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スマホ開発のノウハウを活かした薄型・軽量のタブレット端末

ファーウェイがPC市場に参入! 12型の2in1端末「MateBook」でSurfaceに対抗

スマートフォン(スマホ)メーカーのファーウェイがパソコン市場に参入する。同社は2016年7月4日、Windows 10を搭載した2in1端末「MateBook」を7月15日に発売すると発表した。12型の液晶ディスプレイを備えたタブレット端末で、別売りのカバー兼キーボードを使えばノートパソコンのように使える。マイクロソフトの「Surface」シリーズに近いコンセプトのモデルだが、スマホの開発で培ったノウハウを活かして、スリムで軽量なボディと長時間のバッテリー駆動を実現したのが特徴だ。市場想定価格は69,800円(税別)から。

国内ではSIMフリースマホで有名なファーウェイがパソコン市場に参入。MateBookは、12型の液晶ディスプレイを備えたタブレット端末で、別売りのカバー兼キーボードを使うとノートパソコンのように使える。市場想定価格は69,800円(税別)から。写真はグレーモデル

スマホのノウハウを活かした軽量・薄型ボディのタブレット端末

MateBookは、12型の液晶ディスプレイを備えたタブレット端末。スマホやウェアラブル端末などモバイル機器の開発で培ったノウハウを活かし、スタイリッシュなデザインと高い携帯性を実現したのが特徴だ。本体にはアルミニウム素材を使用。周辺部にはダイアモンドカット加工を施し、高級感のあるデザインに仕上げた。本体の重量は約640g、厚さは6.9mm。軽量・薄型ボディに33.7Whの大容量バッテリーを内蔵しており、約9時間のバッテリー駆動が可能だという(Office利用時、動画再生時)。バッテリーはスマホの技術を活かして、薄型のものを使っている。また、付属のACアダプターも重量が110gの小型・軽量のタイプ。12V/9V/5Vを自動選択する機能を備えており、スマホやタブレット端末なども充電できる。

12型の液晶ディスプレイの解像度は2160×1440。画面の縦横比は、PDFなどの書類を表示するのに適し3:2だ。IPS液晶なので視野角が広く、NTSC比85%の色域をカバーする。輝度は最大400カンデラ。解像度、色域、輝度ともに高く、表示品質の高いディスプレイを搭載する。また、上下左右のベゼル(額縁)が1cmと細く、画面占有率が84%と高いのもポイント。シンメトリーなデザインで、縦向きでも横向きでも使いやす。

使い勝手の面では、指紋認証機能を搭載するのが特徴だ。本体の右側面の指紋センサーをタッチするだけで、ロック解除ができる。外部インターフェイスには、USB Type-C(USB3.0)とヘッドホン出力を搭載。IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0などを備える。OSはWindows 10 Homeを採用する。

ゴールドモデル

ゴールドモデル

右側面に指紋センサーを搭載

右側面に指紋センサーを搭載

別売りのカバー兼キーボードとは専用コネクターで接続する

別売りのカバー兼キーボードとは専用コネクターで接続する

内部は独自8層放熱構造で、ファンレスを実現

内部は独自8層放熱構造で、ファンレスを実現

スマホとデータをやりとりできるソフト「MateTrans」を搭載。スマホのテザリング機能をパソコンから有効にすることも可能

ラインアップは、Core m3-6Y30プロセッサーを搭載した「M3」とCore m-5-6Y54を搭載する「M5」を用意。M3はEC専用モデルで、メモリーは4GB、ストレージは128GB(M.2接続のSSD)。市場想定価格は69,800円(税別)。M5は量販店でも販売するモデルで、市場想定価格が98,800円(税別)の4GBメモリー/128GB SSDモデルと、109,800円(税別)の8GBメモリー/256GB SSDモデルを用意する。また、詳細は未定だが、Core m7-6Y75プロセッサーを搭載した「M7」を8月以降に発売するという。カラーはM3がグレー、M5とM7がゴールドとグレーの2色を用意する。なお、価格を抑えるために、Officeソフトはプリインストールしていない。OSにWindows 10 Proを搭載した法人向けモデルも用意する。

3つの周辺機器を用意

MateBook用の周辺機器として、カバー兼キーボードの「MateBookキーボード」、スタイラスペンの「MatePen」、拡張ドックの「MateDock」の3つを別売りで用意する。

MateBookキーボードは、カバーとして本体を保護できるブリーフケースタイプ。本体の薄さを損なわない薄型のキーボードだが、1.5mmのキーストロークを確保し、しっかりとした打鍵感を実現しているという。キートップは人間工学に基づいた曲面仕上げ。クリック音や押し心地にもこだわった。タッチパッドは5点マルチタッチに対応したガラス製。キーボードは防滴仕様で、暗い場所でも使いやすいようにLEDのバックライトも備える。

本体とは専用のコネクターで接続するので、キーボードは充電不要。折りたたみ式スタンドで、67度と52度の2つの角度で利用できる。カラーはブラック、ブラウン、オレンジ、ベージュの4色。市場想定価格は14,800円(税別)。

カバー兼キーボードのMateBookキーボード

カバー兼キーボードのMateBookキーボード

オーソドックスな日本語配列のキーボード

オーソドックスな日本語配列のキーボード

薄型だが1.5mmのキーストロークを確保している

薄型だが1.5mmのキーストロークを確保している

折りたたみ式のスタンドは、67度と52度の2つの角度に調整できる

折りたたみ式のスタンドは、67度と52度の2つの角度に調整できる

スタイラスペンのMatePenは、ワコム製で2048段階の筆圧検知に対応。ペン先には、耐摩耗性にすぐれた素材を採用することで、滑らかで繊細な書き味を実現しているという。また、プレゼンテーション時に便利なレーザーポインターや、スライドページの送り/戻しボタンを備える。電源は内蔵バッテリーで、1度の充電で約100時間連続して使用できる。充電には専用ケーブルを利用する。市場想定価格は7,800円(税別)。

MateDockは、本体のUSB Type-Cと接続する拡張ドック。USBポート、アナログRGB出力、HDMI出力、LANポートなどを備える。カラーバリエーションはキーボードと同じ、ブラック、ブラウン、オレンジ、ベージュの4色。市場想定価格は9,800円(税別)。MateBookをフル活用するには、これらの周辺機器は必須だが、すべてそろえると3万円以上する。本体と合わせると10万円以上する計算だ。同社ではすべてをセットにしたモデルを検討しているというが、価格がどのくらいになるのか注目したい。

MatePen

MatePen

MateDock

MateDock

7月4日に開催された発表会には女優の菊川怜さんが浴衣姿で登場した。左はファーウェイ・ジャパンの端末統括本部プロダクトソリューション統括部本部長のコリン・コン氏

七夕が近いと言うことで、MateBookを使って短冊に願いを書き込む菊川怜さん。「楽しい毎日を過ごせますように」と手書きで入力した

発表会には、インテルの執行役員マーケティング本部本部長の山本専氏(左)、日本マイクロソフトのOEM統括本部マーケティング部部長の河野万邦氏(右)もかけつけた

国内のパソコンメーカーが苦戦する中、ファーウェイのPC市場参入は大きな話題になりそうだ。コストパフォーマンスの高さを武器にSIMフリースマホで存在感を強める同社だが、スマホの成功をどうパソコンに活かすのか注目したい。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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