今度のプラズマクラスターイオンはストレスが減って集中力も高まる!?

「プラズマクラスターNEXT」を搭載したエアコンと加湿空気清浄機は“つながる”便利さが魅力

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シャープから、「プラズマクラスターNEXT」を搭載したエアコン「Xシリーズ」9機種と加湿空気清浄機「KI-HP100」が発表されました。新モデルは、高濃度のプラズマクラスターイオンで得られる快適さと、“つながる”ことでより便利な生活を提供するのがポイントです。発表会で見てきた全容を紹介しましょう。

「プラズマクラスターNEXT」って、どんなもの?

これまで、シャープの家庭用製品に搭載されているプラズマクラスターは、1立方cmあたり25,000個のイオンを放出する「プラズマクラスター25000」が最高濃度でした。今回発表されたエアコンと空気清浄機に搭載された「プラズマクラスターNEXT」は、濃度がその2倍! 50,000個/立方cmのプラズマクラスターイオンが放出されることで、タバコの付着臭の消臭や静電気の除電スピードも「プラズマクラスター25000」の2倍になったと言います。消臭においては、ニオイの元となるニオイ原因菌の除菌にも効果があることが実証されました。

さらに、従来からユーザーに評価されている「プラズマクラスターイオンで満たされた部屋に入ると、空気が気持ちいい」という感覚も、より実感しやすくなったそう。しかし、こういった感覚的なことは数値化できないため、第三者に的確に伝えるのはとても難しいことでした。そこでシャープは、脳波研究の専門家である慶應義塾大学理工学部 満倉准教授監修のもと、人の感性を分析する「感性アナライザー」を用い、“キレイな空気を感じる感覚”を科学で証明。大人20名、小学校5・6年生の子ども19人を対象に「感性アナライザー」で「プラズマクラスターNEXT」の効果を検証したところ、ストレス度合いが減少し、集中力が高くなるというデータが取得できたそうです。

検証は、「プラズマクラスターNEXT」を搭載した加湿空気清浄機「KI-HP100」を8時間稼動させた20畳の部屋で行われました。写真は検証の部屋ではなく、発表会に来たメディアが効果を実感するために用意されたもの

感情をデータとして取得するために利用された「感性アナライザー」は頭部に装着し、脳波から人の感性を分析。リアルタイムで確認できるので、変化を瞬時に判断できます

「感性アナライザー」での検証によると、「プラズマクラスターNEXT」で満たされた部屋に5分いるだけでストレス度合いが低下。これは、森林で過ごした時とほぼ同じ効果なのだそう

続いて検証されたのは、集中度。被験者に計算問題をしてもらったところ、「プラズマクラスターNEXT」が放出された部屋のほうが集中力が高まっています。リビング学習にも効果を発揮しそうですね

検証の部屋とは違いますが、「プラズマクラスターNEXT」の放出された空間に筆者も入ってみました。ドアを開けると、そこからは空気が別物! すっきりした感じで、この空間では自然と深い呼吸をしていたほどです。さわやかな空気と評価される理由が実感できました

数値として“癒し”と“集中力アップ”の効果を実証した「プラズマクラスターNEXT」は、よりよいリビング環境づくりに貢献してくれるのは間違いないでしょう。今回発表されたエアコンや加湿空気清浄機は、まさにこのような効果が得られるのがウリですが、ただ高濃度のイオンを生成するユニットを搭載しただけでは部屋を快適にはできません。高濃度のイオンを部屋中に届けられる気流が必要なのです。そこで、各製品に施された気流技術の詳細を見るとともに、製品の特徴を紹介していきましょう。

新モデルのエアコンと加湿空気に搭載されているプラズマクラスターイオン発生ユニット。電極の間隔を調整することで、濃度を高めることに成功したといいます

無線LANを内蔵したエアコン「Xシリーズ」

エアコン「Xシリーズ」は、イオンを発生させる電極部に風が集中するパーツを装着したイオン発生ユニットを吹出口に配置したことにくわえ、なめらかに風を送り出すように工夫された風路構造(エアロダイナミックフォルム)と、大きなパネル(ルーバー)で的確に送風することで、遠くまで高濃度のイオンを届けます。冷暖房は稼動させず、プラズマクラスターイオンのみを放出する運転モードも用意されているので、1年中エアコンを利用可能。さらに、カビが生えやすい環境や人の不在時にイオンを自動で放出して清潔にしてくれるパトロール機能も搭載されています。

「Xシリーズ」は、6〜26畳用の9機種(市場想定価格は23〜37万円)がラインアップ。2018年1月25日発売予定です

イオン発生ユニットには、電極部をカバーするようなユニットホルダーが装着されています。放出された風がユニットホルダーの壁を避けることで、電極部に集中するようにしているのだそう

冷房や暖房など、運転によって開き方が変わるパネル(ルーバー)も、遠くまで風を届けるための重要な要素

冷房や暖房など、運転によって開き方が変わるパネル(ルーバー)も、遠くまで風を届けるための重要な要素

プラズマクラスターイオン単独運転は、「消臭 空気浄化」ボタンを押すとスタート。強力に消臭する「パワフルショット」や部屋に干した洗濯物のにおいを抑える「部屋干しモード」が選べるようになっています

エアコン停止中にカビが生えやすい環境を検知すると、プラズマクラスターイオンを放出して部屋やエアコン内部のカビを抑制する「プラズマクラスターパトロール」が新モデルでは進化。人感センサーで人の不在を検知した際にも、イオンで清潔をサポートします

イオン以外の性能も大きく向上しています。なかでも注目したいのは、これまで別売品だった無線LANアダプターが内蔵されたこと。シャープが精力的に進めている「AIoT機能」(AI=人工知能とIoT=モノのインターネット化)を手軽に利用できるようになりました。AIoTクラウドサービス「COCORO AIR」に接続すると外出先からスマートフォンを使ってエアコンをオン/オフできるのはもちろん、AIがユーザーの使い方を学習し、運転を制御してくれるサポートも受けられます。さらに本製品では、人が不在になると省エネ性を高めた運転に自動で切り替える「おでかけ運転」も用意。また、エアコンがクラウドから入手した天気情報などから、エアコン運転の参考となるアドバイスを音声で教えてくれる「生活アシスト発話」機能も搭載されました。

スマートフォンでエアコンを操作するためのアプリケーション「COCORO AIR」も、風向や風量を調整できるようになったり、曜日ごとに設定できるタイマー機能が追加されるなど、リニューアルされました

クラウドサービスを利用した「生活アシスト発話」では、省エネにつながるアドバイスをくれることも

クラウドサービスを利用した「生活アシスト発話」では、省エネにつながるアドバイスをくれることも

増大した風量と気流でパワフルに浄化する加湿空気清浄機

いっぽうの加湿空気清浄機ですが、そおハイエンドモデルとなる「KI-HP100」は、高濃度のイオンを遠くに届けるためにテントウムシの羽根を模したネイチャーファンを新開発するとともに、3方向に放出される気流を新たに採用しました。さらに、センサーで部屋の状況を見張り、プラズマクラスターイオンを集中的に放出したり、パワフルに集じんする運転に切り替えたりして、効き具合をより実感できるようにした「効果実感モード」が進化。これまでは空気の汚れやニオイで判断して運転を切り替えていましたが、本製品には人感センサーが新たに搭載されたため、人の不在時に空気を集中浄化し、帰宅を感知すると消費電力や運転音を抑えた運転に切り替わるようになりました。

加湿空気清浄機「KI-HP100」(市場想定価格は13万円前後)は、適用床面積(空気清浄時)〜46畳の大風量モデル。本体サイズは427(幅)×371(奥行)×738(高さ)mm。2018年1月25日発売予定です

50,000個/立方cmのプラズマクラスターイオンが放出されるイオン発生ユニットは2基搭載されています

50,000個/立方cmのプラズマクラスターイオンが放出されるイオン発生ユニットは2基搭載されています

新しいネイチャーファン(左)は、テントウムシの前羽根のようにふくらんでいるのがポイント。空気の圧力差を作ることで、強く押し出す風が生まれ、従来よりも風力が約9%アップしたそうです

そして、広範囲に高濃度のイオンを届けるため、気流は3方向から出るようになりました。従来は後方と前方の2方向でしたが、本製品は斜め前方という気流が新たに追加され、3方向同時に気流を放出することが可能に。なお、運転にあわせ放出される気流の方向は切り替わるようになっています(下の動画参照)。

「プラズマクラスターNEXT」と集じんによるクリアになった空気を感じたい時には、空気の汚れやニオイを検知するセンサーや人感センサーを駆使して、いいタイミングでパワフルに浄化してくれる「効果実感モード」を利用するとよさそう

また、エアコン同様、加湿空気清浄機「KI-HP100」にも無線LANを内蔵。クラウドサービス「COCORO AIR」に接続することで、ユーザーの使い方を空気清浄機が学習し、運転を自動で切り替えてくれる「使い方フィット」機能や、住んでいる地域や季節にあわせて運転を調整する「おうちフィット」機能が活用できます。もちろん、スマートフォンで部屋の空気状態をチェックしたり、操作することも可能。なお、2017年9月に発売された当時のフラッグシップモデル「KI-HX75」も同サービスや前述の「効果実感モード」などは利用できますが、人感センサーは搭載されていないので、人感センサーを利用した自動制御は行えません。

空気がキレイになっていく様子をほぼリアルタイムで確認することもできます

空気がキレイになっていく様子をほぼリアルタイムで確認することもできます

このほか、プレフィルターにお掃除機能を搭載。積算の運転時間48時間ごとに、プレフィルターが自動で掃除されるので、ユーザーは半年に1回程度、溜まったゴミを捨てるだけでOKです。

吸い込まれた空気は、プレフィルター→脱臭フィルター→静電HEPAフィルターを通過してろ過されます。左端にあるプレフィルターには定期的にホコリを取ってくれるブラシと、集めたホコリを溜めるボックスを装備

“つながる”ことによる快適さと便利

今回発表された製品はいずれも無線LANを内蔵しているため、クラウドサービス「COCORO AIR」を利用することができます。このサービスのひとつですが、エアコンと加湿清浄機を連携させた利用方法が便利! たとえば、下の動画のようにエアコンの暖房運転を行うと、加湿空気清浄機が加湿を自動でスタート。また、加湿空気清浄機が照度センサーで室内が暗くなったことを感知すると、エアコンもおやすみ運転に自動で切り替わるなど、お互いの機能を利用して、状況に適した運転を行ってくれます。

アプリケーション「COCORO AIR」にある「連携」をタップすると、エアコンと加湿器の連動が完了

アプリケーション「COCORO AIR」にある「連携」をタップすると、エアコンと加湿器の連動が完了

また、Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」にも対応。音声で運転の開始停止を指示したり、設定温度を変えることができます(下の動画参照)。

なお、「Amazon Echo」に対応するのは、無線LANを内蔵した、2017年9月以降に発売された加湿空気清浄機と、12月以降に発売されるエアコンのみとなっています。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.12.8 更新
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