ジダラキング
人類をどこまで堕落させる気か! カップ麺の自動化という“究極の横着”をレビュー

すごいぞサンコー! 「自動カップ麺メーカー」は人類を堕落させる“悪魔の装置”か!?

正直、今のタイミングで「Go To トラベル」とか言われましても、って感じですよね。

そりゃ、自粛自粛でウツウツとしていた人とか、旅行業関連の人にはありがたい話なのかもしれませんけど、堂々と家の中に引きこもってノンストレス生活を満喫している我々にとっては、余計なお世話でしかありません。

そもそもですよ。休みの日に、寝て、起きて、適当にごはん食べて、寝ながら動画でも見て、という最上級生活のどこに不満があるのやら。

……と思ったけど、ひとつ不満ありました。ごはん作るの、面倒くさいですね。

健全な食生活による健康維持はもちろん重要ですが、それでも面倒な時はカップ麺に頼るのがラク。お湯を沸かして注いで待つだけで食事になるんだから、ありがたいわけで。

しかし、これで満足しているようでは自堕落白帯。自堕落王(ジダラキング)クラスになると、さらに作業工数と労力を減らせないかなと考えるんです。ということで今回は、ただでさえ手軽なカップ麺をさらに自堕落に完成させる禁断のマシーンに手を出してみました。

自動カップ麺メーカーは人類を堕落させる悪魔の装置か

いや、さすがの僕も、初めて製品名をネットで見た時にはシビれましたよ。

自動カップ麺メーカー「まかせ亭」ですよ。自動カップ麺メーカーて……。お湯入れて待つ、そんだけ!というカップ麺を、さらに自動化って。

人類をどこまで堕落させる気か! そんな“悪魔的な装置”を作ったのは誰だ?と思ったら、案の定、この連載では超おなじみのサンコーさんでした。

自動でカップラーメンを完成させマシーンこと、サンコー「まかせ亭」

自動でカップラーメンを完成させマシーンこと、サンコー「まかせ亭」

というわけで取り寄せてみたんですが、“悪魔装置”こと「まかせ亭」、見た目はなかなかかっこいい。

うっかりすると、小ジャレれたオフィスのラウンジスペースに置いてあるコーヒーメーカーかって雰囲気です。いかにもシンプルプロダクト風味で、とてもじゃないけど、カップ麺の自動化というバカっぽい用途に使われる機械とは思えません。

まずはタンク内に目安量の水をセット。だいたいのカップ麺には「作り方」のそばに目安量の記載があるはず

まずはタンク内に目安量の水をセット。だいたいのカップ麺には「作り方」のそばに目安量の記載があるはず

で、水を入れたらタンクの真下にカップ麺をセット。この時、カップの直径が120mm以下(日清食品の「カップヌードル」など、いわゆる縦型カップ)の場合は、フタを完全にめくってOK。それより大きいカップ麺(そのほかのどんぶり型カップ)は、フタを半分ほどめくっておきます。

要するに、タンクの最奥に給湯口が付いているので、そこからお湯がカップの中に入れば問題なし。台座に白い丸印で給湯口の位置が印刷されているので、それを目安にセットしましょう。

タテ型カップであれば、紙ブタをはがしきった状態で……

タテ型カップであれば、紙ブタをはがしきった状態で……

タンクの底でカップをフタするように、高さを調整

タンクの底でカップをフタするように、高さを調整

次に、製品の支柱に付いている高さ調整レバーを倒してロックを解除し、タンクを降ろします。縦型カップの場合は、タンクがドンとカップに載るところまで。つまり、タンクの底がそのままカップのフタ代わりになる感じ。どんぶり型カップは、10mmほど離れたところでレバーを戻してロックします。

どんぶり型カップはフタを全開にせず、タンクも少し浮かせてセット

どんぶり型カップはフタを全開にせず、タンクも少し浮かせてセット

そしたら、「START/STOP」ボタンを押して電源オン。すると液晶にタイマーが表示されるので、カップ麺の調理時間に合わせて「+/−」ボタンで時間をセット(30秒刻みで設定可能)。最後にもう1度「START/STOP」ボタンを押せば、加熱ランプが点いて調理開始です。後はもうすることなし。

後は、タイマーを入力して準備完了!

後は、タイマーを入力して準備完了!

「カップヌードル」に必要なお湯の量(約300ml)なら、だいたい2分ちょいで沸騰完了。加熱ランプが切れるとともに、タンク底部の給湯口から沸いたばかりのお湯がドバーッと下のカップ麺に注がれます。

で、注ぎ終わったら連動してタイマーがスタート。調理完了はピピッというアラームでお知らせしてくれる、という仕組み。

水が沸騰したら、そのままシームレスにカップへ給湯開始

水が沸騰したら、そのままシームレスにカップへ給湯開始

沸騰2分ちょい+調理3分で完成。きちんと必要量の水だけ沸かしているので、沸騰するまでの時間も最低限なのがうれしい

さて、アラームが鳴ったら、高さ調整レバーをリリースしてタンクを持ち上げ、カップ麺を取り出せば……はい、自動でカップ麺が完成です!

う〜ん、労力を削減して自堕落に作ったカップ麺、ウマいなー。普通にヤカンでお湯を沸かして作ったのと、味は何ら変わってないと思うけど。

うん、ウマいねー。自動化で特に味が変わるとかなしに、いつも通りのおいしさ

うん、ウマいねー。自動化で特に味が変わるとかなしに、いつも通りのおいしさ

【まとめ】カップ麺の自動化は、人間にはまだ早過ぎたのかも

さて、お腹がいっぱいになったところで、冷静に検証してみましょう。ここまでに必要な作業行程を書き出してみると……

(1)「必要なお湯の量を確認」
(2)「タンクにきっちりと水を注ぐ」
(3)「カップ麺のフタをはがしてセット」
(4)「タンクの高さ調整」
(5)「タイマーセット」
完成

対して従来どおりの作業でカップ麺を作ると……

(1)「ヤカンまたは電気ケトル/ポットに水をいれる」
(2)「沸かす」
(3)「カップ麺のフタをはがす」
(4)「お湯を給湯ラインまで注ぐ」
(5)「タイマーセット」
完成

あれ、何か工数で比べたら、ほぼ変わりがないような気が。とはいえ、ガスコンロでお湯を沸かす場合はある程度監視しておく必要があるし、お湯を注ぐ場合にうっかりこぼしてしまう可能性もゼロじゃない。そういう部分の労力を省いて、自動化しているっちゃあしているか……。

普通に作ったところでさほど手間でもないけれど、よりラクではあるか

普通に作ったところでさほど手間でもないけれど、よりラクではあるか

基本的には、普通に作れば全体的に手がかかる(といっても大したことはないけど)ところが、「まかせ亭」なら前準備さえ済ませば、後は完成まで完全放置でOKというのは、確かにラクかもしれません。

ただ、さすがの自堕落王も「お前、そこまでラクがしたいのか」と本気で問い詰められたら、「えーと、いや、それほどでもないかも?」と答えちゃうような。

子どもの頃に読んだ本で、「未来の人類は機械に任せっきりなので、頭だけが大きく進化して、それ以外の身体は退化してタコのような姿になっているはず」みたいなのがあった。それは間違いなく我々のような自堕落人間のなれの果ての姿なんだけど、もしかしたら、そういった未来人ぐらいにならないと、カップ麺の自動化などという“究極の横着”にはふさわしくないのかも。これ、たぶんまだ人類には早すぎる概念だったのだ。

何より、もうちょい未来になったら、カップ麺のバーコードを読み取って最適な水の量を自動給湯して、タイマーも自動でセットしてくれるようになるかも。フタも自動でいい感じにはがしてくれるかもしれないし。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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