している、サムスンの「WIRELESS CHARGER CONVERTIBLE EP-PG950TBJGJP」

Qiの規格上の上限出力15Wに対応している、サムスンの「WIRELESS CHARGER CONVERTIBLE EP-PG950TBJGJP」

「高速充電」を純正ACアダプター以外で使いたい場合、USB PD対応製品も利用可能

iPhone 8 / 8 Plus、およびiPhone Xでは、USB Type-Cポートを備える純正のACアダプター「29WモデルA1540」「61WモデルA1718」、「87WモデルA1719」(いずれも別売)を使った場合に、約30分で50%で充電できる新機能「高速充電」を備えている。なかなか魅力的な機能だが、これらのACアダプターはいちばん安い「29WモデルA1540」でも5,200円(税別)と、充電器単体として見ると決して安くはない。

高速充電に対応する「29WモデルA1540」は、5,200円(税別)と、充電器としては割高な面は否めない

高速充電に対応する「29WモデルA1540」は、5,200円(税別)と、充電器としては割高な面は否めない

だが、サードパーティー製のACアダプターでも「高速充電」は利用可能だ。アップルのサポート情報では、USB Type-Cポートで大電力の送電が行える「USB Power Delivery」(USB PD)という規格に対応したACアダプターであれば「高速充電」が行えるとしている。なお、モバイルバッテリーも同様で、USB PD対応のものを使えば「高速充電」が行える。

AnkerのACアダプター「PowerPort+ 5 USB-C USB Power Delivery」は、USB PD対応のUSB Type-Cポートに加えて、2.4Aの出力に対応するUSBポートを4基搭載する

USB PDに対応するAnker製のモバイルバッテリー「PowerCore+ 26800 PD」。ノートPCで使うことを想定しているため26,800mAhというかなり大容量

容量26,800mAhのモバイルバッテリー ASUS「ZenPower Max」。こちらもUSB PDに対応している

容量26,800mAhのモバイルバッテリー ASUS「ZenPower Max」。こちらもUSB PDに対応している

なお、iPhone 8 / 8 Plus / Xで「高速充電」を使う場合はケーブルにも注意したい。「高速充電」で使用するACアダプターはいずれも、一般的なUSB Type-Aポートではなく「MacBook」などで採用が進んでいるUSB Type-Cポートを使用している。そのため、従来のUSB Type-AコネクターではなくUSB Type-CコネクターになっているLighitingケーブルが必要。このケーブルもアップルストアで発売されているが、1mで2,800円(税別)と安くはない。ただ、「高速充電」は従来よりも高い電力を扱うため、質の低いケーブルを使う場合の危険性は増大する。サードパーティー製ケーブルの「高速充電」への対応状況がまだはっきりしていない当面の間は、安全性と確実性の両面を考えて、アップル純正のケーブルを使うのが無難だろう。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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2017.12.12 更新
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