新製品レポート
運転モードを自動で切り替える機能も新搭載

パワフルな吸引力がさらに20%UP! ダイソンのロボット掃除機「Dyson 360 Heurist」登場


2015年にダイソン初のロボット掃除機として登場された「Dyson 360 Eye」が、さらに進化し、「Dyson 360 Heurist」にモデルチェンジ。一般的なロボット掃除機とは一線を画すその実力を発表会で見てきました!

強力な吸引力で掃除するロボット掃除機

サイドブラシでゴミをかき集めつつ、回転ブラシでそのゴミをまとめて吸込口から吸引。吸い込んだゴミはフィルターで空気と分離し、ダストカップにゴミを溜めていくというのが一般的なロボット掃除機の仕組みです。いっぽう、ダイソンのロボット掃除機は初号機から普通の掃除機と同じように吸引力に重きを置いており、毎分78,000回転の速度で稼働する「デジタルモーター V2」が、一般的なロボット掃除機の4倍となる吸引力を発揮。サイドブラシは搭載せず、吸込口と回転ブラシを本体幅と同じくらい長く設計することで、1度の走行で確実にゴミを取りきれるようにしているのが特徴です。また、同社のコードレススティック掃除機やキャニスター型掃除機にも使われているサイクロンテクノロジーを搭載しているのもポイント。単にゴミを強力に吸引するだけではなく、最大70,000Gの遠心力で微細なゴミを空気から分離することで、キレイな排気も実現しました。なお、運転モードは「通常」「静音」「強」の3つあり、新たに追加された「強」モードでは従来モデルより20%パワフルな吸引が望めるといいます。

基本的なデザインやサイズは従来モデルとほぼ同じ。サイズは230(幅)×240(奥行)×120(高さ)mmで、重量は2.51kg。メーカー希望小売価格は118,800円(税込)で、2019年3月19日発売予定(メーカー直販サイトでは先行発売中)

本体の幅とほぼ同じ長さのブラシと吸込口でしっかりゴミを取りきれるので、サイドブラシは必要ないのだそう

本体の幅とほぼ同じ長さのブラシと吸込口でしっかりゴミを取りきれるので、サイドブラシは必要ないのだそう

吸込口にある回転するブラシには2種類のブラシを装備。硬いナイロンブラシ(赤いブラシ)がカーペットなどに入り込んだゴミをかき取り、静電気の発生を防止するカーボンファイバーブラシ(黒いブラシ)が微細なホコリを捕らえます

従来モデル(左)とブラシは同じように見えますが、新モデル(右)は繊維量や硬さが改良されているといいます。また、ブラシの回転速度も毎分1,450回転から毎分1,600回転にアップしているとのこと

吸い込まれたゴミは、サイクロン部で遠心分離された後、クリアビンに送られます。クリアビンの容量は0.33L

吸い込まれたゴミは、サイクロン部で遠心分離された後、クリアビンに送られます。クリアビンの容量は0.33L

クリアビン上部にある8つのサイクロン部のカットモデル。一般的に用いられるフィルター式よりも微細なゴミまでしっかりと分離できるのがポイントです

遠心分離でゴミと空気は分離されていますが、さらに排気のクリーンさを配慮して排気口にフィルターを装備。0.3μmの微細な粒子も99.97%キャッチできるそう。なお、このフィルターは取り外して洗うことができます

幅の広い吸込口とブラシ、そして、ダイソンならではのパワフルな吸引力でどれほど掃除力が変わるのかを、他メーカーのロボット掃除機と比較する実演デモが行われました。

Dyson 360 Heuristと同価格帯のハイクラスのロボット掃除機で掃除力を比較。床に撒かれているのは重曹です

Dyson 360 Heuristと同価格帯のハイクラスのロボット掃除機で掃除力を比較。床に撒かれているのは重曹です

上の動画を見ると、Dyson 360 Heurist以外の2製品は、ロボット掃除機が通過して掃除された部分がクリアじゃない! これは、重曹が吸い込みきれていないだけでなく、サイドブラシで重曹がまき散らされているという可能性すらあります。

本体幅はDyson 360 Heuristより大きい2製品ですが、吸込口は本体幅よりかなり小さいので、1走行で吸い取れるゴミの範囲は吸込口の幅分だけ。けっこう除去されているようにも見えますが、サイドブラシでサイドに飛び散った重曹で汚れが広がっているのも気になるところです

Dyson 360 Heuristは吸込口がほぼ本体幅と同じなので、走行したところがしっかりキレイになっています。サイドブラシがないので、重曹がほかに飛び散ることもありません

より効率的な掃除を行うためのシステムも進化

ロボット掃除機は、ただゴミを吸い込む能力が高ければ優秀というわけではありません。部屋をいかに効率よく、家具などを傷めずにていねいに掃除できるかも重要なポイント。その点、ダイソンのロボット掃除機は、現在位置を認識するために、天面のパノラマレンズで360°全体を視認し、その情報を「SLAM」技術で処理する「360°ビジョンシステム」を採用しています。さらに、走行中はセンサーで0.02秒ごとに距離測定を行うことで、現在位置とまだ掃除していない場所を把握。マッピングした部屋の情報をもとに、ムダのない走行ルートを導きだし、効率よく掃除してくれるといいます。

室内360°を一度に視認し、情報を読み取れるパノラマレンズを搭載。レンズの形状が再設計され、より多くの光が取り込めるようになったことで、従来よりも精度の高いナビゲーションが行えるようになったそうです

レンズの周りには8個のLEDライトを配置。照度が不足しているところで必要な個所のみを点灯させることで、ナビゲーションシステムの精度を維持します

クリアビンの両サイド(黒い部分)には、赤外線を使用した「長距離センサー」「障害物センサー」「壁面接近センサー」「段差センサー」という4つのセンサーを搭載。これらのセンサーは位置情報を把握し、室内のマップを構築する際にも使用されますが、家具などにぶつかることなく、ギリギリまで近づいて掃除するためにも欠かせません(下の動画参照)

また、新モデルはメモリー容量が従来の32倍になったことにより、掃除しながら部屋のマップを記録し、最新情報に更新することが可能に。さらに、スマートフォンの専用アプリ「Dyson Link」を使用すれば、各部屋をゾーンで区切って、それぞれに運転モードを設定することができるようになりました。

マッピングしておいた部屋を任意の位置で区切ることができます。現段階では区切れる数は無制限とのこと

マッピングしておいた部屋を任意の位置で区切ることができます。現段階では区切れる数は無制限とのこと

区切ったゾーンごとに、運転モードを設定可能。Dyson 360 Heuristの連続運転時間は「強」モードで20〜30分、「静音」モードで75分なので、運転モードを場所ごとに切り替えれば、よりムダなく長時間掃除が行えます。なお、この機能で侵入禁止の設定はできません

もちろん、自動充電機能も搭載されています。掃除の途中で充電が必要になった場合、充電ドックに戻って充電した後、中断したところから掃除を再開。なお、バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約2時間45分かかります

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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