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「OneDrive」のデータをクラウドエンジンでスキャン! マイナンバー対策も

トレンドマイクロ、Windows 10対応の「ウイルスバスター クラウド 10」を発表

トレンドマイクロは2015年7月27日、Windows 10に対応した総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド 10」を7月29日に発売すると発表した。利用者が使う機器の多様化に応えるために、マルチデバイス対応を強化。1つの製品で、パソコン、スマートフォン、タブレット(Windows、Mac、Android、iOS、Kindle Fireシリーズ)を最大3台まで保護できるようにした。ダウンロード版の価格は1年版が5,380円(税込)。9月4日に発売予定のパッケージ版はオープン価格で、同社のオンラインショップでの価格は1年版が6,460円(税込)。

ウイルスバスター クラウド 10のパッケージ(左)。中央の白いパッケージは、手厚いサポートが付いた「ウイルスバスター クラウド 10 + デジタルライフサポートプレミアム」。右は「ウイルスバスター モバイル」

パソコンよりすすんでいないスマホのセキュリティ対策

ウイルスバスター クラウド 10は、Windows向けセキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」、Mac向けセキュリティソフト「ウイルスバスター for Mac」、スマートフォン/タブレット向けセキュリティソフト「ウイルスバスター モバイル」を統合した総合セキュリティソフト。

パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの普及により、一般家庭でも利用する端末の多様化が進んでいる。同社によると、パソコンのセキュリティソフト導入率は85.4%に対して、スマートフォンは4割以下と多くの利用者が対策を実施していないという。そこで、ウイルスバスター クラウド10では、パソコンからほかのデバイスに保護機能をインストールできることを知らせる機能を搭載。メールやQRコードを使ってインストールできる導線を設けた。

ウイルスバスター クラウド 10のマルチデバイス対応。パソコンからほかのデバイスへ保護機能をインストールできる導線を設けた

Windows向けのウイルスバスター クラウドでは、マイクロソフトのクラウドストレージ「OneDrive」に保存されているデータをスキャンし、ウイルスを検出する「クラウドストレージスキャン」を新たに搭載。ウイルスのスキャンはトレンドマイクロのクラウド上にあるエンジンを用いて行うため、パソコン側に負荷がかからないのが特徴だ。OneDrive上のデータ容量が多くスキャンに時間がかかる場合は、結果をメールで受信することもできる。便利な機能だが、残念ながら、「Googleドライブ」など、ほかのクラウドストレージには今のところ対応していない。

Windows 10対応に関しては、Windows 10に搭載される新しいWebブラウザー「Edge」をサポート。HTTP通信を監視するWeb脅威対策、情報漏えい対策などを利用できる。ただし、ウイルスバスターでおなじみの「ブラウザカード」や「リンクの安全性表示」など一部機能は後日対応する予定だ。

トレンドマイクロのクラウドストレージスキャンを利用することで、パソコンに負荷をかけずにOneDrive内のデータをスキャンできる。トレンドマイクロのサーバーに情報を格納したり、個人情報を取得したりすることはないという

クラウドストレージスキャンのメリットは、パソコンに負荷がかからないこと。写真はCPU使用率の低さを表したもの

マイナンバーに対応。ウイルスバスター モバイルはネットバンキング対策が充実

また、今年10月からスタートする「マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)」に関連する情報漏えい対策を強化。事前にマイナンバーの一部をウイルスバスター クラウド 10に設定しておくことで、インターネット利用時にマイナンバーが外部へ送信されることを防止する。

ウイルスバスター モバイルでは、銀行の偽アプリ対策、銀行アプリ利用時のWi-Fiセキュリティチェックなど、ネットバンキング対策に力を入れている。iPhone/iPadでは、Webブラウザー「Safari」でWebサイトの手動スキャンが可能となった。

このほか、パソコン/スマートフォンやインターネットの接続トラブルなどの問い合わせに365日対応する「デジタルライフサポート」は「デジタルライフサポート プレミアム」に一新し、サポート範囲を広げる。利用者のパソコンの状況を遠隔で共有できる新しいサポートツールを導入し、サポート時間の短縮を図る。Windows 10へのOSアップグレードもサポートするという。

今年10月にはじまるマイナンバー制度。ウイルスバスター クラウド 10では、自分のマイナンバーの一部を事前に設定しておくことで、Webサイトやメール、メッセンジャーを経由してマイナンバーが外部へ送信されそうになると、送信を中断してくれる

ウイルスバスター モバイルは、ネットバンキング対策を強化。偽アプリのインストール防止機能や、銀行アプリ利用時のWi-Fiセキュリティチェック機能を搭載する

デジタルライフサポート プレミアムで新たに導入したサポートツール。遠隔で利用者のパソコンの状況を把握し、サポートの質の向上や問題解決にかかる時間の短縮を図る

トレンドマイクロは、フェンシング世界選手権のフルーレで金メダルを獲得した太田雄貴選手とのスポンサー契約を締結。フェンシングは「FENCE(囲い・守る)」という言葉を語源に持つスポーツで、太田選手は「ウイルスの脅威から利用者を守るウイルスバスターにも通じるところがある」と話した。トレンドマイクロは、日本フェンシング協会や次世代選手の育成キャンプなど、幅広い面で太田選手をサポートしていく

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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