日立が、空気中の臭い、花粉などを捕まえて自動排出するルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ(全10機種)を2023年10月末から販売します。
近年は、エアコン内部や室外機を凍結させて洗浄する「凍結洗浄」機能で注目を集めている日立のルームエアコンですが、さらに部屋の空気の清浄に力を入れた新製品の注目機能を発表会で見てきましたので、その魅力をレポートします。
日立のエアコンと言えば、熱交換器を凍らせて霜を付けたあと、その霜を一気に溶かして汚れを洗い流す「凍結洗浄」機能が有名です。新製品でも、この「凍結洗浄」を活用したさまざまな機能が登場
価格.comでも人気のルームエアコン「白くまくん」シリーズですが、今回紹介するのはそのフラッグシップモデル。まずは、本機のいちばんの特徴でもあるパワーアップした空気洗浄機能「パワフルPremiumプラズマ空清」から見ていきましょう。
ご覧いただいたとおり、「プレミアムXシリーズ」は約3分で充満したスモークを集塵し、スピードもパワーアップしていることがわかります。このパワフルに進化した空気清浄機能で、浮遊カビや菌、ウイルス、花粉などを抑制するだけでなく、捕まえた汚れは「凍結洗浄」で洗い流して屋外へ自動排出される仕組みです。
室内機の吸い込み口と吹き出し口に設けたプラズマイオン発生器のイオン放出量を増やし、集塵スピードは約2倍に増加し、10畳の広さを約30分間できれいにできるそう
続いて注目したいのは、部屋の気になる臭いを大量の霜(しも)でとらえ、霜を溶かして排出する「凍結脱臭クリーナー」です。
熱交換器を冷やしてつくる大量の霜が脱臭フィルターの役割を果たします
熱交換器の下半分を凍らせて、送風することで、室内の臭い成分や有害物質を霜に吸着させます。また室内機の吸い込み口と吹き出し口からプラズマイオンを放出することで、熱交換器の霜に臭い成分を吸着させやすくしており、捕まえた臭い成分は溶かした霜と一緒に屋外へ自動で排出。気になるペットのトイレ臭、汗や靴下の臭い、生ゴミ臭なども脱臭効果を発揮するそうです。
実際に酢酸(食用のお酢)を10分ほど庫内に放置した状態で「凍結脱臭クリーナー」を行った状態と、従来モデルで「送付運転」をしたものを比べてみましたが、明らかに「凍結脱臭クリーナー」のほうが脱臭されていました
この「凍結脱臭クリーナー」は自動と手動の2つのモードで使用でき、運転中でも運転停止後でも、脱臭することができるので、気になるタイミングで使用できるのもポイントでしょう。
さらにエアコン内部のきれいさにもこだわり、進化しているのがファンの自動掃除機能です。内部のファンに付着した汚れをブラシで自動掃除する「ファンお掃除ロボ」機能がありますが、料理などで発生する油を含んだ煙をエアコンが吸い込むと、内部に油を含んだ汚れが溜まってしまうことがあります。この内部汚れを除去するために、ファンを熱することで油を融解させ、ブラシで汚れを落としやすくになりました。
ファンを加熱して油分が落ちやすくなったところをブラッシングし、落とした汚れは熱交換器の汚れと一緒に屋外へ自動排出されます
白くまくんを語るうえで外せない「凍結洗浄」機能ももちろん搭載しています。フィルターの奥にあり、お手入れしにくい熱交換器を凍らせ、一気に溶かして洗い流すことで、エアコン内部を清潔な状態に保ちます
「凍結洗浄」はエアコン内部だけでなく、室外機の熱交換器もしっかり凍らせて汚れを洗い流し、ほこりなどの目詰まりによる性能の低下を抑えます
今回発表の日立ルームエアコン「白くまくんプレミアムXシリーズ」に登載された「パワフルPremiumプラズマ空清」と「凍結脱臭クリーナー」を改めて振り返ってみると、“部屋の空気の清潔さ”にしっかりとこだわっていることがよくわかります。
もちろん、お手入れしにくい内部を自動掃除する「凍結洗浄」や「ファンお掃除ロボ」などの機能もしっかり搭載し、“エアコン内部の清潔さ”もバッチリです。
部屋の空気もエアコン内部も、どちらも清潔に保ち、快適な空間を提供することが、「プレミアムXシリーズ」の大きな特徴と言えるでしょう。気になる方はぜひ価格.comのクチコミを参考にしたり、量販店などで実機をチェックしてみてください。