子どもの安全を考えて居場所がわかる防犯グッズを用意してみた

通学や通勤時のわが子を守ってくれる!? 「みまもりホイッスル」の“お助け度”はどれほど?

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入学や進学、就職など、4月から新たな環境で生活をスタートされる方にとって、これからのことを想像したり、身のまわりのものを準備したりと、今はもっとも心が踊る時期ではないでしょうか。しかし、近年は防犯についても考えておかなければなりません。新生活を始める当の本人は防犯に対する意識はそれほど高くないかもしれませんが、子どもを持つ親ならやはり備えておきたいもの。今回は、通学時や外出時に子どもの安全をサポートしてくれそうな「みまもりホイッスル」(プリンストン)の“お助け度”を調査してみました。

どのように見守ってくれるの?

「みまもりホイッスル」というネーミングから、当初は小学生ぐらいが使えるものを想像していたのですが、説明書を読んでみたところ、実際に利用するには子どもがスマートフォンを所有していなければならないことが発覚しました。緊急事態の合図を発信する操作はみまもりホイッスル側で行うものの、その合図を送るためにはスマートフォンの通信機能を介さねばなりません。ざっくり説明すると、紐を引っ張ったり、ボタンを押したりするだけで保護者へ通知ができる“キッズケータイ”のような働きを、防犯用アクセサリーとスマートフォンのアプリを連携させることで行えるようにしたのが、みまもりホイッスルです。では、「キッズケータイでいいのでは?」となりそうですが、筆者の“ママ友”にリサーチしてみると、中学生以上になるとスマートフォンを持つのはもはや主流だそう。みまもりホイッスルの対象年齢は14歳以上なので、まさにスマートフォンを手にしだすタイミングとマッチ! “お助け”の実力が確かならば、年ごろの子どもへの備えとして用意しておくのもいいかもしれません。

サイズは25(幅)×18.5(高さ)×73(奥行)mmと、コンパクト

サイズは25(幅)×18.5(高さ)×73(奥行)mmと、コンパクト

みまもりホイッスルを操作しないと発信ができないため、バッグなど、瞬時に手に届く所に取り付けておきましょう。重量は約19g(電池含む)なので、常時装着していても苦にはなりません

緊急の合図を送りたい時にはみまもりホイッスルのボタンを3秒以上押すか、キャップを外したところにある笛を吹きます

使う前の準備として、子ども(発信側)のスマートフォンに無料アプリ「WSIO」をインストールし、みまもりホイッスルと同期しておかねばなりません。スマートフォンのBluetoothをオンにして、「WSIO」を起動すれば自動で同期がスタート。表示される画面どおりに設定を進め、緊急時にSOSを送る相手のメールアドレスなどを登録します。緊急連絡先は最大7人まで登録可能。現在地を常時チェックするため、スマートフォンの位置情報サービスもオンにしておかなければなりません。なお、アプリの対応OSはAndroid4.4(KitKat/Lollipop)以上、iOS7.0以上となっています。

無料アプリ「WSIO」を起動するとGoogle+、Twitter、Yahoo! Japan、Facebook、mixiいずれかのアカウントでのログインが求められます(いずれかのアカウント必須)

設定画面では、緊急発信を行った際にスマートフォンの最大ボリュームで警告音を鳴らすか、スマートフォンのマイクで録音し、その音声を受信者に送るかを決められます。何も動作させないという選択肢もありますが、万一に備え「録音」か「警告音」を設定しておくほうがよさそう。両方を選べるとベストなのですが、ひとつしか設定できません。また、緊急事態が解除されたこと送信する「無事お知らせ」もオンにしておいたほうがいいでしょう

緊急連絡先はSMS(ショートメッセージ)と電子メールを各3件、電話番号(発信側がAndroid端末のみ)を1件登録可能。みまもりホイッスルで緊急発信すると、登録した連絡先に一斉に通知されます。なお、みまもりホイッスルとスマートフォンの通信距離は最大約10m

ただし、SMSは通信キャリアのSMSではなく「WSIO」独自のものとなります。10メッセージまでは無料ですが、それ以降は有料となるので注意しましょう

実際の見守り具合はどれほど?

みまもりホイッスルで緊急発信を行うと、登録した連絡先に通知が送られます。たとえば、下の動画のようにみまもりホイッスルのボタンを押すと、発信側のスマートフォンのアプリが起動して一斉発信。電話番号の設定をしておいた受信者のスマートフォンには、発信から約15秒後に電話が鳴りました。なお、発信する際にスマートフォンが振動するのは、解除できないようです。スマートフォンはかばんの中に入れっぱなしでも作動させることはできますが、この振動で相手に気付かれたらどうしよう……という不安も。

SMSとEメールを連絡先に設定しておいた受信側には、緊急通報の旨の通知が届きます。メッセージやメールには発信側の位置情報も送られてくるので、発信者の現在地をチェック可能。2〜3分ごとに位置情報が更新されるため、追跡もできます。さらに、設定画面で「録音」をオンしておいた場合、緊急発信から5分以上経過後に音声再生を知らせる連絡が送られてきます。なお、この位置情報のマップや音声データは「WSIO」のサーバー上に用意される仕様。

メッセージは2通届きます。2通目をタップするとブラウザーが起動し、発信者がいる地点の住所と地図が表示
※SMSでの受信画面。メールやLINE受信の場合には表示が異なります

なお、緊急通知が解除されない限り追跡を続けるため、地図上には発信者が移動したルートが表示されます

なお、緊急通知が解除されない限り追跡を続けるため、地図上には発信者が移動したルートが表示されます

発信側の設定で録音をオンにしておくと、最初のメールを受信してから5分後に録音された音声を聞くためのURLが送られてきます。タップすると、写真右のような画面がブラウザーで開き、再生可能に

YouTubeにアップするためにいろいろエンコードしてしまったので、本来の録データとは音質などが若干異なりますが、音声はかなりクリアに聞こえます(下の動画参照)。スマートフォンがカバンの中にあると音を拾いにくいかもしれませんが、もしもという時の手がかりや起こったことの証明のために録音機能はオンにしておくほうが得策でしょう。
※下の動画は30秒ほどしかありませんが、約5分間録音した音声データが届きます。ただし、録音時間が5分以下の場合、受信者に音声データは届きません

発信側で安全が確認できたら、スマートフォンに表示されている「警報解除」をロングタップ。警報解除のマークが白い線で囲まれるまでロングタップしなければならないため、誤作動で解除とはなりにくいでしょう。警報を解除すると受信者にもその旨が送信されます

まとめ

子どもの居場所を把握したり、いざという時に緊急発信するためのツールは小学生の間であれば、個人的にはキッズケータイが最適だと感じています。しかし、大人になるにつれてスマートフォンに乗り換えるのは、今や自然な流れ。スマートフォンにインストールしたアプリで緊急発信するという手段もありますが、トラブルが起こった時には意外とスマートフォンを操作できる状態になかったり、それ以前に取り出せない事態におちいる可能性もあります。実際、筆者は火災現場に2度ほど遭遇したことがあるのですが、そのような時に限って冷静さを失い、手元が震え、足がすくんでしまい素早く連絡することができませんでした。そういうことからも、Android端末のみの対応となりますが、みまもりホイッスルの作動で電話発信ができるのは、冷静さを取り戻すためにもいい機能だと思います。

みまもりホイッスルは常にBluetoothと位置情報サービスをオンにしておかねばならないため、バッテリーの消耗はやや激しい印象。みまもりホイッスルの電池(ボタン電池/CR2032)は約2か月で交換(目安)となりますが、もし、電池が切れてしまっても普通のホイッスルとして警報を鳴らせるので役に立つはず。実勢価格は5,000円程度なので、いざという時に備えて子どもや、高齢のご両親にプレゼントするのもアリなのではないでしょうか。

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神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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2017.10.17 更新
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