設計の見直しで使い勝手は向上し、お手入れもラクに!

除菌・ホワイトダスト抑制性能が大幅にアップした、カドーの超音波式加湿器「STEM 620」

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“技+美×心”を開発コンセプトとするカドーから、4世代目となる加湿器「STEM 620」が登場。パッと見た印象は従来と大きく変わっていませんが、そもそもカドーは外観ではなく、機能や性能を深めていく“深化”をモットーとしているそうで、STEM 620は完成形と呼べる仕上がりになったといいます。発表会で見てきた、STEM 620の“深化”を紹介しましょう!

「STEM 620」のメーカー希望小売価格は42,500円(税別)で、2017年10月28日発売予定。ブラックとホワイトの2色が用意されています

超音波式の課題「衛生面」を新しい仕組みで解消!

STEM 620は加湿方式に「超音波式」を採用していますが、超音波式の加湿器は価格が安いものが多く、性能はそれなりというイメージを抱かれやすいといいます。しかし、カドーは「パワフルな加湿が望める」「低消費電力」「スチームが見えることによる美しさ」「加熱しないので熱くならず、安全」といった理由から、あえて超音波式を採用。その言葉どおり、LEDで給水タンクを照らす演出などでインテリア性を追及しつつ、最大600ml/hの強力な加湿性能と消費電力の低さ(弱:22W、強:31W、急速:42W)というスペックを実現しています。ただ、超音波式には「水を加熱しないため雑菌が繁殖しやすい」「水道水に含まれるミネラル(カルシウム)がミストとともに放出され、部屋が白い粉(ホワイトダスト)で汚れる」という課題があり、手入れのわずらわしさを懸念する声がカドーにも寄せられているそう。この課題を解消すべく、従来は給水タンクにあるカートリッジに抗菌剤とカルシウムを除去する材料(イオン交換樹脂)を集約していたものを、それぞれ独立。カートリッジはカルシウム除去に専任し、抗菌は別の部分(水トレー)で行うようにしたことで、除菌やホワイトダスト抑制の性能が大幅にアップしたそうです。

右側の筒が水を入れる給水タンクで、左側のシルバーの筒がミストを噴射するダクト。給水タンクの中にある白いパーツが、水道水に含まれるカルシウムを除去するカートリッジです

カートリッジ内にあるイオン交換樹脂は、抗菌剤がなくなったことで量が120gから250gにアップ。さらに、高性能なイオン交換樹脂を採用したことにより、水道水に含まれるカルシウムを99%除去できるようになりました。水が必ずカートリッジを通過するように、形も改良されています

従来はカートリッジ内に配置されていた抗菌剤は廃止され、代わりに水トレーに抗菌プレートを装備。このプレートがカビや雑菌を99.9%抑制します

なお、加湿性能は従来モデルと同じですが、ミストの粒子がより細かくなっており、床が濡れる結露状況も起こりにくくなったといいます。さらに流路設計を見直すことで、高い位置まで噴出できるようになったとのこと。適用床面積は〜27m²(プレハブ洋室17畳)/〜17m²(木造和室10畳)です。

運転モードは、「オート」「弱(200ml/h)」「強(400ml/h)」「急速(600ml/h)」「間欠(30ml/h)」の4つ。オートにしておくと、温度センサーと湿度センサーで室内の状況を見張り、適する加湿量で運転してくれます。1/4/8時間でオフになるタイマーも搭載

運転モードをオートにしていなくても、LEDの色で湿度の状況をお知らせしてくれます

運転モードをオートにしていなくても、LEDの色で湿度の状況をお知らせしてくれます

お手入れがラクに、使いやすさは大きく向上!

抗菌性能が高くなったとはいえ、水トレーのお手入れなどは定期的に行わねばなりません。そのわずらわしさを軽減するために、水トレー内の手が届きにくい構造や取り外しにくかったパーツを改良。半年での交換が推奨されているカートリッジも、着脱がしやすい設計となりました。

水トレーのお手入れをする際、従来は天面と側面が一体化したパーツを取り外さなければなりませんでしたが、STEM 620は天面のプレートを外すだけ!

水が溜まる部分は角をなくし、なめらかな形状に。ひとさし指1本で掃除できるレベルを目指したといいます

水が溜まる部分は角をなくし、なめらかな形状に。ひとさし指1本で掃除できるレベルを目指したといいます

電源コードも着脱できるタイプに変更。電源コードが外せるので、水トレーに溜まった水が捨てやすくなりました

カートリッジの交換は半年に1回程度ですが、従来はスクリュー式だったため外すのに少し力が必要だったそう。STEM 620ではワンタッチで取り外せるようになりました。交換用のカートリッジ(CT-C620)の価格は5,880円(税別)

従来とやり方は同じですが、給水はタンクのフタを開けて注ぐだけなのでラク!

従来とやり方は同じですが、給水はタンクのフタを開けて注ぐだけなのでラク!

うるおいとともに癒しを提供するフレグランスモード

乾燥する時期だけ加湿器を利用するのではなく、1年中使えるようにフレグランスモードが搭載されました。精油を投入し、ミストとともに香りを届けるだけかと思いきや、そのフレグランスがエタノールフリーというこだわりよう。アロマディフューザーなどでも植物から採取した精油を希釈しているのですが、油と水は交じり合わないため、エタノールが加えられています。しかし、エタノールのニオイがしたり、フレグランス本来の香りが損なわれることもあり、カドーはエタノールを使わずに水だけで希釈する技術を用い、エタノールフリーのフレグランス「フローラルウォーター」を開発。上質な香りを楽しみたい人には、うってつけです。発売時点で用意されているフローラルウォーターは、森林の香りがリラックス効果をうながす「TREES」とリフレッシュ効果で気持ちが明るくなるような「CITRUS FARM」の2種。フローラルウォーターの容量は400mlで、価格は1本3,880円(税別)です

フレグランスモードといっても専用モードがあるのではなく、フローラルウォーターをミストが放出されるダクトにたらし、間欠モードで運転する使い方となります
※実際はフローラルウォーターを投入するための専用容器を利用します

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.11.19 更新
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