レビュー
3年保証など手厚いサポート

スタンド一体型でパススルー充電対応、デル初のモバイルディスプレイ「C1422H」レビュー

テレワークが定着する中、自宅の仕事環境を快適にするためのアイテムとして注目されているモバイルディスプレイ。自宅だけでなく、オフィスやカフェなどどこへでも気軽に持ち運んで、簡単に作業スペースを広げられる便利なアイテムだ。各社からいろいろなモデルが出ているが、今回はデル・テクノロジーズ(以下、デル)初のモバイルディスプレイ「C1422H」をレビューしていきたい。スタンド一体型で、パススルー充電に対応するのが特徴だ。ほかのメーカーに比べると後発であるが、手厚い保証を用意するなど安心して選べるモデルに仕上げられている。

デル初のモバイルディスプレイであるC1422H

デル初のモバイルディスプレイであるC1422Hを試す

仕事用のモバイルディスプレイ

まずはスペックをチェックしていこう。画面サイズは14型のフルHD(1920×1080)。最高輝度は300カンデラ、コントラスト比は700:1、応答速度は6ms、リフレッシュレートは60Hz。広視野角のIPSパネルを採用しており、視野角は上下・左右ともに178°。画面表面は映り込みの少ないノングレアタイプとなっている。仕事用のモバイルディスプレイとしては標準的なスペックだ。

画面サイズは14型でモバイルノートとも、スタンダードノートとも組み合わせられる大きさ。映り込みが少ないノングレアタイプ

画面サイズは14型でモバイルノートとも、スタンダードノートとも組み合わせられる大きさ。映り込みが少ないノングレアタイプ

本体には折りたたみ式のスタンドが搭載されており、10°〜90°の角度で調整できる。10°以下になるとパタンと閉じてしまう仕様だ。縦置きでも使えるが、スタンド部分の両方にボタンがあるため、別途スタンドが必要となる。カラーはベゼルが黒、それ以外がシルバーで同社のノートパソコンのシルバーモデルに近いカラーリングだ。スタンドの裏には2本のゴム足が付いており、机の上で安定して使える。

スタンド一体型なので、単体で自立する。角度は10°から90°で調整可能

スタンド一体型なので、単体で自立する。角度は10°から90°で調整可能

本体カラーは濃いシルバー。スタンドは薄く、折りたたんでも厚さは最小限に抑えられている

本体カラーは濃いシルバー。スタンドは薄く、折りたたんでも厚さは最小限に抑えられている

外部インターフェイスはUSB Type-Cポートを左右に1基ずつ搭載。ノートパソコンの左右どちらに置いても、ケーブルが取り回ししやすいのが便利だ。USB Type-Cポートはどちらもパススルー充電に対応しており、機能に差はない。

本体重量は590g。簡易スタンドのモバイルディスプレイに比べると、少し重いが、スタンド一体型であることを考えると十分軽量で持ち運びに苦労することはないだろう。持ち運び用のスリーブケースも付属している。ケーブル類はUSB Type-Cケーブル1本のみが付属する。

キッチンスケールでの実測は600g。カタログスペックより10gほど重いが、スタンド一体型であることを考えると軽量だ

キッチンスケールでの実測は600g。カタログスペックより10gほど重いが、スタンド一体型であることを考えると軽量だ

フェルト製のスリーブケース。USB Type-Cケーブルも一緒に収納できる

フェルト製のスリーブケース。USB Type-Cケーブルも一緒に収納できる

C1422H、スリーブケース、USB Type-Cケーブルの合計重量は実測で728g

C1422H、スリーブケース、USB Type-Cケーブルの合計重量は実測で728g

スタンドにUSB Type-Cポートがあるので、ノートパソコンと隙間なく設置できる

続いて、実際にノートパソコンに接続して使っていきたい。今回はデルの「XPS 13 OLED」と組み合わせてみた。

まず、USB Type-Cポートが左右にあるのがありがたい。ノートパソコンの左右どちらにでもC1422Hを置ける。また、ポートがスタンド側にあるのもポイント。左右どちらに置いてもノートパソコンと隙間なく設置できるので、視線移動が最小限で済むほか、「拡張」で表示してもベゼルが気にならない(XPS 13 OLEDが超狭額縁なのも大きい)。

スタンドの両方にUSB Type-Cポートがあるので、画面をピッタリとつけて使える。XPS 13 OLEDは、有機ELのため表示品質が高く、並べて使うと、輝度の違いが少し気になるが、XPS 13 OLEDの画面がきれいすぎるためのギャップとも言える

スタンドの両方にUSB Type-Cポートがあるので、画面をピッタリとつけて使える。XPS 13 OLEDは、有機ELのため表示品質が高く、並べて使うと、輝度の違いが少し気になるが、XPS 13 OLEDの画面がきれいすぎるためのギャップとも言える

左右と上のベゼルの太さは実測で0.5mm

左右と上のベゼルの太さは実測で0.5mm

スタンドの右側に電源ボタンがあるが、ノートパソコンと接続すると自動でオンになるので、使い始めるときは操作不要だ。モバイルディスプレイをつけたくないときなどにオフにするのが主な役割になりそうだ。

スタンドの左側にはブルーライトカットのオン/オフボタンと輝度調整ボタンがある。スピーカーは搭載していないので、ボリューム調整ボタンはない。

ブルーライトカットのオン/オフが可能

ブルーライトカットのオン/オフが可能

輝度調整は0〜100%の間で細かく調整できる

輝度調整は0〜100%の間で細かく調整できる

USB Type-Cポートの少ないノートPCと相性がいいパススルー充電

C1422Hの特徴であるパススルー充電は、USB Type-Cポートが1基または2基しか搭載していないノートPCとの相性がいい機能だ。

たとえば、USB Type-Cポートが1基しかなく、充電にも利用するノートパソコンの場合、C1422Hと接続すると、ノートパソコンを充電することができなくなってしまうと思いきや、C1422HのUSB Type-Cポートを使って、充電器→C1422H→ノートパソコンとデイジーチェーン接続することで、充電することができるのだ。最大65Wまで対応しているので、現行のノートパソコンなら充電できるだろう。

最近のモバイルノートは、USB Type-Cポートが1基、2基しかないモデルがあるが、C1422Hはそれらのモデルとの相性がいい。XPS 13 OLEDもThunderbolt 4ポート×2のモデルなので、周辺機器を接続しながらでも、XPS 13 OLEDをC1422H経由で充電できる

最近のモバイルノートは、USB Type-Cポートが1基、2基しかないモデルがあるが、C1422Hはそれらのモデルとの相性がいい。XPS 13 OLEDもThunderbolt 4ポート×2のモデルなので、周辺機器を接続しながらでも、XPS 13 OLEDをC1422H経由で充電できる

注意点としては、HDMI入力ポートがないこと。古いノートパソコンだと、映像出力がHDMIしかないというモデルもあるだろう。そんなモデルではC1422Hは使いにくい。また、USB Type-Cポートが2基あるが、ハブとしては動作しないようだ。

まとめ

テレワークや在宅勤務に便利なモバイルディスプレイ。デルのC1422Hはどちらかというと後発となる。USB Type-Cポートしか備えない割り切った仕様で、ビジネス色の強いモデルだ。バスパワー充電機能は便利で、最新のモバイルノートとの相性がいい。

C1422Hならではの点としては、3年間保証および故障時の代替品など、同社ならではの手厚いサポートが魅力。HDMI入力がないことと、スピーカーを搭載しない点には注意が必要だが、仕事用に選ぶなら、この手厚いサポートはありがたい。価格.com最安価格は29,682円(2021年10月1日時点)。発売されたばかりなので、14型のモバイルディスプレイとしてはやや高めではるが、仕事用として長く安心して使えるモデルとして、選択肢に入れてみてほしい。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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