選び方・特集

格安SIMのおすすめ11選! あなたに最適なプランは?【2025年10月】

格安SIM

スマホ料金を安くしたいと考えたとき、ぜひ検討してみたいのが「格安SIM」です。ところがいざ調べ始めると、「どこがいちばん安い?」「通信速度は遅くない?」「自分に合ったプランは?」と疑問や不安が尽きません。

そこで今回は、あなたのスマホの使い方に応じたおすすめのプランを紹介します。月々のデータ利用量が少ない人、多い人、毎月変わる人など、それぞれに最適なプランをご提案。さらに、最新の通信速度の検証結果と失敗しないための選び方を徹底解説します。

加えて、価格.comの人気ランキング、ユーザーの口コミと合わせてチェックすることで、あなたに最適な格安SIMプランが見つかるでしょう。

監修:松村武宏さん
モバイル情報を発信する通信系フリーライター。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。担当する価格.comマガジンの長寿連載「格安SIMの通信速度を徹底調査」は7年目に突入。実際の検証結果を基にしたリアルで最新の格安SIM情報をお届けします

格安SIMの選び方

格安SIMを迷いなく選ぶための3つのポイントを解説します。

格安SIMなら月々のスマホ料金が圧倒的に安くなる!

格安SIMなら月々のスマホ料金が圧倒的に安くなる

一般的に“メインキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)”から、各社の“格安SIM”に乗り換えると、月々のスマホ料金はとても安くなります。

あくまで目安ですが、メインキャリアで月々のスマホ料金は約8,000円〜10,000円。対して、格安SIMに乗り換えると、約4,000円以下と大きくスマホ料金を下げられます

検討すべきポイントはいろいろありますが、スマホ料金を安くしたいのであれば、間違いなく格安SIMへの乗り換えを検討するべきでしょう。

松村武宏さん
松村武宏さん

メインキャリアは使い放題が主力ですが、そこまで通信しない人も多いはず。自分に最適なデータ量を選べる格安SIMに乗り換えて、毎月の固定費を引き下げましょう!

”ワンストップMNP”の登場で乗り換えが簡単!

ワンストップMNPの登場で乗り換えが簡単

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)は、電話番号を変えずにキャリアを乗り換えるための制度です。

かつてMNPを利用する場合は、今まで契約していた「転出元」で乗り換えの予約番号を発行してもらい、これから契約する「転出先」に予約番号を伝える必要がありました。双方のキャリアで手続きが必要だったため、面倒に感じる場面も多かったです。

2023年に始まった”MNPワンストップ”は、転出元の手続きをしなくてもよくなる新しい乗り換え方式です。これから契約するキャリアだけで手続きすればよいので、今までよりもお手軽・お気軽に乗り換えられるようになりました!

格安SIMの種類

通信の安定ならMNO! 安さを追求するならMVNO!

ここでは格安SIMの種類を紹介します。まず、格安SIMは大きく“MNO”と“MVNO”の2種類に分けられます。

MNOとは

MNOとは、自社で回線を持っているキャリアのことで、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4社が該当します。各社が展開している格安SIMは以下です。

・ドコモ:「ahamo」
・au:「UQモバイル」「povo」
・ソフトバンク:「Y! mobile」「LINEMO」
・楽天「楽天モバイル」

MNOは基本的に高品質な通信が可能とされていますが、楽天モバイルはほか3社に比べると、後から回線を所有したため、通信の品質は発展途上中。通信回線の品質向上に期待したいところです。

MNOの格安SIMは、“サブブランド”と“オンライン専用プラン”、“楽天モバイル”の3つに分類できますそれぞれの特徴を確認してみましょう。

MNO(1):サブブランド
・高速で安定している
・実店舗がありサポートが万全
・端末とのセット割引や、家族割りなどキャンペーンが充実
・「Y! mobile」「UQモバイル」の2回線

MNO(2):オンライン専用プラン
・高速で安定している
・価格が安い
・実店舗がなく、オンライン契約のみ
・「ahamo」「povo」「LINEMO」の3回線

MNO(3):楽天モバイル
・段階制でデータ量が無制限
・価格が安い
・実店舗がありサポートを受けられる
・混雑時は不安定(昼の12時台や18時以降など)

MVNOとは

いっぽうのMVNOは、独自の回線を持っておらず、メインキャリアから回線の一部を借りて格安SIMを運営しています。MNOに比べて価格が安いので、安さを最優先に考えるのならMVNOを検討してみましょう。

MVNOのデメリットは、ひとつの回線を大人数で使っているため、12時台や18時台といった混雑時は通信速度が遅くなりがちです。

スマホを混雑時に利用することが少ない人や、Wi-Fi環境で使用することが多く、外出先でのデータ品質を重視しないのであれば、回線の種類もプランも豊富なので、格安なプランが見つかるでしょう。

さて、遅いと言われがちのMVNOですが、数値で表されることが多く、実際の使用感はわかりづらいものです。そこで、実際に格安SIMのデータ速度が出づらい時間帯に、どこまでスマホを使用できるのかを、複数の格安SIMを使って検証してみました。

松村武宏さん
松村武宏さん

MVNOの回線によりけりですが、お昼の時間帯でも動画再生やSNS利用程度であればそれほど困りません。ただし、極端に遅い場合もあるので、ランチのスマホ決済などには注意しましょう。

スマホの使い方別! 格安SIM&おすすめプラン

格安SIMはさまざまな種類やプランがあって選ぶのが大変です。そこで、スマホの使い方のタイプに合わせたおすすめの格安SIMとプランをご紹介します。あなたどのタイプですか?

※ 掲載している情報の正確性については万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。
※ 掲載している商品やサービス等の情報は、価格.comにて掲載されている2025年9月9日時点の情報をもとに作成したものです。
※ キャンペーン・特典は、予告なく変更、終了、または期間が延長される場合があります。
※ 各種割引や特典は事業者より提供されます。お申し込みの際は事業者による注意事項や規約等をよくご確認の上お手続きください。

【データ利用量が少ない】あなたにおすすめのプラン

データ利用量が少ないあなたにおすすめの格安SIMプラン

自宅のWi-Fi環境にいる時間が多かったり、職場のWi-Fiに接続できたり、と月々の“データ利用量が少ない”人は、3GBのデータ量を目安に検討するとよいでしょう。そんなあなたへのおすすめプランを紹介します。

povo2.0(ポボ) 3GB/30日間

基本は3GB(30日)の990円(オートチャージ)でOK。いざ旅行の日は「使い放題24時間」330円のオプションを都度購入するのがよいでしょう。

HISモバイル 自由自在2.0プラン

3GBで770円ときわめて安い。MVNOなので12時台など混雑時は不安定になることもありますが、普段Wi-Fi環境にいるのなら影響はありません。

LINEMO(ラインモ) LINEMOベストプラン

3GB未満なら990円でおさまる段階制です。もし3GBを超えてしまっても10GBで2,090円と比較的安く使えます。3GBでは足りなそうな不安があるならベストな選択ですね。

IIJmio ギガプラン 5ギガ

5GBが950円と格安。MVNOなので混雑時は不安定になることは理解しておきましょう。

【データ利用量が多い】あなたにおすすめのプラン

データ利用量が多いあなたにおすすめの格安SIMプラン

外出先で、PC代わりにスマホを駆使したり、データ容量の多いサブスク動画を観たり、データ容量を気にせず使用したい人は、大容量や無制限のプランを選択しましょう。あなたへのおすすめプランは以下です。

ahamo(アハモ) ahamo大盛りオプション

大容量110GBで4,950円(30GB+大盛り80GB)。5分以内の国内通話が無料なのも魅力的。ドコモ回線ですが、データ品質がやや不安定なところが気になります。

楽天モバイル Rakuten最強プラン

段階制なので、20GBを超えるとデータ無制限の3,278円に切り替わります。専用アプリ「Rakuten Link」を使った国内通話が基本無料なのもうれしい。

さらに、2025年10月以降に登場する「Rakuten最強U-NEXT」オプションを追加すると、動画サブスクU-NEXTの見放題が追加され約5,500円とお買い得に視聴できます。

BIGLOBEモバイル エンタメフリー・オプション

対象の動画、音楽などのエンタメサービスに限り、データ無制限で楽しめる特殊なプラン(視聴契約は別途必要)。対象サービスは、YouTube、ABEMA、U-NEXT、YouTube Music、Apple Music、Spotify、radiko、LINE MUSICなど豊富です。

【データ利用量が毎月変わる】あなたにおすすめのプラン

データ利用量が毎月変わるあなたにおすすめの格安SIMプラン

オフィスと在宅業務の割合が一定でない人や、普段は家にいるのに、旅行や出張が多くデータ使用量が毎月変わる人は、使用料に合わせて料金が切り替わる段階制か、追加でトッピングできるプランがおすすめです。

楽天モバイル Rakuten最強プラン

3GBまで1,078円、20GBまで1,980円、データ無制限の3,278円と、3段階に自動で切り替わり月々の変化に対応できます。

povo2.0 使い放題トッピング

基本は3GB/990円(30日間)の安いプランで過ごし、出張や旅行など必要な日だけ24時間無制限の330円をトッピングすればOKです。

松村武宏さん
松村武宏さん

ちなみに私はpovo2.0を契約しています。基本はWi-Fi環境下なので「3GB/30日間(オートチャージ)」で過ごし、出張や旅行の日だけ「24時間使い放題トッピング」を購入しています!

【特徴的な使いをする】あなたにおすすめのプラン

スマホの使い方や選び方にこだわりのある人におすすめのプランを厳選しました

スマホの使い方や選び方にこだわりのある人におすすめのプランを厳選しました。

【通話発信が多い人】 mineo(マイネオ) マイそくスタンダード

無制限かけ放題込みで2,200円は格安。通話を中心に選ぶなら魅力的なプランです。12時台はデータ通信が低速になるうえ、通信速度に制限がありますが、実質100GBものデータが使えます。

【海外によく行く人】 ahamo

追加料金不要で、海外でもデータ通信をそのまま使用できます。基本プランに含まれる通話5分無料は国内のみです。

【店頭サポートが必須】&【家族でまとめたい】 UQモバイル or Y! mobile(ワイモバイル)

基本的にサポートをオンライン中心にすることで、料金を下げている格安SIMですが、「UQモバイル」は、店頭が充実しているので、店頭でのサポートが受けやすいです。また家族で回線をまとめることでの割引も用意されています。

ワイモバイル も店舗が充実しているのでサポートが手厚いです。さらに、家族割を適用すれば価格を大きく下がられます。ワイモバイルのほうが、UQモバイルよりも割引率が高めです。

価格.comの格安SIM人気ランキング5選

価格.comでの格安SIMの人気ランキングを紹介します。
(2025年9月4日時点での、音声通話SIMランキングに準じています)

プラン 事業者ロゴ 月額料金 詳細を見る 初期費用 分類 データ容量 回線 国内通話料金 通話オプション 価格.com特典
mineo マイそく Dプランデュアルタイプ スタンダード(最大1.5Mbps) 無制限 docomo回線 音声通話SIM mineo マイそく Dプランデュアルタイプ スタンダード(最大1.5Mbps) 無制限 docomo回線 音声通話SIM 990円/月 詳細を見る価格.comへ 3,740円 MVNO 制限なし/月( 低速、下り最大1.5Mbps) ドコモ ・通常:22円/30秒
・専用アプリ使用:10円/30秒(mineoでんわ)
・10分かけ放題:550円/月
・無制限かけ放題:1,210円/月
事務手数料無料
povo2.0 0GB au回線 音声通話SIM povo2.0 0GB au回線 音声通話SIM 0円/月 詳細を見る価格.comへ 0円 MNO トッピング制 au ・22円/30秒 ・5分以内かけ放題:550円/月
・24時間かけ放題:1,650円/月
「データボーナス5GB(3日間)」プレゼント(コード「KAKAKU5GB」入力)
Rakuten最強プラン 無制限 段階制 楽天回線 音声通話SIM Rakuten最強プラン 無制限 段階制 楽天回線 音声通話SIM 1,078円〜3,278円/月 詳細を見る価格.comへ 0円 MNO 3GB〜制限なし/月(段階制) 楽天 ・通常:22円/30秒
・専用アプリ使用:無料(Rakuten Link)
・15分通話かけ放題1,100円/月(専用アプリ未使用時)
IIJmio ギガプラン 5GB docomo回線 音声通話SIM IIJmio ギガプラン 5GB docomo回線 音声通話SIM 950円/月 詳細を見る価格.comへ 3,733円 MVNO 5GB/月 ドコモ ・通常:11円/30秒
・ファミリー通話:8.8円/30秒(同一ID内)
・通話定額5分+:500円/月
・通話定額10分+:700円/月
・かけ放題+:1,400円/月
事務手数料1,100円割引
ワイモバイル シンプル3 S 5GB SoftBank回線 音声通話SIM ワイモバイル シンプル3 S 5GB SoftBank回線 音声通話SIM 3,058円/月 詳細を見る価格.comへ 3,850円 MNO 5GB/月 ソフトバンク ・22円/30秒 ・だれとでも定額+:880円/月
・スーパーだれとでも定額+:1,980円/月
  • ※ 特典の詳細は公式サイトでご確認ください。
  • ※ 本キャンペーン・特典は、予告なく変更、終了、または期間が延長される場合があります。
  • ※ 本キャンペーン・特典は、キャンペーン期間中有効なものであり、期間後のお申し込みの場合、条件が有利又は不利に変更となる可能性があります。

【1位】mineo マイそく Dプランデュアルタイプ スタンダード(最大1.5Mbps) ドコモ回線

mineo マイそく Dプランデュアルタイプ スタンダード(最大1.5Mbps) ドコモ回線

【MVNO】
【月額料金:990円/月】
【データ容量:無制限(低速:最大1.5Mbps)】

低速だが、データ量の制限なし!

気に入った点
  • データ量が無制限(3日で10GBの制限はある)
  • 同じプランでau/ソフトバンク回線に変更可能
気になる点
  • 最大速度の制限があるため、重たいデータのやり取りには向かない
  • 平日12時台は通信速度が非常に遅くなる仕様


定番MVNOのひとつ。ドコモ/au/ソフトバンクの3種類から回線を選べるので、自分が信頼できる回線や、生活圏内でつながりやすい回線など、好みで選択できます。

“低速の無制限”をうたう人気のプランは、約100GB/月の大容量プランと同等(3日間で10GB以上使うと速度が制限されるため)。平日12時台も32kbpsに制限されますが、それでも最大1.5Mbpsで990円/月のコスパは魅力的です。

「通信の速さよりも、切れない安定性」「格安SIMらしくコスパのよさを追求したい」という人で、平日のお昼は職場や自宅でWi-Fiが使えるような人に適しています。

■月額料金:990円 (初期費用:3,740円)
■データ容量:無制限 (最大1.5Mbps)
■国内通話料金: 22円/30秒(専用アプリ利用時10円/30秒)
■通話オプション:110円/月(10分かけ放題)、1,210円/月(無制限かけ放題)
■回線:ドコモ
■主なキャンペーン:
【価格.com経由】
・事務手数料が(3,300円)無料
【公式】(価格.com経由のお申し込みも対象)
・夜間フリー最大6か月間990円割引
・10分かけ放題最大6か月間550円割引

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・最大速度1.5Mbpsですが、YouTubeやTVerは視聴できています。
・平日12時台の低速時は、Web閲覧も難しいです。

※2025年9月9日時点の、「mineo マイそく Dプランデュアルタイプ スタンダード(最大1.5Mbps)」プランページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

【2位】povo2.0 0GB

povo2.0 0GB

【MVO】
【月額料金:0円/月】
【データ容量:トッピング制】

使い方に応じてトッピングを購入!

気に入った点
  • 必要なデータ量を都度購入できる
  • 1年分まとめ買いも可能
  • オートチャージもできるので、使い切ってしまった場合でも安心
気になる点
  • トッピングを選ぶのが少し面倒
  • 手軽に追加できるので、うっかり使いすぎに注意


KDDIのオンライン専用プラン。基本の月額料金は0円で、必要なデータ量や通話定額オプションに応じた「トッピング」を購入する料金プランが最大の特徴。ただし、契約やサポートはオンラインのみです。

定番の「3GB/30日間」は990円で、自動で買い足すオートチャージに対応しているので買い忘れを防げます。30GB/月の1年分に相当する「360GB/365日間」を26,400円で買うこともできますが、早く使い切ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

「1時間使い放題」や「24時間使い放題」などのトッピングがあり、使いすぎそうなときに都度購入すれば結果的に節約できる場合もあるので、自分の通信状況をこまめに把握できる人におすすめです。

■月額料金:0円 (初期費用:0円)
■データ容量:0(最大1.5Mbps)
■国内通話料金: 22円/30秒(専用アプリ利用時10円/30秒)
■通話オプション:550円/月(5分かけ放題)、1,650円/月(24時間かけ放題)
■回線:au
■主なキャンペーン:
【価格.com経由】
・「データボーナス5GB(3日間)」プレゼント(コード「KAKAKU5GB」入力)
【公式】(価格.com経由のお申し込みも対象)
・[MNP]本気割 (au PAY 残高50%相当還元)
・かけ放題 デビューキャンペーン

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・品質がよく通信速度が安定しています。
・「多くデータを使う日だけ追加購入できるのが最高です。

※2025年9月9日時点の、「povo2.0 0GB」プランページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

【3位】楽天モバイル Rakuten最強プラン

楽天モバイル Rakuten最強プラン

【MVO】
【月額料金:1,078円〜3,278/月】
【データ容量:3GB〜無制限(段階制)】

使った分で料金が変わる段階制。無制限でも3,000円台で収まる!

気に入った点
  • データ量が使い放題
  • 専用アプリで通話がかけ放題
  • 楽天ポイントが多くもらえる
気になる点
  • 通信速度は少し遅め。とはいえ日常的にはそこまで困ることはない
  • エリア内でもつながりにくい場所ある


楽天モバイルの段階制料金プラン。契約しているだけで楽天ポイントの付与率が高くなるという楽天グループならではの特徴があります。

料金プランは、通信量が3GB以下なら1,078円/月、20GBを超えると上限の3,278円/月になりますが、そのまま使い放題で利用できるのが大きなメリットです。ただし、MNOにしては、都市部で通信速度が遅く、電波のつかみ具合がイマイチな場面もあります。

通信速度よりもデータ量の多さを重視する人や、楽天経済圏で生活していてポイント付与率を高めたい人におすすめです。

■月額料金:1,078円〜3,278円 (初期費用:0円)
■データ容量:3GB〜無制限(段階制)
■国内通話料金:かけ放題(専用アプリRakuten Linkを使用)
■通話オプション:1,100円/月(15分かけ放題)
■回線:楽天
■主なキャンペーン:
【公式】(価格.com経由のお申し込みも対象)
・[新規]7,000円相当楽天ポイント還元(要エントリー)
・ [MNP]10,000円相当楽天ポイント還元(要エントリー)
・最強家族プログラム

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・データ容量を気にせず使えて安心です。
・場所によってつながりにくいときがあります。

※2025年9月9日時点の、「楽天モバイル Rakuten最強プラン」プランページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

【4位】IIJmio ギガプラン 5GB

IIJmio ギガプラン 5GB

【MVNO】
【月額料金:950円/月】
【データ容量:5GB】

使い方に応じて、細かくプランを設定できる!

気に入った点
  • データ量別に選べる豊富な料金プラン
  • 高いコストパフォーマンス
気になる点
  • 決して速くはないが、通信速度はMVNOとして平均的
  • 店頭サポートがないですが、オンラインでのやり取りに慣れていれば問題なし


定番MVNOのひとつ。2GB/月から55GB/月まで、シンプルでわかりやすい料金プランを提供。段階制やトッピングといった複雑なプランがなく、必要なデータ量を選んで契約しやすいのはひとつのメリットと言えます。

人気の5GB/月は950円と良好なコスパ。混雑する時間帯は遅くなるものの、MVNOとしては平均的な速度なので大きな不満なく使えるのもメリット。ただし自社の店舗は持たないので、店頭サポートは受けられません。

5〜10GBステップで細かくデータ量を選びたい人、コストダウンしつつもデータ量は気楽に管理したい人におすすめです。

■月額料金:950円/月(初期費用:3,733円)
■データ容量:5GB
■国内通話料金: 11円/30秒
■通話オプション:550円/月(5分かけ放題)、700円/月(10分かけ放題)、1,400円(かけ放題)
■回線:ドコモ
■主なキャンペーン:
【価格.com経由】
・事務手数料1,100円割引
【公式】(価格.com経由のお申し込みも対象)
・月額料金250円割引×最大6か月間
・通話定額オプション(5分+/10分+)月額0円×最大6か月間
・通話定額オプション月額0円(かけ放題+)×最大3か月間

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・ドコモ回線なので地方でも圏外になりません。
昼や夕方など、混みやすい時間帯は極端に遅いです。

※2025年9月9日時点の、「IIJmio ギガプラン 5GB docomo回線」プランページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

【5位】ワイモバイル シンプル3 S

ワイモバイル シンプル3 S

【MNO】
【月額料金:3,058円/月】
【データ容量:5GB】
※2025年9月25日にプランが変更になったため、新プラン「シンプル3」の情報を記載しております。

安定した通信品質とサポートをお手頃価格で!

気に入った点
  • 通信速度が早くて安定している
  • 余ったデータは翌月に繰り越せる
  • 店舗が多いのでサポートがうけやすい
気になる点
  • 各種割引を使わないと割高になってしまう


ソフトバンクのサブブランド。店舗が多いことに加えて、コマーシャルも積極的に放映されているので知名度が高く、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。

2025年9月25日から適用となった新料金プラン「シンプル3」は、5GB/月(S)、30GB/月(M)、35GB/月(L)の3種類のデータ容量から選べます。

プランが切り替わって間もないですが、価格.comでは、小サイズの5GBプランが人気であり、普段Wi-Fi環境で過ごしている人にとっては、十分な足りるが大きすぎない絶妙なデータサイズが魅力です。

ソフトバンク回線の通信品質は良好ですが、格安SIMとしては少々割高。家族割引やソフトバンク光とのセット割引を利用すればコストを抑えられるので、割引を前提に検討するべきです。また、メインキャリアよりも安く高品質な通信を利用したい人、家族単位で契約したい人にもおすすめ。店頭サポート必須という人も要チェックです。

■月額料金:3,058円/月(初期費用:3,850円)
■データ容量:5GB
■国内通話料金: 22円/30秒
■通話オプション:880円/月(10分かけ放題)、1,980円/月(24時間かけ放題)
■回線:ソフトバンク
■主なキャンペーン:
【公式】(価格.com経由のお申し込みも対象)
・[MNPかつデータ増量オプション加入]5,000円相当のPayPayポイントコードプレゼント
・データ増量無料キャンペーン3
・PayPayカード割
・おうち割光セット
・家族割引サービス
・60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン

最新の格安SIM通信速度を検証!【2025年9月9日・11日実施】

格安SIMを検討するうえで気になるのが、通信速度です。そこで、価格.comマガジンが毎月独自に実施している格安SIMスピードテストの検証結果を報告します。実際の速度感がわかりづらい格安SIM選びの参考にしましょう。

2025年9月の通信速度ランキング(下り)
1位 ワイモバイル 150.69Mbps
2位 LINEMO 125.15Mbps
3位 povo2.0 100.07Mbps
4位 UQ mobile 95.32Mbps
5位 ahamo 56.77Mbps

人の多い東京都渋谷駅周辺と、人の少ない長野県佐久平駅の2か所で実施。回線の混み合う12時台と18時台、比較的スムーズな14時台の時間帯に検証し、結果の平均値を算出しています。

検証の結果、最も通信速度(下り)が早かったのがワイモバイルで150.69Mbps。次いで2位 はLINEMOで125.15Mbpsとなっており、上位をソフトバンク回線が独占。また、この2回線は同時に検証していたメインキャリア3社よりも速度が速い結果となり、格安SIMでも、安定した高速通信が行えることが示されています。

松村武宏さん
松村武宏さん

速度は全体的にソフトバンク回線とau回線が順調。ドコモ回線は都市部に強く、楽天モバイルは地方に強い傾向があるので、乗り換えるときは回線と居住地の相性も考慮するとよいでしょう。

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2025/09/17 14:00

物理SIMとeSIMはどっちにするべき?

スマホに挿すことで使える各社の物理SIM。eSIMはデータだけなので現物は存在しません

スマホに挿すことで使える各社の物理SIM。eSIMはデータだけなので現物は存在しません

格安SIMを契約する際、「物理SIM」と「eSIM」のどちらにするのか、選択する必要があります。「iPhone 17」シリーズがeSIM専用になったことで、eSIMへの興味が高い人も多いでしょう。

結論から言えば、基本的にはeSIMを選んでおけばよいでしょう。もし、複数のスマホでSIMを使いまわしたい場合には、物理SIMが便利ですが、あまり一般的な使い方ではないですね。

eSIMは紛失してしまう可能性はありませんが、初期設定時にWi-Fiが必要です。また、物理的に取り出せないので、端末が故障した場合は別の端末で設定するために再発行の手続きが必要になります。

いっぽう、端末にセットするだけで接続できる物理SIMは、複数の端末でも使い回せる手軽さがある反面、紛失・盗難の危険性や、認識されなくなってしまったりする可能性があります。

格安SIMをもっとお得に契約する方法があるかも?

家族でキャリアを揃える「ファミリー割引」や、自宅のネット回線と揃える「セット割引」を利用すれば、毎月数百円程度の割引を受けられます。金額こそ少ないものの、複数の端末の合計金額や光回線とのトータルでの支払いを考えると、家計への影響は小さくありません。ファミリー割引を検討するなら、割引金額の大きい「ワイモバイル」からチェックしてみましょう。

また、キャリアの乗り換え時にスマホを一緒に買い替えることで、端末購入価格の割引が受けられる場合もあります。初期費用を大きく抑えられるので、端末を販売しているMVNOに乗り換えるときは必ずチェックしましょう。

特に、端末の割引率が高いキャリアとしては、ワイモバイルのチェックを忘れずに。

通話をしないなら「データ専用SIM」もある

データ専用SIMとはその名のとおり、データ通信だけができる料金プランで契約した場合のSIMのこと。IIJmio「ギガプラン」のデータeSIM、mineo「マイピタ」のシングルタイプなどがあります。SMS(ショートメッセージ)の送受信に対応したプランを選べる場合もあります。

音声通話が利用できないので、携帯電話番号/固定電話番号との通話はもちろん、110番や119番の緊急通報にも発信できません。それでもLINEなどの通話機能を利用することは可能です。

音声通話も利用できるプランに比べて月額料金を安く設定している場合が多いので、通話機能がないタブレット端末で使いたい場合におすすめです!

関原元気(編集部)
Writer / Editor
関原元気(編集部)
出版社にてメンズファッション誌やWebメディアの編集に長年従事し、現在は「価格.comマガジン」にて、PC、スマートフォン、スマートウォッチ分野を担当。ユーザー目線で、デジタルガジェットの面白さを届けます。
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