磨き残しがないかを充電器が光でガイドする「オーラルB iO」シリーズの最上位モデル「オーラルB iO10」が2023年7月6日にP&Gジャパンから発表されました。シリーズ史上最高の歯垢除去力を実現するテクノロジーや磨き方をガイドする注目機能を備えた新製品を新製品発表会で見てきました。
注目の「オーラルB iO10」は7月初旬より「オーラルB iO」シリーズを取り扱う全国家電量販店で販売が開始される予定です。
本体サイズは29(幅)×28(奥行)×183(高さ)mm(ブラシ含まない)、重量は130g。4種の替えブラシにスマート充電器「iOsense」、充電機能付きトラベルケース、ブラシホルダーが付属
「自宅で歯科クリーニングのような磨き上がりを実現すること」をコンセプトに開発されている「オーラルB iO」シリーズですが、今回紹介するのはそのフラッグシップモデル。まずは、本機のいちばんの特徴でもある磨き方のガイド機能から見ていきましょう。
磨き方のガイド機能は、これまでもスマホの専用アプリを使用してリアルタイムで磨き残しがないかをチェックする機能はありました。しかし本機は、ブラッシングのたびにスマホでアプリを立ち上げることなく、スマート充電器「iOsense」で磨き残しがないか、ブラシ圧は適切か、ブラッシングの時間はちょうどよいかなどをリアルタイムでガイドしてくれるのです。しかも、毎日のブラッシングの記録は自動でアプリに転送されるため、ブラッシングの詳細などをアプリに蓄積して確認することもでき、セルフケアの意識を高めてくれます。
ブラッシングのモードを選択して、歯磨きを開始すると充電器の天面の6つのライトが青く点灯します。このライトは口内を上下左右など6分割したもので、歯磨きを続けていくとライトの色が青から白へと変化し、磨き残しのチェックができます
ブラッシングの記録は専用アプリに送られ、ブラッシングの時間、磨けている範囲、ブラシの圧力などをチェックできます
続いて高い歯垢除去力を生み出すテクノロジーを見ていきましょう。まずはブラシですが、オーラルBの電動歯ブラシは歯科クリーニングから発想を得て作られた丸型ブラシを採用しています。本機でも歯を包み込むようにフィットする「丸型回転」に加え、ブラシの毛1本1本を振動させて歯垢を除去する「遠心マイクロモーション」を搭載することで、高い歯垢除去力を発揮しています。
また、ブラッシングにもこだわっており、磁気の強力なエネルギーをブラシの毛先まで届ける磁気駆動システム「リニアマグネティックシステム」を採用。これによりブラシ1本1本を振動させる微細な動きと圧倒的なパワーを生み出しています。
これらのブラッシングのテクノロジーがいかにすぐれていても、正しく磨けていなければ高い歯垢除去力を引き出すことはできません。そこで、重要になってくるのが適切な力加減でブラッシングできているか、光でガイドする「スマート押しつけ防止センサー」です。圧力に合わせてブラシの付け根部分のライトが灯り、適切な力加減のときは緑色、弱いときは白色、強いときは赤色の3色でガイドしてくれるので、歯茎を傷つけにくいだけでなく、適切に歯垢を除去する手助けをしてくれるのです。
「丸型回転」と「遠心マイクロモーション」の搭載で、手磨きと比較して歯垢除去力が99.7%アップ。さらに、適切な力加減でのブラッシングを習慣づけることで、日々の歯垢の蓄積も防いでくれます
磁気の力をブラシの毛先まで届ける「リニアマグネティックシステム」は、リニアモーターカーと同じ原理を電動歯ブラシに再現したもの
電動歯ブラシに慣れないうちは力加減が難しいもの。実際に「オーラルB iO10」を使ってみると、ブラシを軽く当てるだけで十分ブラシ圧は足りることがわかりますし、ガイドがあることでセルフケアのしやすさが格段に上がります
ここまで紹介してきたとおり、「オーラルB iO10」は磨き残しの防止や適切なブラシ圧のガイドなど、磨き方をチェックできることで、セルフケアの意識を高めてくれることが特徴です。そこに、高い歯垢除去力を生み出す機能が組み合わさることで、まさに「自宅で歯科クリーニング」を体験できるのが「オーラルB iO10」の大きな魅力と言えるでしょう。
また「オーラルB iO」シリーズのポップアップイベントが、東京ミッドタウン日比谷にて7月7日(金)、7月8日(土)の2日間行われたのちに、全国の家電量販店でも順次展開されます。会場では実機を手に取って各種モードの使い勝手や、ブラシ圧のガイドなどもチェックできますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
ポップアップイベントでは、最上位モデル「オーラルB iO10」はもちろん、「オーラルB iO」シリーズのほか機種も展示されており、実際にチェックすることができるので、自分に合った1本を探すのにピッタリです
家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を活かして、今日も気になる製品をレビューします。