いいモノ調査隊

予想外にすごかった…ダンボール+スマホでお手軽VR体験

近年話題になっているVR(バーチャルリアリティー)。さまざまなヘッドマウントディスプレイが発売されたり、VRに対応したゲームがたくさん登場したり、結構盛り上がっているようですね。筆者はおじさんなので、バーチャルリアリティーって1990年代にも流行したけど、パッとしなかったなぁ…なんて思い出を語ってしまいがちですけれども、20年の時を経て技術がようやく追いついたって感じなんでしょうかね。

そんなわけで「さて今ドキのVRってどんなもんなんだろう。ちょっと試してみたいけど、お金はあまり出したくない…」という筆者のような方にはもってこいの商品、ご紹介します。

「ハコスコ タタミ2眼」です。組み立て前はこんなにぺったんこ

「ハコスコ タタミ2眼」です。組み立て前はこんなにぺったんこ

ダンボールを組み立てるだけで使える、お手軽ヘッドマウントディスプレイです。筆者が今回セレクトしたタタミ2眼は、動画が立体的に見えるステレオ動画に対応しているというタイプで、ダンボール製で安価、そして折りたたんでぺったんこになるので持ち運びにも便利なのが気に入りました。お値段なんと1,000円ちょっとと、この界隈にしてはありえない安さなんです。ハコスコにはこのほかにも1眼タイプ、プラスチック製の立派なタイプなども発売されています。

パッケージの内容物がこちら。ダンボール1枚でできた本体とスマートフォン収納スペースに入れるすき間調整用のスポンジ、説明書があります

パッケージの内容物がこちら。ダンボール1枚でできた本体とスマートフォン収納スペースに入れるすき間調整用のスポンジ、説明書があります

すでに折り目もついているので組み立ては簡単でした。サイドのツメを折り込むと、結構しっかりハコのカタチができあがります

すでに折り目もついているので組み立ては簡単でした。サイドのツメを折り込むと、結構しっかりハコのカタチができあがります

ハコスコ タタミ2眼は、パーツがすべて一体化されているので、自分のする作業はカタチを整えて本体サイドのツメを折り込んで固定することくらい。初めてでも5分あれば誰でもすぐ完成できるんじゃないかと思います。あ、レンズ部分はかなり汚れてました。ダンボールのカスのようなものがたくさん付着していたので、ふきふき…。完成した後だとレンズの内側に手が届かなくなるので、組み立て前にレンズをキレイにしたほうがよかったなぁ…。

ハコスコ前面のすき間にスマホをセットします。iPhone 6 Plusは調整用スポンジなしでぴったり収まるサイズでした

ハコスコ前面のすき間にスマホをセットします。iPhone 6 Plusは調整用スポンジなしでぴったり収まるサイズでした

実際VR体験しているときはこのような状態になります。固定ベルトなどはありませんので、ハコスコを手で押さえる必要があります

実際VR体験しているときはこのような状態になります。固定ベルトなどはありませんので、ハコスコを手で押さえる必要があります

スマートフォンには、ハコスコに対応したアプリをインストールします。今回試したのは「ハコスコ」という公式アプリ。360度見渡せる動画が数多く揃っていて、無料でも楽しめるのでVR体験を試すにはもってこい。見たい動画を選んでハコスコにセット。さっそくのぞき込みます。

…うおおお、立体視が想像してた以上にいい感じです! そして目線の向きに合わせて画面が動くのと相まって、臨場感がすごいですねー。

2眼の場合、iPhoneの画面がこんな感じになっています。1眼より左右の視界は狭まりますが立体視で見ることができます。写真のメニューは、視聴中はもちろん消せます

2眼の場合、iPhoneの画面がこんな感じになっています。1眼より左右の視界は狭まりますが立体視で見ることができます。写真のメニューは、視聴中はもちろん消せます

360度、左右上下どこを向いてもしっかり画面がついてくる。これはまさにバーチャルリアリティですね。この感覚はどうやっても写真や動画では伝えられないので、ぜひ実際に装着してご自身の目で体験してみてほしいです。

このハコスコ、本格的なVR機器を購入する前に、VRの世界を試すのにもってこいのアイテムだと思います。それどころかハコスコ自体も結構楽しいので「これでいいんじゃね?」なんて思ってしまったり…。公式のハコスコアプリのほか、対応しているアプリも数あるようなので、まだまだ楽しめそうです。

かややん
Writer
かややん
1972年、神奈川県横須賀市生まれ。任天堂ハード系専門誌「NintendoDREAM」でいろいろやってます。好きな物は任天堂と1980〜90年代のパソコン、パソコンゲーム、アーケードゲーム。Mac大好き。あとプログレッシヴロックと少女まんが。
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しえる(編集部)
Editor
しえる(編集部)
生活雑貨・食品に加え、ウォーターサーバーなど、サービス系商品の記事をメインに担当している2児の母。自称「ポテチマスター」。ポテトチップスを中心に1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂です。
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