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コスパよすぎでは!? エントリーモデルなのに室内機も室外機も洗浄できるハイアールのエアコン「huu」

大型家電の販売で世界トップシェアを誇る電機メーカーのハイアールが、日本国内の家庭用セパレートエアコン市場に参入します。

その第1弾として、清潔さと省エネ、快適性にこだわったルームエアコン「huu」(CSシリーズ)を、2024年4月1日に発売する。気になる機能や使いやすさを新製品発表会で見てきたので紹介していきます。

ラインアップは6畳向け、8畳向け、10畳向け、14畳向けの4モデル。室内機の本体サイズは798(幅)×288(高さ)×248(奥行)mm。室内機の重量は10kg(14畳向けモデルのみ10.5kg)

ラインアップは6畳向け、8畳向け、10畳向け、14畳向けの4モデル。室内機の本体サイズは798(幅)×288(高さ)×248(奥行)mm。室内機の重量は10kg(14畳向けモデルのみ10.5kg)

市場想定価格(税込み)は6畳向けの「JAA-CS224A(JAS-CS224A)」が77,000円前後、8畳向けの「JAA-CS254A(JAS-CS254A)」が88,000円前後、10畳向けの「JAA-CS284A(JAS-CS284A)」が99,000円前後、14畳向け「JAA-CS404A2(JAS-CS404A2)」が121,000円前後。

エアコン内部も室外機も汚れを凍らせて洗浄

「huu」(CSシリーズ)は、「ひととくらしにやさしい」をコンセプトに開発したルームエアコンで、エアコン内部はもちろん室外機の清潔さにもこだわっています。2月に開かれた新製品発表会での実機の様子を動画まとめたのでチェックしてみてください。

本機のいちばんの特徴となるのは、やはりエアコン内部も室外機も汚れを凍らせて洗浄する「Wフリーズ洗浄」機能の搭載でしょう。発表会では、凍結洗浄している様子は撮影できませんでしたが、エアコン内部に溜まったホコリや頑固な油汚れなどを凍らせ、一気に解凍して汚れを落とします。また、洗浄後の仕上げに 56度でしっかり加熱して、エアコン内部に水分を残さないので、カビが発生しにくく清潔に保ちやすいのもポイントです。熱交換器が汚れているとエアコンの効きが悪くなり、余計な電力を使ってしまいますが、清潔な状態を維持することで省エネ運転につながります。

汚れが溜まりやすく手入れがしにくい室外機を自動で洗浄できる機能はやはり便利。実際に凍るのは本体の背面の熱交換器部分

汚れが溜まりやすく手入れがしにくい室外機を自動で洗浄できる機能はやはり便利。実際に凍るのは本体の背面の熱交換器部分

ホコリの掃除など定期的なお手入れが必要なフィルターですが、エアコン本体の上部に設置することで、前面パネルを開けずに簡単に取り外して掃除ができる構造となっています

ホコリの掃除など定期的なお手入れが必要なフィルターですが、エアコン本体の上部に設置することで、前面パネルを開けずに簡単に取り外して掃除ができる構造となっています

設定温度への到達をゆるやかにする「Ecoモード」を搭載しており、通常モードと比較して消費電力約20%削減でき、省エネにも配慮されているのがポイント

設定温度への到達をゆるやかにする「Ecoモード」を搭載しており、通常モードと比較して消費電力約20%削減でき、省エネにも配慮されているのがポイント

エントリーモデルでも充実の快適機能が満載

続いて注目したいのは、もうひとつのこだわりポイントでもある快適性です。「huu」(CSシリーズ)は、さまざまな機能を搭載していますが、特に注目の機能をピックアップして紹介します。

暑すぎや寒すぎを自動で防止するみまもり機能

ひとつは、室温が高い状態や低い状態が続くと自動で冷房または暖房運転を行う「温度みまもり」機能。猛暑のときはもちろん、夜間でも気温が30度を超えそうなときなど、子ども部屋や高齢者家庭の熱中症対策としても役立ちそうです。

快適な空間を作り出す気流のコントロール機能

もうひとつは、冷房使用時、暖房使用時にそれぞれ気流をコントロールして快適な空間を作り出す「快適シャワー冷気流」と「快適あしもと暖気流」。冷房時は天井に沿って冷たい風を送り、体に直接風が当たらないようにコントロールし、暖房時は温風を足元へ送ることで部屋全体を温める便利な機能です。

今後の展開も注目の「huu」シリーズ

今回発表された「huu」(CSシリーズ)を改めて振り返ってみると、“清潔さと快適さ”にしっかりとこだわっていることがよくわかります。エントリーモデルという位置付けですが、室内機だけでなく室外機も洗浄する機能や、みまもり機能、気流のコントロール機能など、機能も充実しています。

これらのことからも日本国内のセパレートエアコン市場に参入に力を入れていることがわかります。また、グローバル市場では全世界で約1,800万台(2023年度)のルームエアコンを生産する大きな資本力があり、今後企画開発されるであろう、ミドルクラスやハイエンドモデルなどの展開にも注目したいところです。

北島圭介(編集部)
Writer / Editor
北島圭介(編集部)
出版社で10数年、編集者として経験を積み、2022年にカカクコム入社。家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を生かし、価格.comマガジンで生活家電を中心に気になる製品をレビューしている。
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