レビュー

ゲーミングノートPC予算10万円なら日本HP「Victus 16」が正解かも!?

日本HPが昨年発表したゲーミングPCの新ブランド「Victus by HP(ヴィクタス バイ エイチピー)」。今回はVictus by HPの第1弾モデルであるゲーミングノートPC「Victus 16(インテル)スタンダードモデル」を使って、その実力をチェックしてみた。リーズナブルなゲーミングノートPCとして価格.comでも人気のモデルだ。

144Hzの高リフレッシュレートの16.1型フルHD液晶ディスプレイを搭載するVictus 16。今回試したVictus 16(インテル)スタンダードモデルの価格.com最安価格は104,000円。同じスペックの価格.com限定モデルは89,000円(2022年4月25日までの期間限定の下げ中)

144Hzの高リフレッシュレートの16.1型フルHD液晶ディスプレイを搭載するVictus 16。今回試したVictus 16(インテル)スタンダードモデルの価格.com最安価格は104,000円。同じスペックの価格.com限定モデルは89,000円(2022年4月25日までの期間限定の下げ中)

ゲームだけでなく日常使いにも使いやすいシンプルなデザイン

Victus by HPは、同社のゲーミングPCブランド「OMEN」のDNAを引き継ぐ兄弟ブランド。OMENはeスポーツなどの競技やゲーム実況などを楽しむハイエンドユーザー向けのブランドなのに対して、Victus by HPはカジュアルゲーマーやPCゲーム初心者をメインターゲットとするブランドだ。

Victus by HPの第1弾モデルが今回取り上げるVictus 16。インテルのCPUを搭載したインテルモデルとAMDのAPUを搭載したAMDモデルがあるが、今回はインテルモデルのスタンダードモデルを試用している。

まずはデザインからチェックしていこう、OMENはゲーミングPCとしてはシンプルなデザインだが、RGBキーボードやスケルトンカバーなど、ゲーミングマシンらしいデザインを採用しているのに対して、Victus 16は白を基調としたシンプルなデザイン。一見するとゲーミングノートPCには見えない、普通のノートパソコンだ。

天板の中央にはVictusのVが大きくあしらわれているが、白に銀という落ち着いたカラーリング。ゲーミングノートPCっぽさは極力抑えている雰囲気だ。ただ、背面や底面を見ると、冷却用の大きい吸排気口用のスリットが設けられており、普通のノートパソコンではないことがわかる。本体サイズは370(幅)×260(奥行)×23.5(高さ)mm。16.1型という大画面ディスプレイを搭載しているが、フットプリントは15.6型のモデルと変わらない。厚みが23.5mmとスリムなので、見た目もスマートだ。

ゲーミングPCは欲しいが、見た目が派手なモデルは敬遠したい人や、ゲーミングPCとはいえ、仕事や勉強など日常使いしたい人にとって、Victus 16は適している。

真っ白い天板の中央にVのロゴが配置されている

真っ白い天板の中央にVのロゴが配置されている

底面には吸排気用のスリットが設けられている。底面にもVのロゴがあしらわれている

底面には吸排気用のスリットが設けられている。底面にもVのロゴがあしらわれている

第11世代Core i5+GeForce RTX 3050のパフォーマンスは?

続いてスペックをチェックしていこう。インテルモデルのラインアップは以下の5モデル。コンベンショナルモデルとスタンダードモデルとスタンダードプラスモデルが16GB、パフォーマンスモデルとパフォーマンスプラスモデルが32GB、ストレージは5モデルとも512GB SSDで共通だ。主な違いは搭載するCPUとグラフィック。

コンベンショナルモデル
Core i5-11400H、NVIDIA GeForce GTX 1650 Laptop
★スタンダードモデル(今回試したモデル)
Core i5-11400H、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
スタンダードプラスモデル
Core i5-11400H、NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop
パフォーマンスモデル
Core i7-11800H、NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop
パフォーマンスプラスモデル
Core i7-11800H、NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop

今回試したのは星印のスタンダードモデル。CPUに第11世代のCore i5-11400H、グラフィックにGeForce RTX 3050 Laptopを搭載する。CPUは最新の第12世代ではないが、6コア12スレッドで、ターボブースト時の最大周波数は4.50GHzとなかなかのスペックだ。各種ベンチマークテストの結果も高く、その実力はあなどれない。

CPU性能を測定する定番ベンチマークプログラム「CINEBENCH R20」の結果は、マルチコアが2450、シングルコアが514。最新世代のCPUではないが、高い性能であることがうかがえる

CPU性能を測定する定番ベンチマークプログラム「CINEBENCH R20」の結果は、マルチコアが2450、シングルコアが514。最新世代のCPUではないが、高い性能であることがうかがえる

パソコンの総合性能を測定するベンチマークプログラム「PCMark 10 Professional Edition」の総合スコアは5829。日常使いから仕事、動画や写真の編集まで幅広い用途で使えるだろう

パソコンの総合性能を測定するベンチマークプログラム「PCMark 10 Professional Edition」の総合スコアは5829。日常使いから仕事、動画や写真の編集まで幅広い用途で使えるだろう

グラフィックはGeForce RTX シリーズのエントリークラスであるGeForce RTX 3050 Laptop(ビデオメモリーは4GB GDDR6)を搭載。エントリークラスとはいえ、前世代のGeForce GTX 1650より30%程度ゲーミング性能が高いと言われている。「フォートナイト」をプレイしてみたが、自動画質設定の状態では90fps前後は出ていた。フルHDのパネルということもあるだろうが、残像感のない画質で楽しめた。ただ、144Hzの高リフレッシュレートのパネルを生かすには、少し画質設定を調整したほうがいいかもしれない。

グラフィック性能を測定する「3DMark Professional Edition」の結果

グラフィック性能を測定する「3DMark Professional Edition」の結果

CPU/GPUの使用率や温度をチェックできる「OMEN Gaming Hub」

CPU/GPUの使用率や温度をチェックできる「OMEN Gaming Hub」

ゲームに最適化された「パフォーマンスモード」を用意。今回の各種ベンチマークはこの「パフォーマンスモード」にて実施した。ファンの速度は自動と最大の2種類から選べる

ゲームに最適化された「パフォーマンスモード」を用意。今回の各種ベンチマークはこの「パフォーマンスモード」にて実施した。ファンの速度は自動と最大の2種類から選べる

「乙(OK)です!」など、「OMEN Gaming Hub」は細部に遊び心がちりばめられている

「乙(OK)です!」など、「OMEN Gaming Hub」は細部に遊び心がちりばめられている

普通のノートパソコンとしても使いやすい

16.1型のフルHD液晶ディスプレイは、前述のとおり、144Hzと高リフレッシュレートなのが特徴だ。非光沢のIPSパネルを採用しているので、長時間ゲームや仕事に使っても目にやさしそうだ。IPSパネルなので視野角が広く、複数人でゲームを楽しむのにもいいだろう。ただ、輝度は250ニトとやや暗め。照明の明るい部屋だと画面が暗く感じるかもしれない。

16.1型の液晶ディスプレイは、144Hzと高リフレッシュレートなのが特徴。輝度や明るさはやや控えめ

16.1型の液晶ディスプレイは、144Hzと高リフレッシュレートなのが特徴。輝度や明るさはやや控えめ

ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラを搭載

ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラを搭載

キーボードはオーソドックスな日本語配列。テンキー付きなので、仕事にも使いやすいだろう。カーソルキーは小さめだが、逆T字に配置されており使いやすい。キーピッチは実測で約18.7mmとほぼフルサイズキーボードと言っていいだろう。ただし、Nキーロールオーバーやアンチゴーストには非対応。FPS系のスピードの速いゲームをプレイするときは、別売のゲーミングキーボードを用意すると快適にプレイできるだろう。

日本語配列のキーボード。テンキー付きで日常使いしやすそうだ。Nキーロールオーバーやアンチゴーストなどゲーミングキーボード仕様ではない

日本語配列のキーボード。テンキー付きで日常使いしやすそうだ。Nキーロールオーバーやアンチゴーストなどゲーミングキーボード仕様ではない

バックライトは白色で、きれいに光る

バックライトは白色でキレイに光る。明るさは調整できるが、色の変更はできない

外部インターフェイスは両サイドに配置されている。右側面にUSB Type-A×2、左側面に有線LAN、HDMI 2.1、USB Type-A、USB Type-C、ヘッドホン出力/マイク入力、SDメモリーカードスロットを備える。

外部インターフェイスは、左右にUSB Type-Aを備えており、使いやすそうなレイアウトだ。有線LANやHDMI2.1、SDメモリーカードスロット、USB Type-Cなど、外部インターフェイスは充実している

外部インターフェイスは、左右にUSB Type-Aを備えており、使いやすそうなレイアウトだ。有線LANやHDMI2.1、SDメモリーカードスロット、USB Type-Cなど、外部インターフェイスは充実している

200WのACアダプターは大きくて重い

200WのACアダプターは大きくて重い

まとめ

Victus 16(インテル)スタンダードモデルは、シンプルなデザインにAAAタイトルも楽しめるほどの基本性能を備えたゲーミングノートPCだ。144Hzの高リフレッシュレートのディスプレイを備えているのも見逃せない。キーボードなどゲーミングノートPC仕様ではない部分はあるが、初めてゲーミングノートPCを買う人や、気軽にいろいろなゲームを楽しみたいという人には、ちょうどいいモデルと言える。

ゲーミングノートPCとしては非常にリーズナブルなのも魅力。今回試したスタンダードモデルの価格.com最安価格は104,000円。同じスペックの価格.com限定モデルなら89,000万円(4月25日までの限定価格)。価格.com限定モデルはGeForce RTX 3050を搭載したモデルとしては最安だ(2022年4月15日時点)。AMDのRyzen 5 5600Hを搭載したAMD版のスタンダードモデルの価格.com最安価格も95,000円と安い。予算10万円でゲーミングノートPCを探している人にとって、Victus 16は間違いなく有力な選択肢になるはずだ。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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