レビュー
外出先でもリモート視聴でテレビを見られる

ピクセラのワイヤレステレビチューナー「Xit AirBox lite」レビュー、これで家庭内テレビ問題解消!

在宅勤務が長くなり、以前はあまり見る時間がなかったテレビをよく見るようになりました。ただ、家族も家にいると、どうしても子ども優先になって、好きなテレビ番組を見るのが難しくなります。そこで、ピクセラのワイヤレステレビチューナー「Xit AirBox lite(サイト エアーボックス ライト) XIT-AIR50」を使って、いつでもどこで好きなテレビ番組を楽しめるようにしてみました。

ピクセラのXit AirBox lite XIT-AIR50は、地上デジタル放送対応のワイヤレステレビチューナーです。直販価格は12,800円(税別)

コンパクトなワイヤレステレビチューナー

Xit AirBox lite XIT-AIR50(以下、Xit AirBox lite)は、無線LANルーターに接続して利用するワイヤレステレビチューナーです。パソコンやスマートフォン、タブレットを使って、家中どこでもテレビを楽しめます。外出先からでもテレビを視聴できるリモート視聴にも対応しています。チューナーは地上デジタル放送対応のシングルチューナーで、BSデジタル放送などは楽しめません。BSデジタル放送や110°CSデジタル放送を楽しみたい、裏番組録画をしたいという人は、“lite”ではない上位モデルの「Xit AirBox XIT-AIR110W」を選ぶといいでしょう。

本体は非常にコンパクトです。本体サイズは約60(幅)×120(奥行)×127.6(高さ)mm(突起部除く)で、小さめのWi-Fiルーターほどの大きさです。従来機種の「XIT AIR100W」よりもコンパクトになっており、置き場所をとらないのがうれしいところ。

約6.5インチの「iPhone XS Max」との比較。本体はコンパクトなので、ルーターの隣などに置きやすいと思います

セットアップはシンプルです。まずは無線LANルーターとはLANケーブル使って接続します。次にアンテナ線をつなぐのですが、アンテナ線がテレビやレコーダーとつながっていて、アンテナ線がない場合は分配器などを別途用意する必要あるので注意してください。

背面のUSBポートは、録画用の外付けHDDを接続するためのものです。対応HDDの容量は最大2TB。なお、Xit AirBox liteはシングルチューナーなので、録画中に別のチャンネルに切り換えたり、複数の番組を同時に録画したりすることはできません。

以上、本体背面のポートや端子に必要なケーブルを接続すればセットアップは完了です。

背面にUSBポート、LANポート、アンテナ入力端子、電源端子を備えます

背面にUSBポート、LANポート、アンテナ入力端子、電源端子を備えます

すべてのケーブルを接続して準備完了

すべてのケーブルを接続して準備完了

Windowsパソコンで試す

テレビを見られるデバイスが豊富なのがXit AirBox liteのいいところです。Windowsパソコン、Mac、Android端末(スマホ、タブレット)、iOS端末(iPhone、iPad)、Fireタブレットで利用できます(細かい動作環境の条件はピクセラのWebサイトをご確認ください)。

最初にWindowsパソコンで使ってみました。製品サイトから「Xit wireless」というアプリケーションをダウンロードします。はじめてピクセラの「Xit」を利用する場合は、「.Net Framework 4.6.2」「Visual C++ 2012」「Visual C++ 2013」をインストールする必要があるので注意しましょう。

製品ページからアプリをダウンロードします

製品サイトからアプリをダウンロードします

アプリをインストールしたら初期設定をします。接続しているチューナーの選択やチャンネルのスキャンなど数ステップで初期設定は終わります。かかった時間は2、3分ほど。かなり昔ですが、ワイヤレステレビチューナーをレビューしたときは、設定にかなり苦戦した記憶がありましたが、最新モデルは本当に簡単に設定できると感心しました。

Xit wirelessを立ち上げると、利用する場所を選ぶ画面が表示されます。選択肢は、「自宅」「外出先」「外出先(予約のみ)」と3つ。「自宅」を選ぶと10秒ほどでテレビ画面が表示されました。全画面表示はもちろんウィンドウ表示もできるので、“ながら視聴”も可能。テレビ画面上で右クリックをすると、画面の右側に放送中の番組が表示され、クリックするとチャンネルを変更できます。チャンネル変更には4秒ほどかかりました。番組名の右の地球儀マークをクリックすると、番組名で検索して番組サイトをチェックできます。パソコンならではの使い方でしょう。出演者を調べたり、番組で紹介されているアイテムを調べたりできます。

アプリを起動すると利用する場所を選択する画面が表示されます

アプリを起動すると利用する場所を選択する画面が表示されます

自宅(Xit AirBox liteと同じネットワークの場所)を選択するとテレビを視聴できます。ネットワークの設定を変更する必要もなく、設定でつまずくところはなかったです

右クリックすると放送中の番組が右側に表示され、チャンネルを変更できます。番組の右側に表示さている数字は、ピクセラ独自の「視聴ランキング」。数字が大きいほど多くの人が見ていることを表しています

右上のアイコンをクリックすると番組表が表示されます。表示サイズは大中小の3つが用意されているので、パソコンの画面サイズや見やすさに応じて切り換えられて便利です。番組表から録画予約ももちろんできます。繰り返し録画もOK。番組表を右クリックしてコンテキストメニューで録画予約をしたり予約解除をできたりするのは、パソコンならではの機能でしょう。

番組表は大中小の3つで表示サイズを変更できる

番組表は大中小の3つで表示サイズを変更できる

コンテキストメニューから録画予約できる「クイック予約」。地味ながらマウスを使えるパソコンならではの便利な機能です

番組表の隣には、録画一覧と予約一覧のアイコンが並んでいます。録画一覧はカテゴリーごとで絞り込めるほか、検索も可能です。

録画一覧は、カテゴリーごとに表示を切り替えられます

録画一覧は、カテゴリーごとに表示を切り替えられます

画質は、高画質、標準画質、低画質の3種類から選択できます。Wi-Fiルーターから離れた部屋で、電波が届きにくくてテレビが映らないという場合は低画質を選択するといいでしょう。それ以外の場合は高画質で問題ないと思います。録画に関しては、画質は関係ないとのこと。録画時間は1時間あたりの約7.5GB(ハイビジョン)/約3.5GB(標準画質)。1TBのHDDを接続したところ、124.1時間録画(DR最高画質時)できると表示されました。

一通り試してみましたが、テレビ+レコーダーとして必要なものは揃っていると思います。ただ、YouTubeなどに慣れすぎているので、ライブで視聴しているテレビ番組を一時停止できないのが不便に感じました(録画番組はもちろんできます)。

iPadで試す。iPhoneではリモート視聴を試してみました

続いて「iPad」を使って視聴してみました。初期設定はWindowsパソコンとほぼ同じです。App StoreからXit wiressアプリ(無料)を入手してインストールしたら、チューナーの選択やチャンネルスキャンでテレビを見られるようになります。

画面構成はWindowsパソコンと少しだけ違います。画面をタップすると、放送中の番組が画面の下のほうに表示され、左右にスライドさせてチャンネルを変更します。

縦画面では上部にテレビ画面、下部にチャンネルが表示されます。横画面では全画面でテレビを見られます

縦画面では上部にテレビ画面、下部にチャンネルが表示されます。横画面では全画面でテレビを見られます

番組表や録画番組一覧は、一番下のMENUをタップすると表示されます。見た目や使い勝手はWindowsパソコンとほぼ同じです。違いとしては番組表に検索窓があり、見たい番組を探せるところです。ただし、試して限り、タイトル情報でしか検索できないようで、出演者などで検索することはできませんでした。

「ながら見」を利用できるのもポイント。上部にテレビ画面、下部にWebブラウザーが表示されるモードで、ネットを利用しながらテレビを楽しめます。画質の設定は、Windowsパソコンと同じです。

続いて、「iPhone」ではリモート視聴を試みてみました。iPadと同じようにアプリをインストールしてセットアップを済ませます。最初は自宅でチューナーと同じネットワークに接続し、「リモート設定」を行います。「接続設定」で「外出先から現在のチューナーに接続する」を、「端末設定」で「リモート視聴用としてこの端末をチューナーに登録する」をそれぞれオンにします。ちなみに、チューナーに登録できるのは6台までです。

リモート視聴をするには、「接続設定」と「端末設定」で数カ所をオンにします

リモート視聴をするには、「接続設定」と「端末設定」で数カ所をオンにします

実際に試してみましたが、LTEだと再生が始まるまで少し時間がかかりました。画質は選択できますが、回線の状況にもよります。リモート視聴用に用意されている「低速回線用画質」を選ぶと、画質は悪くなりますが、再生が停止することなく見られます。通信環境がよければ、高画質や標準画質を選びたいところです。ただし、通信が発生するため、通信容量が少なめの料金プランを利用している人は長時間の視聴は気をつけたほうがいいでしょう。ホテルやカフェなどWi-Fiが使える場所であれば、Wi-Fiにつなげて見るといいかもしれません。

外出先でアプリを立ち上げると、使用場所と視聴画質を選択する画面が表示されます

外出先でアプリを立ち上げると、使用場所と視聴画質を選択する画面が表示されます

外出先での視聴は通信量がかかるので注意しましょう

リモート視聴は通信量がかかるので注意しましょう

まとめ

Xit AirBox liteはシンプルで使いやすいワイヤレスチューナーです。無線LANルーターに接続して、アンテナ線をつなげるというのが人によっては一番のハードルになるかもしれませんが、そこさえクリアできれば快適にテレビを楽しめると思います。リモート視聴は、通信が発生してしまうので、通信量の少ない料金プランを利用している人は注意しましょう。テレビのチャンネル権がないお父さん(筆者)にとって、Xit AirBox liteはありがたいアイテムです。これで家庭内テレビ(チャンネル)争いを解消できました。録画もできるので、録画していた番組を子どもが寝た後にiPadでゆっくりイヤホンをつけて見るといったこともできます。

なお、ピクセラは8月7日に地上/BS/110度CSデジタル放送が視聴できるワイヤレステレビチューナー「Xit AirBox XIT-AIR110W」を発売します。地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2基を搭載しており、別売のHDDを接続すれば、Xit AirBox liteではできない裏番組録画もできます。さらに、popInとの提携によって、プロジェクター付きシーリングライト「popIn Aladdin/popIn Aladdin 2」にも対応しており、プロジェクターの大画面でテレビなんて楽しみ方もできます。こちらもぜひチェックしてみてください。

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三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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