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高性能フィルターで汚れをブロック!

室内機内部と空気を同時にキレイにするエアコン! アイリスオーヤマ「airwill GFシリーズ」登場

アイリスオーヤマのエアコン「airwill(エアウィル)」に、放出する空気も室内機内部もキレイを実現する「GFシリーズ」が新たに登場。清潔性にこだわったモデルですが、シンプルな設計にすることで、同社のコンセプトである“値ごろ感”のある価格設定となっています。2021年5月24日発売予定のGFシリーズを発表会で見てきました。

シンプルな構造に空気清浄機能をプラス

近年、エアコンは清潔性能を重視する人が増えており、室内機内部に汚れが付着しにくい素材を採用したり、熱交換器に付いた汚れを洗い流す機能やイオンで除菌する機能を搭載するなど、各メーカーが工夫を凝らしています。アイリスオーヤマはその方法に、高性能フィルターを採用。室内機の吸気部に高性能フィルターを配置することで、空気に含まれる汚れの侵入を防ぎ、キレイな空気だけが取り込まれるようにしたのです。一般的に室内機には、吸い込んだ空気に含まれる汚れをブロックするプレフィルターが装備されていますが、フィルターの目がそれほど細かくないため、プレフィルターだけでは空気に含まれる汚れを完全に防ぐことはできません。GFシリーズに搭載される高性能フィルターはプレフィルターよりも高い集じん性能を有し、空気中のホコリはもちろん、ウイルスやカビ菌、花粉、PM2.5などをキャッチできるとのこと。室内機内部を清潔に保つことができるため、必然的に放出される空気もキレイになるといいます。

室内機内部に装備するフィルターは4つ

室内機内部に装備するフィルターは4つ

天面と前面にフィルターを取り付けて使用します

天面と前面にフィルターを取り付けて使用します

アーチ型の「前面フィルター」は全面が高性能フィルターですが、「天面フィルター」は一般的なプレフィルターの上部に高性能フィルターがはめ込まれた仕様となっています

アーチ型の「前面フィルター」は全面が高性能フィルターですが、「天面フィルター」は一般的なプレフィルターの上部に高性能フィルターがはめ込まれた仕様となっています

天面フィルターはプレフィルターの部分から汚れが通過してしまいそうですが、実際に取り付けると、すぐ下に前面フィルターが配置されているので、吸気部すべてが高性能フィルターでおおわれます

天面フィルターはプレフィルターの部分から汚れが通過してしまいそうですが、実際に取り付けると、すぐ下に前面フィルターが配置されているので、吸気部すべてが高性能フィルターでおおわれます

室内機内部に取り込まれる空気が高性能フィルターを通ることで、汚れが除去されることを証明する動画が用意されていました(下の動画参照)。高性能フィルターを搭載したエアコンは、吸い込まれた段階で汚れが取り除かれるため、排出される空気にも汚れはほぼ混じっていません。

この方式では、放出される空気だけでなく、室内機内部もキレイに保てるのもメリット。下の写真2枚は、疑似ゴミを含ませた空気を吸い込んだ、高性能フィルターを搭載したGFシリーズと一般的なプレフィルターだけだった従来モデルの室内機内部の状態です。

高性能フィルターを搭載していない従来モデルは、熱交換器や内部のいたるところに疑似ゴミが付着。熱交換器の内側にあるファンも汚れていそう

高性能フィルターを搭載していない従来モデルは、熱交換器や内部のいたるところに疑似ゴミが付着。熱交換器の内側にあるファンも汚れていそう

いっぽう、高性能フィルターを搭載したGFシリーズの室内機内部はキレイなまま

いっぽう、高性能フィルターを搭載したGFシリーズの室内機内部はキレイなまま

従来モデルとGFシリーズで6年相当のカビと汚れを吸い続けた疑似試験後の熱交換器の様子。高性能フィルターを搭載していない従来モデルの熱交換器には、汚れとカビがびっしり付いています。このように汚れてしまうと、放出される空気にカビや汚れが混じったり、室内機から出てくる空気から不快なニオイを感じることも

従来モデルとGFシリーズで6年相当のカビと汚れを吸い続けた疑似試験後の熱交換器の様子。高性能フィルターを搭載していない従来モデルの熱交換器には、汚れとカビがびっしり付いています。このように汚れてしまうと、放出される空気にカビや汚れが混じったり、室内機から出てくる空気から不快なニオイを感じることも

一般的にフィルターは目が細かいほうが集じん性能は高くなりますが、その半面、空気が通りにくくなってしまいます。エアコンの場合、そうした空気の圧損は冷暖房の能力低下につながるため、普通に考えると、プレフィルターよりも目が細かい高性能フィルターを設置するのはリスクが高そうですが、GFシリーズでは、フィルターの折り込みを深くすることで表面積を最大限に広げ、空気の圧損を低減。前面フィルターをアーチ状にしたり、設置するフィルターの位置、目の大きさなどバランスを細かく調整することにより、高い空気清浄性能とエアコン能力の両立を実現したそうです。

高性能フィルターは独自で開発されたものを採用。HEPAフィルターではありませんが、多重構造とし、静電気を利用して効率よく汚れをキャッチできるようにしているそうです

高性能フィルターは独自で開発されたものを採用。HEPAフィルターではありませんが、多重構造とし、静電気を利用して効率よく汚れをキャッチできるようにしているそうです

GFシリーズに搭載されている主な運転は「冷房」「暖房」「除湿」「自動」「空清」の5モード。「自動」は室内の温度が20〜25℃になるように冷暖房を自動で切り替えながら運転してくれるモードで、「空清」は一般的な送風と同じ運転ですが、室内機に吸い込まれた空気は必ず高性能フィルターを通過するため、普通に送風していても部屋の空気が清浄化されることから「空清」と名付けられました。ただ、その効果は確かなようで、6畳の部屋でGFシリーズを稼働させると、ウイルスやカビが30分後には99%、1時間後には測定できないほど除去されたとのこと。この効果はどの運転を行った際にも同様に得られますが、冷暖房が必要ない時期には空気清浄機として使うのもよさそうです。

冷房運転と暖房運転時にのみ設定できる「おやすみ」は、最初は設定温度どおりに運転し、寢ついた頃に徐々に温度を調整し、就寝しやすい環境を作ってくれるモード。「しずか」モードは「冷房」「暖房」「自動」「空清」のいずれかのモードの際に選択すると、もっとも弱い風量に切り替えてくれます

冷房運転と暖房運転時にのみ設定できる「おやすみ」は、最初は設定温度どおりに運転し、寢ついた頃に徐々に温度を調整し、就寝しやすい環境を作ってくれるモード。「しずか」モードは「冷房」「暖房」「自動」「空清」のいずれかのモードの際に選択すると、もっとも弱い風量に切り替えてくれます

6畳の部屋で運転した際のウイルスとカビの変化を表したグラフ。赤い線は何も行わなかった状態で、グレーのグラフがGFシリーズを稼働させた結果。パーセンテージで表すと、どちらも30分ほどで99%除去できています

6畳の部屋で運転した際のウイルスとカビの変化を表したグラフ。赤い線は何も行わなかった状態で、グレーのグラフがGFシリーズを稼働させた結果。パーセンテージで表すと、どちらも30分ほどで99%除去できています

なお、冷房運転は結露が発生するため、そのままにしておくとカビが繁殖する原因となります。そうならないように、GFシリーズには「冷房」を10分以上運転してから停止した際に、温風10分→送風10分の運転が自動で行われるように設定されているとのこと。この設定はオフにしたり、止めることはできません

なお、冷房運転は結露が発生するため、そのままにしておくとカビが繁殖する原因となります。そうならないように、GFシリーズには「冷房」を10分以上運転してから停止した際に、温風10分→送風10分の運転が自動で行われるように設定されているとのこと。この設定はオフにしたり、止めることはできません

GFシリーズも、もちろんお値ごろ感ある価格で提供

アイリスオーヤマの家電製品は、やみくもに多機能化や高機能化を行うのではなく、“値ごろ感のある付加価値”をプラスすることを念頭において企画・開発されています。今回発表されたGFシリーズのように室内機内部の清潔性能を備えたエアコンは、すでに他メーカーからもたくさんリリースされていますが、GFシリーズは基本構造を、極力、スタンダードモデルと同じシンプルな設計に留め、そこに高性能なフィルターを付けることでリーズナブルな価格を実現しているのがポイント。フィルターの自動お掃除機能や人や家具の場所を検知して温度を切り替える機能、無線LAN機能など、特別な付加機能は搭載されていませんが、手ごろな価格で清潔性能にこだわったエアコンが欲しい人には魅力的な選択肢となるかもしれません。

冷房運転時の適用畳数〜9畳の「IAF-2205GF」(市場想定価格98,780円/税込)、〜15畳の「IAF-3605GF」(市場想定価格151,800円/税込)、〜17畳「IAF-4005GF」(市場想定価格173,800円/税込)の3機種がラインアップされています

冷房運転時の適用畳数〜9畳の「IAF-2205GF」(市場想定価格98,780円/税込)、〜15畳の「IAF-3605GF」(市場想定価格151,800円/税込)、〜17畳「IAF-4005GF」(市場想定価格173,800円/税込)の3機種がラインアップされています

ただし、高性能フィルターは交換が必要。3年ごとの交換が目安ではあるものの、フィルターの交換時期をお知らせしてくれる機能は搭載されていません。また、高性能フィルターは交換式で、途中の手入れは不要ですが、プレフィルターは従来通り定期的に掃除しなければならないので忘れないようにしましょう。

プレフィルターのお手入れをする際は、室内機天面から取り外します

プレフィルターのお手入れをする際は、室内機天面から取り外します

天面フィルターに装着されている高性能フィルターを外し、プレフィルターだけの状態にして掃除します。プレフィルターは水洗いもOK

天面フィルターに装着されている高性能フィルターを外し、プレフィルターだけの状態にして掃除します。プレフィルターは水洗いもOK

3年ごとの交換が推奨されている高性能フィルターは、前面フィルターと天面フィルターがセットになって発売されます。交換用高性能フィルターの市場想定価格は12,980円(税込)

3年ごとの交換が推奨されている高性能フィルターは、前面フィルターと天面フィルターがセットになって発売されます。交換用高性能フィルターの市場想定価格は12,980円(税込)

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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