レビュー
“デジ萌え”女子が語る偏愛ガジェット

頼れるUSB急速充電器「Anker PowerPort 10」は、まるで“お父さん”!?

パソコンよりも周辺機器に心を奪われるPCライター・河津桜子が、“ためになるより性癖優先”がモットーでガジェットへの偏った愛をつらつらと語る。今回は、仕事さばきがパンパじゃないのにフォローにもぬかりがない“究極の充電ステーション”「Anker PowerPort 10」を紹介したい。

全部オレに任せろ! ドーンと頼れる余裕の10ポート

「気になる!」と思ったら後先考えずに周辺機器やモバイル機器を買ってしまうため、筆者宅にはガジェットがゴロゴロと転がっている。場所を取られるのは囲まれている感がするのでむしろウェルカムなのだが、困るのは充電。4〜5ポートの“お上品な”USB充電器では、筆者のかわいい子たち全員の腹はふくれないんだよ! と限界に達した時に出会ったのが、10基のUSBポートを搭載した「Anker PowerPort 10」だ。

整然と10のポートが並ぶ姿は、資料作りも完璧で、パソコンのデスクトップにも無駄なファイルやフォルダが散らばっていないデキる男を彷彿とさせる

10機種同時充電なんて優秀過ぎるだろ! と舞い上がっていた筆者だが、実際に使ってみると何とも言えない喪失感に襲われた。これまでの充電器では充電状況をチェックし、機器を挿し替える手間があったが、Anker PowerPort 10は手がかからない。周辺機器たちが独立してしまったかのようで、少し寂しさを感じたのだ。これが、子離れされた親の気持ちってやつ!?(子どもいないけど) だが、充電する優先順位を考えることもなく“ガッと挿して放置”のスタイルになじむのは早く、Anker PowerPort 10におまかせの悠々自適な生活を過ごす筆者であった。

横置き時のサイズは、112(幅)×27(高さ)×68(奥行)mm。コンパクトなのに10機器を一度に捌く頼もしさ!

横置き時のサイズは、112(幅)×27(高さ)×68(奥行)mm。コンパクトなのに10機器を一度にさばく頼もしさ!

細かいことは考えないでオレについて来い! の安心感

仕事はたくさんこなせても、質がともなっていなければ惹かれない。その点、Anker PowerPort 10はすべてのUSBポートが2.4A出力に対応している。2.4Aとは、タブレット(主に「iPad」や「iPad mini」)の充電に必要な電流だ。たとえば、iPadを充電したくてもポートからの出力が2.4A以下だと充電に時間がかかる。USBポートはパソコンにもたくさんあるし、わざわざUSB充電器を用意する必要はないと思うかもしれないが、2.4Aに対応するポートは1つだけであることが多い。違う出力のポートに挿してしまうと、まったく実用的でないレベルで充電時間がかかるため、ポートの出力を把握していないとつなぎ直しの手間が発生する。

いっぽう、Anker PowerPort 10はどのポートに挿してもOK。総容量は60W(12A×5V)だが、接続された機器を検知して適した電流を供給する「PowerIQ」機能により、どのポートにiPadを挿しても2.4Aで充電される。すべてのポートに2.4A出力が必要な機器をつなぐことはできないが、計算上は5台までなら一度に充電可能。一般的なUSB機器のほとんどが2.4A未満で充電できるので、心配せずに充電できるだろう。瞬時に相手にあわせられる適応力は、仕事には不可欠。加えて、「黙ってオレについて来い」的な強引さも垣間見れて、乙女心がキュンとした。

microUSBなどでも充電できるWindowsタブレットならば、Anker PowerPort 10に対応する。筆者所有のレノボ「Lenovo IdeaPad Miix2 8」を充電し、その速度を確かめてみよう(充電中の計測電流1.71A)

電流と電圧を測定できる機器を間に装着して、充電スタート。接続している機器の数や充電具合によって出力される電流が変わるので、数値もどんどん変化する。これが、めちゃくちゃ楽しい。リアルタイムな数値が5秒ごとに表示されるのだが、2Aを超えた時には黄色い声が出てしまったほどテンションアップ!

充電中の電圧は、Anker PowerPort 10の通常出力である5Vを少し超えていた。これは、「VoltageBoost」が効いているためだ。通常、送られてくる電気はケーブルの種類や巻き方で減圧され、最終的に送った電圧より少ない電圧で機器に届く。このケーブルの抵抗を認識して出力電圧を調整するのが「VoltageBoost」だ。今回はこの減圧を考慮して、5.2V出力になったのではないかと推測される。過不足のない仕上がりを徹底する姿勢は、まさに職人!

Lenovo IdeaPad Miix2 8の充電は、バッテリー残量ほぼゼロの状態からスタートして約3時間30分で完了した。

ちなみに、8インチクラスのiPad mini 2は約2時間30分で85%の充電になり、約3時間15分で100%に!

ちなみに、8インチクラスのiPad mini 2は約2時間30分で85%の充電になり、約3時間15分で100%に!

いつも見守ってくれているやさしい青の光

性能もさることながら、実は見た目も好みだったりする。特に、前面で光る青色LEDがたまらない。パソコンのアクセスランプでも青い光を放つものがあるが、輝度が強いのだ。それに比べ、Anker PowerPort 10の光は控えめでやわらかい。じゃまはしないけれど、「そっと見守っているよ」的な想いをビシビシ感じる。これが乙女ゲームなら、完全にここで恋に落ちるパターン。

やさしい青色の光は、見ているだけで癒される

やさしい青色の光は、見ているだけで癒される

表面はなめらかなマット加工で、高級感がある。ペタペタと触ると少々油脂が目立つこともあるが、そこはご愛嬌。仕事はできるのに、ちょっと抜けたところがある男ってかわいい!

愛を語り終えて

筆者は面倒くさがりなのでバッテリー残量を把握していないことが多く、気付けば残量わずかで慌てふためくことが多い。しかし、Anker PowerPort 10がうちに来てからは困ることがなくなった。とりあえずつないでおこう! で、あとはおまかせ。そんな大雑把な筆者を、Anker PowerPort 10は細かくサポートしてくれているのだ。機器にあわせて出力を調整してくれるなどのさりげないフォローには、無償の愛を感じる。なんだか、お父さんみたいだ……。

実は、Anker PowerPort 10と同シリーズのUSB充電器をもう1つ愛用している。旅先にも複数のモバイル機器を持って行く筆者は、USB充電器もマストで携帯しなければならない。Anker PowerPort 10を持ち歩いてもいいのだが、同行者に「ガチ過ぎるだろう」と思われることを懸念し、4ポートの「Anker PowerPort 4」を購入した。Anker PowerPort 4はポート数こそ少ないが、全口2.4Aに対応し、「PowerIQ」や「VoltageBoost」といったAnker PowerPort 10同様のスペックを有する。Anker PowerPort 10が家を守るお父さんで、Anker PowerPort 4は外出先で妹(筆者)を助けてくれるお兄ちゃんといった感じ。いつも支えてくれて、ありがとう!

河津桜子

河津桜子

自作PC歴7年のガジェット好き女子ライター。偏愛するのはキーボードとマウスだが、周辺機器全般をこよなく愛しつつ、PC業界の片隅で生息中。

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