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電気ケトルの“新基準”に適合した速くて安全なタイガー魔法瓶の最新モデルがすごい

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タイガー魔法瓶が、素早い沸騰と安全設計にこだわった蒸気レス電気ケトル「QUICK&SAFE+」シリーズを2024年9月1日に発売します。新製品の気になる特徴や機能、使いやすさを発表会で見てきたので紹介していきます。

「QUICK&SAFE+ PCV-A」シリーズは、定格容量0.6Lの「PCV-A060」、0.8Lの「PCV-A080」、1.0Lの「PCV-A100」、1.2Lの「PCV-A120」の4機種を展開

「QUICK&SAFE+ PCV-A」シリーズは、定格容量0.6Lの「PCV-A060」、0.8Lの「PCV-A080」、1.0Lの「PCV-A100」、1.2Lの「PCV-A120」の4機種を展開

「QUICK&SAFE+ PTV-A」シリーズは、温度調節機能を搭載しており、定格容量0.8Lの「PTV-A080」、1.2Lの「PTV-A120」の2機種を展開

「QUICK&SAFE+ PTV-A」シリーズは、温度調節機能を搭載しており、定格容量0.8Lの「PTV-A080」、1.2Lの「PTV-A120」の2機種を展開

独自の熱制御技術が生み出す“速さ”と“安全性”

「QUICK&SAFE+」シリーズは、名前のとおり速さと安全性にこだわった電気ケトルで、スタンダードモデルの「PCV-A型」と、温度調節機能を搭載している「PTV-A型」の2シリーズを展開しています。

どちらもタイガー魔法瓶独自の熱制御技術が備わっており、共通して3つの特徴があるのでチェックしていきたいと思います。まず1つ目のポイントは、圧倒的な沸騰速度です。

カップ1杯分(約140mL)の沸騰スピードは、約57秒ととにかく速いです。この速さの理由は、タイガー独自の蒸気検知センサーにあります。取っ手部分にあるセンサーまで、蒸気を最短経路で誘導することで、素早く蒸気を検知し、沸騰後にすぐ電源がオフになるよう設計されているのです。

「蒸気の入り口」と取っ手部分に設置された「蒸気センサー」の距離の近さが、沸騰の検知スピードの速さにつながっています

「蒸気の入り口」と取っ手部分に設置された「蒸気センサー」の距離の近さが、沸騰の検知スピードの速さにつながっています

続いて2つ目のポイントが、蒸気が出ないところです。沸騰しているのに蒸気が出ないって、一体どういうこと? と思われるかもしれませんが、こちらもタイガー独自の設計に答えがあります。

フタ内部にある独自の「蒸気キャッチャー」構造で、蒸気が冷却ユニットを通って冷やされ水滴となり、結果として蒸気がなくなるように設計されています

フタ内部にある独自の「蒸気キャッチャー」構造で、蒸気が冷却ユニットを通って冷やされ水滴となり、結果として蒸気がなくなるように設計されています

ちなみに冷やされ水滴となったあとは、注ぎ口から出る仕組みで、本体に水滴が残る心配もありません

ちなみに冷やされ水滴となったあとは、注ぎ口から出る仕組みで、本体に水滴が残る心配もありません

蒸気による火傷のリスクを軽減する設計はとてもうれしいですが、安全設計はそれだけではありません。最後の3つ目のポイントは、転倒によるお湯もれが少ないことです。

お湯もれ防止もポイントとなるのは、やはりタイガー独自の設計です。蒸気の出口が注ぎ口のみになるように設計されており、万が一倒れた際も、お湯は注ぎ口からしか漏れることがありません。さらに本体が倒れた際も注ぎ口が上になるように設計されているため、お湯が漏れる量を最小限に抑えます

転倒時は本体が転がってお湯が漏れそうに感じますが、お湯の出口を1つにして、水面よりも上になるように設計しているのがポイントです

転倒時は本体が転がってお湯が漏れそうに感じますが、お湯の出口を1つにして、水面よりも上になるように設計しているのがポイントです

上記以外にも安全設計へのこだわりは強く、本体が熱くなりにくい二重構造を採用しているのも見逃せません。火傷リスクの軽減はもちろんですが、沸かしたお湯も冷めにくく、保温性にすぐれるというメリットがあります。

また、「PTV-A型」は前述のとおり温度調節機能を搭載しており、電源プレート部分のダイヤル操作で50/60/70/80/90/100度の6種類の温度調整が可能です。お茶やコーヒー、料理での使用など、用途に合わせて使えるのが魅力と言えます。

「PCV-A型」の市場想定価格は、「PCV-A060」が7,480円(税込)、「PCV-A080」が7,980円(税込)、「PCV-A100」が8,480円(税込)、「PCV-A120」が8,980円(税込)

「PCV-A型」の市場想定価格は、「PCV-A060」が7,480円(税込)、「PCV-A080」が7,980円(税込)、「PCV-A100」が8,480円(税込)、「PCV-A120」が8,980円(税込)

「PTV-A型」の市場想定価格は、「PTV-A080」が14,300円(税込)、「PTV-A120」が15,400円(税込)

「PTV-A型」の市場想定価格は、「PTV-A080」が14,300円(税込)、「PTV-A120」が15,400円(税込)

安全基準の変化にともない「転倒お湯もれ防止」機能搭載モデルがスタンダードに

ということで、「QUICK&SAFE+」シリーズの魅力を紹介してきましたが、使いやすさに直結する沸騰速度の速さもさることながら、安全性への細やかな配慮が目を引きます。

元々同社は、2008年の発売以降の電気ケトル全製品に「転倒お湯もれ防止」機能を搭載しており、安全設計に重きを置いた製品展開を進めています。ですが、安全面をより強く訴える背景には、電気ケトルに新たな安全基準が設けられたことが関係しています。

ご存じの方も多いかもしれませんが、近年、電気ケトルの普及にともない、小さな子どもの火傷事故が問題視されるようになりました。

同社が、未就学児6歳以下の子どもをもつ30〜40代の男女を対象に行った意識調査では、約3割が電気ケトルでヒヤッとした経験があったそうです

同社が、未就学児6歳以下の子どもをもつ30〜40代の男女を対象に行った意識調査では、約3割が電気ケトルでヒヤッとした経験があったそうです

それにともない、2021年に経済産業省より『電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈についての一部を改正する』と通達 があり、『電気用品安全法の技術基準の解釈別表第十二』に転倒流水試験が追加されました。

これにより、転倒流水試験(転倒した際のお湯の流出量が50mL以下であることなど)を満たさない電気ケトルは、2024年8月以降、製造と輸入ができなくなります

ただ製品によっては猶予期間が設けられているため、今すぐすべての製品が切り替わるわけではありません。それでも転倒時のお湯もれ防止機能を搭載している電気ケトルは、市場全体の約4割と言われており、今後製品のラインアップが大きく変わっていくことが予想されます。

このような背景もあり、電気ケトルの安全性がポイントになってくるので、気になった方は価格.comや家電量販店でぜひチェックしてみてください。

北島圭介(編集部)
Writer / Editor
北島圭介(編集部)
出版社で10数年、編集者として経験を積み、2022年にカカクコム入社。家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を生かし、価格.comマガジンで生活家電を中心に気になる製品をレビューしている。
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