レビュー
“デジ萌え”女子が語る偏愛ガジェット

見て触ってトキめくマウス! ロジクール「MX MASTER」は仕事に役立つ“癒し系”

漫画で言えば、主人公でもなくその親友でもなく三枚目キャラにココロを奪われるPCライター・河津桜子は、パソコンよりも周辺機器を愛している。パソコンをサポートする周辺機器たちの姿は、片隅にそっと咲く花のようで健気でかわいい! そんないとおしいガジェットの中でも大好物なのがマウスとキーボード。今回は、使い心地も触り心地も気持ちいいマウス、ロジクール「MX MASTER MX2000」(以下、MX MASTER)への偏った愛を語らせてもらおう。

ピタリと寄り添える安心感のある至高の大きさ

マウスとひと口に言ってもいろいろあるが、今1番のお気に入りは「MX MASTER」。前モデル「PERFORMANCE MOUSE M950」から数えて6年ぶりに登場した、フラッグシップモデルだ。「MX MASTER」は人の手にあわせた木彫りのモックを何個も作り、その中で最も評判のよい形を採用したというだけあって、ゴツめのサイズ感なのに小柄な筆者(身長150cm)の手でも扱いやすい。

サイズは、126(幅)×85.7(高さ)×48.4(奥行)mm

サイズは、126(幅)×85.7(高さ)×48.4(奥行)mm

マウスの持ち方は、マウスを手のひらで覆う「かぶせ持ち」とマウスをつまむように持つ「つまみ持ち」に分かれるが、「かぶせ持ち」派の筆者の手のひらには「MX MASTER」の湾曲した形状がピッタリ収まる。手になじむ感じは……実際には筆者がマウスを包んでいるのだけれど、なぜか自分を包んでくれる包容力がある男性に通ずる安心感が! あぁ、落ち着く。

見て! このフィット感。いつまでもピッタリ寄り添える

見て! このフィット感。いつまでもピッタリ寄り添える

ただ、注意しなければならないのが寄り添う相手を間違うこと。実は3年ほど前、山型のゲーミングマウスを操作していたら急にマウスが動かなくなったことがあり、「電池切れ?」と手元を見るとパンを握っていたのだ。そんなバカな!? と思われるかもしれないが、パンを机の上に置いておくと意外と“あるある”な事件。でも、いとおしいマウスとパンの違いに気付かなかったことにショックを受けた筆者は、以来、山型のマウスは避けてきた。そんな心の壁を砕くほどの魅力を「MX MASTER」は備えている。

こんなに似ていたら、間違えちゃうことだってあるよね

こんなに似ていたら、間違えちゃうことだってあるよね

ナデナデするのが止まらない造形と質感

手のひらへのフィット感にひと役買っている上部の曲線は、見ていると無性に触りたくなる。表面の曲線から左側面へのなだらかな傾斜、どう考えても気持ちよさそう。ちょっとザラついた質感もクセになる触り心地。思い余ってマウスの表面をなでたり、手のひらにぐりぐり押し当たりして「ああ、気持ちいい……」と堪能するのも至福だ。

ザラザラした所をサワサワするのが止まらない

ザラザラした所をサワサワするのが止まらない

プリッと盛り上がったところをナデナデすると、気持ちが不思議と落ち着く

プリッと盛り上がったところをナデナデすると、気持ちが不思議と落ち着く

手のひらをグーッと押し付けると、疲れも癒される。マッサージグッズにもなる、万能マウス!

手のひらをグーッと押し付けると、疲れも癒される。マッサージグッズにもなる、万能マウス!

また、親指が当たる部分にある「サムホイール」も曲者。水平スクロールやジェスチャ操作するためのものだが、気付けばサムホイールを親指でコロコロ回している。“やめられない止まらない”があり過ぎて、手を放せない。

サムホイールはついつい回しちゃうだけでなく、使い勝手も良好。筆者にいじられつつ仕事も的確にこなす、めちゃイケメン

“エア” エアホッケーに浸れる重めの重量

サイズが大きいと、重くなるのはしごく当然。「MX MASTER」の重量は約145gと、マウスにしてはちょっと重めだ。でも、筆者にはベスト。一時期、「MX MASTER」のモバイル版ともいえる小型軽量マウス「MX ANYWHERE 2」を使っていたこともあるのだが、軽過ぎてしっくりこず。メインで使っている環境がデスクトップPCだからかもしれないが、ある程度の重さがないと画面上のポインターが大きく動き過ぎたりして、うまく使えない。マウス選びの際にもっとも重要視しているのが、重量だったりする。

トレイの重さも加わって約160gになっているが、「MX MASTER」の重量は約145g。中サイズのたまねぎと同じぐらい

小型マウスよりは動かすための力が必要となるが、この大きさと重さ、何か懐かしい……。そう、ゲームセンターにあるエアホッケーのマレットのような感じだ(筆者所感)。実際に「MX MASTER」で円盤(パック)を吹っ飛ばすわけではないけれど、仕事中に脳内で1人エアホッケーしているかのような気分に浸って、見えない何かと戦ったり、リフレッシュしたり、約145gの重さあってこその醍醐味に筆者はいつもときめいている。

見えないこともある超高速スクロール

最後に伝えたい「MX MASTER」の魅力は、スクロールの速さ。筆者は不精なため、気付くとメールの未読が2万通以上になることも。この大量のメールをスマートに捌くには「MX MASTER」が必要だ。一般的なマウスで2万通のメールを確認する場合、何度もスクロールホイールを回さなければならず非常に苦労する。だが、「MX MASTER」ならここぞというタイミングでスクロールホイールを少し勢いよく回すと、高速スクロールに自動で切り替わるのだ。メールでも大量の画像データでも、素早くスクロール。手を煩わせることのない高速スクロールの紳士的なエスコートに、乙女心がキュンとする。

上の動画は1,000枚の写真データを普通に3回スクロールした後、高速スクロールで一気に最後まで動かした様子。一回の高速スクロールで約250枚の写真データをスクロールできた。正直、高速スクロール中は動体視力を鍛えていない筆者ではデータの視認はできない。だが、瞬間移動的な速さは爽快。無駄に高速スクロールしてしまい、必要なデータをとっくに通り越していたということもあるので浮かれ過ぎには注意しよう。

また、高速スクロールのよさは速さだけではない。音にも注目してほしい。スクロールホイールをゆっくり回すと通常のスクロールに、勢いよく回すと高速スクロールになるのだが、その際、音も変化する(下の動画参照)。

通常時はカリカリと歯車のような音が鳴るが、高速スクロールにすると無音に。何も音がしない状態で滑らかにスクロールするさまは優雅!

スクロールホイールは一般的なマウスより大きく、側面が角ばっている。この形も、ちょっとゴツくて萌えちゃう

愛を語り終えて

「MX MASTER」は、ロジクールの旗艦モデル。前モデルから6年越しともあって、前モデルユーザーから期待の眼差しを浴びていた。価格は一般的なマウスより高く、メーカー直販で12,880円(税別)する。もう少し安くなってほしいと思っていたのだが、見た目と触り心地が好み過ぎた。また、今まで語った魅力のほかに、独特なテクスチャーが施されている親指部分がジェスチャーを登録できるステルスボタンとなっており、「外見だけじゃなくて、意外と中身も素敵……」と心を動かされる機能が満載。

筆者にとって「MX MASTER」は、ただのマウスという存在ではない。握っていると安心できる、仕事に役立つ癒し系アイテム。なでたりさすったりして、愛を深めていきたいと思う。

河津桜子

河津桜子

自作PC歴7年のガジェット好き女子ライター。偏愛するのはキーボードとマウスだが、周辺機器全般をこよなく愛しつつ、PC業界の片隅で生息中。

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