レビュー
この冬最注目のAndroidスマホを緊急入手!

「Xperia Z5 Premium」のテスト機に触れてみた!

この秋から発売される各キャリアのスマートフォンの概要が判明したが、その中でも注目度が高いのがNTTドコモから登場する「Xperia Z5 Premium」(ソニー製)だ。鏡のような輝くボディに、約5.5インチの4Kディスプレイを組み合わせたプレミアムなモデルである。発売は2015年11月下旬と少し先だが、その開発途中のテスト機を入手できたので、製品の概要をレポートしよう。

高い質感のボディに4Kディスプレイを備えたXperia Z5 Premiumの開発途中のテスト機に触れてみた

高い質感のボディに4Kディスプレイを備えたXperia Z5 Premiumの開発途中のテスト機に触れてみた

※本記事の検証機は、開発途中版のため製品版と異なる場合があります

スレート状のシルエットを受け継ぎつつ手直しされたデザイン

今期発売されるXperia Zシリーズは、約4.6インチディスプレイの「Xperia Z5 Compact」、約5.2インチの「Xperia Z5」、そして今回取り上げる約5.5インチのXperia Z5 Premiumという3機種のランアップだ。中核となるXperia Z5は、NTTドコモ、au、ソフトバンクという3キャリアから登場するが、その名の通りプレミアム仕様のXperia Z5 Premiumは、NTTドコモのみの取り扱いだ。

まずは、Xperia Z5 Premiumのデザインを見てみよう。シルエットを見る限り、板ガラスの周囲をメタルフレームで取り囲むスタイルで、シリーズの一貫性が保たれている。そのいっぽうで、背面が鏡のような光沢仕上げになっており、擦りガラスのXperia Z5とXperia Z5 Compactとは異なった重厚な雰囲気を放っている。

サイズは、約76(幅)×154(高さ)×7.8(厚さ)mmで、重量は約181g。画面サイズに対して見るとかなりコンパクトだが、ずっしりとした重量感と表面の質感の高さもあいまって、存在感は強い。

4Kディスプレイを搭載する初のスマートフォン(メーカー調べ)

4Kディスプレイを搭載する初のスマートフォン(メーカー調べ)

2種類のカラバリのうち今回のテスト機はブラック。背面のデザインは今までのXperiaに近い印象

2種類のカラバリのうち今回のテスト機はブラック。背面のデザインは今までのXperiaに近い印象

もう1種類のクロームは、鏡のような背面

もう1種類のクロームは、鏡のような背面

メインカメラは約2300万画素、従来モデルより1mm広角化された24mmレンズを搭載するなど、カメラのハードウェア面も強化されている

インカメラは約510万画素、レンズは焦点距離25mmのレンズを組み合わせており、背景を取り入れた自撮りが行いやすい

フロントの上下に2個のスピーカーを備えておりステレオ再生が可能

フロントの上下に2個のスピーカーを備えており外部スピーカー不要でステレオ再生が可能

ガラス板のようなフォルムは引き継がれている

ガラス板のようなフォルムは引き継がれている

ヘッドホン端子は、対応のイヤホンと組み合わせることでハイレゾ音源再生時でもノイズキャンセルが可能

ヘッドホン端子は、対応のイヤホンと組み合わせることでハイレゾ音源再生時でもノイズキャンセルが可能

Xperiaシリーズの特徴だった円形の電源ボタンが、指紋センサーを内蔵するフラットな形状に変更された

Xperiaシリーズの特徴だった円形の電源ボタンが、指紋センサーを内蔵するフラットな形状に変更された

エッジのメタルフレームは丸みが付けられている。傷の付きやすい四隅には樹脂パーツが使われている

エッジのメタルフレームは丸みが付けられている。傷の付きやすい四隅には樹脂パーツが使われている

前機種から採用されたキャップレスmicroUSBポート。防水と防塵仕様には引き続き対応している

前機種から採用されたキャップレスmicroUSBポート。防水と防塵仕様には引き続き対応している

フレームに刻印されたXperiaのロゴ。金属フレームは強度だけでなく、質感の高さにも大きく貢献している

フレームに刻印されたXperiaのロゴ。金属フレームは強度だけでなく、質感の高さにも大きく貢献している

nanoSIMカードを使用。メモリーカードはmicroSDXC規格に対応している

nanoSIMカードを使用。メモリーカードはmicroSDXC規格に対応している

注目の4Kディスプレイに迫る

Xperia Z5 Premiumの特徴は、なんと言っても、2160×3840という4K対応ディスプレイの搭載だろう。今までのAndroidスマートフォンでは1440×2560のWQHD表示が最高だったが、本機はそれを大きく上回っており、ソニーでは世界初の4Kスマートフォンであるとアピールしている。従来のスマートフォンでも4K動画の録画は可能だったが、4K動画を高精細に表示するためには外部モニターを用意する必要があった。だが、本機は4Kコンテンツを単体で視聴でき、4Kスマホの時代を切り開く製品である。

ただ、現状で4Kに表示しているのはプリインストールされる静止画や動画再生アプリ、YouTubeのアップスケーリングに限られる。ホーム画面やWeb閲覧などそれ以外の環境では従来どおりのフルHD表示で、スクリーンショットを撮影しても出力されるのはフルHDサイズのままだった。フルセグ放送についても、従来の解像度のまま変更はない。

これは、すべてを4K描画にすることで、バッテリーや発熱に大きな影響が出るなど、製品のトータルバランスの面からも現状ではやむをえない部分がある。Androidスマートフォンが4Kに完全に対応するのは、スクリーンショットまで含めて4K対応となる「Android 6.0」の普及に加えてCPUやGPUなどがもう少し洗練されてからになりそうだ。

プリインストールされる画像ビューアー「アルバム」で4K動画を表示して細部を等倍で表示した。今まで埋もれていた気球のしわやかごの細部まで再現できている

既存のXperiaシリーズよりも視野角とコントラストが広がっており、4K化を除いても画質は向上している

既存のXperiaシリーズよりも視野角とコントラストが広がっており、4K化を除いても画質は向上している

開発途中機を見る限り指摘の多かった発熱は改善されている模様

従来のXperia Z4は、バッテリーの持続性能やボディの発する高い熱を指摘する声が多かった。このXperia Z5 Premiumは熱源であるCPUに、引き続きオクタコアの「Snapdragon 810」が使われている。ただし、放熱パイプを増やすなど熱処理にはかなり注力しており、従来の評判を覆すべく可能な限りの設計がなされている。

バッテリーについても容量が3430mAhまで増加され、カタログ値では連続待ち受け時間は約490時間(LTE)/約510時間(3G)/約490時間(GSM)、連続通話時間が約1330分(LTE)/約860分(3G)/約800分(GSM)となっている。これらの値はXperia Z4と比較すると、いずれも1割程度の良好なスコアである。

今回使用したのは開発途中のものではあるが、通信を多用するストリーミングコンテンツやファイルのダウンロードを使い続けてもボディ表面の熱はXperia Z4ほどの激しさはない。この熱処理性能が製品版でも維持されることを望みたいところだ。

本機は4K表示というスペックの高さとボディの質感があいまった文句なしの高級モデルで、開発途中のテスト機でもその魅力の片鱗は十分に感じられた。製品版ではさらなる完成度アップを期待したい。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
ページトップへ戻る