7月2日、アイパー・ジャパンは都内で発表会を開催。ポータブル電源ブランド「Aiper」の日本展開を発表した。日本では、無料セキュリティソフトやオフィスソフトを展開しているキングソフトが正規代理店を務め、ポータブル電源や折りたたみ式ソーラーチャージャーなどを順次投入する。
ポータブル電源ブランド「Aiper」の新製品
ポータブル電源は、定格出力150W/容量45000mAhの「FLASH」、定格出力300W/容量86400mAhの「DAYWALKER」、定格出力500W/容量150000mAhの「ELECTRO」、定格出力800W/容量201600mAhの「ELECTRO PLUS」の全4モデルの幅広いラインアップを展開。ポータブル電源というと災害時に使用するイメージが強いが、同社はキャンプをはじめとしたアウトドアなどの日常シーンでも利用できる点を訴求していくという。
災害用の非常電源としてだけでなく、キャンプをはじめとしたアウトドアなどの日常シーンでも利用できる点を訴求していく
新製品はいずれも、AC、DC、USBといった多彩な出力を備え、スマートフォンなどのモバイル機器はもちろん、扇風機や冷蔵庫といった家電も利用可能。家庭用電力に近い「正弦波」を採用しており、ノートパソコンのような精密機器にも利用できるという。
また、バッテリー残量や各出力の状況をモニタリングできるLCDディスプレイや、過充電や過放電、ショートなどからバッテリーや接続デバイスを保護する安全保護機能「BMSシステム」は、全モデル共通で搭載。外装には、軽量なABS樹脂と耐衝撃性・耐熱性・難燃性にすぐれたポリカーボネート素材を組み合わせて使用することで、安全性と軽さの両立にも配慮したそうだ。
ACやDC、USBやシガーソケットといった多彩な出力に対応
定格出力150W/容量45000mAhの「FLASH」は、同社ポータブル電源でもっともコンパクトなモデル。重量も1.8kgとかなり軽量で、手軽に持ち運んで利用できる。出力端子は、ACコンセント×1、USB×3(うち1つがQuick Charge 3.0対応)、USB Type-C×1(USB PD 2.0対応)、DC×2、シガーソケット×1。価格は16,800円。
「FLASH」。定格出力150W/容量45000mAhで、価格は16,800円
発表会に登場したタレントのユージさん。指一本で持ち上げている姿からも「FLASH」の軽さがわかはず
定格出力300W/容量86400mAhの「DAYWALKER」は、本体上部のキャリングハンドル下にワイヤレス充電機能を備え、対応スマートフォンなどを置くだけで充電できるのが特徴。パナソニック製のリチウムイオン電池を採用し、iPhoneを最大26回できるバッテリー容量を確保しつつ、持ち運びできるコンパクトさを実現したという。出力端子は、ACコンセント×1、USB×4(うち2つがQuick Charge 3.0)、USB Type-C×1(USB PD 2.0対応)、DC×2、シガーソケット×1。価格は48,800円。
「DAYWALKER」。定格出力300W/容量86400mAhで、価格は48,800円
キャリングハンドル下にワイヤレス充電機能を搭載
定格出力500W/容量150000mAhの「ELECTRO」は、今回投入されたラインアップで唯一、車のバッテリースターターとしても使えるジャンプスターター機能を搭載。定格出力800W/容量201600mAhの「ELECTRO PLUS」は、「ELECTRO」の上位モデルという位置付けで、「DAYWALKER」同様に、パナソニック製のリチウムイオン電池を採用する。出力端子は、ACコンセント×2、USB×4(ELECTROは4つすべて、ELECTRO PLUSは2つがQuick Charge 3.0)、USB Type-C×1(USB PD 2.0対応)、DC×2、シガーソケット×1。価格は、「ELECTRO」が68,800円、「ELECTRO PLUS」が99,800円。
「ELECTRO」。定格出力500W/容量150000mAhで、価格は68,800円
「ELECTRO」と「ELECTRO PLUS」はACコンセント出力が2つ用意されており、ACコンセント機器を2つ同時に利用できる
折りたたみ式ソーラーチャージャーは、60Wと100Wの2タイプをラインアップ。DCとUSBの2系統の出力を備えており、ポータブル電源の充電のほか、スマートフォンなどのモバイル機器への直接充電も可能。100WタイプのUSB出力はQuick Charge 3.0仕様となっている。価格は、60Wタイプが17,800円、100Wタイプが27,800円だ。