新製品レポート
無線LANも標準装備でより使いやすく、快適に!

風が当たっているのに“無風感”な冷房運転を実現した東芝「大清快 DXシリーズ」


猛暑が続く近年の夏、エアコンは涼むためのものから命を守る必需品となりつつあります。しかし、そのいっぽうで、冷房をつける時間が長くなったことにより、体調を崩す人も増加しているそう。その大きな要因となっている“風”に着目し、今回、東芝が新発想のエアコン「大清快 DXシリーズ」を発表しました。体験セミナーで見てきた詳細をお伝えします。

冷風を感じにくい「無風感冷房」って、どんなもの?

冷たい風が直接体に当たると体温が低下し、体が冷えたり、だるくなるなどの不調が起こりやすくなるため、なるべく冷房の風には当たりたくないと思う人は多いもの。そこで東芝は今回発表されたDXシリーズに、異なる速度の風を作り出すことで“涼しさは感じるものの、冷風は感じにくい”「無風感冷房」を搭載しました。無風感冷房は「全自動運転」と「冷房運転」に設定できる機能で、室温が設定した温度に下がるまでは通常の冷房運転で勢いよく冷やし、その後、無風感冷房に切り替わります。

DXシリーズには冷房能力2.2kWの「RAS-F221DX」、2.5kWの「RAS-F251DX」、2.8kWの「RAS-F281DX」、4.0kWの「RAS-F402DX」、5.6kWの「RAS-F562DX」の5機種がラインアップ。市場想定価格は12〜18万円前後で、2019年4月下旬発売予定

リモコンの「風ケア冷房運転」ボタンを押し、無風感冷房オンにしておくと通常の冷房運転中に適切なタイミングで無風感冷房に切り替わります

DXシリーズには2つルーバーがあり、上下2つの吹出口から冷風が放出されます。通常の冷房運転の際には、風の速度はどちらも同じ。それが、無風感冷房をオンにしておくと、快適と感じる温度帯になった時に上の吹出口にたくさんの細かい穴が空いた「風カットルーバー」が出現。微細な穴を通った風は「噴流」となって流速を増し、下の吹出口の気流を引き込んでかき混ざります。その結果、前方に向かっていた風の向きがバラバラになり、風速は0.2m/sまでダウンするため、風を感じにくくなるのだそう。

通常の冷房運転時の吹出口は、このような感じ。ルーバーの角度を変えることで、気流の向きを調整します

通常の冷房運転時の吹出口は、このような感じ。ルーバーの角度を変えることで、気流の向きを調整します

無風感冷房をオンにしてくと、人が快適と感じるであろう室温に達したタイミングで、風カットルーバーが上の吹出口を塞ぐように出現。風カットルーバーには無数の微小な穴が空いており、この穴を通った冷風は細くて速い「噴流(ジェット気流)」となります

流速が速くなると圧力が低下するため、下の吹出口から出る冷風や周囲の風が噴流に引き込まれるような状態となり、ぶつかってかくはんされます。その様子は、スモークを焚いて可視化した下の動画で確認できますが、通常の冷房運転では気流がまっすく吹き出しているのに対し、無風感冷房に切り替わると、気流が混ざり合い、ゆっくりとした速度に変化。室内が適温になってから無風感冷房になるので、涼しさを物足りなく感じることもありません。

筆者も体験してみましたが、無風感冷房になると体に当たる風の量が少なくなったような気がしました。長時間当たっていると、この微妙な差が体調の変化に大きな違いを生み出すのかもしれません。なお、エアコン本体から2.5m、床上から6cmの位置がもっとも無風感冷房の効果を感じられるといいます

東芝が無風感冷房の有無で体の冷え方がどのように変わるのかを調査したところ、無風感冷房が作動したほうが手足の冷えが大きく軽減できたとのこと

無風感冷房の切り替えは、人の体表温度と部屋の輻射温度を感知する「温冷熱センサー」によって判断されます

無風感冷房の切り替えは、人の体表温度と部屋の輻射温度を感知する「温冷熱センサー」によって判断されます

なお、無風感冷房は冷房運転時のみの機能であるため、除湿運転や暖房運転時には作動しません。

無線LANを標準搭載し、スマートフォンでの操作が可能に

今や当たり前の機能となりつつある、無線LANの機能も標準搭載。スマートフォンと連携し、アプリを使って外出先から運転の切り替えを行ったり、部屋の温度や湿度などもチェックできるようになりました。

リモート操作だけでなく、お手入れの時期などもお知らせしてくれます

リモート操作だけでなく、お手入れの時期などもお知らせしてくれます

東芝ならではの人気機能も搭載!

このほかのエアコンの性能については、従来どおり。東芝のウリである空気清浄機レベルの「プラズマ空清」や、ダストボックスを外さなくても掃除機で吸ってゴミを捨てられる「楽ダストボックス」も搭載されています。

・プラズマ空清

室内機に吸い込んだ空気に含まれる汚れ物質を帯電させ、熱交換器に吸着。PM2.5を99%除去できるのはもちろん、PM0.1レベルの超微細な粒子までも除去できるといいます。熱交換器に吸着した汚れは、冷房運転や除湿運転時に発生する結露水で屋外に流し出されるので、お手入れの必要はありません。下の動画は、「プラズマ空清」運転のスピードの速さの実演。ひとつ上のクラスの「DRシリーズ」での実演でしたが、10秒ほどでボックス内のスモークが吸引されてしまいました。DXシリーズはその倍の20秒ほどの性能になるそうですが、それでも清浄能力はかなりのものです。

・楽ダストボックス

エントリーモデルにも今やフィルターのお掃除機能が搭載されていますが、数年に1度は、ダストボックスに溜まったゴミを捨てなければなりません。エアコンは高い位置に設置されているため、これが以外とめんどう。その点、東芝のエアコンは、エアコンに掃除機のノズルを差し込み、掃除機で吸引できる「楽ダストボックス」を採用しているので、お手入れがラクちん!

プレフィルターに付着した汚れは「フィルター自動お掃除」機能でこし取られ、ダストボックス(矢印の部分)に溜まります
写真はDRシリーズですが、DXシリーズも構造は同じです

通常なら、数年に1度ダストボックスを取り外して溜まったゴミを捨てなければなりませんが、東芝のエアコンは本体下の穴に掃除機のノズルを差して吸うだけ! このノズルは付属します

1年に1度程度の作業になりますが、台にも乗らずに手入れでき、手も汚れないのは魅力的です

1年に1度程度の作業になりますが、台にも乗らずに手入れでき、手も汚れないのは魅力的です

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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