格安SIMの通信速度を徹底調査

格安SIM&メインキャリアの通信速度ランキング! 人気14回線を徹底検証【2026年2月】

大手携帯キャリアのメインブランドと比べて毎月のスマホ料金が安い、オンラインプランやMVNOの格安SIM。料金が安いのはうれしいが、通信速度も気になるところ。実際はどうなのかを探るべく実施している人気回線の通信速度調査。2026年2月3日・4日に実施した今回は、スピードテスト下り平均速度とアプリダウンロード平均速度におけるau回線の好調さが際立つ結果となった。

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2026/01/15 17:30

1.【はじめに】通信速度の調査方法

スマートフォンの通信速度は時間帯や場所によって変化する。たとえば、休憩時間にあたる平日昼の12時台や、プライベートでの通信が増える夕方から深夜、都市部のターミナル駅周辺のように人口が極端に集中する場所では、通信が混雑して回線速度が低下しやすい。ただ、その度合いは通信会社ごとに異なっており、重要な比較要素のひとつと言える。

本調査では、人口密度の高い地域と低い地域にて、通信が集中する12時台と18時台、そして比較的通信が少ない14時台において、各回線の通信速度を調査している。

2025年7月からは、人口密度の高い地域を東京都千代田区の東京駅周辺から、東京都渋谷区の渋谷駅周辺に変更。対照となる低い地域は、引き続き長野県佐久市の佐久平駅周辺を選定した。調査対象の回線も追加・入れ替えを行い、2025年8月からは合計14回線とした。

今回の調査日は渋谷駅周辺が2026年2月3日(火)、佐久平駅周辺が2月4日(水)。測定にはモトローラの「moto g50 5G」を用いた。

調査方法は以下のように「Googleのインターネット速度テスト」と「Playストアからのアプリダウンロード」の2通りを実施した。

【調査方法1】
端末のブラウザー(Chrome)でGoogleが提供しているインターネット速度テストを使用し、各地点・各時間帯で3回測定した上り/下り通信速度の平均値を算出した。

【調査方法2】
実際の体感速度に近い状況として、アプリのダウンロード時における通信速度を測定。「通信速度モニター」(Lufesu Inc.)による通信速度を表示した状態でPlayストアからアプリをダウンロードし、その間の速度推移を「moto g50 5G」の動画スクリーンショット機能で記録。測定終了後に動画を確認し、ダウンロード中の下り平均速度を算出した。限られた時間内で測定を行うために、開始から1分が経過した時点でもアプリのダウンロードが終わらない場合はインストールを中断し、その時点までの平均速度を求めている。

調査対象の回線は以下のとおりだ。本調査はこれまでメインキャリアのサブブランドとオンラインプラン、およびMVNOの格安SIMを対象に実施してきたが、前述のとおり対象回線を刷新し、メインキャリアのドコモ・au・ソフトバンクから格安SIMまで、合計14回線を選択した。すべて5Gネットワークを利用できる状態で調査を行っている。

調査した14種類の回線

(1)ドコモ
(2)au
(3)ソフトバンク
(4)ahamo
(5)povo2.0
(6)LINEMO
(7)楽天モバイル
(8)ワイモバイル
(9)UQ mobile
(10)IIJmio(みおふぉん)モバイルサービス(タイプD)
(11)mineo(Aプラン・マイピタ)
(12)イオンモバイル(タイプ1(NTTドコモ回線))
(13)NUROモバイル(NTTドコモ回線・バリュープラス)
(14)HISモバイル(NTTドコモ回線・自由自在2.0プラン)

2.速度が遅くなりやすい昼休み、12時台の測定結果は?

調査結果を詳しく見ていこう。まずは休憩中のユーザーが利用することで混雑しやすい12時台の結果からだ。

12時台の測定結果の平均値(渋谷駅周辺:2026年2月3日、佐久平駅周辺:2026年2月4日実施。単位はMbps、以下同様)

12時台の測定結果の平均値(渋谷駅周辺:2026年2月3日、佐久平駅周辺:2026年2月4日実施。単位はMbps、以下同様)

12時台の地点別の測定結果(左:渋谷駅周辺、右:佐久平駅周辺)

12時台の地点別の測定結果(左:渋谷駅周辺、右:佐久平駅周辺)

スピードテストの全体の平均は下りが56.70Mbps(前回は59.06Mbps)、上りが15.20Mbps(同18.02Mbps)だ。回線別に見てみると、下り通信速度はLINEMOが146.78Mbpsで最も速く、ソフトバンクが132.37Mbps、ワイモバイルが121.05Mbpsと続いた。上り通信速度はイオンモバイルが19.54Mbpsで最も速かった。

アプリのダウンロード速度は全体の平均が44.94Mbps(同42.60Mbps)だ。回線別に見てみると、ソフトバンクが90.14Mbpsで最も速く、ワイモバイルが72.70Mbps、LINEMOが70.15Mbpsと続いた。

●スピードテスト下り平均速度のトップ3(12時台)
1位 LINEMO:146.78Mbps
2位 ソフトバンク:132.37Mbps
3位 ワイモバイル:121.05Mbps

●アプリのダウンロード速度のトップ3(12時台)
1位 ソフトバンク:90.14Mbps
2位 ワイモバイル:72.70Mbps
3位 LINEMO:70.15Mbps

3.比較的速度が期待できる14時台の測定結果は?

次は休憩時間が明けてスマートフォンの利用も落ち着き、速度も回復してくる14時台の結果を見てみよう。

14時台の測定結果の平均(渋谷駅周辺:2025年2月3日、佐久平駅周辺:2025年2月4日実施)

14時台の測定結果の平均(渋谷駅周辺:2025年2月3日、佐久平駅周辺:2025年2月4日実施)

14時台の地点別の測定結果(左:渋谷駅周辺、右:佐久平駅周辺)

14時台の地点別の測定結果(左:渋谷駅周辺、右:佐久平駅周辺)

スピードテストの全体の平均は、下りが88.03Mbps(前回は85.38Mbps)、上りが15.88Mbps(同19.23Mbps)だ。回線別に見てみると、下り通信速度はpovoが166.33Mbpsで最も速く、ワイモバイルが148.07Mbps、ソフトバンクが143.00Mbpsと続いた。上り通信速度はauが22.68Mbpsで最も速かった。

アプリのダウンロード速度は全体の平均が57.61Mbps(同59.13Mbps)だ。回線別に見てみると、ワイモバイルが102.15Mbpsで最も速く、povoが96.48Mbps、LINEMOが80.77Mbpsと続いた。

●スピードテスト下り平均速度のトップ3(14時台)
1位 povo:166.33Mbps
2位 ワイモバイル:148.07Mbps
3位 ソフトバンク:143.00Mbps

●アプリのダウンロード速度のトップ3(14時台)
1位 ワイモバイル:102.15Mbps
2位 povo:96.48Mbps
3位 LINEMO:80.77Mbps

4.帰宅時間帯の18時台の測定結果は?

最後は、会社や学校が終わり再び通信が混雑し始める18時台の結果だ。

18時台の測定結果の平均(渋谷駅周辺:2025年2月3日、佐久平駅周辺:2025年2月4日実施)

18時台の測定結果の平均(渋谷駅周辺:2025年2月3日、佐久平駅周辺:2025年2月4日実施)

18時台の地点別の測定結果(左:渋谷駅周辺、右:佐久平駅周辺)

18時台の地点別の測定結果(左:渋谷駅周辺、右:佐久平駅周辺)

スピードテストの全体の平均は下りが63.73Mbps(前回は61.07Mbps)、上りが14.71Mbps(同17.13Mbps)だ。回線別に見てみると、下り通信速度はpovoが128.63Mbpsで最も速く、auが107.50Mbps、LINEMOが98.83Mbpsと続いた。上り通信速度はahamoが19.84Mbpsで最も速かった。

アプリのダウンロード速度は全体の平均が44.40Mbps(同48.91Mbps)だ。回線別に見てみると、auが93.39Mbpsで最も速く、LINEMOが69.49Mbps、UQ mobileが67.13Mbpsと続いた。

●スピードテスト下り平均速度のトップ3(18時台)
1位 povo:128.63Mbps
2位 au:107.50Mbps
3位 LINEMO:98.83Mbps

●アプリのダウンロード速度のトップ3(18時台)
1位 au:93.39Mbps
2位 LINEMO:69.49Mbps
3位 UQ mobile:67.13Mbps

5.すべての時間帯における総合結果は?

それでは、すべての時間帯における平均速度を基にランキングを求めてみよう。参考として前回(2026年1月)と前々回(2025年12月)の調査結果も併記する。まずはスピードテストの下り通信速度からだ。

スピードテストの下り通信速度ランキング

スピードテストの下り通信速度ランキング

今回の1位はpovoで134.74Mbps(前回は89.89Mbps)、2位はLINEMOで123.34Mbps(前回は112.42Mbps)、3位はソフトバンクで117.23Mbps(前回は133.59Mbps)だ。14回線全体の平均速度は69.48Mbps(前回は68.50Mbps)だった。

次は、スピードテストの上り通信速度の結果だ。

スピードテストの上り通信速度ランキング

スピードテストの上り通信速度ランキング

今回の1位はauで19.26Mbps(前回は20.70Mbps)、2位はpovoで18.46Mbps(前回は20.67Mbps)、3位はmineo(Aプラン)で17.42Mbps(前回は17.01Mbps)だ。14回線全体の平均速度は15.26Mbps(前回は18.12Mbps)だった。

最後は、Playストアからのアプリダウンロード速度の結果だ。

アプリダウンロード時の下り通信速度ランキング

アプリダウンロード時の下り通信速度ランキング

今回の1位はauで76.00Mbps(前回は61.65Mbps)、2位はワイモバイルで75.47Mbps(前回は87.69Mbps)、3位はソフトバンクで75.20Mbps(前回は84.72Mbps)だ。14回線全体の平均速度は48.98Mbpsだった。

6.【さいごに】今回の結果まとめ

今回2026年2月の調査では、スピードテストの下り平均速度とアプリダウンロード平均速度は前回2026年1月とほぼ同水準だったが、スピードテストの上り平均速度は16%のスピードダウンとなった。

詳しく見てみると、au回線のスピードテスト下りとアプリダウンロードの平均速度が全体的に大きくスピードアップする一方で、ソフトバンク回線のスピードテスト下りとアプリダウンロードの平均速度は反対にスピードダウンする傾向がみられた。

特に、ソフトバンク回線は渋谷駅周辺の18時台に大きく速度が落ち込んでおり、最終的な平均速度にも影響したとみられる。

直近1年間の結果を振り返ると、スピードテストの上り平均速度は2025年7月に次いで2番目の速さだ。アプリダウンロード平均速度は前回から2%スピードダウンしたものの、ここ半年間はおおむねスピードアップする傾向が続いていると言えそうだ。

全体の平均速度推移(2025年2月〜2026年2月。2025年4月は欠測、2025年7月から調査地点と対象回線を変更している点に注意)

全体の平均速度推移(2025年2月〜2026年2月。2025年4月は欠測、2025年7月から調査地点と対象回線を変更している点に注意)

次回の調査は2026年3月上旬の実施を予定している。年度末の商戦期を迎えた各社の通信速度がどのように変化していくか、引き続き注目したい。

松村武宏
Writer
松村武宏
信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。
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関原元気(編集部)
Editor
関原元気(編集部)
出版社にてメンズファッション誌やWebメディアの編集に長年従事し、現在は「価格.comマガジン」にて、PC、スマートフォン、スマートウォッチ分野を担当。ユーザー目線で、デジタルガジェットの面白さを届けます。
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