豊富な音声コマンドが魅力!

アマゾン「Echo(エコー)」がついに日本上陸! スマートスピーカーの大本命になる予感

このエントリーをはてなブックマークに追加

アマゾンジャパンは、11月8日に同社の音声アシスタント「Alexa」に対応するスマートスピーカー「Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」の各製品を発表した。販売は招待制になり、それぞれ11,980円(税込、以下同)、17,980円、5,980円。プライム会員向けに、11月17日23時59分まで「Echo」が7,980円、「Echo Dot」が3,980円で購入できるキャンペーンも実施される。

アマゾンの「Echo」シリーズは、アメリカを含めた国外で大きなセールスを記録しているスマートスピーカーだ。海外では高い評価を得ているが、果たして日本で受け入れられるのか? 発表された「Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」の特徴を交えて、その魅力に迫ってみよう。

発表会でお披露目されたアマゾン「Echo」シリーズ

発表会でお披露目されたアマゾン「Echo」シリーズ

「Echo」シリーズでできることとは?

今日発表された「Echo」シリーズに共通しているのは、「Alexa」が搭載されているということ。では、実際に「Alexa」を使って何ができるのかを紐解いてみよう。

「Alexa」はクラウド上に構築された人工知能(AI)のことだ。ユーザーの音声を認識して、質問に対する回答やアクションを返してくれる。「Alexa」が実行できる音声コマンドは「スキル」と呼ばれていて、アマゾンが提供するスキルだけでなく、各企業から提供されたスキルが用意される。

「Alexa」には、日本の各インターネットサービスと連携したスキルがすでに265個も提供されており、他社製スマートスピーカーと比べて音声コマンドでできることの数が圧倒的に多い。天気やニュース、アラームやタイマーのセット、音楽の再生といった基本的な動作から、乗換案内の「NAVITIME」のスキルで目的地までの経路を聞いたり、レシピサービスの「クックパッド」のスキルでレシピを読み上げたりなど、さまざまなことが可能だ。

ローンチ時に提供されるスキルは265個。音声コマンドでできることが、他者製品と比べて圧倒的に多い

ローンチ時に提供されるスキルは265個。音声コマンドでできることが、他者製品と比べて圧倒的に多い

「Echo」シリーズの発表に合わせて、4000万曲が聴き放題になる定額制サービス「music unlimited」も公開された。プライム会員なら780円、非プライム会員は月額980円だが、「Echo」のユーザーは380円で提供される。「音楽をかけて」と「Echo」に話かけると、ユーザーの好みにあった音楽を「music unlimited」から探してかけてくれるという

スキルは、日本向けの開発者キットが配布済みで、誰でも作成できるため今後もどんどん増えていくはず。スキルが増えると「Alexa」の活用法も増えるわけで、使い方は無限に広がっていると言えるだろう。企業が提供したスキルを実際に試している様子を撮影したので、以下の動画から確認してみてほしい。

また、Alexaと連携できるIoT製品と「Echo」シリーズを接続すれば、音声による家電の操作が可能になる。スマートロックの「Qrio」やスマート電球の「Phillips Hue」など、対応している製品は現状少ないが、徐々に増えていくだろう

もうひとつ触れておきたいのは「Alexa」の自然な会話能力だ。日本語での発話や音声認識、日本文化特有の知識などが1から開発されているため、ユーザーが多少崩れた日本語を話しても対応できるし、発話も日本語のイントネーションに近くなっている印象。発表会で試しただけだが、他社製スマートスピーカーよりも言語を認識する能力が高く、発話もロボット臭さが少ないと感じた。

3つのスマートスピーカーの特徴

前述の通り、今回発表された「Alexa」搭載のスマートスピーカーは3種類。共通しているのは、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetoothに対応し、7基のマイクアレイを搭載。オーディオ機器などと接続できる3.5mmステレオミニジャックを備えることだ。以下、各モデルの違いを説明しよう。

ビームフォーミング技術を採用した「Echo」

「Echo」は、今回発表された製品の中で最もスタンダードなスマートスピーカー。ビームフォーミング技術、遠隔音声認識技術、7基のマイクアレイを搭載することにより、どのような場所から話しかけても、正確に音声を認識する。

「Echo」のサイズは88(直径)×148(高さ)mmで、重量は821g。缶ジュースを2まわりくらい大きくしたサイズ感

上部には音量調節ボタン(上下)とマイクオフボタン(左)、音声認識を始めるアクションボタン(右)を搭載

上部には音量調節ボタン(上下)とマイクオフボタン(左)、音声認識を始めるアクションボタン(右)を搭載

発表会会場では、音楽がかかっている状況で音声コマンドを認識するデモが行われた。音楽の音量が大きくて、人間が聞いていても「今、アレクサって聞こえたような気がする」レベルの音量だったのだが、「Echo」は質問を正確に認識。筆者は、自宅で「Google Home Mini」を使用しているが、テレビが付いているときに音声をなかなか認識してくれず、不便に感じることがある。「Echo」でこういった問題に悩まされることはなさそうだ。

「Echo」は音響にもこだわって作られており、2.5インチのダウンファイアーウーハー、専用ツイーター、Dolbyプロセッシング機能などを搭載。これらの機能と、360°全方位に対応するオーディオとの組み合わせにより、部屋全体に広がるダイナミックな低音と鮮明なサウンドを実現している。

スマートハブ内蔵の「Echo Plus」

「Echo」と同等の機能に加えて、スマートハブ機能を実装したのが「Echo Plus」だ。この内蔵されたスマートハブ機能により、「Echo Plus」と互換性のあるIoT製品を音声コマンドで簡単に接続できる。わざわざスマートフォンを立ち上げて、同じネットワーク上にあるIoT製品を探して接続する……という作業が必要ないというわけ。

2.5インチのダウンファイアーウーハーと0.8インチのツイーターを搭載する「Echo Plus」。サイズは、84(直径)×235(高さ)mmで、重量は954g

「アレクサ、私のデバイスを見つけて」と話しかけるだけで、「Echo Plus」は接続可能なIoT製品を探し出して接続し各種設定を行ってくれる。ただし、リリース時点では、接続可能な機器が少ないため、本機能はまず「Philips Hue」のZigBee対応製品で利用できるようになるとのこと。

コンパクトな「Echo Dot」

「Echo Dot」は、サイズがコンパクトになったスマートスピーカー。「Echo」とできることは変わらないが、音質は「Echo」より低めだ。ただし、「Echo」と同じビームフォーミング技術と遠隔音声認識技術、7基のマイクアレイを備えており、部屋のどのような場所からも音声を聞き取れる。今回発表された3製品の中でも最も安く、スマートスピーカーのエントリークラスと言えるだろう。まずは「Echo Dot」を購入してみてから、「Echo」を買うか、「Echo Plus」を買うか考えるのもよさそうだ。

(2017/11/15お詫びと訂正:記事初出時「Echo Dot」はビームフォーミング技術非搭載としておりましたが、正しくは搭載されていました。お詫びし訂正いたします)

コンパクトな「Echo Dot」。本体サイズは84(直径)×32(高さ)mmで、重量は163g

コンパクトな「Echo Dot」。本体サイズは84(直径)×32(高さ)mmで、重量は163g

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
新製品レポート最新記事
新製品レポート記事一覧
2017.11.22 更新
ページトップへ戻る