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指紋センサー「Nexus Imprint」や急速充電対応のUSB Type-Cを搭載

「Nexus 5X」「Nexus 6P」国内お披露目! MarshmallowとGoogleフォトでどう変わる?

グーグルは2015年10月7日、「Android」に関する記者説明会を東京都内で開催し、先月29日に米国で発表したスマートフォンの新モデル「Nexus 5X」と「Nexus 6P」の詳細を説明した。Androidの最新バージョン「Android 6.0 Marshmallow」の目玉機能の1つである「Now On Tap」や、「Googleフォト」の新機能も披露した。

Nexus 5X(上)とNexus 6P(下)。すでに「Googleストア」で販売を開始しており、今月末から出荷を開始する

Nexus 5X(上)とNexus 6P(下)。すでに「Googleストア」で販売を開始しており、今月末から出荷を開始する

5.2型のシンプルモデル「Nexus 5X」

2013年に発売された「Nexus 5」の後継機種で、製造は同じ韓国LGエレクトロニクスが担当する。Nexus 5と同じく、シンプルで使いやすいのが特徴だが、指紋センサーや4K動画撮影など、最新のトレンドをしっかり抑えた。SIMロックフリーで、Googleストアでの価格は59,300円(税込)から。Googleストアのほか、NTTドコモとワイモバイルからも発売される。

「Nexus Imprint」と呼ばれる指紋センサーは、背面に備える。ボタン式ではなく、ただ指を触れるだけで、ロックの解除や認証が可能。米国では「Android Pay」を使った決済時の本人確認にも利用できる。また、メインのCPUとは別にNexus Imprint用の超省電力プロセッサー「Sensor Hub」を搭載しており、スリープ状態から一気にロックの解除ができるという。背面カメラは、1230万画素で4K動画の撮影に対応。画素ピッチが大きく、暗い場所でもシャープで鮮明な写真を撮影できるという。前面カメラは500万画素で、高画質な自撮り(セルフィー)を楽しめる。

また、外部インターフェイスに表裏どちらでも挿せるUSB Type-Cを採用したのも大きなトピックスだ。10分の充電で約4時間使用できる急速充電をサポートする。ただし、歴代のNexusシリーズで採用されてきたワイヤレス充電機能は今回省かれた。

基本スペックは、画面は5.2型(1920×1080)、CPUはヘキサコアの「Snapdragon 808」(1.8GHz×2+1.2GHz×4)、メモリーは2GB。内蔵ストレージは、16GBと32GBの2種類を用意する。バッテリー容量は2700mAh。IEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2、MIMO)、Bluetooth 4.2、NFCなどを搭載する。本体サイズは72.6(幅)×147.0(奥行)×7.9(高さ)mm、重量は136g。

5.2型の液晶ディスプレイを搭載するNexus 5X

5.2型の液晶ディスプレイを搭載するNexus 5X

背面はマットな質感で滑りにくい印象だ

背面はマットな質感で滑りにくい印象だ

Nexus Imprintは背面カメラの下に搭載する

Nexus Imprintは背面カメラの下に搭載する

カラーバリエーションは写真左からカーボン、クオーツ、アイスの3色

カラーバリエーションは写真左からカーボン、クオーツ、アイスの3色

フルメタルボディの大画面モデル「Nexus 6P」

Nexusシリーズ初の中国ファーウェイ製で、シリーズ初のフルメタルボディを採用する。フロスト、グラファイト、アルミニウム、ゴールド(スペシャルエディション)の4色のカラーバリエーションを用意しており、なかでもアルミニウムは特に金属らしい仕上がりだ。Nexus 5Xと同じく、Nexus ImprintやUSB Type-Cを搭載する。Googleストアでの価格は74,800円(税込)から。

5.7型の大画面モデルで、画面解像度はシリーズ最高の2560×1440。背面カメラはNexus 5Xと同じ1230万画素で、画素ピッチが大きく、暗い場所でもシャープで鮮明な写真を撮影できるという。240fpsのスローモーション撮影や「Smart Burst」と呼ばれる連写撮影が可能。前面カメラも800万画素で、カメラ機能には力が入っている。

基本スペックは、画面は5.2型(1920×1080)、CPUはオクタコアの「Snapdragon 810 v2.1」(2.0GHz×4)、メモリーは3GB。内蔵ストレージは、32GB/64GB/128GBの3種類から選べる。バッテリー容量は3450mAh。IEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2、MIMO)、Bluetooth 4.2、NFCなどを搭載する。本体サイズは77.8(幅)×159.3(奥行)×7.3(高さ)mm、重量は178g。

フルメタルボディのNexus 6P。ボディは航空機グレードのアルミニウムを使用する。ディスプレイは5.7型の有機EL

シルバーモデルは、金属らしい仕上がりで高級感がある。上部の黒い部分はカメラだ

アルミニウムモデルは、金属らしい仕上がりで高級感がある。上部の黒い部分はカメラだ

急速充電対応のUSB Type-Cを搭載する

急速充電対応のUSB Type-Cを搭載する

カラーバリエーションは写真左からフロスト、グラファイト、アルミニウムに加え、スペシャルエディションのゴールドを用意する

Nexus 5X/6Pをさらに便利にする「Android 6.0 Marshmallow」と「Googleフォト」

Nexus 5X/6Pは、Androidの最新バージョンであるAndroid 6.0 Marshmallowを搭載する。ロック画面で音声検索を使えるようにするなど、細かな改良を積み重ねて、利便性にさらに磨きをかけたOSだ。バッテリーに関しては、「Dozeモード」を搭載し、より長時間を使えるようにした。Dozeモードは、操作が行われない状態が続くと、スリープ状態となり、電池を長持ちさせる機能だ。通常のスリープよりも、一段階上のスリープ状態にすることで、電力の消費を抑えるという。

Android 6.0 Marshmallowの目玉機能はNow On Tapだ。グーグルの検索機能を活用し、操作中に知りたい情報をレコメンドして、素早く必要な情報にアクセスできる。たとえば、先日、国内でサービスがはじまった「Google Music」で、あるアーティストの曲を聞いている最中にホームボタンを長押しすると、そのアーティストの曲や画像、YouTubeなどが画面の下に「カード」と呼ばれる形で表示される。「LINE」で、友だちから「○○(店名)に行かない」というメッセージを受信した場合、○○が店名であることがわからなくても、ホームボタンを長押しすると、お店であることを認識して、そこまでの道順を調べたり、電話をかけたりできる。知りたいことや、やりたいことを先回りして教えてくれる機能だ。日本では年内の提供を予定している。

Dozeモードの概略図。就寝中など、使っていない時間に一段階上のスリープ状態にすることで電池の持ちを長くしている

Now On Tapの一例。Google Musicで再生中のアーティストの情報をすぐに調べられる

Now On Tapの一例。Google Musicで再生中のアーティストの情報をすぐに調べられる

こちらもNow On Tapの一例で、LINEに届いたメッセージの内容(ここでは店名)を認識して、お店であることを教えてくれる。そのお店までの道順を調べたり、「食べログ」の情報をチェックしたりできる

今年5月にサービスを開始したGoogleフォトにも新機能が追加される。Googleフォトは、1600万画素までの写真を無制限でアップロードできる多機能なフォトストレージサービスだ。パソコンやスマートフォンの写真を自動でバックアップでき、人、イベント、場所の情報を機械学習の力を使って、分析、分類するのも特徴だ。分類されることで、「名前+場所」のキーワードで写真を検索できる。年内には複数の人でアルバムを作成できる共有アルバム機能を提供する予定だ。

Googleフォトの新機能で、保存した写真を人で分類できるようになる。顔だけでなく、撮影した時間や枚数の情報から、たとえば、赤ちゃんのときから成長して顔が変わっても、同一人物として分類していく

Googleフォトの新機能で、保存した写真を人で分類できるようになる。顔だけでなく、撮影した時間や枚数の情報から、たとえば、赤ちゃんのときから成長して顔が変わっても、同一人物として分類していく

人物で分類しておくことで、「名前+場所」といったキーワードで写真を検索できる。分析と分類はGoogleフォトが自動で行うので、手動で分類する必要はない

Nexus 5XとNexus 6Pを持つAndroid担当副社長のヒロシ・ロックハイマー氏。日本育ちの同氏は、「Android 6.0をMarshmallowではなく“餅”にしたかった」と語り、会場を笑わせた

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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