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4K液晶ディスプレイの購入時に抑えておきたいポイントも解説!

アンダー8万円! この夏欲しい4K液晶ディスプレイ大特集

今、パソコン用の液晶ディスプレイは、4Kモデルがアツい! 2014年頃から各社から低価格なモデルが出始め、今では4万円前後で購入できる低価格モデルから40インチオーバーの大画面モデルまで、実に多彩な製品が販売されている。製品数が増えたことでユーザーの選択肢が広がったことは素直に歓迎したいところなのだが、いっぽうで、これまでのパソコン用液晶ディスプレイと比べるとまだまだ発展途上の製品ジャンルということもあり、これまでの液晶ディスプレイの選び方とは別に、4K液晶ディスプレイならではの選び方のポイントがある。本稿では、そんな4K液晶ディスプレイの購入時に抑えておきたいポイントと、この夏の4K液晶ディスプレイ注目モデルを紹介しよう。


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2種類の解像度がある4K液晶ディスプレイ

4K解像度には、大きく分けて2種類の規格がある。ひとつは、解像度3840×2160ドット(アスペクト比16:9)の「4K UHDTV」だ。フルHD解像度の縦横をそれぞれ2倍にしたもので、4Kテレビで採用されている規格もこれに当たる。もうひとつは、「DCI 4K」と呼ばれる規格。こちらは主に映画などの映像制作現場で使われており、解像度がいくつかあるが、なかでも4096×2160ドット(アスペクト比17:9)がもっとも使われている。4K液晶ディスプレイでは、4Kテレビと同じ4K UHDTV規格を採用しているものが多いが、なかにはDCI 4K規格の4096×2160ドットという解像度を採用するものもある。映像制作用途であれば、DCI 4K規格に対応した4K液晶ディスプレイを選択するのがいいだろう。ちなみに、AppleのiMacでも4K解像度のモデルがあるが、こちらは4096×2304となっている。

クリエイター向けの4K液晶ディスプレイでは、4K UHDTV規格よりも解像度が大きいDCI 4K規格を採用するものもある。写真は、DCI 4K規格に対応したLGエレクトロニクスの「31MU97-B」

広い作業領域を生かすなら40インチクラスの大画面。精細さを求めるなら小型モデルを選ぼう

フルHDの液晶ディスプレイから4K液晶ディスプレイに乗り換え、広い作業領域を確保したいという人はちょっと注意点が必要だ。というのも、先ほど解説した4K UHDTV規格の4K液晶ディスプレイの場合、解像度としてはフルHD液晶ディスプレイの4倍になる。これまで使っていたフルHD液晶ディスプレイで見ていたアイコンや文字のサイズを変えずにそのまま実現しようとすると、単純にフルHD液晶ディスプレイを縦横に4枚並べたような画面サイズが必要になるわけだ。20〜30インチクラスの4K液晶ディスプレイで同じような作業領域を確保しようとすると、アイコンや文字のサイズが小さくなりすぎてしまうため、現実的にはOSのDPI(Dots Per Inch)設定で拡大してやる必要があるのだが、ここでDPIを拡大してしまうと、文字やアイコンはより多くのドットを使い、大きくてキレイに表示されるが、逆に作業領域は小さくなってしまう。精細さを求めるのであれば、画面サイズは小さくても問題はないが、広大な作業領域を求めるのであれば、それなりの画面サイズが必要ということだけは頭に置いておこう。

左が低DPIの液晶ディスプレイ、右が高DPIの液晶ディスプレイだ。同じ液晶サイズであれば、DPIが高ければ高いほどアイコンや文字をきめ細かく滑らかに表示できる

HDMIで接続する場合はHDMI 2.0対応か確認を!

4K液晶ディスプレイで4K入力に対応するインターフェイスは、主にHDMIとDisplayPortの2種類が使われている。DisplayPortについては、当初から超高解像度を想定して設計されており、DisplayPort 1.2の段階から4K解像度の 60Hz伝送をサポートしていた。いっぽうのHDMIは、2013年に制定されたHDMI 2.0規格までは4K解像度の 60Hz伝送をサポートしていなかった。そのため、4K液晶ディスプレイの中には、HDMIポートがHDMI 2.0規格より前のHDMI 1.4規格のものが一部ある。4K液晶ディスプレイ側のHDMIポートがHDMI 1.4規格までの対応だと、たとえ伝送元のパソコンのHDMIポートがHDMI 2.0規格に対応していても、HDMI 1.4規格までの伝送に制限されてしまうため、4K解像度のではHDMI 2.0規格の半分となる30Hzまでの映像しか伝送することができない。30Hzだと、動画再生やゲームプレイではかなり違和感を覚えるので、こういった用途で4K液晶ディスプレイの導入を検討している人は、しっかりと確認しておこう。

ノートパソコンやタブレットPCの場合、第6世代Coreプロセッサー(開発コード名Skylake)を採用するモデルであれば、HDMI 2.0に対応している

HDCP 2.2に対応していないと外部の4Kコンテンツを表示できない

4K液晶ディスプレイに4Kチューナーや4K対応のセットトップボックスを接続する場合は、さきほど紹介したHDMI 2.0に加え、著作権保護技術のひとつである「HDCP」にも注意が必要だ。スカパーの4K放送をはじめ、著作権保護のかかった4Kコンテンツを視聴する場合には、HDMI 2.0とHDCPの最新バージョンとなる「HDCP 2.2」が必須条件となっている。液晶ディスプレイ側がこれに対応していないと、著作権保護のかかった4Kコンテンツをまったく視聴できないので、4K液晶ディスプレイを4Kテレビのように使おうと思っている人は特に注意しておこう。

NexTV-Fの4K試験放送「Channel 4K」や、スカパーJSATが運営する「スカパー!プレミアム」4K専門チャンネルを視聴できるソニーの4Kチューナー「FMP-X7」。こういった製品を接続する予定のある人は、HDMI 2.0とHDCP 2.2の両方に対応した液晶ディスプレイを選ぼう

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