新製品レポート
高性能でシンプルな「G-Tune」とどう棲み分ける?

マウスがMSIのゲーミングPCの取扱開始!? 新モデルは日本独占販売

マウスコンピューターは2018年7月18日、MSIのゲーミングパソコンを7月24日に発売すると発表した。発売するのは、「Aegis 3 8th」と「Nightblade MI3 8th」の2機種。同社は10年以上、「G-Tune」というゲーミングブランドを展開してきたが、より幅広いニーズに応えるため、高性能で多機能なMSIのゲーミングパソコンの取り扱いを開始する。

マウスコンピューターの小松永門社長とMSIのVice President、Ted Hung氏

マウスコンピューターの小松永門社長とMSIのVice President、Ted Hung氏

2モデルともMini-ITXのコンパクトマシン

Aegis 3 8thとNightblade MI3 8thは、インテルの第8世代Coreプロセッサーを搭載したMini-ITXのコンパクトなゲーミングデスクトップPC。どちらも国内市場ではマウスコンピューターが独占販売する。各モデルの特徴とスペックは下記の通り。

持ち運びやすいハンドル付きの「Aegis 3 8th」

Aegis 3 8thは、ロボットの頭やヘルメットのようなフォルムが特徴のゲーミングパソコン。LANパーティーやゲームイベントでの移動や設置を手軽に行えるように、シャーシ上部にはハンドルを装備する。ストレージやメモリー、グラフィックボードは、交換しやすい位置に配置されており、パーツの増設やアップグレードもしやすいという。また、熱源となるCPUとGPU、電源ユニットを分離するなど、熱への対策にもこだわっている。

ロボットの頭部のように見えるAegis 3 8th

ロボットの頭部のように見えるAegis 3 8th

Aegis 3 8thの内部。グラフィックボードは垂直方向に設置する設計となっており、自重による端子部分への負荷を軽減している。下のスタンド部分が電源ユニット

主なスペックは、CPUが6コアの「Core i7-8700」(3.20GHz、最大4.60GHz)、GPUが「GeForce GTX 1080(GDDR5X 8GB)」、メモリーが16GB/32GB(選択可能)、ストレージがM.2規格の256GB SSD(NVMe対応、PCI Express Gen3 x4接続)+1TB HDD。チップセットはインテルの「B360」、電源は450W。本体サイズは約169(幅)×433(奥行)×376(高さ)mm。直販価格は245,800円(税別)から。

設置場所を取らないスリムな「Nightblade MI3 8th」

Nightblade MI3 8thは、128(幅)×342(奥行)×268(高さ)mmのコンパクトなゲーミングパソコン。ミドルタワー型のモデルと比べると約40%の面積で設置でき、置き場所を取らずに済む。Aegis 3 8thと同様、GPUとGPUを分離することで、適切な温度管理と静音性を実現している。

スリムでコンパクトなのが特徴のNightblade MI3 8th

スリムでコンパクトなのが特徴のNightblade MI3 8th

Nightblade MI3 8thの内部

Nightblade MI3 8thの内部

主なスペックは、CPUが6コアの「Core i7-8700」(3.20GHz、最大4.60GHz)、GPUが「GeForce GTX 1060(GDDR5X 8GB)」、メモリーが16GB/32GB(選択可能)、ストレージがM.2規格の256GB SSD(SerialATA III接続)+1TB HDD。チップセットはインテルの「H310」、電源は350W。直販価格は169,800円(税別)から。

MSIのゲーミングパソコンとセットで購入できるゲーミングモニターの「Optix MPG27CQ」。アスペクト比16:9の27型(2560×1440)湾曲型液晶ディスプレイで、リフレッシュレートが144Hz、応答速度が1mx(MPRT)、コントラスト比が3000:1という仕様だ。LEDで対応ゲームのステータスを表示できる「GameSense」という機能を備える。MSI製のゲーミングキーボードとゲーミングマウスが標準で付属する

「G-Tune」との棲み分けは?

マウスコンピューターのゲーミングブランドといえばG-Tuneだが、なぜ今回MSIのゲーミングパソコンの取り扱いを開始したのだろうか。同社の小松永門社長によると、G-Tuneでカバーしきれていないユーザーを取り込みたいというのが狙いだという。

G-Tuneは日本市場に特化しつつ、高性能なマシンを可能な限りシンプルな形でユーザーに届けてきた。きょう体のデザインもシンプルで、海外メーカーのような派手さはない。それに対して、MSIの2モデルは海外メーカーらしい派手な見た目と、ソフトウェアを含めた多機能さが特徴だ。同じゲーミングパソコンでも、ターゲットが異なり、ユーザーを取り合うことはないと判断したのだろう。

Mini-ITXのAegis 3 8thとNightblade MI3 8thは、G-Tuneの「LITTLEGEAR」と競合する

Mini-ITXのAegis 3 8thとNightblade MI3 8thは、G-Tuneの「LITTLEGEAR」と競合する

Aegis 3 8th、Nightblade MI3 8th、LITTLEGEARの比較表。シンプルを売りにするLITTLEGEARは×印が多いが、GPUやCPUは性能が高く、電源にも余裕がある

なお、取り扱い機種を増やす予定は今のところないということだが、今回の2機種の売れ行き次第では、MSIのゲーミングノートPCや小型の「Trident」などもマウスコンピューターから販売されるかもしれない。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

関連記事
ページトップへ戻る