特別企画
海外旅行に行く前にもう一度チェック!

無料で使えるケースも! 通信キャリアの海外ローミング最新情報

夏休みが始まり、海外旅行先で使うインターネット回線を検討している人も多いだろう。近ごろは、割安なレンタル海外Wi-FiルーターやプリペイドSIMカードが人気で、国内通信キャリアの海外ローミングサービスは、割高なイメージからあまり使われていないように思われる。しかし、近ごろ通信料金の見直しが進んでおり、無料で使えるケースもあるのだ。そんな通信キャリアの海外ローミングサービスの最新事情を解説しよう。

割高なイメージの海外ローミングだが、近ごろ値下げが進んでいる

最初に、現在主流となっている海外Wi-Fiルーターのレンタルと、現地のプリペイドSIMカード、それと海外ローミングサービスのメリット/デメリットを解説しよう。

海外Wi-Fiルーターは、渡航先の国で使えるモバイルWi-Fiルーターを日本国内からレンタルして持って行くサービス。現地の通信環境に最適化されたルーターを使うので通信品質も安定しているほか、レンタル料金も1週間で5,000円程度と安いため、現在人気となっている。デメリットとしては、事前に、予約手続きがいることや、スマートフォンに加えてルーターの充電も必要となる点がある。

いっぽうのプリペイドSIMカードは、料金もさることながら、通信容量や利用可能期間などさまざまなプランのものが選べるのがメリットだ。SIMカードだけなので荷物もほとんど増えない点もうれしい。デメリットとしては、キャリア端末ではSIMロックの解除が必要になる点や、利用端末と現地の通信環境との相性で通信性能が左右される点、APNなど通信設定が少し煩雑であるという点がある。また、一部の国ではテロ対策として、購入に制限がかかる場合もあるようだ。

これらに対して、通信キャリアの海外ローミングサービスは、SIMロックの解除も不要で、手元の端末がそのまま使えるというシンプルさが大きな魅力。また、数か国を周遊するような場合でも、設定などはほとんど必要ない。いっぽうデメリットはなんと言っても料金が高くつくことだ。

そんな、割高なイメージの海外ローミングだが、近ごろ利用料金の値下がりが進んでいる。また、夏休み期間中に向けて、お得なキャンペーンを用意しているケースもある。この夏について言えば、かなり割安に使えたり、無料で使えるケースすらある。

なお、MVNO各社の格安SIMカードの海外ローミングサービスは、音声通話・SMSのみ対応ということが多い。SIMフリー機やMVNO各社のスマートフォンを使っている場合、海外でモバイルネットワークを使ったデータ通信を行うには、海外Wi-Fiルーターか、プリペイドSIMカードを用意する必要がある。

海外Wi-FiルーターやプリペイドSIMなどが続々登場している中、国内通信キャリアによる海外ローミングサービスの料金値下げや割引キャンペーンも続々と登場している

新サービス「パケットパック定額オプション」にお得なキャンペーンを実施中
NTTドコモ

NTTドコモの海外ローミングサービス「WORLD WING」は、事前に契約が必要。ただし、機種変更の際に、ついでに契約している場合も多い。契約の有無は「My docomo」アプリや同名のWebページでも確認できる。

海外でデータ通信を行う場合、高額な利用料金の発生を避けるために海外パケット定額サービスを併用しておきたい。なお、2018年3月14日で従来の「海外1dayパケ」の新規受付が終了しており、新規で加入できる海外パケット定額プランは、「パケットパック定額オプション」と「海外パケ・ホーダイ」の2種類となっている。

新サービスの「パケットパック定額オプション」は、通常は国内で利用するパケット容量を国外でも利用するためのオプションメニューだ。1日あたり980円の料金が必要だが、現在、2018年9月30日までの期間でキャンペーンを実施中で、1時間あたり300円、3日間で2,480円、5日間で3,980円、7日間で5,280円という料金が選べる。短時間だけ使いたい場合など、小回りの効いた使い方ができるのはうれしい。「海外1day パケ」の1日あたり30MBという通信容量よりも余裕があるほか、容量を超過した場合の速度制限も従来の16kbpsから128kbpsまで向上しているので、使い勝手もよくなった。

もうひとつの「海外パケ・ホーダイ」は、国内のパケット容量とは無関係に、無制限でデータ通信が利用できるというもの。料金は約24.4MB(20万パケット)までなら、1日あたり1,980円、それを超えた場合は1日あたり2,980円の料金が発生する。なお、こちらは使わなかった場合でも1,980円の最低料金が発生する。

「パケットパック定額オプション」と「海外パケ・ホーダイ」の対象国は205か国で、日本人の渡航先の99%をカバーしているものの、一部に対象外の国もあるので注意。その場合は従量制の料金が適用される。

8月から9月末まで、アメリカ・ハワイの「世界データ定額」が無料になるキャンペーンを実施
au

auの海外ローミングは「au世界サービス」という名称で、特に申し込みは必要ない。データ通信については、データチャージに加入している場合は、国内で使っているデータ通信容量を海外でも使用する「世界データ定額」を利用できる。データチャージに加入していない場合は、2,980円で1日使い放題(約24.4MBまでなら1日あたり1,980円)の「海外ダブル定額」が適用される。なお、一部に、「世界データ定額」と「海外ダブル定額」の対象外の国も一部にあり、その場合は、従量課金のみになる。

「世界データ定額」は1日(24時間)当たり980円で利用できるが、24時間の区切りは、利用開始ボタンを押してから24時間となる。なお「au STAR」会員の場合、料金が毎月1回分無料になる。このほか、2018年8月1日〜9月30日の期間限定だが、アメリカ本土、ハワイ、アラスカ、プエルトリコ、米領バージン諸島の国・地域については、本サービスが無制限かつ無料で利用可能となるキャンペーンが行われる。

なお、auのサブブランドである「UQモバイル」の海外ローミングは、音声通話・SMSのみでデータ通信は行えない。

2018年7月25日訂正:世界データ定額の区切り時間は、日本時間ではなく、利用開始ボタンをユーザーがオンにしたタイミングになります。以上訂正し、お詫び申し上げます

iPhoneやiPadならアメリカ・ハワイが無料の「アメリカ放題」のキャンペーンが継続中
ソフトバンク

ソフトバンクの海外ローミングは「世界対応ケータイ」というサービス名だ。事前に申し込みが必要になるが、通信キャリアの契約時に一緒に契約している場合も多い。キャリアショップやソフトバンクのユーザーページで確認しておこう。

データ通信を行う場合、iPhoneやiPadをアメリカ本土やハワイで使う場合に適用される「アメリカ放題」と、それ以外の端末と国で使う場合の「世界パケットし放題」という2種類のプランが用意されている。

「アメリカ放題」は、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、iPad(第6世代)、12.9インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、iPad(第5世代)、9.7インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第1世代)、iPad mini 4、iPad Air 2、iPad mini 3の各機種であれば、アメリカ本土やハワイなどで、ソフトバンクの関連会社であるスプリントのネットワークを使い、音声通話やモバイルデータ通信、メールが使い放題となる。現在キャンペーン期間中のため、サービスの申し込みは不要、利用料金も無料である。なお、現地でローミングをオンにしておくと、スプリント以外のモバイルネットワークに接続する場合がある。その場合、下記の「世界パケットし放題」が適用される。

もうひとつの「世界パケットし放題」は、「アメリカ放題」の対象ではない端末、または国・地域で利用するパケットプランだ。料金は25MBまでであれば1日あたり1,980円、25MB以上では1日あたり2,980円となる。なお、990KBまでは従量制となっており、データ通信を行わなかった場合は料金がかからないというのが他社の類似サービスとの違いだ。なお、こちらも基準日は日本時間になるのでご注意を。

なお、サブブランドの「ワイモバイル」でも、「世界パケットし放題」の名称で、同内容のサービスが用意されている。

価格.comの「海外Wi-Fiレンタル」ページへ

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

関連記事
ページトップへ戻る