富士フイルムは、スマホで撮影した写真をチェキのフィルムに出力できるスマートフォン用プリンター“スマホ de チェキ”シリーズの新モデル「instax SHARE SP-3」を、2017年11月17日より発売する。
「instax SHARE SP-3」は、ブラックとホワイトの2色展開。サイズは116(幅)×44.4(奥行)×130.5(高さ)mmで、重量は312g(バッテリーとフィルムは除く)
“スマホ de チェキ”「instax SHARE」シリーズは、スマホの専用アプリから無線LANで送信した画像を、その場でカードサイズのチェキフィルムに出力できるプリンター。今回発売される「instax SHARE SP-3」は、簡単かつスピーディーに出力できるというシリーズの特徴はそのままに、2017年5月の発売以来好評を得ているスクエアフォーマット(画面サイズ62×62mm)のチェキフィルム「instax SQUARE Film」にのみ対応。
実勢予想価格は、25,600円(税込)。
本体は6角形のシャープなデザインを採用
フィルムは富士フイルムのインスタントフィルム「instax SQURE Film」の10枚セットを本体内に入れて使用。フィルム排出口のそばには、フィルムの残数がわかるLEDライトを搭載
本機はmicroUSBケーブルによるバッテリー充電式。約3時間のフル充電で約160枚のプリントが可能
「instax SHARE SP-3」は、有機EL露光ヘッドを採用し、800×800ドットで318dpiの高解像度印刷を実現。さらに、画像のプリント時に最適な明るさに自動調整する技術「Image Intelligence」も搭載し、チェキフィルム上でより豊かな表現ができるようになった。またプリントは、露光と送り出しを同時に行い、約13秒で出力できる。
画像上の細かい文字などが潰れずに表現できる318dpiの解像度を実現
専用アプリ「スマホ de チェキ」はデザインを改善し、使い勝手を向上させた
「instax SHARE SP-3」が対応するスクエアフォーマットは、1:1のアスペクト比の構図で芸術的な写真表現に効果的とされ、古くから写真愛好家に支持されているフォーマット。Instagramでも使用され、スマホユーザーにも親しまれている。
そして、スクエアフォーマットで構図を検討したり、画像を編集・加工したりすることで、自己表現として楽しむ人が増えていることから、「instax SHARE SP-3」の専用アプリはさまざまなテンプレートを用意している。
プリントする際、選んだ写真は自動的に1:1のアスペクト比にトリミングされるが、好きな大きさ、位置で切り抜くこともできる
文字の色、大きさ、濃度を自由に調整して好きな文字を入れることができるテンプレート。雑誌の表紙やCDジャケットをイメージした11種類のモダンなデザインを用意する
1枚の画像を2枚のチェキフィルムに分割して出力できるテンプレート。きれいな風景写真をチェキフィルム2枚分の大きなプリントに見立てるなど、ユニークな飾り方が楽しめる
2〜9枚の画像を組み合わせて1枚のチェキにプリントできるテンプレート。特別な1日の思い出やテーマに沿った写真を1枚にまとめて楽しめる
撮影した時間や場所、天気、温度、湿度を印字できるテンプレート。旅行先での思い出の撮影や、赤ちゃんの成長記録などに最適だ
このほか、InstagramやFacebookなどのSNSにアップした画像をプリントできる「SNSテンプレート」も用意。プロフィール画像や「いいね!」の数を合わせて出力できる。
専用アプリからSNSやストレージに直接アクセスし、保存された画像を選択できる機能では、従来のinstagram、Facebook、weiboに加え、Dropbox、Googleフォト、Flickrにも対応。残念ながら、Twitterには対応しない。
富士フイルムのデジタルカメラ「Xシリーズ」と「GFXシリーズ」であれば、撮った写真を本機とダイレクトで接続してプリントできる
9枚のチェキを並べた、アーティスト・チョーヒカルさんのユニークな作品