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各メーカーごとの特徴を解説。主力モデルから、大容量インクモデル、エントリー機までピックアップ!

《2018-2019》おすすめインクジェットプリンター、厳選9モデル。選び方ガイド付き!

年末年始の年賀状印刷をはじめ、写真印刷や簡易コピーなど、今や一家に1台なくてはならない存在となったインクジェットプリンター複合機。それだけに、各メーカーからさまざまな製品が出ており、細かいスペックを比較するのも大変です。そこで、価格.comマガジンでは、各メーカーから登場している主力モデルに注目。わかりやすくその特徴を解説します。また、最近増えてきた、インクコストの低い大容量インク対応モデルについても、オススメモデルを紹介します。

目次
・インクジェットプリンター(複合機)の基本的な選び方
・キヤノン 写真も文書も得意なハイブリッド6色インクが特徴

1.「PIXUS TS8230」
2.「PIXUS XK80」
3.「PIXUS TS5130S」
・エプソン 高画質の写真印刷なら「カラリオ」。エコタンクモデルも人気
4.「カラリオ EP-881A」
5.「EW-M630T」
6.「カラリオ EP-711A」
・ブラザー 高コスパで人気の4色インク複合機。FAX付きモデルも人気
7.「プリビオ DCP-J978N」
8.「プリビオ MFC-J988N」
9.「プリビオ MFC-J898N」

インクジェットプリンター(複合機)の基本的な選び方

・写真印刷を重視するなら、5〜6色インクの高画質モデル

最新のインクジェットプリンターは、どの製品も美しい写真印刷が行えるようになっていますが、より美しい写真印刷を行いたいなら、基本となる4色インクモデルではなく、5色インクあるいは6色インクといったインクシステムを採用している上位モデルを選ぶのが吉。エプソンの「カラリオ」で採用されている6色インクシステムや、キヤノンの「PIXUS」で採用されている6色ハイブリッドインクシステムを採用するモデルなら、粒状感が少なく、グラデーションなども美しい、きめ細かい写真印刷が行えます。

・モノクロドキュメント印刷が多いなら、顔料ブラックインク採用モデル

写真印刷はそれほど行わない。むしろ文書などのモノクロドキュメント印刷が多いという人なら、上記のような上位モデルは必要ありません。基本となる4色インクで十分ですが、その場合、ブラックインクに顔料系インクを使っているプリンターのほうが、文字がくっきりにじまずに印字できて便利です。キヤノンの「PIXUS」や、ブラザーの「プリビオ」では、カラーインクは染料系でも、ブラックインクは顔料系を使ったハイブリッドインクシステムを採用しているので、こうしたモデルを選ぶとよいでしょう。

・ランニングコスト(インク代)重視なら、大容量インクモデル

インクジェットプリンターにおけるユーザーの不満として多いのが、ランニングコスト(インク代)の高さです。一般的なインクジェットプリンターでは、小型のインクカートリッジを採用しているため、比較的短期間でインクがなくなってしまいがち。使おうとしたら、いずれかのインクが切れていて印刷できなかったという経験は誰にでもあるでしょう。そして、使用するインクの数が多くなればなるほど、インクカートリッジの交換も増え、コストも上がってしまいます。写真印刷に向いた5〜6色のインクシステムも、ランニングコストという点ではやや不利なのです。

こうしたインク代をあまり気にしたくないという方は、大容量インクカートリッジを利用できるモデルを選びましょう。大容量インクカートリッジのほうが1枚あたりのインクコストは安く済むほか、インク交換の手間も大幅に削減できます。また、最近ではより大容量のインクタンクを採用したインクジェットプリンターもあり、こうした製品では、1年間インク交換なしに、かなりの低コストで印刷できます。ドキュメントなどを日常的に多く印刷するのであれば、こうしたモデルを選んだほうが賢明かもしれません。

キヤノン 写真も文書も得意なハイブリッド6色インクが特徴

キヤノンのインクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」と言えば、写真印刷も、ドキュメント印刷も、どちらもバランスよくこなせる、独自の「6色ハイブリッドインク」 で知られています(上位モデルのみに搭載)。6色の内訳は、一般的な印刷に用いられる「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」の基本4色の染料インクに加えて、色の階調性を整える「グレー」、そして、ドキュメント印刷に向いた顔料系「ブラック」の6色構成。他メーカーにはないグレーインクの採用により、色の濃淡の階調が増し、4色インクにありがちな粒状感を軽減。さらに、ドキュメント印刷向きの顔料ブラックインクの搭載によって、にじみがなく、シャープな文字印刷を可能にしているのが特徴です。

なお、2017年モデルより、上記の従来からのスタンダードシリーズの上位に当たるプレミアムシリーズとして「XK」シリーズが追加されました。「XK」シリーズの特徴は、従来よりもさらに進化した写真画質を実現する「プレミアム6色ハイブリッドインク」を採用したこと。従来のグレーインクの代わりに、新色「フォトブルー」インクを採用したことで、光沢紙における色域が拡大されたほか、粒状感も低減され、写真プリントがさらに美しくなりました。また、大容量インクにも対応しており、印刷コストも従来より下げられます。

このほか、エントリーモデルでは、よりお求めやすい価格のハイブリッド4色インクを採用したモデルも存在します。4色インクとはいえ、ブラックはドキュメント印刷向けの顔料ブラックインクを採用しているので、写真印刷もドキュメント印刷もバランスよくこなせる「PIXUS」シリーズならではの特徴は引き継がれています。

1.「PIXUS TS8230」

「PIXUS TS8230」。カラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3色展開

「PIXUS TS2130」。カラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3色展開

2018年の「PIXUS」主力モデル。インクには上記の6色ハイブリッドインクを採用し、写真も文書も美しく印刷することが可能。基本性能は、昨年モデルの「PIXUS TS8130」をほぼ踏襲しており、コンパクトボディながら、プリント、スキャン、コピーなどの機能を利用できます。新たに、新開発の多目的トレイを搭載し、「オリジナルネイルプリントシール」と、新アプリ「ネイルシールプリント」で簡単にネイルプリントを楽しむことができるようになりました。スマートフォンからの直接プリントももちろん可能(ネットワーク機能は無線LANのみ)。ボディカラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3色展開。

2.「PIXUS XK80」

「PIXUS XK80」

「PIXUS XK80」。カラーはメタリックシルバーのみ

2017年モデルより新たに追加されたプレミアムシリーズの上位モデル。従来のグレーインクの代わりに、新色「フォトブルー」インクを採用した「プレミアム6色ハイブリッドインク」により、写真プリントがさらに美しくなっています。また、大容量インクにも対応しており、L判印刷でのインク・用紙合計コストが約税別12.6円(キヤノン写真用紙・光沢ゴールド使用時のインク・用紙合計コスト)と、印刷コストを従来より下げられるのも魅力です。こちらも、上記「TS8230」などと同じく新開発の多目的トレイを搭載し、「オリジナルネイルプリントシール」と、新アプリ「ネイルシールプリント」で簡単にネイルプリントを楽しむことができます。

3.「PIXUS TS5130S」

「PIXUS TS5130S」

「PIXUS TS5130S」。カラーはブラックとホワイトの2色展開

よりお求めやすい価格のハイブリッド4色インクを採用したエントリーモデル。3色(C/M/Y)の染料カラーインクと、顔料ブラックインクとのハイブリッド構成で、写真印刷もドキュメント印刷もどちらもきれいに仕上げられます。利用用途の多い2WAY給紙や自動両面プリント機能などを備えており、日常使いには十分な機能性を備えながらも、本体価格は12,000円台〜(2018年11月20日時点の価格.com最安価格)とリーズナブル。導入コストを抑えたいのであれば、こちらにも注目です。

エプソン 高画質の写真印刷なら「カラリオ」。エコタンクモデルも人気

エプソンの「カラリオ」シリーズの特徴は、何と言っても、定評ある美しい写真印刷にあります。主力モデルの多くに、全色染料の6色インクシステムを採用。キヤノンの6色インクとは異なり、一般的な印刷に用いられる「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」の4色に加えて、独自の「ライトシアン」「ライトマゼンタ」の2色を加えたすべてが、紙に吸収されやすい性質を持った染料インクで構成されているので、粒状感がなく、明るく自然な仕上がりの写真印刷が行えます。写真印刷が多い方であれば「カラリオ」を軸に製品選びをするのがよいでしょう。

また、大容量エコタンクを採用し、印刷コストを大幅に下げることができる低インクコストシリーズも人気です。徐々にラインアップが拡充しており、2018年のラインアップでは、ボトルタイプのエコインク搭載モデルが全4モデル(A4対応3モデル/A3対応1モデル)用意されています。インク交換の手間が大幅に減るだけでなく、インクコストも大幅に下げることができると大好評。印刷物が多い方には要注目のラインアップとなっています。

4.「カラリオ EP-881A」

「カラリオ EP-881A」。カラーは、ホワイト、ブラック、レッド、ニュートラルベージュの4色展開

「カラリオ EP-881A」。カラーは、ホワイト、ブラック、レッド、ニュートラルベージュの4色展開

2018年の「カラリオ」主力モデル。昨年モデルの「EP-880A」と基本設計はほとんど変わっていませんが、349(幅)×142(高さ)×340(奥行)mmという小型ボディは、コンパクト化が進む最近のインクジェットプリンターの中にあってもひときわ目を引きます。全色染料の6色インクシステムによって、定評のある写真印刷はもちろん健在。今年のモデルでは、スマートフォンとプリンターを直接接続する「Wi-Fi Direct」接続がより簡単に行えるようになるなど、使い勝手がアップしています。ボディカラーは、ホワイト、ブラック、レッド、ニュートラルベージュの全4色展開。

5.「EW-M630T」

「EW-M630T」。右側にエコタンクが見える

「EW-M630T」。右側にエコタンクが見える

大容量エコタンクを採用し、低インクコストを実現した「エコタンク」搭載モデルのスタンダードモデル(A4対応)。カラー3色(C/M/Y)の染料インクと顔料ブラックインクの4色インクシステムを採用しており、写真印刷もドキュメント印刷もどちらも高精細にプリント可能。もちろん、大容量エコタンク(ボトルタイプ)を採用しているので、印刷コストは、A4カラー文書1枚あたり約0.9円(モノクロ約0.4円)という圧倒的な低さ。しかも、A4カラー文書3,600ページ以上を印刷可能なインクボトルが1セット付属し、家庭での通常の利用では1年はインク交換の必要がありません。ボディカラーは、ブラックとホワイトの2色展開。

6.「カラリオ EP-711A」

「カラリオ EP-711A」。カラーはホワイトのみ

「カラリオ EP-711A」。カラーはホワイトのみ

2018年の「カラリオ」主力モデル。昨年モデルの「EP-880A」と基本設計はほとんど変わっていませんが、349(幅)×142(高さ)×340(奥行)mmという小型ボディは、コンパクト化が進む最近のインクジェットプリンターの中にあってもひときわ目を引きます。全色染料の6色インクシステムによって、定評のある写真印刷はもちろん健在。今年のモデルでは、スマートフォンとプリンターを直接接続する「Wi-Fi Direct」接続がより簡単に行えるようになるなど、使い勝手がアップしています。ボディカラーは、ホワイト、ブラック、レッド、ニュートラルベージュの全4色展開。

ブラザー 高コスパで人気の4色インク複合機。FAX付きモデルも人気

キヤノン、エプソンという2大メーカーの影に隠れがちですが、価格.com上でも以前から人気が高く、業界3位のシェアを確実にしているのがブラザーです。ブラザーのインクジェットプリンター「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの特徴は、低コスト&高機能。正直、6色インクを採用するキヤノンやエプソンの上位モデルほどの高クオリティな写真印刷は望めませんが、独自に改良を重ねた4色インクにより、ここ数年で印刷品質も大きく向上。しかも本体価格やインク価格が安く、トータルコストでは、上記2メーカーをしのぐ低コスト運用が可能となっています。なお、ブラザーの4色インクは、シアン、マゼンタ、イエローの染色インクに、顔料ブラックインクを混在させたハイブリッド構成となっており、写真印刷とドキュメント印刷、どちらもバランスよく利用することが可能。他メーカーの製品にはなかなか装備されていないADF(自動給紙装置)を搭載するモデルも多く、伝統的に人気のあるFAX機能搭載モデルもあるなど、実用性にすぐれた多機能を装備するのも特徴です。

7.「プリビオ DCP-J978N」

「プリビオ DCP-J978N」

「プリビオ DCP-J978N」。ホワイトとブラックの2色展開

2018年の「プリビオ」主力モデル。シンプルな4色インクモデルで、写真印刷もドキュメント印刷も実用レベルでしっかりこなせる性能を持っています。注目すべきはその印刷コスト。A4カラー1枚あたり約8.4円というインクコストは、エコタンクモデルなどを除けば、このクラスでは最安レベル。プリンター本体も1万円台で買える低価格なので、トータルコストのオトク度はNo.1と言っても過言ではありません。ボディはコンパクトに収められていますが、ADFもしっかり搭載しており、複数枚の文書コピーなどに役立ちます。有線/無線LANの両方に対応。ボディカラーはホワイトとブラックの2色展開。

8.「プリビオ DCP-J988N」

「プリビオ DCP-J988N」

「プリビオ DCP-J988N」。カラーはホワイトのみ

「プリビオ」シリーズは低ランニングコストが特徴ですが、こちらの「DCP-J988N」は、大容量インク(ファーストタンク)に対応することで、さらなる低インクコストを実現したモデルです。ファーストタンクは、1本で、ブラックインクなら標準モデルのインクカートリッジ約16本分、カラーインクで約10本分のインク量を搭載しており、A4モノクロ文書なら約6,000枚プリントできるという大容量。一般の家庭なら1年以上はインク交換の必要がなく、インクコストもA4カラー1枚あたり約3.7円と、スタンダードモデルの上記「DCP-J978N」の半額以下という低コストを実現しています。

9.「プリビオ MFC-J898N」

「プリビオ MFC-J898N」

「プリビオ MFC-J898N」。カラーはブラックのみ

ブラザーのプリンターのラインアップには、FAX機能を搭載するラインアップが伝統的に多いのが特徴ですが、本機はその中でも低価格で購入できるコンパクトモデル。プリンターとしての基本性能は、上記「プリビオ DCP-J978N」とほぼ同様で、ボディサイズをコンパクトに抑えながらもFAX機能を搭載しており、FAXの送受信はもちろん、PC-FAXなどの機能も利用することができます。もちろんADFも搭載しており、ネットワークは有線/無線LANの両方に対応するなど、機能性も十分。なお、本機以外に、電話機(受話器)付きの製品やA3対応の製品ラインアップも数多く展開されています。


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価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

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