レビュー
過不足のない機能と納得の掃除力を保持

プロダクトアワード金賞! パナソニックの紙パック式掃除機「MC-PK18G」が人気な理由とは?

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近年、掃除機の人気はサッと使いやすいコードレススティック型が中心ですが、家中をしっかり掃除するにはキャニスター型がいいという声はまだまだ根強いよう。小型・軽量で吸引力が強いモデルが売れ筋で、最近は、サイクロン式掃除機から紙パック式掃除機に回帰するケースも増えているといいます(掃除機の発表会でメーカーに聞いた話)。このような状況を示すかのように、「価格.comプロダクトアワード2017」の掃除機部門において金賞を受賞したのは、パナソニックのキャニスター型紙パック式掃除機「MC-PK18G」となりました。今回は、このMC-PK18Gが多くの価格.comユーザーの支持を得た理由を実際に使って調べてみました。

猫を飼っている家におじゃまして、掃除機がけさせてもらいました!

猫を飼っている家におじゃまして、掃除機がけさせてもらいました!

人気の理由をスペックから考える

2017年に発売されたパナソニックのキャニスター型紙パック式掃除機は5製品。その中で、MC-PK18Gはミドルレンジモデルとなります。上位機(MC-JP800GMC-PA100G)に搭載されている、ハウスダストを検知して吸引パワーを制御する機能や、ゴミの取り残しがないようにランプで知らせる機能、消費電力を抑えて運転する「エコナビ」は非搭載。ノズルやアタッチメント、排気のクリーン性能など細かい部分も上位機と異なりますが、ヘッドは自走式、吸込仕事率は上位機よりも高い600W、本体重量は最上位機(MC-JP800G)の次に軽い2.7kgとなっており、ミドルレンジモデルながら“掃除機選びで重視されるポイント”はしっかり押さえられています。

サイズは243(幅)×196(高さ)×348(奥行)mmで、吸込仕事率は600〜約60W

本体の重量は2.7kgと軽量設計で、掃除機がけの際の負担を軽減。濃いめのブラウンとピンクゴールドの配色は、女性に好まれそう

ヘッドはブラシをモーターで回転させ、走行をサポートする「自走式」です

ヘッドはブラシをモーターで回転させ、走行をサポートする「自走式」です

そんなMC-PK18Gを、価格.comに登録されているキャニスター型紙パック式掃除機88製品(2018年1月16日時点)とスペックで比較してみると、MC-PK18Gが選ばれる理由が見えてきました。吸込仕事率の大きい順でソートするとMC-PK18G(吸込仕事率600W)は14位とそれなりですが、MC-PK18Gより吸込仕事率が大きい製品は、すべて本体重量が0.5〜1kgほど重め。つまり、88製品の中でもっと本体重量が軽く、吸込仕事率が高い製品がMC-PK18Gなのです。実際にMC-PK18Gを購入したユーザーのレビューでは、本体がコンパクトでありながら吸引力が高く、バランスがいいところが評価されている印象。性能と価格(2018年1月16日時点の価格.com最安価格18,460円)がちょうどよい製品であるとともに、床上に浮遊するハウスダストをヘッド上部から吸い込む「エアダストキャッチャー」や、腰を曲げずにヘッドを外せる機構といった“+α機能”が装備されていることも選ぶ際の決め手となっているのではないでしょうか。

MC-PK18Gと同じ重量、吸込仕事率の製品はMC-PK18Gの前モデル「MC-PK17G」のみ。基本的な性能は同じですが、MC-PK18Gはヘッドやデザインが若干変更されているので、2,000円ほどの差なら最新モデルを選んだほうがよさそうです

ヘッド上部に装備された「エアダストキャッチャー」は、掃除中に床上にただようハウスダストを吸い込みます

ヘッド上部に装備された「エアダストキャッチャー」は、掃除中に床上にただようハウスダストを吸い込みます

ヘッドにあるペダルを踏みながらパイプを持ち上げると、ヘッドとパイプが分離する便利な機構も用意

ヘッドにあるペダルを踏みながらパイプを持ち上げると、ヘッドとパイプが分離する便利な機構も用意

なお、吸込仕事率は日本電機工業会の規定にもとづき、ヘッドを外した状態で測定・算出された数値のため「吸込仕事率が高い=ゴミがよくとれる」とは言い切れませんが、日本国内ではこの数値が大きいほうがおよそ高性能と言えます。

MC-PK18Gの実力をチェック!

スペック的には満足できそうなMC-PK18Gですが、重要なのは実際のゴミの除去性能と使い勝手のよさ。一軒屋を掃除機がけして、MC-PK18Gの実力を試してみました。

運転モードは、ゴミの溜まり具合によって吸引力を調整する「標準」と、吸引パワーが控えめになる「弱」、パワフルに吸引する「強」が用意されています。ブラシの回転を止め、ヘッドを自走させずに使うことも可能。今回は「標準」モードで、ヘッドの自走ありの状態で掃除しました

ヘッドの自走は「引っぱられる!」というほど強くはありませんが、自走機能オフと比べるとあきらかにラク。軽い力でスルスル掃除できます

本体も軽いので、掃除機がけ中に重さは気になりませんでした。段差を乗り越えたり、方向転換する際に本体が転倒することもなく安定感もバツグン

持ち手の部分を横にした状態にするとパイプが床にペタッとつくので、奥行のある家具下の掃除もバッチリ。ヘッドの高さが付け根まで含めると約6cmあるので(筆者測定)、あまりにも狭いと掃除できないこともあります

ヘッドを浮かせて5秒経過すると自動的に運転が停止し、ヘッドを床に下ろすと運転が再開される「アイドリングオフ」機能も搭載されていますが……個人的にはわずらわしい印象。オン/オフを設定できるので、気になる人は停止させておけばOKです

階段では本体を片手に持ったまま掃除しましたが、腕が疲れることもありませんでした。階段のある家では、本体の軽さは重要!

床面に吸い付いて動かしにくいという不満もなく、片手でラクに動かせながら、フローリングに飛び散った猫砂など大きめのゴミはサッと掃除するだけでキレイに取れましたが、細かいゴミが取れているのかはわからないので、床に塩を撒き、1往復でどれほど除去できるかをテストしてみました(下の動画参照)。

ヘッドが通過した部分は、フローリングの溝までキレイに。手で触ってみましたが、ザラつきもなく気持ちいい!

カーペットのゴミ(一味唐辛子)も1往復で取りきることができました。床面の種類に応じて自動で吸込力を変える機能は付いていないので、フローリング掃除に比べるとヘッドが重く感じましたが、カーペットが吸いついて動かしにくいということはありません。

普通の床面だけでなく、壁際のゴミ除去性能も確認しておかねばなりません。ヘッドの作りがいまひとつな掃除機はゴミを前に押しやってしまい、壁際のゴミを上手に吸うことができないことがあるからです。MC-PK18Gはミドルレンジモデルなので若干の心配はありましたが、下の動画を見てわかるように、壁際に撒いた塩を1往復だけで1粒も取り逃すことなく吸じんできました。

取り残しが出ると思っていたので、1回走行しただけでキレイになったことに驚きました

取り残しが出ると思っていたので、1回走行しただけでキレイになったことに驚きました

また、手首をひねるだけでヘッドの向きを変えられるので使い勝手も上々。特に壁際では、体全体を動かさなくても手首の操作だけで掃除できてしまうのでラクでした(下の動画参照)。

このほか、腰をかがめることなくヘッドを取り外しできる機構や、手元に用意されたアタッチメントで効率よく隅々まで掃除することができました。

ペダルを踏んで引っぱるだけですき間掃除ができるようになるので、掃除を後回しにすることがなくなりました

ペダルを踏んで引っぱるだけですき間掃除ができるようになるので、掃除を後回しにすることがなくなりました

アタッチメントは「2WAYノズル」ひとつのみ。手元に装着しておけるので、いちいち取りに行く手間はありません

2WAYノズルをパイプの先端に付ければ、高いところの掃除にも大活躍

2WAYノズルをパイプの先端に付ければ、高いところの掃除にも大活躍

パイプを外した状態で2WAYノズルをセットすれば、窓のサッシや棚などを掃除できます

パイプを外した状態で2WAYノズルをセットすれば、窓のサッシや棚などを掃除できます

まとめ

何と言っても、MC-PK18Gは性能やアタッチメントに過不足がないところがイイ! 少々運転音は大きいかもしれませんが、ゴミよく吸いますし、ヘッドの走行性、操作性、本体の小回りもバツグンで、掃除機がけで疲れる要素がありません。いつでもサッと使えるところにひとつだけ用意されたアタッチメントの使いやすさも見事です。ただ、細かい部分でミドルレンジモデルだな、と思うところもありました。選択している運転モードや、ブラシ回転のオン/オフといった現状をランプで知らせてくれる機能がないため、今の状態がわかりづらいのです。「標準」で掃除するなら問題ありませんが、こまめにモードを切り替えたい人だと慣れるまでは混乱するかもしれません。

運転を始めても、選択したモードは点灯しません

運転を始めても、選択したモードは点灯しません

また、久しぶりに紙パック式掃除機を使いましたが、こまめにゴミ捨てをしなくていいのがラクすぎました。サイクロン掃除機のゴミ捨てのようにホコリの再飛散を気にすることもなく、ダストカップの汚れやニオイを落とすために洗って乾かす手間もありません。紙パック式掃除機はゴミがたまると吸引力が落ちると言われていますが、MC-PK18Gは吸込仕事率が600Wもあるので少々落ちたところで問題なさそうですし! 近年、紙パック式掃除機へ回帰する人が多いという話も納得です。

集じん容量は1.3L。紙パックの交換は、白いボール紙の部分を引っぱり上げるだけなので、難しくはありません

集じん容量は1.3L。紙パックの交換は、白いボール紙の部分を引っぱり上げるだけなので、難しくはありません

吸込仕事率600W以上で自走式のヘッドを備えたキャニスター型紙パック式掃除機の価格の相場は15,000〜29,800円となっており(2018年1月16日時点で価格.comに登録されている製品の最安価格)、MC-PK18G(約18,000円)は特別安くはありませんが、本体の軽さがNo.1というだけでMC-PK18Gが有力候補になるのは間違いありません。吸込仕事率680Wの製品もありますが、本体が1kg重くなってしまうなら600Wで十分。吸引力と軽さ、そして価格を総合すると、プロダクトアワード2017の金賞にふさわしい実力の製品だと思います。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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