テックワンは2020年12月15日、ONE-NETBOOK TechnologyのゲーミングUMPC(ウルトラモバイルPC)「OneGx1 Pro」を来年2021年1月31日に発売すると発表した。ゲーミングUMPCの第2弾モデルで、CPUにインテルの第11世代Core i7プロセッサーを搭載し、基本性能を底上げしたのが特徴だ。直販価格は168,000円(税別)から。
OneGx1 Proは7型のディスプレイを搭載するゲーミングUMPC。写真の専用コントローラーは別売
OneGx1 Proは、今年8月に発売した「OneGx1」に続く、ゲーミングUMPCの第2弾モデルだ。
一番の特徴はインテルの最新CPUである「Core i7-1160G7」を搭載したこと。ゲームに重要なグラフィックは「Iris Xeグラフィックス」となり、第1弾モデルのOneGx1の2倍の3D処理性能を実現している。同社によると、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」「Monster Hunter Online」「ストリートファイターX」の動作を確認しているという。
ストリートファイターVの動作デモンストレーション。専用コントローラーを使って、ポータブルゲーム機のようなスタイルでゲームを楽しめる
人気のバトルロワイヤルゲーム「フォートナイト」は70fpsで動作。開発中のモデルでの結果ということだが、滑らかに動作していた
OneGx1と同様、別売の専用コントローラーを装着することで、ポータブルゲーム機のように使える。コンパクトなボディながら、2つの冷却ファンを内蔵しており、ゲームを長時間プレイしても安定して動作するという。
サイズの異なる2つのファンにより、高い冷却性能を実現している
本体は7型のUMPCということで、非常にコンパクト。重量も約623gと軽量だ。アルミ削り出しのボディは高級感もある。ボディカラーはブラックで、指紋が目立たない加工が施されている。専用コントローラーも本体と合わせてカラーがブラックに変更されている。
CNC加工アルミ削り出しのボディ
ディスプレイは1920×1200の7型で、10点マルチタッチに対応する。キーボードはゲーミングPCらしく、WASDキーがフレームに囲まれ、RGBバックライトも付いている。
7型のディスプレイは1920×1200の高解像度。323ppiと超高精細だ
キーボードは、上段が2列の日本語キーボード配列。4ゾーン7種類のカラーパターンで光らせられる
外部インターフェイスはUSB 3.0 Type-AとUSB Type-Cポートを2基搭載。USB Type-Cポートを使って、4K出力やeGPUボックスの接続が可能となっている。無線LANはWi-Fi 6をサポートする。
外部インターフェイスは背面にすべて配置されている
本体サイズは173(幅)×136(奥行)×21(高さ)mm、重量は623g(専用コントローラー装着時は723g)。
来年2021年2月下旬には、SIMロックフリーの5G対応モデルも発売する。高速・大容量の5Gはゲームとの相性がよく、格闘ゲームやアクションゲームなどを低遅延で楽しめるという。
ラインアップは以下の4モデル。
・ONEGX1PJ -B5:Core i7-1160G7Y/16GB/512GB/-/168,000円
・ONEGX1PJ -B10:Core i7-1160G7Y/16GB/512GB+512GB/-/178,000円
・ONEGX1PJ -B5L:Core i7-1160G7Y/16GB/512GB/4G(SIMフリー)/178,000円
・ONEGX1PJ -B5G:Core i7-1160G7Y/16GB/512GB/5G(SIMフリー)/208,000円
型番:CPU/メモリー/ストレージ/ワイヤレスWAN/直販価格(税別)
発売を記念して先行予約キャンペーンを実施する。2021年1月11日までに予約すると15%オフで購入できるほか、先着500人に別売の専用コントローラーと専用ケースをプレゼントする。
ガジェットとインターネットが好きでこの世界に入り、はやいもので20年。特技は言い間違いで、歯ブラシをお風呂、運動会を学芸会、スプーンを箸と言ってしまいます。お風呂とサウナが好きです!