レビュー
「Ryzen 7 4700U」搭載で「フォートナイト」も快適!

14型で約1.25kg、バッテリー駆動21時間、Office付きで税別13万円台! 高コスパすぎる「ZenBook 14」

ASUS JAPANの「ZenBook 14 UM4251A」は、14型ディスプレイを搭載するスリムなノートパソコン。厚さが14.3mm、重量が約1.25kgと薄型・軽量ボディが魅了だ。さらに、CPUにはAMDの「Ryzen 7 4700U」を搭載しており、何かと話題の「フォートナイト」も快適に楽しめるパワフルさも兼ね備えている。その実力をじっくりとチェックした。

薄型・軽量ボディと高いパフォーマンスを両立したZenBook 14 UM4251A。見た目もスタイリッシュでバランスのよいモバイルノートだ。発売は9月10日の本日。今回試した最上位モデルの市場想定価格は131,637円(税別)

薄型・軽量かつ狭額ベゼルでコンパクトボディを実現

ASUS JAPANの「ZenBook」シリーズは、2画面モデルなどさまざまなバリエーションがあるが、「ZenBook 14」は狭額ベゼルによるコンパクトなサイズ感とスリムなボディが特徴のモバイルノートだ。従来モデルの「ZenBook 14 UM431DA」の画面占有率は86%だったが、今回の新モデルは90%とさらに狭額化が図られている。これにより、13型ディスプレイを搭載するノートパソコンに匹敵するコンパクトボディに14型のディスプレイを搭載しているのだ。

Webカメラを備える上部のベゼルは8.9mm、左右のベゼルは2.5mmと非常に細い。ディスプレイは1920×1080の14型(ノングレア)、本体サイズは319(幅)×210(奥行)×14.3(高さ)mm

厚さは14.3mmとスリム。かばんにもすっきりと収まる。MIL規格に準拠した堅ろう性も備える

厚さは14.3mmとスリムでかばんにすっきりと収まる。MIL規格に準拠した堅ろう性も備える

本体の重量は約1.25kgと軽量で、厚さも14.3mmとスリムだ。14型のモバイルノートとしては軽くて薄い部類に入るだろう。バッテリー駆動時間がカタログスペックで21時間(JEITA2.0)と長いのもポイント。67Whの大容量バッテリーを内蔵しており、49分で60%まで充電できる急速充電にも対応している。これだけバッテリーが持てば、外出先でも余裕で作業ができそうだ。

重量は実測で1.25kgとスペック通りだった

重量は実測で1.25kgとスペック通りだった

本体は質感の高いアルミニウム合金製。天板にはZenBookの象徴であるスピン加工が施されている。カラーは「パイングレー」という落ち着いた雰囲気のカラーリング。指紋が少し目立つのが気になるが、仕事用としても勉強用としても選びやすいデザインではないだろうか。

ASUSロゴとスピン加工の円の中心が右側に配置されている天板。ひかえめなデザインだが、シンプルで好印象だ

ASUSロゴとスピン加工の円の中心が右側に配置されている天板。ひかえめなデザインだが、シンプルで好印象だ

「Ryzen 7 4700U」が速い!

続いてパフォーマンス面をチェックしていこう。今回試した最上位モデルのスペックは、CPUに8コア/8スレッドの「Ryzen 7 4700U」(2.0GHz、最大4.10GHz)を搭載している。TDP15Wの薄型ノートパソコン向けのUシリーズの最上位CPUだ。メモリーは16GB(LPDDR4x-3733)、ストレージは512GB SSD(PCIe3.0x2のNVMe SSD)というハイスペックな仕様となっている。

「Ryzen Mobile 4000」シリーズは、自作PCで大人気CPUであるデスクトップ向け第3世代Ryzenプロセッサーと同じ「Zen 2」アーキテクチャーを採用したノートパソコン向けCPU。チップセット部分の製造プロセスルールが7nm化されており、パフォーマンスだけでなく省電力性の高さも兼ね備えている。CPU内蔵のGPUである「Radeonグラフィックス」の性能が高いのもポイント。軽めのPCゲームなら解像度や描画設定を下げることで快適に動作すると言われている。

試しに、最近何かと話題の「フォートナイト」をプレイしてみたところ、フルHDでは20〜30fpsだったが、HDでは40〜50fpsは出た。タイミングによっては60fpsも出ており、快適にプレイすることができた。もちろん、画質や勝負にこだわりたいという人は外付けのグラフィックを搭載したゲーミングノートPCを選んだほうが正解だが、軽めのPCゲームを気軽に楽しみたいという人には十分な性能と言えるのではないだろうか。

ベンチマークテストの結果は以下の通り。まずCPUの性能を測定する「CINEBENCH R20.060」の結果から見ていこう。比較用にインテルのCore i7-1065G7を搭載した他社製ノートパソコンと、「Ryzen 9 4900HS」という高性能なHシリーズを搭載した同社のゲーミングノートPC「ROG ZEPHYRUS G14」のデータと比べてみた。Ryzen 7 4700Uは、競合のCore i7-1065G7よりもシングルCPU、CPUともにスコアが高く、CPUにいたっては2倍も差がついた。さすがにRyzen 9 4900HSは頭ひとつ抜けた結果だが、シングルCPUのスコアならRyzen 7 4700Uも健闘している。

パソコンの総合性能を測定する「PCMark10」の結果は4888と5000近いスコアを記録。Essentialsが8650、Productivityが7346、Digital Content Creationが4989といずれも高いスコアとなった。Officeソフトを使った作業はもちろん、画像編集なども問題なくこなせるだろう。RAW現像や動画の編集などヘビーな作業もこなせそうだが、ボディが薄型なので高負荷な作業を長時間こなすのには向かないだろう。フォートナイトをプレイしている最中もファンが盛大に回っていた。

ゲーミングPCではないが、グラフィック性能を測定する「3DMark Professional Edition」も走らせてみた。比較はCINEBENCH R20.060と同じ、Core i7-1065G7を搭載したノートパソコン。「Iris Plusグラフィックス」という、CPU内蔵のGPUとしては高性能なCPUを搭載したモデルだ。結果は、Radeon グラフィックを搭載したZenBook 14 UM4251Aが圧勝。フォートナイトで比べても、Core i7-1065G7搭載モデルのフレームレートは、HDでも20fps前後といったところだった。

キーボードはEnterの右に一列キーがあるタイプ

最後に使い勝手をチェックしていきたい。キーボードは本体スペースを最大限に活用して、余裕のあるキーレイアウトとなっている。キーピッチは19.05mmと窮屈な感じはまったくない。キーストロークは1.4mmあり、しっかりとした打鍵感がある。キートップを0.15mmくぼませることで指の収まりをよくしているなど、かなりこだわったキーボードに仕上がっている。

ただし、Enterキーの右側に一列キーの配置されたタイプなので、苦手という人もいるのではないだろうか。

左右のスペースを極力減らして、レイアウトやキーサイズに余裕を持たせたキーボード。Enterの右に一列キーがあるのは、好みがわかれそうだ

外部インターフェイスは、3.5mmのヘッドホン出力・マイク入力がないのがちょっと不便だった。USB Type-Cからヘッドホン出力に変換するアダプターが付属するので問題はないのだが、テレワークでヘッドセットを使うという人はアダプターを忘れずに持ち歩きたいところだ。ネットワークは最新のWi-Fi 6をサポートしている。

外部インターフェイスは、左側面にHDMI出力、USB 3.1 Type-C(Gen2)×2を、右側面にUSB3.0、microSDメモリーカードスロットを備える

USBイーサネットアダプターとUSB Type-Cオーディオジャックアダプターが付属する

USBイーサネットアダプターとUSB Type-Cオーディオジャックアダプターが付属する

65WのUSB-C接続ACアダプター。USB Type-Cアダプターらしく、ケーブルは太め。差し込み部分は折りたためない

65WのUSB-C接続ACアダプター。USB Type-Cアダプターらしく、ケーブルは太め。差し込み部分は折りたためない

地味にありがたい専用スリーブが付属する

地味にありがたい専用スリーブが付属する

まとめ

ZenBook 14 UM425IAは、薄型・軽量ボディに、長時間バッテリー駆動と高いパフォーマンスを兼ね備えた、仕事にも趣味にも使えるモバイルノートだ。特にRyzen 7 4700Uは、ベンチマークテストでも高いスコアを記録しており、ハイパフォーマンスなCPUと言える。市場想定価格は131,637円(税別)とコストパフォーマンスも抜群だ。この価格でOffice Home and Business 2019も付属する。安くてハイパフォーマンスなモバイルノートを探しているにぜひチェックしてもらいたいモデルだ。

ラインアップは今回試したモデルのほかに、メモリーが8GBでOffice Home and Business 2019を搭載するモデル(市場想定価格は税別131,111円)と、メモリーが8GBでWPS Officeが付属するモデル(同108,910円)の合計3モデル。いずれもなかなか魅力的な価格となっている。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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